アルティメット

ブレイヴに続く第5のカードカテゴリ。カードフレームや文字の一部が金色になっているのが特徴。
2013年秋のアルティメット編より登場。

●目次

概要

スピリットが進化の儀式により新たな姿へと生まれ変わった姿で「スピリットを超える存在」として登場。
基本的にはスピリットと同様、バトルの主役を担う。
スピリットの進化系のため、最低Lv3からスタートし、Lv3時点では同コスト同Lvのスピリット相当のBPを持つ。
例:龍皇ジークフリードLv3BP10000:アルティメット・ジークフリードLv3BP10000

アルティメットの色は従来のカードタイプと同様、カードフレームの色で表される。

究極(アルティメット)シンボル

アルティメット独自のシンボル「究極(アルティメット)シンボル」を持つ。このシンボルは従来の6属性の軽減には使えず、色を持つものとして扱わない。
便宜上当wikiでは「極」と表記している。

ルール

スピリットと同様の召喚手順を踏むが、カードに記述されている「召喚条件」を満たすor「召喚条件を無視する」効果発揮中でなければいかなるタイミングでも召喚することはできない。
なお、「バースト状態のアルティメットカード」は、「バースト状態のアルティメットカード」を対象とする効果でしか召喚条件を無視できない点に注意。

フィールドにおいてもスピリットではなく、アルティメットとして扱う。

フィールドにおいて原則、対象にアルティメットと書かれている効果を受ける。
従来の、スピリットなどを対象にする効果を受けない。

ブレイヴとは、アルティメットを合体条件に書かれているものと合体できる。
また、アルティメットに合体中のブレイヴはアルティメット優遇裁定が廃止されたため、ルールマニュアルVer.9.0(2018年4月21日~)以降は、従来のブレイヴを対象にする効果を受ける。

フィールド以外で、単に「カード」を対象とした効果は受ける(例:導化姫トリックスター魔羯邪神シュタイン・ボルグの召喚時効果)。

自分のカードの効果で自分フィールドを参照する場合、アルティメットを参照できる場合もある(例:サイクル:BS29-004同型のフィールドにある剣刃ブレイヴを対象とした効果は、アルティメットに合体されているものも対象にできる)。

スピリットではないので、合体条件にアルティメットと記されていないブレイヴと合体できない。

関連効果

アルティメット専用キーワード能力として、【Uトリガー】/【WUトリガー】/【TUトリガー】/【QUトリガー】/【OUトリガー】/【XUトリガー】/【Uハンド】/【Uエナジー】/【U抜刀】/【ソウルドライブ】が存在。
アルティメットのほとんどがいずれかのキーワード能力を持っていたが、神皇編・神煌臨編以降は、キーワード能力を持たないアルティメットも多数登場しており、当初の「スピリット扱いにならない」カードカテゴリとしての存在意義は薄まっており、契約編開始直後時点では「背景世界では強い個体」という設定以外もはや特徴は残っていない。
ただし、契約編ではアルティメット編TVアニメ:『究極ゼロ』出身のムゲンイアンショコラ契約スピリットとしてカード名が種族名義からキャラ名義に変更して再登場しており、今後の活躍が見込まれる。

アルティメットの召喚に関与するキーワード能力として【スピリットソウル】が存在する。

ゲーム環境において

アルティメットバトル編

初年度:「アルティメット編」においては既存スピリットの進化系として前半で系統:新生が登場。
中盤以降は完全新規として系統:次代を持つアルティメット群ほか主役陣営の三龍神極竜が登場。
翌年度七期以降は散発的に登場。

野球好きの開発者:中澤氏曰く「助っ人外国人のようなモノ」でありデッキに大量投入するものではなく、若干数(一~十の意)程度を投入する前提でデザインされたもので「試しに三枚くらいデッキに入れてみれば強さが分かる」との認識を公式サイトのコラムで語った。実際に後述のアニメにおいても、デッキに投入されるアルティメットはごく少数であった。
また、アルティメットトリガーを導入した理由として、運の要素を入れることで初心者と上級者の格差を埋めることを挙げていた。

アルティメット編登場時には、「アルティメットの記述が含まれていなければ対象外」として、現時点においても数少ない「フィールド」の記述を持つ効果を受けない特別裁定で優遇された。
おそらくは前年度で活躍した【白紫連鎖】筆頭戦力の白蛇帝アルデウス・ヴァイパーのコア除去効果を受けなくする主旨と思われ、巨蟹武神キャンサードの裁定はエラッタが加えられた。

