【漂精】†
●目次
第一弾から存在する系統:「漂精」を軸にするデッキ。
初期から存在する割に有用なサポートや目玉となるような大型スピリットには長らく恵まれてこなかった。
しかし、十二神皇編 第1章よりサポート効果を持つカード及び専用キーワード能力である【増食】によりデッキとしての意義を得た。
「ペンタン」?も多くが所属するため【ペンタン】との複合デッキとしても構築が可能。
漂精自体は低コストを中心とし、それをサポートする楽族などをメインアタッカーとする、デッキの実態は【漂精・楽族】という形となる。
また果物王ドリアルバ27世のBP-効果は非常にコンボ性が高く、これを意識したBP-サポートを取り込むことも可能。
【増食】でオープンさえされれば召喚できるうえ、強力な耐性を付与する美食の妖精姫フロマージュが登場したことにより、デッキ内のスピリットの比率を極限まで高める構築も可能になった。
- 【増食】について
【増食】はめくる枚数が2枚と少なく、コストも厳しく制限されているため特に低コストのものは成功しにくい。
実用的な期待値を得るため、低コスト帯のスピリットを多めに採用したい。
一方でトラッシュ肥やしの能力としては優秀な部類に入るため、再利用を意識したカードを多く採用することでプレイングに幅を持たせることができる。
スピリット†
- チャガマル
回復状態で残れる強烈な効果破壊メタを持つ低コスト漂精。
【増食】で軽減シンボルがないことをカバーできるが、BPは低く、効果発揮のためにコア運用に注意が必要。
- 果物人モモピーチ
デッキ破棄に対して非常に強く出ることのできる小型の漂精。
召喚しておくだけで、このデッキが苦手とする紫煙獅子の召喚を遅らせることも可能。
- ジャックオーランタン
召喚する際に相手のスピリットの効果を無効にするため、紫煙獅子に召喚を阻害されない漂精。
メインステップでも同様に相手スピリットの効果を消すことができるため、五聖童子を無力化することも可能。
- メラット
他色ながら特殊な破壊効果で牽制できる漂精。
紫煙獅子などのメタ効果持ちの破壊が狙える。
軽減こそできないながら、【増食】での召喚が多いため気になりにくい。
- ラビクリスタ
色指定のアンブロッカブル効果を持つ白の漂精。
このデッキの弱点である赤デッキを対策できるが、自身も除去されやすい。
リバイバルならば紫のリアニメイトによるブロッカーの展開も対策可能。
- ターザニア・グレート、スピリットサンタ
漂精ではないが、前者はバースト召喚が可能。
スピリットをデッキから展開できる効果は、スピリットの比率が大きいこのデッキにぴったり。
召喚時効果発揮も妨げないため、【増食】の発揮が可能。
- ポークン
元祖漂精支援。【増食】による召喚で少ない軽減シンボルを補える。
マジック限定とはいえ、焼きに弱い漂精を各種除去から守れる。
果物人スイカドンを天火烈刀斬から守れるのも魅力。
維持コストは重いため、採用枚数は慎重に吟味したい。
- 果物人スイカドン
場合によってはワンショットも可能な漂精のメインアタッカー。
このデッキの展開力からシンボル2個なら安定して維持できるが、それ以上となると難易度は高い。
- ショーグンペンタン
回収効果は無視する形になるが、自然とスピリットが多くなる構築のため、破壊時効果の成功率が高い。
黄以外のスピリットが少ない構築では採用が検討できる。
- 美食の妖精姫フロマージュ
【増食】でオープンされるだけで召喚されるため、3枚投入しても事故を起こしにくい楽族スピリット。
漂精と楽族に効果破壊耐性を与え、場持ちを良くすることもできるうえ、【増食】を利用した手札補充も可能な、非常に便利な1枚。
- 美食の妖精シュゼット
ライフ減少後の【バースト】で、シンボルの無いブレイヴを手札に加えつつ召喚できる楽族。
シンボルの無いブレイヴが召喚されるたびに自分のスピリットの【増食】を発揮させるが、【増食】に非対応のブレイヴと組み合わせる時点であまり効率的ではない。
プリン魔神などを投入する場合は一考の余地があるカード。
- 美食の妖精パティシエール
消滅/破壊後の【Sバースト】で召喚できるドローソース。
バウンスにより厄介な紫煙獅子などをバーストにかからず一時的に除去できるほか、アルティメットにも触れられる。
- 果物王ドリアルバ27世
コスト6の漂精。
