効果の分類について†
効果の適用されるタイミング†
『お互いの(自分の・相手の)~ステップ』『このスピリットの~時』の記述がある場合にはそのステップ中や行動中、条件を満たしている間に常に効果が持続する。
条件を満たしたときにその効果が発揮されるものは、その時に効果を即座に解決する。BPの上昇等は指定されている期間でのみ適用される。
『~ステップ』等の『』で括られたタイミングの指定が無い場合は、常にその効果が発揮される、または誘発しうる。
疲労状態のスピリットの数を参照するタイミング指定の無い効果は、バトル発生後にもBPの変動等が起こりうる。(例:ダークパワー)
なお、複数の効果を適用するテキストの場合、テキストの通りに前からひとつひとつ解決していかなければならない。
同時に複数の効果が誘発したとき†
複数の効果が同時に誘発した場合は、ターンを進めていたプレイヤーがすべての効果の解決順番を決め、解決していく。
同時に誘発したすべての効果のすべての順番を決めてから解決していく。
このとき、ひとつの効果が別の効果を誘発させた場合、他の効果より先にそれを解決する。
ただし、ハウスルールでは効果の解決手順はこの限りではない。
- フレイムテンペストの効果で破壊時効果を持つ複数のスピリットを破壊したとき。それらの破壊時効果の解決順は、ターンプレイヤーが望む順番で決めることになる。
(該当:派生効果と解決軸)
- シャ・ズーのアタック時に爆進獣ブランボアーLv2がブロックしたとき。アタック側プレイヤーが爆進獣ブランボアーの効果を先にしてその後シャ・ズーの破壊時効果を選択すると、爆進獣ブランボアーが回復後、シャ・ズーの効果で疲労する。順番を逆にすると爆進獣ブランボアーは回復状態でバトルを終えることになる。
- 自分のターン中に天星馬ペガシーダLv2が破壊されたとき。2つある破壊時効果の解決順をターンプレイヤーが選ぶことになる。両方とも解決し終えたら天星馬ペガシーダはトラッシュに置かれる。
- 先にLv1効果を解決し天星馬ペガシーダのコアが減りLvが下がる、または0になってトラッシュに置かれる場合、Lv2効果は発揮されなくなる。
- 相手の場に古代闘技場Lv2があり自分の場に凍獣マン・モールLv3がいる状態でドラグサウルスを召喚したとき。自分の凍獣マン・モールの効果が先に適用され、その次に古代闘技場の効果が適用される。ドラグサウルスは【装甲:青】が付いた状態で場に出るため、召喚時効果を発揮できる。
- フィールドにあるカードに効果を及ぼす常在型効果は他の効果よりも優先して適用される。さらに、複数の常在型効果がある場合、それらは同時に適用され、適用順を決めることができない。
(該当:常在型効果)
- 同時に誘発する効果は派生効果である場合が多いが、複数誘発したアタック時効果等は派生効果ではないので注意。
(該当:アタック(ブロック)時効果)
召喚時効果・配置時効果†
『このスピリットの召喚時』「スピリットが召喚されたとき」「ブレイヴが召喚されたとき」『このネクサスの配置時』「ネクサスが配置されたとき」とある効果はそれぞれ、カードがフィールドに出たときに発揮される。
- 天使ヘルヴィムの召喚時効果は、召喚したときにこのスピリットしかフィールドにいない場合でも自身を数えて効果を解決できる。
- 二つの川に挟まれた王国の配置時効果は、配置したときにこのネクサスしかフィールドにない場合でも自身のコストを参照して効果を解決できる。
『このブレイヴの召喚時』とある効果は、ブレイヴの召喚処理の際にフィールドに出る前に発揮される。
この効果の解決後に、召喚するブレイヴがスピリット状態、あるいは合体状態になる。
『このブレイヴの召喚時』から派生効果が生まれても、その召喚時効果の解決後にそのブレイヴがフィールドに出てから派生効果の解決に移る。
