神煌臨編†
舞台は多次元宇宙『神世界』。
神世界に浮かぶ無数の世界にはそれを治める『創界神』と呼ばれる神が存在する。
神世界の創界神たちは4つの勢力を作っており、均衡を保っていた。
創界神には「互いの世界の住人同士の争いには干渉しない」という不文律が存在する。
しかし、先の虚神との戦いでロロがこの禁忌を破ったことで、他の勢力がグラン・ロロに攻め込む口実を与えてしまう。
そしてエジットの創界神オシリスがグラン・ロロに対して宣戦布告することで「神々の戦い」が幕を開ける。
- 『創世書記』の著者
『創世書記』および『創世書記』神世界図の著者。
ロロやアレックスに関する記述を含むそのほとんどが第三者の視点から書かれた文章であるため、現在その正体は不明である。
現在判明していることは、「ビビる」という言葉が存在する世界の出身であるらしいということのみ。
戦いの軌跡†
- 第1章
グラン・ロロに突如として別世界の巨大な大陸が現れる。
創界神オシリスの加護を受けた妖蛇の大群たちによる侵略が始まったのだ。
アレックスと創龍神グラン・ジークフリードを筆頭にグラン・ロロの勢力が対抗する。
アレックスの狙いは先の大戦を終焉に導いたロロを再び煌臨させ圧倒的な力による虚神撃退の再現。
ところがグラン・ロロが別世界という不純物と融合してしまったために、ロロの力は半分も発揮できず、侵略者を撃退するには至らなかった。
アレックスたちも個々の実力では決して敵に劣ってはいない。
しかし先の大戦で疲弊しきったグラン・ロロの戦力では圧倒的な数の戦力差は覆せなかった。
その時、またしても現れた別の大陸から創界神アルテミスが率いる機獣の軍団が現れ、グラン・ロロの軍勢に加勢する。
グラン・ロロを治める創界神ロロがアルテミスを通じてオリンの協力を取り付けていたのだ。
一方、アルテミスの双子の兄創界神アポローンはオシリスの本拠地であるエジットの「ナイラック」を襲撃していた。
それを知ったオシリスはグラン・ロロから撤退し、ナイラックへ引き返すが時すでに遅くナイラックはデルポニアに吸収されてしまう。
オシリスと妖蛇たちはエジットの別の世界に逃れ、アルテミスもグラン・ロロから自分の世界を切り離した。
戦いはエジットの敗北に終わり、グラン・ロロはつかの間の平穏を取り戻す。
しかし友軍の助力により窮地こそ脱したものの、いつまでも友情に頼ってばかりはいられない。
自分たちも力を蓄える必要があると考えたロロは新たな創界神を生み出すという奇策に打って出る。
ロロは神世界の案内人トリックスターを通じてアレックスを神世界へと導いたのだった。
- 第2章
ロロにアレックスを煌臨させることで、内包されたロロの力を借りたアレックスの世界創造が始まった。
その10日後、ウル第2の世界「グラン・アレクサ」が誕生した。
それは同時にウル第2の創界神・創界神アレックスの誕生を意味していた。
アレックスが世界を創造していた頃、アポローンとアルテミスはオシリスの逆襲に備えていた。
しかし、現れたのはオシリスの軍勢ではなく、創界神イシスと創界神セト率いるアルティメット軍団だった。
融合世界デルポ=ナイラックを挟撃したイシスとセトは、それぞれアルテミスとアポローンと対峙する。
アルティメットとの対決を想定していなかったデルポ=ナイラックの軍勢は苦戦を強いられ、アルテミスはイシスに圧倒されてしまう。
セトと互角の戦いを繰り広げていたアポローンも敗走を余儀なくされ、挟み撃ちにされる形で2つの世界と接合されたデルポ=ナイラックは放棄せざるを得なかった。
デルポ=ナイラックを戦線復帰したオシリスに任せ、イシスとセトはウルの陣営へ向かった。
グラン・アレクサの誕生から3日後、グラン・アレクサにオリン最高神の使者・創界神ヘルメスの世界が接合された*1。
アレックスたちの手助けにやってきたヘルメスの剣獣たちは、素早く迎撃準備を整え、魔界七将をはじめとするグラン・アレクサの軍勢と協力してイシスとセトを迎え撃つ。
創界神としての日が浅いロロとアレックスは必然的に劣勢を強いられるが、オリンの主世界「オリュンポリス」に戻っていたヘルメスは彼らの希望となる情報を持って帰ってきた。
それはエジットの横暴を見かねたオリンの最高神「ゼウス」が自ら動き出したということだった。
ヘルメスの助けを得て、ゼウス到着までの7日間、エジットのアルティメット軍団に耐えるアレックスたち。
そして、戦場に1体の皇獣が現れた……。
関連項目†
背景世界
外部リンク†