【紫速攻】†
召喚時効果でドローができるものが多い紫スピリット。
それらのスピリットを多用してハンドアドバンテージを稼ぎ、素早く数で押し切るというのがコンセプトとなるデッキ。
軽量なスピリットの比率が高い紫のグッドスタッフの総称であり、その時代のカードプールによってとれる戦術の幅も違ってくる。
烈火伝の時代にはトラッシュからの再召喚を主軸とした構築が隆盛し、2015年度のスタンダード、マスター双方で優勝を果たした。
それ以降のシリーズでも形を変えながら環境に顔を出している、非常に安定したデッキの1つ。
2017年の煌臨編ではこのデッキをモデルにしたメガデッキ【双黒ノ龍皇】が発売され、新たなデッキパーツとなれるカードが新規収録され、入手が困難だった主要パーツが再録された。
スピリット†
- 陰陽童
2コスト2軽減で軽く、場持ちが良い。
ただしソウルコアを置いたままだとアタックもできないため、アタッカーに回す場合にはフラッシュタイミングでソウルコアを外すなどの工夫が必要。
- デスリターナー
コスト0/3の破壊を条件とする【不死】を持ち、チャンプアタックから一気に押しこむ事が可能。
- 魔界刃鬼アゴン
紫のスピリットになら何でも《煌臨》できるスピリット。
召喚/煌臨時に1ドロー、《煌臨》していれば追加で1ドローに疲労状態のスピリットを破壊と、1枚で取れるアドバンテージの量はコスト3としては破格。
- バイ・パイソン
アタック時ドロー。
BPは高くないので、基本的に使い切りとなるが、そのぶん【バースト】や幽騎士ナイトライダーの召喚を狙える。
第一弾版とリバイバル版が存在し、後者はソウルコアを要求する代わりにドロー枚数が多い。
どちらか片方を3枚採用するだけでなく、リバイバルを1枚、他を2枚という形で採用するのも手。
- ボーン・グラディエイター(リバイバル版)
白と緑のスピリットからブロックされない軽量スピリット。
このデッキが苦手とする白の疲労ブロッカーをやすやすとすり抜けてアタックができる。
- 魔具使いのカエルム(リバイバル版)
【アクセル】でコアが2個以下のスピリット1体を破壊できる無魔。
序盤のスピリット破壊を任せることができ、召喚後もコアシュート効果で除去を行える。
- 天鎌の勇者ザンバ(リバイバル版)
相手のデッキ破棄効果に反応して召喚でき、デッキ破棄を止める紫のスピリット。
召喚後はデッキ破棄と多シンボルでのアタックを制限でき、バウンス耐性も相まってこのデッキに足りない防御面を補うことができる。
自分のデッキ破棄も封じてしまうため、戦鬼ムルシエラなどとの兼ね合いで採用枚数を吟味する必要がある。
- ブレイド・ジー、ホソアカクワガー
低コストの【神速】スピリット。攻守ともに相手のテンポを乱す事ができる。
紫煙獅子との相性は悪いがレベルを下げることで効果を解除できることもあり、プレイングが重要となる。
ブレイド・ジーは究極シンボルがあると0コストで召喚できるため、アルティメットと同時採用すると良い。
- 鎧闘鬼ラショウ
デッキ破棄及びネクサスのコストアップによる除去と、紫で必要な要素を用意できる強力なスピリット。制限1。
ボーン・バードと異なりネクロブライトの対象にならず最大軽減でも少々重いが、ドロー効果で元が取れる。
ネクサス除去は自分のトラッシュにソウルコアを置かなくてはならないため、状況に応じて使うかどうかの判断が必要。
- 紫煙獅子
デッキから3枚までを破棄することで自身の召喚コストを軽減できるスピリット。
単純なトラッシュ肥やしに限らず、Lv2効果による【バースト】などの展開阻害も使える。
- 高コスト
これらのスピリットはあまり多く入れると手札事故の原因となるため注意が必要。
- 幽騎士ナイトライダー(リバイバル)
紫のスピリットが相手によって破壊されるだけで手札からノーコスト召喚できる大型スピリット。
手札に複数枚あればその分だけ展開でき、疲労状態のスピリットを破壊することによるアンブロカッブル効果もあるため使いやすい。
- 戦鬼ムルシエラ
【アクセル】でコアが3個以下の相手のスピリット/アルティメットすべてを破壊する強力なダブルシンボルスピリット。
手元から召喚する際はデッキを破棄することでコスト下げることができ、1コストで召喚できる軽さを持つ。
アルティメット†
- 獄土の四魔卿マグナマイザー
Lv3から【TUトリガー】による手札/ライフ/フィールドへの広範囲の除去を行える大型アルティメット。
スピリットとアルティメットの混合構築で最大限の力を発揮でき、このデッキに足りない決定力を1枚で補えてしまう。
相手がイリュージョンミラーを撃てないタイミングで召喚するのが理想的。
ブレイヴ†
- 地球神剣ガイアノホコ
アルティメットの召喚に反応して召喚できる、アルティメット専用ブレイヴ。
相手の【バースト】への対処法としての採用となる。
決定力は上がるがその分事故率が上昇するため、採用は慎重に。
ネクサス†
マジック†
- アカシックブレイク
元コストは重いが軽減により軽く撃てるコアシュートマジック。
アルティメットも対象にでき、メインステップ中に使用すれば手元のカードの除去ができたりと、柔軟に状況に対応できる。
デッキの動かし方†
序盤は召喚時ドロースピリットやネクサスで手札を整えつつ、【アクセル】で除去を行う。
中盤に差し掛かる頃には獄土の四魔卿マグナマイザーの召喚し、相手の手札を削って反撃策を潰しつつ、小型スピリットでライフを削り切るのが定石となる。
デッキの派生†
【無魔速攻】†
【無魔】からループ要素を薄くし速攻に寄せたデッキ。
系統:無魔にはボーン・トプス、バットナイト、ボーン・バードなどのドロー効果持ちや、ソードールなどの最大軽減で0コスト召喚可能なものに優秀なスピリットが数多く揃っている。
合体条件:無魔を持つシャドウ・メイデンや旅団の摩天楼等も速攻に無理なく取り入れられるため系統を偏らせるメリットも大きい。
冥府三巨頭ザンデ・ミリオンの登場により、重装甲・疲労ブロッカーにも対抗が出来るようになった。
【魔影速攻】†
バニラ型【魔影】をより低コスト化させたデッキ。
魔影にはストロゥ・パペット、キャメロット・ポーンという2種類のコスト0スピリットが存在する。
黄昏のキャメロット城や六分儀天文台等の回収サポート、キャメロット・ナイト、闇騎士ガヘリスのような低コストをトリガーとする【不死】によりアドバンテージを得やすい。
【紫白速攻】†
【紫速攻】に【紫白連鎖】の要素を取り込んだデッキ。
単色ではできなかった、コアブーストと守りを行えるのが特徴。
召喚時効果を抑えられたり、手札操作を制限するカードには弱い。
また、一角魚モノケロックや機巧武者シラヌイなど耐性を持つ疲労ブロッカーは天敵なので排除する術を考えておきたい。
参考レシピ†
リンク†
デッキ集