- デス・ヘイズやズガネークは召喚時効果で自身を破壊することはできない。召喚時効果を解決している途中ではまだそれらはフィールドに存在しないため。
- 爆氷の覇王ロード・ドラゴン・グレイザーの重装甲:∞では、他にフィールドに緑や赤のシンボルがなければ、ヒョウ・カッチューやアンフィスバエナーの召喚時効果を防ぐことができない。
- 召喚するブレイヴが『このブレイヴの召喚時』効果を持つ場合、それが解決されるまでフィールドには存在せず、効果でそのブレイヴが持つシンボルやフィールドにあるカードとしての情報等を参照することができない。
- 自分のフィールドに剣の誕生地Lv2がある状態でバルカン・アームズを召喚するとき。まず最初にバルカン・アームズの召喚時効果を解決してから、剣の誕生地Lv2の効果でドローする。
- 『このブレイヴの召喚時』を発揮するタイミングではまだブレイヴの召喚が完了していない。この効果を解決し終えてから召喚が完了したことになり、そこでやっと「ブレイヴが召喚された」ことになる。
- 海底に眠りし古代都市Lv1効果は牙皇ケルベロード等のブレイヴをスピリット状態で召喚しても誘発しない。
- 「スピリットが召喚された」「ブレイヴが召喚された」とあるテキストは厳密には"スピリット(ブレイヴ)カードがスピリット(ブレイヴ)として召喚された"ことを意味する。ブレイヴは召喚の際にスピリット状態としてフィールドに出ることはあるが、スピリットのタイプとしてフィールドに出ることはない。
破壊時効果†
『このスピリットの破壊時』「スピリットが破壊された(した)とき」と記述される効果は、カードが破壊されて破壊状態になったときに誘発する。
ひとつの破壊により誘発した複数の破壊時効果はそれぞれ派生効果である。
そのため、それらすべてを解決し終えるまで破壊状態のカードはトラッシュに置かれない。
- 自分の機獣要塞ナウマンガルドを自分のデッドリィバランスの効果で破壊しても、機獣要塞ナウマンガルドLv1効果は発揮されない。
- 「相手によってこのスピリットが破壊されたとき」等、破壊に制約がある場合、それを満たしながら破壊されていなければ効果自体誘発しない。
- ヤン・オーガLv3が破壊され、その破壊と同時に【不死】を発揮させるとき。ヤン・オーガLv3の破壊時効果を解決し、破壊状態のヤン・オーガLv3をフィールドに残しながら【不死】を解決中ににコアの移動を行いヤン・オーガをLv2にすると、【不死】解決後にヤン・オーガLv2の破壊時効果が派生効果として誘発し解決される。
(現在はヤン・オーガがエラッタにより破壊時効果が1つにまとめられ不可能である。)
- 『このスピリットの破壊時』効果は破壊状態となったときの効果の解決軸中でLvが上下して必要Lvに達すると、新たにその効果が誘発する。これは『このスピリットの破壊時』が破壊状態を参照して効果の誘発のチェックを行なっているためである。
- 祝福されし大聖堂Lv2が自分のフィールドにある状態でパオ・ペイールLv1がアタックステップ中に破壊されたとき。先にパオ・ペイールLv1の効果で破壊状態を無効にすると、同時に誘発した祝福されし大聖堂Lv1とLv2の効果は両方とも発揮されなくなる。
- 『このスピリットの破壊時』「スピリットが破壊されたとき」と記述される効果は、解決軸の途中でその効果の解決前に破壊状態でなくなったとき、またはフィールドからその効果を発揮するカードが離れたとき、発揮されなくなる。
- ブレイヴと合体した北斗七星龍ジーク・アポロドラゴンLv3とパオ・ペイールLv1がバトルしたとき。バトル解決でパオ・ペイールLv1を破壊し、その破壊時効果で破壊状態を無効にした後に北斗七星龍ジーク・アポロドラゴンLv3合体時効果を発揮させて再度パオ・ペイールLv1を破壊することができる。
