【緑青連鎖】†
緑と青は当初から友好色であったため、互いにサポートを行えるカードが定期的に登場していた。
剣刃編では剣刃編 第1弾:聖剣時代及び剣刃編 第2弾:乱剣戦記で互いの【連鎖】が補われ森羅龍樹リーフ・シードラを中心としたビートダウンデッキが流行した。
森羅龍樹リーフ・シードラの制限カード指定後はしばらく振るわない状態が続いていたが、アルティメットバトル07で再び強力なカードが登場し【赤緑連鎖】や【紫白連鎖】の動きを封じながら中速のビートダウンを行うコントロールデッキという性質を獲得した。
異合及び殻人が主軸となるため、これらのサポートカードも利用できる。
『このスピリットの召喚時』を封じながらビートダウンを行う性質を持ち、その影響を受けないように召喚時効果をあまり採用しない。
他の連鎖デッキと違い青も緑もドローが得意な色ではないため、ドロー効果は赤のマジックや青の手札交換を海帝国の秘宝などで破棄を減らして補う。
主力の【連鎖】は緑シンボルを必要とするものが多いが、スピリットは青の比率が高い。
意識して緑シンボルを場に維持するように心がけたい。
スピリット†
- 低コスト
- ウバタマン
青と緑の二つのシンボルを同時に提供する緑青版ホムライタチ。
単体で【連鎖】が発揮できるが、このスピリットがいる限り召喚時効果を封じる効果は自分にも作用する。
- 生還者ビーバード
ノーコストで召喚でき、効果破壊への耐性とデッキ破棄を封じる効果を持つコスト2スピリット。
しかし青シンボルの確保はしやすく、コストの低さが仇となり殆ど合体が出来ないため、あまりこのデッキとの相性は良くない。
- 槍使いのホーネッツ
最少0コスト(維持コストのみがリザーブにある状態)で召喚できる【神速】スピリット。
手札交換の【連鎖】は召喚時効果ではないうえ、1枚のアドバンテージが稼げる。
- ビヤーキー
コアブーストを行うためのキーカード。
効果は重複するため、複数体並べることでみるみるうちにコアが溜まる。
除去が集中しやすいため、合体してコスト及びBPを上げる、コアをなるべく多く置くなどの対策を心がけたい。
- 碧海の剣聖マーマリアン
合体と緑シンボルの存在が条件となるが、手札交換とコアブーストを一体で賄える。
軽減と系統もこのデッキにぴったりな縁の下の力持ち。
- 中コスト
- 異海獣アビスシャーク
起動型の能力で破壊とコアブーストが行えるスピリット。
メインステップにも効果が発揮できるためアタックを行わず安全な発動が可能。
このスピリットがいるだけで相手は軽減用の小型スピリットを召喚しにくくなる。
合体アタック時は手札交換を行えるので、状況に応じて効果を使い分け柔軟に立ち回りたい。
- 高コスト
- 異海双龍ハスターク
異合スピリットにブロック制限効果を与える。
アトライア・ハイドラの効果を嫌って手札保護効果を展開してきた場合にはアンブロッカブルとなりとてもダメージが通しやすい。
軽減が少なくコスト比で一見重いように感じるが、このデッキはコアブーストを得意としている上に相手を低速化させることに長けているためコストを稼ぐまで粘りやすい。
『このブレイヴの召喚時』を封じない構築にするならばギアゼルからの早い段階での召喚も可能。
- 森羅龍樹リーフ・シードラ
かつて猛威を振るった制限カード<1>。
アルティメットのブロッカーに対しては仕事をしにくいがそれでもライフ2つを非常に奪いやすいスピリットであることに変わりはない。
- タイラントール・ネロ
シンボルを2個以上持つスピリットのアタック時にマジックの使用を封じる。
異海双龍ハスタークでダブルシンボル化した異合/【連鎖】スピリット全てに効果が及ぶため、連続攻撃をサイレントウォール系で防がれる心配がなくなる。
また、召喚時にビヤーキーの効果で多くのデッキの主力となるコスト7のスピリットやアルティメットを破壊できることも利点。
序盤にドローした場合は腐るため、構築段階で枚数を吟味した上で、不要な場合はストロングドローで捨ててしまおう。
アルティメット†
- アルティメット・リーフ・シードラ
青と緑の軽減を持つ、ダブルシンボルのフィニッシャー。
召喚コストが高く、マジック封じ効果のレベル維持コストも高いため、コアブーストギミックを十分に発揮した上での召喚が望ましい。
