その他のルール解説†
カードの色とシンボルの色†
スピリットカード/ブレイヴカード/ネクサスカード/マジックカードが持つ本来の色(属性)はそのカードの枠の色である。
これは、デッキ、手札、オープンされたカード、セットされた【バースト】、トラッシュにあるときにはいつでもその色である。
スピリットが「このスピリットは~(色)のスピリットとしても扱う」効果を持つとき、そのカードの本来の色に加えてその色が追加される。
このとき、シンボルの色にもその色が追加される。
2つ以上のシンボルを持つスピリットが別の色としても扱われている場合、そのスピリットの各シンボルの色に、扱われている色を追加する。
- 要塞蟲ラルバLv2効果では、このスピリットが持つシンボルとカードの色は「緑と白」である。
軽減に使用する場合、どちらか一方のみを軽減に数えることができる。
- 要塞蟲ラルバLv2に砲竜バル・ガンナーが合体しているとき、このスピリットが持つのは「緑と白」のシンボルと「赤と白」のシンボルである。
- このとき、このスピリットの色は「緑と赤と白」である。
- 軽減を数えるときは「緑と赤」「緑と白」「白と赤」「白と白」の4パターンになる。
- 「このスピリットは~(色)のスピリットとしても扱う」ではなく「本来持っている色とは別に、もう1色好きな色を与える」等と書かれている効果でもシンボルに色を追加することができる。
- 厳密にはカードの色とシンボルの色には関連性がない。
効果の記述を持たないカード†
スピリットカード/ブレイヴカード/ネクサスカードのテキスト欄の右側は効果の記述が書かれる場所である。
ここに何らかの文章が記述されていれば、そのカードは効果の記述を持つカードである。
中には効果のテキスト欄に何も書かれていないものがあるがそのカードは特に、効果を持つカードに対してバニラと呼ばれる。
効果の記述の有無はカードがフィールドにある状態とフィールドにない状態のどちらのときにでも参照できる。
- 効果の記述を持つスピリットにショゴルスが合体していると効果の記述を持たないスピリットとして扱うことになるが、その合体スピリットは依然として効果の記述を持ち、それを発揮できる状態にある。
- 効果により「""」で括られたテキストを効果の記述を持たないスピリットに与えても、そのスピリットは依然として効果の記述を持たないスピリットであり、付加された「""」の効果も発揮できる状態にある。
- 効果の記述を持たないスピリットにドレイク・バヤーを合体させると、それは効果の記述を持つ合体スピリットになる。
- 効果の記述を持たないスピリットにブレイヴを合体させたとき、ブレイヴが【合体時】効果を持っていなくてもそれは効果の記述を持つ合体スピリットになる。
ブレイヴの「コスト」「合体時のBP」「合体時効果」「シンボル」「カードの属性」の他に、「(カード全体に書かれてある)効果の記述の有無」も引き継がれるため。
- 【神速】を持つカーミュラ1が合体してもそのスピリットは【神速】を持つ合体スピリットにはならない。
- ブレイヴがスピリット状態、またはフィールドにない状態で発揮する効果を持つ場合、その効果自体は合体時に引き継がれず、参照もされない。
合体しているブレイヴ†
合体しているブレイヴは、その合体しているスピリットの持つ効果や状態に影響を受けることがある。
基本的に合体スピリットはスピリットとブレイヴの2枚1組で構成され、スピリット1体分として数えるが、合体しているブレイヴは依然フィールドにあるカードでもある。
- 合体スピリットのフェンリルキャノンType-Bを、双光気弾のフラッシュ効果やイカヅチ・ヴルムの召喚時効果で指定することはできない。
- 合体スピリットが【装甲】【重装甲】等を持つ場合、合体しているブレイヴも同じ【装甲】【重装甲】の効果で他の効果を受けなくなる。
- 相手のフィールドに赤のスピリットと青のブレイヴの合体スピリットがいる状態で自分の軍神機メガ・テュールLv1効果を解決するとき。
相手の合体スピリットのスピリットは赤青、ブレイヴは青であるため、青を指定するとスピリットのみ、赤を指定すると両方を手札に戻すことになる。
デッキの破棄†
通常、【粉砕】等のカードの効果によりデッキからカードを破棄するとき、破棄されるカードの確認は1枚ずつ行われる。
これはミノガメンや鳳翼の聖剣、パイルドラコ等の破棄されたときに誘発する効果をチェックするためである。
デッキからカードを破棄するのはそのデッキの持ち主なので、デッキ内容にそれらの破棄で誘発する効果を持つカードを含まない場合はまとめて処理してもよい。