- 「BPを比べ相手のスピリットだけを破壊したとき」「BPを比べ相手のスピリットに破壊されたとき」と記述される効果は、破壊されているスピリットが破壊状態でなくなっても効果が発揮される。
- 自分が霊樹の守り神ブランボアーLv3でアタックしたとき。相手がデッドリィバランスの効果を使用し、自分のブロック宣言を行ったスピリットとこちら側の霊樹の守り神ブランボアー以外のスピリットを破壊した。このとき、霊樹の守り神ブランボアーのLv1とLv3の効果はどちらも誘発しない。
- 「相手のスピリットを破壊したとき」と記述される効果は、その効果をコントロールするプレイヤーの対戦相手が自分の効果によって自分のスピリットを破壊したときには誘発しない。
アタック(ブロック)時効果†
『このスピリットのアタック(ブロック)時』「アタック(ブロック)したとき」と記述される効果は、アタック(ブロック)宣言を行ったスピリットの疲労後にそれらの効果が誘発する。
複数のアタック(ブロック)時効果が誘発したとき、ターンプレイヤーがそれらの解決順を決め、ひとつずつ解決していく。
一度のアタック宣言により複数のアタック時効果が誘発しても、それらは互いに解決軸が異なる別々の効果であって、派生効果ではない。
(該当:派生効果と解決軸)
- 戦皇ゴッドスレイヤー・ドラゴンLv1のアタック時にそのネクサス破壊効果と血塗られた魔具Lv1効果が同時に誘発したとき。先にゴッドスレイヤー・ドラゴンの効果を解決すると血塗られた魔具が破壊状態となりそのLv1効果の解決に移る前にトラッシュに置かれ、効果も消滅する。
- 一度の宣言で誘発した複数のアタック(ブロック)時効果はそれぞれ解決軸(派生効果を含む効果の連鎖)が独立している。そのため、効果の解決が終わるたびに破壊状態となったカードがあれば、別のアタック(ブロック)時効果の解決に移る前にそれはトラッシュに置かれる。
- 戦皇ゴッドスレイヤー・ドラゴンLv1のアタック時にそのネクサス破壊効果を解決中にその効果で破壊した星空の冠Lv2効果が誘発したとき。ゴッドスレイヤー・ドラゴンの効果を解決した後、破壊状態の星空の冠のLv2効果の解決に移り、ゴッドスレイヤー・ドラゴンは破壊される。その後、破壊状態となったカードがトラッシュに置かれる。
- ひとつのアタック(ブロック)時効果の解決により別の効果が誘発した場合、もし他にアタック(ブロック)時効果が誘発していたら、そのアタック(ブロック)時効果の解決を行う前に最初の効果から生まれた新たな効果を解決する。ひとつの効果により誘発した別の効果は「派生効果」である。
(該当:派生効果と解決軸)
- ひとつの解決軸で破壊状態となったカードは、すべての派生効果を解決し終えるまでフィールドに残る。その解決軸で最後の派生効果が解決されたとき、破壊状態のカードがトラッシュに置かれる。
常在型効果†
【装甲】等、常に効果を発揮している効果。
効果の誘発をチェックせず、『~ステップ』等のタイミング指定が無い。
合体時効果†
ブレイヴ、またはスピリットが持つ【合体時】効果は合体スピリットである限り効果が発揮され続ける。
合体スピリットが【合体時】効果を発揮している間に、何らかの理由でその合体スピリットが合体スピリットではなくなったとき、発揮されている【合体時】効果はただちに効力を失う。
ブレイヴが破壊状態になると、破壊状態になったその時点で【合体時】効果は発揮されなくなり、合体していたスピリットも合体スピリットではなくなる。
- シユウが合体しているスピリットが効果を起動したとき。その後のフラッシュタイミングでシユウが破壊され、合体スピリットではなくなると、アンブロッカブル効果は効力を失う。
- 突機竜アーケランサーが合体しているスピリットが【合体時】効果を起動し解決しているとき。その後突機竜アーケランサーが破壊され、合体スピリットではなくなると、BP+効果は効力を失う。
