効果の分類について

効果の適用されるタイミング

『お互いの(自分の・相手の)~ステップ』『このスピリットの~時』等、『 』でタイミングが指定された効果はそのステップ中や行動中、条件を満たしている間に常に効果を発揮したり、効果が誘発して解決されたりする。
中には『 』で指定されたタイミングの他に、効果のテキスト中に、効果を発揮するまでに満たす必要のある条件が記述された効果も存在し、その条件が満たされなければ発揮されない。
カードに書かれている効果は誘発してから効果を解決するまで、または誘発してから解決した後、そのカードがフィールドにいなければ効果の解決ができなかったり効果が効力を失うことになる。
また、『 』で指定されたタイミングがない効果も存在する。
(参考:常在型効果)

「この~の間」「~終了時」

効果のテキストに「このターンの間」「このバトルの間」等の持続期間が定められているものは、アタック宣言、「~したとき」やマジックの使用を介して1度誘発してから解決されると、効果を発揮したカードがフィールドになくてもその持続期間中は効果が発揮され続ける。
ただし、スピリット/アルティメットの【合体時】効果とネクサスの効果は、フィールドを離れたりLvが達しなくなると無効になる。
「バトル終了時」等に発揮される効果は、効果の条件を満たしていてもその効果を発揮するカードがそのターンのエンドステップ開始時やバトル解決・終了までフィールドになければ発揮されない。
「このターンの間」の効果は、エンドステップに発揮する効果がすべて発揮した後、効果を失う。

効果の適用順

ひとつのテキスト中で複数の効果(「破壊する」「手札に戻す」等の動作を一区切りにしたもの)を適用する場合、テキストの通りに前からひとつずつ適用していかなければならない。
ただし、テキストが「その後」「効果発揮後」等でそれぞれの効果が区切られていない場合、すべての効果は同時に解決されたことになる。

「さらに、~する」と書かれた効果(【Uトリガー】の【クリティカルヒット】や【WUトリガー】のダブルヒットも含む)の対象の指定は同時扱いとなる。

同時に複数の効果が誘発したとき

複数の効果が同時に誘発した場合、ターンを進めているプレイヤー(ターンプレイヤー)がすべての効果の解決順を決め、ひとつずつ解決していく。
このとき、解決中の効果がさらに別の効果を誘発させた場合、他の効果よりも先にそれを解決する。

ルール干渉効果に対する例外

ルールに干渉する複数の効果が同時に誘発しその効果が矛盾している場合、ターンプレイヤーが効果の解決順を決めるのではなく、最後に発揮した効果で解決する。

『このスピリット/ブレイヴ/アルティメットの召喚時』『このネクサスの配置時』

『このスピリット/ブレイヴ/アルティメットの召喚時』「スピリット/ブレイヴ/アルティメットが召喚されたとき」『このネクサスの配置時』「ネクサスが配置されたとき」とある効果はそれぞれ、カードがフィールドに出たときに発揮される。
『このブレイヴの召喚時』は、召喚するブレイヴがスピリット状態、あるいは合体状態になってから発揮される。
(2012年9月7日よりブレイヴの召喚手順が変更され、ブレイヴの召喚時効果は他の召喚時・配置時効果と同じタイミングでの発揮となった。)

『このスピリット/ネクサスの破壊時』

『このスピリットの破壊時』「スピリットが破壊された(した)とき」『このネクサスの破壊時』と記述される効果は、カードが破壊されて破壊状態になったときに誘発する。
また、ひとつの破壊により誘発した複数の『このスピリットの破壊時』「スピリットが破壊された(した)とき」『このネクサスの破壊時』の効果はそれぞれ派生効果である。
そのため、それらすべてを解決し終えるまで破壊状態のカードはトラッシュに置かれない。

『このスピリットのアタック(ブロック)時』

『このスピリットのアタック(ブロック)時』『このスピリットの合体アタック時』「アタック(ブロック)したとき」「疲労したとき」と記述される効果は、アタック(ブロック)宣言を行った際に効果が誘発する。
複数のアタック(ブロック)時効果が誘発したとき、ターンプレイヤーがそれらの解決順を決め、ひとつずつ解決していく。
1度のアタック宣言により複数のアタック(ブロック)時効果が誘発しても、それらは互いに解決軸が異なる別々の効果であって、派生効果ではない。
ほとんどの効果はアタック(ブロック)宣言時に即座に効果を解決するが、アタック(ブロック)している状態のときにアタック(ブロック)宣言を介さなくても発揮される効果もある。

常在型効果

装甲】等、常に発揮されている効果のこと。
効果の誘発をチェックせず、『 』でタイミングが指定されていない。

【合体時】効果

ブレイヴ、またはスピリット/アルティメットが持つ【合体時】効果は合体スピリット/合体アルティメットである限り効果が発揮され続ける。
【合体時】効果を発揮している合体スピリット/合体アルティメットが、何らかの理由で合体スピリット/合体アルティメットではなくなったとき、発揮されている【合体時】効果は即座に効力を失う。
なお、合体スピリットのブレイヴは破壊されると破壊状態を経ず、他の効果の解決を待たず、即座にトラッシュに送られる。
破壊された、合体スピリット/合体アルティメットのブレイヴは同時に発揮した効果と派生効果を解決した後、トラッシュに置かれる。
(2016年4月1日より消滅/破壊されたカードがトラッシュに置かれるタイミングが統一された。)