維持できた場合の拘束力が非常に高い反面、除去などへの耐性は持ち合わせないため対策が必要。
【装甲】よりは除去されてもトラッシュから再展開できるような構築にするほうが安定する。
各種耐性効果を警戒する場合、無理に採用する必要はない。
- 砲天使カノン
黄デッキのおなじみ汎用バースト。
果物王ドリアルバ27世の効果で自動除去が可能となるためLv2以上での維持を心がけたい。
【起導】を採用しない場合はリバイバル版である必要もない。
- 果物人キョ・ホーン
コスト8のダブルシンボルと大型の漂精だが、【増食】でオープンされればコスト4として扱われるので召喚時体は非常に容易。
【増食】発揮をトリガーとしたバウンス効果や、相手のLvを参照したアンブロカッブル効果を楽族と漂精に与え、相手にプレッシャーをかけられるサブエース的スピリット。
手札に来ると途端に邪魔になるため、採用枚数は慎重に。
- 智剣の歌姫アジルス
召喚時に小型のスピリット/アルティメットを手札に戻してコアブーストを行える。
【増食】でトラッシュに落とし、歌姫ラクェルで展開するのが基本。
Lv3のバースト保護も優秀。
詩姫を4体以上並べるのはこのデッキでは難しいので忘れても構わない。
ブレイヴ†
基本的に低コストで並べる関係上、ブレイヴは多く入れすぎると合体先がおらず事故要因となる。
- ハイドランディア
コスト2スピリットの再召喚が行える。召喚時効果も無効にしないため【増食】等も妨げない。
特にクーリンとの相性が良く、消滅を破壊に変更することで破壊時効果の発揮も助ける。
- プリン魔神
コスト4以下のスピリットに合体できる異魔神ブレイヴ。
コスト3以下のスピリットを手札やトラッシュから続けざまに召喚することで手数を増やすことができる。
ネクサス・マジック†
- 祝福されし大聖堂
黄のスピリットが破壊されるたびにコアブーストとドローを行えるネクサス。
漂精スピリットは1体1体が非常に脆いうえ、【増食】によるコア不足を解消する意味でも相性は非常に良い。
- No.25 グロウセレブレーション
アタックステップ中に【増食】できるギミックを搭載していれば、手軽にコアブーストできる。
自分のアタックステップ中で【増食】を連鎖的に召喚できれば、その数だけコアブースト可能。
- 明星きらめく花園
【増食】でトラッシュを肥やすことでこのネクサス1枚から大型スピリットの軽減をすべて満たすことも可能。
- 舞華ドロー
ソウルコアの利用はあまり行わないデッキのため、コストにソウルコアを支払っておくことで【増食】によってトラッシュに落ちても回収可能。
なお、果物王ドリアルバ27世などで既にBPが0になってしまっているスピリットには意味がないのには注意。
- ボンビーム
消滅/破壊後の【バースト】で、楽族/歌鳥/漂精を2枚までトラッシュから回収できる。
フラッシュ効果はBP-による破壊効果と月並みだが、6000のマイナスはLv2の紫煙獅子を破壊できる数値なので馬鹿にできない。
デッキの動かし方†
低コストを中心としたウィニーデッキとしてスピリットの数を並べていく。
中盤以降は果物王ドリアルバ27世や美食の妖精パティシエールなどでフィールドをコントロールしてライフを奪う。
また、【増食】により、手札1枚からでも立て直せる可能性があるため、リカバリー能力が非常に高い。
美食の妖精姫フロマージュによる凄まじいデッキ回転力を誇るが、そのぶん自分のデッキもあっという間になくなってしまうため、デッキ破棄は果物人モモピーチで防げるものの、各種遅延手段によるセルフデッキアウトには注意。
また、カード補充にこそ困らないがコアが不足しがちなため場に並べられるスピリットの数は意外と限られるのも悩み。
アルティメットやブレイヴは採用しづらいデッキであり、スピリット・マジックへの耐性を持つ天魔王ゴッド・ゼクスや調査員エウローや【超装甲:黄】で果物王ドリアルバ27世の動きを封じられてしまうと痛い。
オリンスピア競技場、紫煙獅子などの効果召喚メタ、五聖童子などの召喚時効果メタといった流行のメタ効果にもかかりやすいため、スピリットに対してはジャックオーランタンなどで対処したいところ。
デッキの派生系†
- 【ペンタン】
皇族と一部以外は漂精を併せ持ち、名称支援や歌鳥支援も受けられる「ペンタン」を中心としたデッキ。
詳しくは当該項目参照。
参考レシピ†
関連リンク†
デッキ集