- 合体スピリットでなくなると既に解決されている「このターンの間」等と期間が指定されている効果でも効力が失われる。
- 相手のアタックステップ中に自分のブレイヴの合体している土星神龍クロノ・ボロスLv2が、相手のブレイヴの合体している太陽神龍ライジング・アポロドラゴンLv3とBPを比べて破壊されたとき。
太陽神龍ライジング・アポロドラゴンの【合体時】効果により土星神龍クロノ・ボロスに合体しているブレイヴが破壊されると、その土星神龍クロノ・ボロスは合体状態ではなくなり【合体時】の破壊時効果も解決されなくなる。
このとき、合体している破壊状態のブレイヴは維持コストを乗せず合体したままにさせず、他の効果が解決され終わるまでフィールドに残しておく。
指定されたステップで発揮される効果†
『~ステップ』とある効果は、誘発条件(「~したとき」等)やタイミング(「ステップ開始時」等)、継続期間(「このターンの間」等)が指定されているものがある。
反対に、そのような記述が無い限り、そのステップ中いつでも効果が発揮されている、または発揮が可能である。(例:燃えさかる戦場Lv1効果等)
また、フラッシュタイミングの優先権を行使して発揮できる効果もある。(例:光の覇王ルナアーク・カグヤLv1効果等)
同じタイミングで複数の効果が誘発したとき、アタック(ブロック)時効果と同様にターンプレイヤーが順番を決めてひとつずつ解決していく。
同じステップに誘発する複数の効果でも、それらは派生効果ではない。そのため、それぞれの効果の発揮中に破壊状態となったカードがあれば、それらは解決がひとつ終わるたびにトラッシュに置かれる。
ステップの開始時と終了時†
「ステップ開始時」に発揮される効果は、そのステップの規定の効果前に効果が発揮される。
「ステップ終了時」に発揮される効果は、そのステップの規定の効果後、次のステップに移る前に効果が発揮される。
「ステップ終了後」に発揮される効果は、そのステップを終えてから発揮される効果だが、効果発揮のチェックが入るのはそのステップの終了前である。
同じステップに発揮される効果であっても「ステップ開始時」「ステップ終了時」の記述がある効果と、それらの記述がない効果とでは解決順の優先順位が異なる。
「ステップ開始時」はまず先に、「ステップ終了時」は必ず後に解決される。
効果発揮後に適用される効果†
テキストに「効果発揮後」と書かれている効果は、そのテキストの前後で効果の適用されるタイミングが異なる。
「効果発揮後」の前に書かれた効果の解決軸の終了後に「効果発揮後」の後に書かれた効果の解決軸が発生する。
このとき、「効果発揮後」の前の効果の解決軸中で【バースト】の発動が宣言されていた場合、その発動は「効果発揮後」の後の効果の解決軸が終了してからになる。
- 大天使イスフィールLv1効果でサジッタフレイムの効果を2回使用するとき。1回目の効果を発揮した際に相手が風の覇王ドルクス・ウシワカの発動を宣言しても、その発動は2回目の効果を解決してからになる。
- 龍の覇王ジーク・ヤマト・フリードの【バースト】効果を発動させてシャ・ズーを破壊するとき。【バースト】効果でシャ・ズーが破壊されるが、その破壊時効果を発揮するときにはまだフィールドに龍の覇王ジーク・ヤマト・フリードは召喚されていない。破壊時効果を解決してシャ・ズーをトラッシュに置いた後に龍の覇王ジーク・ヤマト・フリードを召喚する。
- このとき、シャ・ズーの破壊に対して相手が風の覇王ドルクス・ウシワカの発動を宣言していると、覇王ジーク・ヤマト・フリードの召喚後に風の覇王ドルクス・ウシワカの【バースト】効果を発動させることになる。
派生効果と解決軸†
ひとつの効果の解決中に、別の新たな効果を誘発させて効果が連鎖していくことがある。
