神星ラニアケアは、煌星使徒たちの新たな安息の地として、
太陽と月が戦ったのはえらーく昔の話。これまでまとめてきた交渉は数知れず。
交渉する相手を探せって、それって交渉人の仕事なのかな？
とにかく今問題なのは、星の力が奪われていること。せっかく平和がきたって
とにかくこの世界の平和は安いし脆い不良品だ。―『天星交渉記』第1項04―
星の力は、満月の夜に吸われるらしい。次の満月まであと3日だ。
星の力を高めるため、12宮スピリットたちを転生させたって！
今回の騒動には12宮スピリットが絡んでいる。 ―『天星交渉記』第1項07―
なんてったって、僕は12宮スピリットの専門家の愛弟子！
そもそも、星の力ってなんだろう？ そこから探り出さないといけないのかな？
いよいよ満月の夜だ。力を奪うために、敵が姿を現すはずだ。
天星12宮スピリットのそろい踏み！ ―『天星交渉記』第1項11―
そんな……あなたが敵？ 交渉相手？ ……リリア先生!! どういうこと!?
まさかの交渉相手リリア先生に話を聞くと、星の力を集めているのは
ある敵を倒すためには天星12宮スピリットたちの協力が必要で、
その敵の名は『ゾディアック……』って、それうちの依頼主の名前だよ！
確かめないといけないことが多すぎて、交渉はいったん保留。
リリア先生が正しかった！ ―『天星交渉記』第2項05―
善悪に関わらず依頼人の利益のために働くべきという人もいる。
再びラニアケアに戻った僕は、依頼人本人ではなく、周りから情報を
やっとわかったんだ。この星域にやってきた星竜たちを支配するのに
星竜の洗脳は半ば完成されつつある。これを全宇宙レベルでやろうとしてる
星竜たちを正気に戻し、リリア先生に引き合わせ、
なんて未熟者だ。下調べを欠いていたんだ。でも、もう迷いはない！
決戦の結果がどうなったかって？ その答えなら夜空を見上げて