ただし、その行動から構築内容を推測されることも考慮しなければならない。
- 「デッキから破棄されたとき、~する」と書かれた効果は、このゲーム上で唯一「効果の解決中に解決される効果」である。
「他の効果の解決中に発揮される」という常在型と、「デッキから破棄されることを誘発条件とする」という誘発型の両方の特性を持つ。
オープンして手元に置いてあるカード†
特定のカードの効果により表になった状態でプレイヤーの手元に置かれるカードのこと。
手札にあるときと同様に使用の宣言が可能だが、実際に手札にあるカードではないため手札破壊や手札参照能力には影響しない。
また、【バースト】を持つカードがオープンされている場合、それを【バースト】としてセットすることはできない。
オープンされたカードは「フィールドにあるカード」ではない。
オープンされたカード†
カードの効果によりデッキや手札からオープンされた状態のカードは「すべてのプレイヤーに公開されている」状態である。
- エクストラドローでオープンしたカードはすべてのプレイヤーがそれを確認する。
- 千貌の魔神ニャルラ・トラップの召喚時効果でオープンしたカードは、それらすべての内容とデッキの下に送ったカードと並び替えた順番をすべてのプレイヤーが確認する。
カードの効果以外でコアを置く(取り除く)†
スピリットをLvアップさせるためにコアを増やしたり、スピリットやブレイヴの召喚時に他のスピリット上からコストを支払うために取り除いたりすることを指す。
カードの維持コストとしてコアを乗せる動作は「スピリット/ブレイヴ/ネクサス/マジックの効果」や「スピリット/ブレイヴ/ネクサス/マジックの効果以外」でコアを置くことに該当しない。
ブレイヴが分離しスピリット状態になるときに置かれるコアも同様である。
- メラットは召喚したターンにコアを置いているが、そのターン中にアタックが可能である。
- スピリットやネクサスが破壊されてトラッシュに送られる際にその上のコアがリザーブに置かれること、スピリットやネクサスがバウンスされて手札に戻る際にコアがリザーブに置かれることは取り除かれたことにならない。
回復(疲労)することと回復(疲労)状態になることの違い†
回復(疲労)することは疲労(回復)した状態から回復(疲労)した状態になること。
回復(疲労)状態になることはもともとの状態を特定の条件下で回復(疲労)状態に置き換えること。
実際には回復(疲労)していないので魔星輝く古戦場Lv1等の効果は誘発しない。
- 白羊樹神セフィロ・アリエスLv1効果でスピリットは疲労状態で召喚されるが、フィールドに出たときに疲労するわけではない。
召喚宣言時に「回復状態でスピリットが召喚される」ことを「疲労状態でスピリットが召喚される」ことに置き換えているルール変更能力である。
【不死】は、該当コストの自分のスピリットが破壊されたときに発動する。
炎楯の守護者コロナ・ドラゴンをはじめとした、低コストスピリットを破壊から守る『守護者』効果は、コストによらず自分のスピリットが破壊されたときに発動する。
- 自分のフィールドに闇の聖剣があり相手ターン中に自分のスピリットが破壊された場合。
【不死】は相手の処理順に寄らず発動できるが、『守護者』効果はそれよりも闇の聖剣をあとに解決された場合発動できない。
「カードはルールに勝つ」†
ルールがカードの効果と矛盾する場合、カードの効果が優先される。
- 【バースト】はターンに1回しかセットできないが、英雄皇ロード・ドラゴン・ドミニオンのような効果によるセットはこのルールを無視できる。
ただし、あくまでもセットのルールを無視するだけであって、セットした回数はカウントされる。
そのため、そのターンのメインステップ中、この効果発揮後に手札から新たに【バースト】をセットすることはできない。
公開情報と非公開情報†
<公開されている情報としてすべてのプレイヤーが知る権利を持つもの>
- デッキ総枚数
- デッキ残り枚数
- リザーブ
- トラッシュ(カード、コア)
- 手札枚数
- オープンして手元に置いてあるカード
- オープンされたカード
- フィールド
- ライフ
<非公開情報として自分、あるいは相手、または持ち主のみが知る権利を持つもの>
- デッキの内容
- 手札の内容
- セットされた裏向きの【バースト】
- サイドボード(非公式)
- サイドボードで入れ替えたカード(非公式)
関連リンク†