この新たに生まれた効果のことを派生効果と呼ぶ。
派生効果を誘発させた効果から、誘発した派生効果すべてを解決し終えるまでがひとつの連なりである。
バトルスピリッツではこのような派生効果の連なりが頻繁に発生するため、便宜上これを効果の解決軸と呼び、メカニズムの説明を行う。
解決軸から別の解決軸に移るとき、または解決軸が終了したとき、その解決軸の途中で破壊状態となったカードはトラッシュに置かれる。
解決軸の途中でLv0となったスピリットやネクサスは解決軸の終了を待たずに即座にトラッシュに置かれる。
- フレイムテンペストの効果でシャ・ズー、ヤン・オーガ、ドラグノ爆弾兵、マルティウサギが破壊されたとき、それらすべての破壊時効果が派生効果である。同時に誘発したそれらの効果の解決順はターンプレイヤーが選ぶ。
- このとき、ドラグノ爆弾兵の破壊効果によりさらに別の効果を誘発させた場合、他の解決待ちの効果より先にそれを解決する。ドラグノ爆弾兵の破壊時効果から誘発した効果も、派生効果である。
- フレイムテンペストの破壊効果から、その効果から派生した他の破壊時効果(とドラグノ爆弾兵の破壊時効果から誘発した別の効果)すべてが解決されるまでがひとつの「解決軸」である。
- 解決軸の途中でハイドランディアの合体時効果や定規山脈Lv1効果で消滅が破壊扱いとなる場合、通常の破壊と同じように処理される。
- 鉄の覇王サイゴード・ゴレムの【大粉砕】Lv2の解決中にその効果により怪盗ヴァンビットが破壊されたとき。【大粉砕】Lv2の解決中に怪盗ヴァンビットの効果を誘発させているため、同じ効果中で破壊されていても破壊状態の怪盗ヴァンビットの効果は派生効果として解決される。
【バースト】の発動†
【バースト】はそれぞれの発動条件のもとに宣言を行い、実際の発動は条件を満たし、それに伴うすべての解決軸の処理の後になる。
【バースト】を持つマジックカードの【バースト】効果中でコストを支払って発揮させるメイン/フラッシュも、【バースト】効果の一部であり、他の効果が割り込むことはない。
【バースト】は、セットされているとき、裏向きのフィールドのカードか、(発動宣言を行う等して)表になったフィールドのカードのどちらかとして扱われる。
さらに、【バースト】を持つスピリットカード/ブレイヴカードが発動を宣言をし表になったときから、そのスピリットカード/ブレイヴカードのシンボルはフィールドにあるものとして扱われる。
【バースト】効果の発揮開始時、その【バースト】はセットされた状態ではなくなり、自分のフィールドには【バースト】がセットされていない状態になる。
この、発動宣言を行い表になってから効果を発揮しているまでの状態のことを【バースト】状態と呼ぶ。
他の効果同様、【バースト】の効果を起点とした解決軸も発生しうる。その際、【バースト】効果の解決中に別の【バースト】の発動条件を満たし、宣言することもある。
【バースト】状態のカードが発揮する効果はそれぞれ本来のカードタイプと同じ効果として発揮される。
【自分のライフ減少後】
ライフ減少に伴う星空の冠Lv1効果や巨蟹武神キャンサードの合体時効果等の解決後、【バースト】を発動させ効果を解決する。
【相手の『このスピリット/ブレイヴの召喚時』発揮後】
ひとつの『このスピリット/ブレイヴの召喚時』効果及びその効果から派生した効果すべての解決後、【バースト】を発動させ効果を解決する。
- 相手が召喚時効果を持つブレイヴを合体させて召喚させたときに鉄の覇王サイゴード・ゴレムの発動を宣言したとき。その合体スピリットの合計コストを参照してデッキを破棄する。
- マネキキャットの召喚時効果に対して鉄の覇王サイゴード・ゴレムの発動を宣言したとき。マネキキャット上のコアをすべて召喚時効果でフィールドに出すスピリットの上に維持コストとして移動させマネキキャットを自壊させると、鉄の覇王サイゴード・ゴレムのバースト効果で破棄される枚数は0になる。