指定されたステップで発揮される効果

『~ステップ』とある効果は、誘発条件(「~したとき」等)、タイミング(「ステップ開始時」等)、持続期間(「このターンの間」等)が指定されているものがある。

同ステップの同じタイミングで複数の効果が誘発したとき、アタック(ブロック)時効果と同様にターンプレイヤーが順番を決めてひとつずつ解決していく。
同じステップに誘発する複数の効果でも、それらは派生効果ではない。
そのため、それぞれの効果の発揮中に破壊状態となったカードがあれば、それらは解決がひとつ終わるたびにトラッシュに置かれる。

ステップの開始時と終了時

「ステップ開始時」に発揮される効果は、そのステップの規定の効果前に効果が発揮される。
「ステップ終了時」に発揮される効果は、そのステップの規定の効果後、次のステップに移る前に効果が発揮される。
「ステップ終了後」に発揮される効果は、そのステップを終えてから発揮される効果だが、効果発揮のチェックが入るのはそのステップの終了前である。
同じステップに発揮される効果であっても「ステップ開始時」「ステップ終了時」の記述がある効果と、それらの記述がない効果とでは解決順の優先順位が異なる。
「ステップ開始時」はまず先に、「ステップ終了時」は必ず後に解決される。

「その後」「さらに」「効果発揮後」に適用される効果

これらはいずれも効果の適用順や派生効果との関わりが深いため、そちらの記述も参照されたい。

テキストに「さらに」/「その後」/「効果発揮後」と記述されている効果は、簡潔に言えば派生効果や効果の適用順のタイミングが異なる。
「さらに」と「その後」は効果の適用順、「効果発揮後」は派生効果と効果の適用順に密接な関わりがある。

テキストに「さらに」とある効果は、「さらに」の前と後に書かれている効果を同時に処理する。
このため、「さらに」の前にある効果と後にある効果で対象を取る場合は、どちらも同時に対象に取らなければならない。

また、効果の発揮は「さらに」の後に書かれていても、効果発揮に条件があるならば「さらに」の前から満たさなければならない。

一方、テキストに「その後」とある効果は、「その後」の前にある効果を先に解決し、「その後」の後ろにある効果を後に解決しなければならない。

テキストに「効果発揮後」とある効果は、そのテキストの前後で効果の適用されるタイミングが異なる。
「効果発揮後」の前に書かれた効果の解決軸の終了後に「効果発揮後」の後に書かれた効果の解決軸が発生する。
このとき、「効果発揮後」の前の効果の解決軸中で【バースト】の発動が宣言されていた場合、その発動は「効果発揮後」の後の効果の解決軸が終了してからになる。
「その後」と記述された効果と表記が似ているので注意したい。

派生効果と解決軸

ひとつの効果の解決中に、別の新たな効果を誘発させて効果が連鎖していくことがある。
この新たに生まれた効果のことを派生効果と呼ぶ。
派生効果を誘発させた効果から、誘発した派生効果すべてを解決し終えるまでがひとつの連なりである。
バトルスピリッツではこのような派生効果の連なりが頻繁に発生するため、便宜上これを効果の解決軸と呼び、メカニズムの説明を行う。
解決軸から別の解決軸に移るとき、または解決軸が終了したとき、その解決軸の途中で消滅した/破壊状態になったカードはトラッシュに置かれる。
解決軸の途中でLv0となったスピリットやネクサスは解決軸の終了を待たずに即座にトラッシュに置かれる。
(2016年4月1日より消滅/破壊されたカードがトラッシュに置かれるタイミングが統一された。)

【バースト】の発動

バースト】はそれぞれの発動条件のもとに宣言を行い、実際の発動は条件を満たし、それに伴うすべての解決軸の処理の後になる。
【バースト】を発動させるまでにバトルや効果等で破壊状態となったカードは【バースト】効果の発揮前にトラッシュに置かれる。

【バースト】を持つマジックカードの【バースト】効果中でコストを支払って発揮させるメイン/フラッシュも、【バースト】効果の一部であり、他の効果が割り込むことはない。
【バースト】はセットされているとき、裏向きのフィールドのカードか、(発動宣言を行う等して)表になったフィールドのカードのどちらかとして扱われる。
さらに、【バースト】を持つスピリットカード/アルティメットカード/ブレイヴカード/ネクサスカードが発動を宣言をし表になったときから、そのカードが持つシンボルはフィールドにあるものとして扱われる。

【バースト】効果の発揮開始時、その【バースト】はセットされた状態ではなくなり、自分のフィールドには【バースト】がセットされていない状態になる。

この、発動宣言を行い表になってから効果を発揮しているまでのカードの状態のことを【バースト】状態と呼ぶ。

他の効果同様、【バースト】の効果を起点とした解決軸も発生しうる。
その際、【バースト】効果の解決中に別の【バースト】の発動条件を満たし、宣言することもある。
【バースト】状態のカードが発揮する効果は、それぞれ本来のカードタイプ(スピリット/アルティメット/ブレイヴ/ネクサス/マジック)がフィールドにあるとき、使用されたときと同じ効果の分類として発揮される。