このような優遇措置、特に既存のカードが殆どアルティメットに干渉できない点に対して、当時の既存ユーザーは「あまりにも強すぎる」として拒否反応を示した者も多かった。

しかし、実際の環境においては召喚条件というネック故にスピリットが除去されれば召喚もままならず、手札事故の危険の高さから、すでに冥府三巨頭ザンデ・ミリオンなども採用できる【紫白連鎖】が台頭し高速化したアルティメット編の環境での採用率は低かった。
一時期は赤属性ツートップの性能と人気を誇った、アルティメット・アポロドラゴン/アルティメット・サジット・アポロドラゴンのみ採用した軽量速攻型の【01サジット】が環境トップに上っていたが、強力なトリガーカウンターを投入した【赤緑連鎖】【紫白連鎖】が復権し、トップ環境からは駆逐される結果となった。
最終的にバトスピチャンピオンシップ2014を始めとする大会では剣刃編に引き続き【赤緑連鎖】【紫白連鎖】が結果を残した。

アルティメット編でありながらアルティメットが十分に活躍できなかったほか、裏十二宮ブレイヴなどの登場で「アルティメットvs合体スピリット」の構図がプッシュされたが、対アルティメット用ブレイヴ勢のスペック不足および、仮想敵であるアルティメット自体が環境に現れることがほぼ無かったことにより活躍の場は得られず、共倒れとなっている。

烈火伝編

その後強力なパワーカードの登場やサポートによりある程度アルティメットをキーカードに据えたデッキは結果は残すも、烈火伝より戦国龍ソウルドラゴンをはじめ容易にアルティメットにも効果を及ぼす露骨なメタカードが大量に登場。
外来生物が食物連鎖に取り込まれるように、最大の特徴であったはずの場もちの良さを失っていき、アルティメット編のアルティメットカードは一部のパワーカードを除いて姿を消した。

その後はアルティメットを対象に含むカードの有無は時期によって変化している。

神皇編・神煌臨編・超煌臨編

上記の召喚条件について、烈火伝編以降の環境が進むにつれて、フィールドの状況に依らないライフ数を参照するものや、同色/同系統のテーマ構築でのみ機能するものが増えることで、現環境でも扱いやすくなるような工夫がなされている。

また、究極シンボルしか持たないことで軽減として扱いにくい点も、小型アルティメットが主にメインステップで究極シンボル以外を追加したり、自身の究極シンボルを6色シンボルに変更する効果を持つことで対処している。

ルールマニュアルVer.9.0(2018年4月21日~)以降、それまでの優遇をわかりづらいという理由で廃し、以降、フィールドのコアやカードを対象にする効果を受けるように裁定を変更。
具体例としては白蛇帝アルデウス・ヴァイパーでアルティメットのコアを除去出来るようになった。

神皇編では邪神アルティメットが、神煌臨編ではエジット創界神の眷属たるアルティメットが登場した。

神皇編で登場した獄土の四魔卿マグナマイザーは緩い召喚条件と、不安定さが改善されかつヒットした際のリターンも莫大という凄まじいTUトリガーを持ち、まさしくアルティメットの集大成とでも言える仕上がりであった。
デッキなら入れない理由が無いとまで言われるほどの活躍ぶりであり、その汎用性からアルティメットとしては史上2枚目である制限カード<1>指定を受けた。

神煌臨編で登場した創界神トトは登場以降長い間環境に存在しており、創界神ホルスも一定以上活躍するなど、アルティメットがある程度の存在感を放てていた時期であった。

転醒編&真・転醒編

転醒編では新規アルティメットは1枚も登場しなかった。前年度以前からのアルティメット主体のデッキは多数投入された創界神メタの影響を受ける形で地位を落とすこととなった。
低コストでアルティメットを手軽に処理できるカードも一定数登場したが、環境でアルティメットの存在感が失われたことから汎用性が低く、公式大会などで使われることは無かった。

真・転醒編では、転醒カードを含む新規アルティメットが多数登場予定であるかのような発言がプロデューサー八木氏の口から語られたが、実際には「究極の神醒」で十種程度が登場するにとどまった。