【相手による自分のスピリット破壊後】
自分のスピリットの破壊から誘発した、派生効果を含むすべての効果を解決した後、【バースト】を発動させ効果を解決する。
- ミブロック・ジーナスや爆砕轟神掌等、バースト効果中でさらに破壊された自分のスピリットにBP、コストや属性の条件を求める場合、トラッシュに置かれたスピリットカード及び合体していたブレイヴカードがフィールドにいたときの状態を参照する。
- 騎士王蛇ペンドラゴンが合体しているダンデラビットLv1が破壊されたとき。ブレイヴをフィールドに残さないことを選ぶとミブロック・ジーナスの【バースト】効果の条件を満たすが、ブレイヴを残すことを選ぶと条件は満たされずミブロック・ジーナスは召喚されない。
- トラッシュに置かれる直前の破壊されたスピリットの状態を見るが、このとき、合体スピリットのブレイヴを残すかどうかで参照できる値が変わる。残す場合、合体していないスピリットとしてフィールドにいたときの状態(コスト、BP、属性)を参照することになる。残さない場合、合体スピリットとしてフィールドにいたときの状態(合計コスト、合計BP、属性)を参照することになる。
- 破壊されたスピリットが破壊状態からトラッシュに置かれる前に、何らかの効果によってコアが取り除かれLv0となってトラッシュに置かれた場合、【バースト】の発動を宣言できず、宣言した【バースト】はセットした状態に戻す。
【相手のスピリットのアタック後】
アタック宣言後に誘発した『このスピリットのアタック時』やそれから派生するすべての効果の解決後、【バースト】を発動させ効果を解決する。
【バースト】を発動させるまでにバトルや効果等で破壊状態となったカードは、【バースト】効果の発揮前にトラッシュに置かれる。これは解決軸と解決軸の間の処理と同様である。
『自分のバースト発動後』†
『自分のバースト発動後』とある効果は自分の【バースト】効果が解決され、その効果によって破壊されたカードがトラッシュに置かれた後に発揮される効果である。
この効果は自分の発動した【バースト】効果が解決された直後に続けて解決され、自分の【バースト】の後に相手プレイヤーが【バースト】を発動する場合でも、まず先にこちらが解決される。
【バースト】効果の解決から『自分のバースト発動後』の解決に移るとき、その【バースト】の解決中に破壊状態となったカードは『自分のバースト発動後』の解決に入る前にトラッシュに置かれる。これも解決軸と解決軸の間の処理と同様である。
反応型効果†
ある特定の効果の発揮前に割り込んで発揮される効果のこと。
この効果は該当する効果が対象を選択したとき、または発揮される際に誘発する。
これは派生効果の一種である。
- 冥府魔神オブシディオンLv1効果は、相手のバウンス効果の発揮前に発揮される。【バースト】のメイン・フラッシュ効果の対象選択後にも、効果の発揮前に割り込んで発揮される。
- 魔法監視塔Lv2効果は、相手のマジックの使用に対してその効果の発揮前、対象の選択後に割り込んで使用できる。
- 【氷壁】は相手のマジックの使用に対してその効果の発揮前、対象の選択後に割り込んで使用できる。
- 愛の女神ロヴンLv1効果は、相手のデッキ破棄効果の発揮前に割り込んで使用できる。
- 獣司祭ガーネスやダークアンキラーザウルスのLv1効果は、自分が【転召】の処理を行う際にこのスピリットを選んだとき、そのコアの移動を行う前に割り込んで発揮される。
スピリットへの指定アタック†
原則的にスピリットは対戦相手にアタックするだけでスピリットに対してアタックすることはできない。
対戦相手はアタックに対して自身のライフを守るために自身のコントロールするスピリットでブロックを行うのみである。