【自分のライフ減少後】
発動宣言はライフが実際に減り、ライフ減少に伴う星空の冠Lv1効果や巨蟹武神キャンサードの【合体時】効果等を解決し終えるまで。
その後、【バースト】を発動させ効果を解決する。

【相手の『このスピリット/ブレイヴの召喚時』発揮後】
発動宣言はひとつの『このスピリット/ブレイヴの召喚時』効果及びその効果から派生した効果すべてを解決し終えるまで。
その後、【バースト】を発動させ効果を解決する。

【相手による自分のスピリット破壊後】
発動宣言は実際に自分のスピリットが破壊されてから、破壊から誘発した派生効果を含むすべての効果を解決し、破壊されたカードをトラッシュに置き、次の効果発動の宣言または別のタイミングに移行するまで。
その後、【バースト】を発動させ効果を解決する。

【相手のスピリットのアタック後】
発動宣言は相手のスピリットがアタック宣言し、誘発したアタック時効果や派生するすべての効果を解決するまで。
その後、【バースト】を発動させ効果を解決する。

【相手の効果によって相手の手札が増えた後】
発動宣言は相手の効果によって相手の手札が増えた瞬間から、そのとき発揮している効果の解決が終わるまで。
その後、【バースト】を発動させ効果を解決する。

【相手か自分の《封印》後】
発動宣言は、《封印》の発揮から、アタック宣言時に発揮する効果の解決が終わり、バースト効果の発揮またはフラッシュタイミングに移る前まで。

『自分のバースト発動後』

『自分のバースト発動後』とある効果は自分の【バースト】効果が解決され、(あるならば)その効果によって破壊されたカードがトラッシュに置かれた後に発揮される効果である。
この効果は自分の発動した【バースト】効果が解決された直後に続けて解決され、自分の【バースト】の後に相手プレイヤーが【バースト】を発動する場合でも、まず先にこちらが解決される。
【バースト】効果の解決から『自分のバースト発動後』の解決に移るとき、その【バースト】の解決中に破壊状態となったカードは『自分のバースト発動後』の解決に入る前にトラッシュに置かれる。

反応型効果

ある特定の効果の発揮前に割り込んで発揮される効果のこと。
この効果は該当する効果が対象を選択したとき、または発揮される際に誘発する。
これは派生効果の一種である。

指定アタック(スピリット/アルティメットを指定したアタック)

原則的にスピリット/アルティメットは対戦相手にアタックするだけで相手のスピリット/アルティメットに対してアタックすることはできない。
対戦相手はアタックに対して自身のライフを守るために自身のコントロールするスピリット/アルティメットでブロックを行うのみである。
ただし、例外的に、相手のスピリット/アルティメットに対してアタックを行いバトルを強制させる効果を持つスピリットが存在する。

スピリットのアタックによるライフの減少

「このスピリットのアタックによって相手のライフを減らしたとき」等と記述される効果は、アタックステップのバトル解決において、ブロックされずにそのスピリットの持つシンボルの数だけ直接相手のライフへダメージを与えたときに誘発し解決される。
「相手のライフを減らしたとき」と記述される効果は、スピリットのアタックによるライフへのダメージの他に、効果によりライフを減らしたときにも誘発する。

効果による召喚や配置

「召喚する(できる)」「配置する(できる)」と記述される効果でカードをフィールドに出す場合、召喚する、または配置するカードを提示した時点でその効果の解決は終了する。
ただし、提示したカードが召喚時効果や配置時効果を持つときや、召喚された(する)ときに誘発する他のカードの効果があるとき、それらがさらに派生効果として解決される。

使用回数に制限がある効果

「この効果はターンに~回しか使えない」等と記述される効果は、効果毎に回数の制限がある。
「ターンに1回」等と記述される効果は、カード毎に回数の制限がある。
テキスト内容が同一でもカード名が違う場合、違う効果として判定される。

規定の効果

ターンの各ステップには規定の効果が存在する。
規定の効果とは、ターンを進めるプレイヤーがターンの進行中に必ず行う、プレイヤーによらない特殊な動作のことである。
ただし、メインステップには規定の効果がなく、アタックステップの規定の効果は行うかどうかを選ぶことができる。

ネクサスの効果

スピリット/アルティメット/ブレイヴ/マジックの効果は特定の持続期間(「このターンの間」「このバトルの間」等)が記述されていれば、効果を発揮したカードがフィールドに存在しなくとも効果そのものは発揮され続ける。
ネクサスの効果の場合、いかなる記述の効果が発揮されていようとも、効果の発生源であるネクサスがフィールドからなくなったとき、即座にその効果は効力を失う。

フィールドにないカードの効果

スピリットカード/アルティメットカード/ブレイヴカード/ネクサスカード/マジックカードの状態で発揮される効果もそれぞれ、「スピリット/アルティメット/ブレイヴ/ネクサス/マジックの効果」である。

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