真・転醒編では神煌臨編時代のテーマを強化するカードが少数登場したが、環境に復帰するには至らなかった。唯一の完全新規アルティメットである宇宙頂天龍メギド・ゾーラは【01サジット】の構築論を応用した【01メギド・ゾーラ】が生まれたものの、安定性を欠いたことから環境に食い込むことは出来なかった。
また、登場以降活躍を続けていた獄土の四魔卿マグナマイザーが遂に禁止カード指定を受け、遂にアルティメットからも禁止カードが輩出されることとなった。

この時期に環境に存在できたアルティメットは神煌臨編期の【聖刻武装】がごく少数活動していたのみであり、冬の時代であったと言える。

転醒カードの登場が「パスト」アルティメットら「アルティメット/創界神ネクサス」型以外なかったのは、おそらく転醒前後が「アルティメット/アルティメット」以外の場合、合体条件不適合によるディスシナジーを抱える不具合を苦慮した結果、廃案になったと推測できる。
例1:「スピリット/アルティメット」タイプではXレアパック2021に再録した「地球神剣ガイアノホコ」のノーコスト召喚効果が発揮できない
例2:「アルティメット/創界神」タイプでは転醒後に合体を維持できない(アルティメットに対応する「神話ブレイヴ」は存在しない)

契約編:界

背景世界において

アルティメット編において、アルティメットは、スピリットと区別するためアーシア名付けたものらしい。
古代に絶滅したスピリットに似ているといわれ、儀式によって誕生する描写がある。
便宜上、だれがだれから伝え聞いたともなく、「烈火伝」以降も生みの親と関係ないアーシアが勝手に名付けた名称の「アルティメット」とナチュラルに呼称されている。

戦国編では、出自不明のただの強すぎる武将扱いで【ソウルドライブ】を持つ「戦国六武将」などが登場。

神皇編では、レース中の事故により封印から目覚めた「邪神の軍勢」が登場。

神煌臨編では、生体兵器:「アルティメット」を最初に開発した「エジット」陣営の主力として登場。
『創世書記』では、アルティメットは創界神ラーによって生み出されたのが最初であったとされている。

アニメにおいて

『最強銀河究極ゼロ』『烈火魂』『ダブルドライブ』に登場。

最強銀河究極ゼロ』では物語の中心を担うカードであり、使用者は「アルティメット使い」と呼称されている。
独自の人格を持ち、自らの意思で使い手を選ぶ。使い手に話しかける者も存在する。
かつては三龍神らを中心として異次元の侵略者から宇宙を守った存在でもあった。
「金」がアルティメット全体のイメージであるためか、召喚時の演出では黄金の輝きに包まれた状態で出現し、その後に輝きを吹き払って本来の体色となるという演出が一貫して為されている。

烈火魂』では戦国六武将に属するアルティメットが登場。
「スピリットを超越した存在」と称されるなど特有の存在感は健在だが、世界観的にはあくまで単なるカード。
そのため前作のような人格はなく、加えて共通する召喚時演出は無くなっている。

ダブルドライブ』では、異世界スピリッツワールドでは「スピリットを超えた究極の存在」として恐れられており、アルティメットは禁忌・邪悪の象徴である。この為茂上 駿太やヨクの世界などカードバトラーは現実と同様に普通に使っている異世界人の認識に対して非常に驚いており、「みんな(アルティメットを)持っている」「アルティメット使いは普通にいた」など駿太やヨクの発言に対しスピリッツワールドの住人であるエトやサンドラット達は困惑を隠せなかった。
禁断の存在である事に加えスピリッツワールドの住人の者ではアルティメットのカードを手にする事が出来ないらしく、復活及び対抗するには異世界人の協力は必須であり、十二神皇側と邪神側の敵味方両方が異世界に干渉する理由の一つになっている。
この内現実のゲームにも関係する設定として、異世界に渡った十二神皇側の午の十二神皇エグゼシード酉の十二神皇ゲイル・フェニックス丑の十二神皇アバランシュ・バイソンは対アルティメットを意識して十二神皇内でアルティメットに干渉する効果を持っている。

スピリッツワールドから繋がる異次元に存在するアルティメット達は独自の人格を持ち、自らの意思で使い手を選ぶ。
今作では前々作とは真逆に、三龍神戦国六武将邪神アルティメットの眷属として描かれている。

「アルティメット」の一覧

アルティメットのカード一覧 

 並び順:
[閉じる] [開く]

自作デッキ 


関連

リンク


[PCサイト固定]
最終更新のRSS 最終更新のRSS