ただし、例外的に、相手のスピリットに対してアタックを行いバトルを強制させる効果を持つスピリットが存在する。
- 龍星皇メテオヴルムの指定アタックもスピリットへのアタックである。 条件がない限り疲労状態のスピリットでも指定でき、その際に相手はブロック宣言を疲労状態で行うことになる。
- 指定アタックは装甲や重装甲で防がれ、指定できない。スピリットの効果を受けないスピリットも同様に指定することはできない。
- 光龍騎神サジット・アポロドラゴンの効果で赤ではないスピリットに指定アタック効果を与えた場合、そのスピリットの指定アタックは【装甲:赤】で防ぐことができない。指定アタック効果の発生源は指定アタックを行うスピリットであるため。
- 最古龍の顎Lv2効果やキラーテレスコープでクイーン・ワルキューレのようなスピリットの効果を受けないスピリットに指定アタックすることはできない。これらは自分のスピリットに指定アタック効果を与えるものかそうでないかに関わらず、指定アタック効果の発生源は指定アタックを行うスピリットとして扱われるため。
- 指定アタックと同時に他のアタック時効果が誘発し、他の効果の前に指定アタック効果でアタックするスピリットを指定してもすぐにはブロック状態にはならない。実際にブロックが確定するのはアタックしたときに発生するすべての効果や発動した【バースト】の解決後である。
- 指定されたスピリットがブロック宣言前にフィールドからいなくなった場合、指定アタックが無効となり、通常のアタックとなる。
- 相手のスピリットが実際にブロック宣言をする前に指定アタックを行ったスピリットが指定アタックの効果を失った場合、これも通常のアタックとなり、アタック宣言後のフラッシュタイミングもなくならない。
スピリットのアタックによるライフの減少†
「このスピリットのアタックによって相手のライフを減らしたとき」等と記述される効果は、アタックステップのバトル解決において、ブロックされずにそのスピリットの持つシンボルの数だけ直接相手のライフへダメージを与えたときに誘発し解決される。
「相手のライフを減らしたとき」と記述される効果は、スピリットのアタックによるライフへのダメージの他に、効果によりライフを減らしたときにも誘発する。
- ウィングブーツの効果でブロックされなかったものとして相手のライフにダメージを与えるのは、スピリットのアタックによるライフの減少であり、効果によるものではない。
効果による召喚や配置†
「召喚する(できる)」「配置する(できる)」と記述される効果でカードをフィールドに出す場合、召喚する、または配置するカードを提示した時点でその効果の解決は終了する。
ただし、提示したカードが召喚時効果や配置時効果を持つときや、召喚されたときに誘発する他のカードの効果があるとき、それらがさらに派生効果として解決される。
- マネキキャットをスピリット状態で召喚しその効果で【転召】を持つ翼神機グラン・ウォーデンを召喚するとき。マネキキャットの効果は翼神機グラン・ウォーデンの提示時点で終了し、マネキキャットはスピリット状態となる。そして派生効果として翼神機グラン・ウォーデンの【転召】をマネキキャットに対して行う。
- 天星馬ペガシーダLv1破壊時効果でデッキから【転召】を持つスピリットが破棄されたとき。破棄された時点で効果の解決が終了するが、召喚するスピリットが【転召】を持つので破壊状態の天星馬ペガシーダはトラッシュに置かれず【転召】の処理が終わるのを待つことになる。
- このとき、破壊状態の天星馬ペガシーダを【転召】させることも可能。
使用回数に制限がある効果†
「この効果はターンに~回しか使えない」等と記述される効果は、効果毎に回数の制限がある。
「ターンに1回」等と記述される効果は、カード毎に回数の制限がある。