【XUトリガー】は相手に直接ダメージを与えるわけではないため無理に狙う必要はない。
地球神剣ガイアノホコの存在上、【XUトリガー】を持つことそのものに意義があるとも言える。
- アルティメット・ダ・ゴン
強力なデッキ破棄効果を持つアルティメット。
バトル時効果での破棄なためブロッカーとしても優秀。
- ルルイエ・ゴレム
中型以下のスピリット/アルティメットを問答無用で破壊する強力無比なUトリガーを持つ。
またLv4効果で異合スピリットを常時ダブルシンボル化する点も、攻防両面で心強い。
合体しないとトリガーヒット率が不安なのと、自身はこのデッキとのシナジーが皆無の造兵であるのが珠に傷。
- 剛の剣聖ルビート
緑では珍しいデッキトップバウンスの使い手。
相手のキースピリットが破壊耐性で守られていても、バウンスして後続のUトリガーでトラッシュ送りにするといった芸当が可能。
コスト6帯にも強力なスピリットが多数存在する為、ビヤーキーとの連携も常に意識したい。
ブレイヴ†
- シンボルなし
- 星海槍アスピディスケ
驚異的なコストの軽さと、良い意味でそれに不相応な強力な破壊効果が魅力。
特に序盤に召喚出来れば、場の制圧を大いに助けてくれる。
- カーミュラ1
擬似的なシンボル追加効果を持つ【神速】ブレイヴ。
このデッキならフル軽減も容易く、ダブルシンボルに固定する効果とも相性が良い。
合体条件がコスト4と一部のスピリットのみにしか合体できないことに注意。
- 星銃剣アンタレス
スピリット状態でも効果が働き、軽いコストながら合体時にはシンボルを得られる。
ただしコスト3を主力とするこのデッキでは合体対象が限られることと、スピリットは異海双龍ハスタークなどでシンボルが2つに固定化されるため相性が良くないことには留意したい。
- コノハガニン
合体時のレベルアップと、連鎖によるコアブーストが強力な定番ブレイヴ。
しかしアルティメットバトル07で登場した有用な小型スピリットは殆どがコスト3以下である為、敢えて採用しない選択肢もある。
ネクサス・マジック†
- ネクサス
- 魔王蟲の根城
緑青のダブルシンボルとコアブースト効果により、戦線の構築を地味に支えてくれる。
しかし配置コストが5と大きいので、速攻勝負を目指す場合には却って不要。
アルティメットバトル07のコアブースト効果を持つスピリットを主力とする場合、このカードがなくとも十分なコアブーストができるため、よほどコアが必要な場合のみ採用したい。
- 海帝国の秘宝
手札交換効果の効率を大きく上昇させてくれるネクサス。
手札保護効果が常時発揮してしまうためミラーマッチでの異海双龍ハスタークに弱くなってしまうという側面も持つ。
- 海底に眠りし古代都市
このデッキの青のスピリットは異合が多いためコアブーストが有効に働く。
異合のダブルシンボル化も打点強化のためには有効。
- 戦場に息づく命
コアステップのコアと引き換えにドローを行う緑ネクサス。
効果によりコアは十分増えるデッキなので、その分ドローに回せるこのカードは有効。
また、維持しづらい緑シンボルのカードという点でも重要である。
- マジック
- 秘剣燕返、グリードサンダー
ハンデス効果を持つマジック。
召喚時効果を封じているため手札枚数を増やしにくい相手の動きを大きく制限できる。
- ニードルライド
効果は殻人スピリット限定であるが、コンバットトリックとして非常に高効率。
また手札交換時の捨て札として使用する事で損失を最小限にする使い方も有用。
デッキの動かし方†
『このスピリットの召喚時』を封じる効果を展開しながら相手を低速化、ビヤーキーや異海獣アビスシャークの効果を使用しながら相手のボードをコントロール。
アドバンテージに差がついたところで大型スピリット/アルティメットによってライフ/デッキを削りきる。
コントロールタイプのデッキであるため『このスピリットの召喚時』を使用せずに素早く高コストのアルティメットを展開してくる【01サジット】のようなデッキタイプには速度で負けてしまう。
メタ読みが重要なデッキであるため環境に合わせて対策を用意しておきたい。
関連リンク†
デッキ集