- 英雄皇の神剣Lv1効果は、このネクサスが複数枚フィールドにあっても、それらの合計でターンに1度しか効果は発揮されない。
- シユウの合体アタック時効果の回数制限は合体したスピリット毎に数えられる。そのため、シユウと合体したスピリットが複数体いてもそれぞれがターンに1度効果を起動することができる。
「疲労したとき」に誘発する効果†
アタック宣言時の、疲労により誘発する効果とアタック時効果の解決タイミングにはずれがある。
アタック宣言→カードの疲労(「疲労したとき」等の誘発・解決)→アタック時効果の誘発・解決の順となる。
ブロック宣言時も同様。
- 自分のフィールドに魔星輝く古戦場Lv1がある状態で相手がレッサー・ドラグサウルスでアタックを宣言し、そのLv2効果を発揮させるとき。アタック宣言後にレッサー・ドラグサウルスが疲労し魔星輝く古戦場Lv1効果が解決される。その後、レッサー・ドラグサウルスLv2効果で魔星輝く古戦場が破壊されトラッシュに置かれる。
- 当然ながらこの2つの効果は解決軸が異なる。アタック宣言後の疲労時に誘発する効果からさらに派生した効果を解決し終えるまでは、アタック時効果の解決に移ることはできない。
規定の効果†
ターンの各ステップには規定の効果が存在する。
規定の効果とは、ターンを進めるプレイヤーがターンの進行中に必ず行う、プレイヤーによらない特殊な動作のことである。
ただし、メインステップには規定の効果が無く、アタックステップの規定の効果は行うかどうかを選ぶことができる。
- スタートステップ : デッキ枚数による敗北条件のチェック
- コアステップ : コアを1つリザーブに置くこと
- ドローステップ : デッキから1枚ドローすること
- リフレッシュステップ : フィールドにあるカードの回復とコアの移動
- メインステップ : 無し
- アタックステップ : バトル(アタック宣言~バトル終了)
- エンドステップ : 効果の消滅
ネクサスの効果†
スピリット/ブレイヴ/マジックの効果は特定の期間(このターンの間、このバトルの間等)が記述されていれば、効果を発揮したカードがフィールドに存在しなくとも効果を発揮し続ける。
ネクサスの効果の場合、いかなる効果が発揮されていようとも、効果の発生源であるネクサスがフィールドからなくなったときには直ちにその効果は効力を失う。
- 英雄皇の御盾Lv1効果でアタックできない状態になっても、そのターン中に英雄皇の御盾がフィールドから無くなるとその効果は消滅する。
- 光り輝く大銀河Lv2効果でフラッシュタイミングでスピリットに対して効果を解決し適用した後に、そのターン中に光り輝く大銀河がフィールドから無くなるとその解決済みの効果は効力を失う。
フィールドにないカードの効果†
スピリットカード/ブレイヴカード/ネクサスカードが発揮する効果はそれぞれ、スピリット/ブレイヴ/ネクサスの効果ではない。
ただし、マジックカードが及ぼす効果は、いかなる状況でも常にマジックの効果である。
- ティンダロ・ハウンドや猫娘アニーの効果は手札にあるスピリットカードの効果である。そのため、「スピリット/ネクサス/マジックの効果でスピリットを召喚できない」効果では召喚を防げない。
- 忍者サルトベや【不死】の効果はトラッシュにあるスピリットカードの効果である。そのため、「スピリット/ネクサス/マジックの効果でスピリットを召喚できない」効果では召喚を防げない。
- 永久凍土の王都の効果はトラッシュにあるネクサスカードの効果である。
- ブリーズライドの効果はトラッシュにあるマジックの効果である。そのため、天蒼元帥チョウハッカイLv1効果の影響を受け、その際は手札に戻すことができない。
- フィールド以外にあるコアの乗っていないスピリットカードはLvに関係なくカードに記述された効果を持っているものと扱われる。
関連リンク†