**アルケーガンダム [#udc538ce]
 スピリット(制限カード<1>)
 7(3)/青/MS
 <1>Lv1 8000 <3>Lv2 12000 <5>Lv3 15000
 手札にあるこのカードは、スピリットのアタックによって自分か相手のライフが減ったか、スピリットが破壊されたとき、1コスト支払って召喚できる。
 Lv1・Lv2・Lv3:フラッシュ『このスピリットのアタック/ブロック時』
 3コストまでを支払うことで、支払ったコストにより、次の効果を発揮する。
 1コスト以上:コスト7以下の相手のスピリット1体を破壊する。
 2コスト以上:このスピリットは回復する。
 3コスト:ターンに1回、自分のアタックステップなら、自分は、相手の手札1枚を内容を見ないで破棄し、相手のライフのコア1個をリザーブに置き、相手のデッキを上から6枚破棄する。
 シンボル:青
 
 イラスト:森下直親
 イラスト:JUN YAMAGUCHI(コラボブースター【ガンダム ~魔女の覚醒~】)
 
 フレーバーテキスト:
 アリー・アル・サーシェスの駆るスローネシリーズの実戦配備最終形態。

 (エラッタ前)
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(エラッタ前)
 手札にあるこのカードは、スピリットがアタックによってライフを減らしたか、スピリットが破壊されたとき、1コスト支払って召喚できる。
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[[コラボブースター【ガンダム ~宇宙を駆ける戦士~】]]で登場した[[青]]の[[スピリット]]。

まず目を引く特徴的な誘発効果は、「スピリットのアタックで」ライフが削られるか、スピリットが破壊された際に発揮される。
アタックするスピリット・破壊されるスピリット・削られるライフの全てがお互いを対象としている為、必ず機会は回ってくるものの、あまり受動的にならずにこちらから積極的にアタックを仕掛ける様な構築での採用が理想的。
テキストだけでは分かりづらいが、下記Q&Aの通り、「アタックによってライフが減ったとき」と「スピリットが破壊されたとき」で分割されるので、スピリット破壊の方は効果破壊でも発揮される。

その性質上、互いのプレイヤーが同時に誘発効果を発揮する状況もあり、その場合の処理は以下の流れで行われる。
-カードの提示は必ず非ターンプレイヤーが先に行い、カードの提示を完全に完了してからターンプレイヤーの提示が開始される。
互いに提示が終わったら、同一タイミングで発揮される他の効果も含めてターンプレイヤーが解決順を全て選択し、1枚ずつ処理を行う。

また、スピリット破壊をトリガーに召喚する場合、その段階で[[「フィールドに残る」>カード効果:自分のスピリットをフィールドに残す]]効果が発揮されたり、或いは「破壊待機状態のスピリットのコアが0個になって消滅待機状態へと変化した」状態になると、条件を満たした扱いにはならず誘発効果は不発となる。
これは、スピリットの破壊を条件とする効果が「破壊待機状態のスピリット」を参照しており、それが解かれる為に発生する現象。
ターンプレイヤーであれば、
-「先に自分のアルケーガンダムから処理して破壊待機状態の自分のスピリットのコアを外しながら(消滅待機状態にして)召喚する」
-「相手が提示してきた場合は他の効果を先に処理して破壊待機状態を解除する」

といった方法で対処可能だが、非ターンプレイヤーがスピリット破壊をトリガーに召喚する場合は要注意。

アタック/ブロック時効果は様々な効果を一度に発揮できるユニークなもの。
-1コスト以上支払ったときの効果の破壊上限はそこそこといったところ。
最序盤に場に出られれば強力な一方、合体スピリットや【[[PS装甲]]:コスト7以下】には無力なのが難点となる。
-2コスト以上支払ったときの効果は発揮に回数制限がなく、比較的手軽に追加の打点を調達できる。
-3コスト支払ったときの効果は、すべて自分のターンにしか使えないが、青の得意分野と呼べる効果が一通り盛り込まれた豪勢な内容となっている。

3ヵ所同時に干渉するのが嫌らしく、コスト破壊も同時なので、そのコントロール性能は元々これを得意とする青のなかでも際立っている。
相手の[[星空の冠]]Lv2がある場合で3コスト支払った場合は、3コスト効果までを発揮するが、回復しているので破壊されるという形になる。

フィールドはおろか手札やデッキをもかき乱す性能を持っており、すべての効果が[[アリー・アル・サーシェス]]とシナジーがある。
しかし、耐性を持っているわけではなく効果発揮までに相手のフラッシュが挟まるため、単体では割と対処されやすい。
また、原作でオールレンジ兵器を使う[[MS]]のなかでは、このスピリットは自らバトルしないと効果を発揮できないため原作知識のあるプレイヤーは逆に混同しないよう注意しておきたい。

コラボ限定戦においては、[[アルケーガンダム]]を1コストで召喚→[[仮面ライダーオーズ タジャドル コンボ(最終回ver.)]]を煌臨→[[インペリアルドラモン パラディンモード]]にチェンジという作品間の垣根を超えた三強とも呼べる3枚での流れは絶大な威力を誇るコンボとなる。

意外と自分のアタックステップ中にできることが少ない青の[[MS]]にとっては詰めの一手として重要なスピリット。
[[キラ・ヤマト]]など青シンボルを有効活用できるカードや、[[バナージ・リンクス]]のような足りない耐性を付与できるカードと組み合わせられるとなおよい。
[[MS]]以外の系統を持たないため各ガンダム作品ごとの系統サポートは受けられないが、召喚効果の条件が緩く効果もコラボカードの有無を問わずデッキを選ばない汎用性の高いものとなっているため、文字通り「傭兵」となるパワーカードとして様々な構築に採用を検討できる。

このカードの握り合いは、先んじてアタックすることでアタック/ブロック時効果を先に使えるため、ターンプレイヤーが基本的に有利。
さらに、手札誘発効果が条件を満たしたとき、ターンプレイヤーは相手も同じものを使うか確認してから効果を使える。
またこのカード自身のサイズがコスト破壊の対象のため、非ターンプレイヤーは出すだけ損ということもあり得る。
しかし、これらはあくまで同じタイミングに出す場合の例で、アタックや破壊が連続して起こる状況では経験や読み合いで勝ってこそ有利を取れる。

-段階的なコスト支払いにより効果が増える初の効果持ち。
-手札から発揮する効果や相手の手札に干渉する効果も相まって処理が複雑になることもあって度々ルール改定にかかわっている。
--2021年4月17日に[[ルールマニュアルVer.12.0の改定>https://www.battlespirits.com/rule/revised.html]]が施行され、手札にあるカードが効果の発揮条件を満たしたとき(いわゆる手札誘発)の提示の手順が変更された。
このルール変更によって、このカードの手札誘発効果は、ターンプレイヤーなら「相手もこのカードを使うか確認してから使う」手順を取れるようになった。
---それまで、お互いの手札にあるカードが同じタイミングで効果の発揮条件を満たしたときの提示は、お互いが同時に行うルールだった。
そして、相手が提示するか確認した後に自分が提示するか決める手順を取ることは、ターンプレイヤーであっても不可能だった。
---ルール改定により、
①自分がターンプレイヤーの場合、まず、相手がそのとき発揮したい効果を持つ手札のカードをすべて提示する。
②次に自分がそのとき発揮したい効果を持つ手札のカードをすべて提示する。
③ターンプレイヤーがフィールドやトラッシュなどで同時発揮する効果も含め、解決順を決めて解決する。
--2023年5月27日の''[[ルールマニュアルver.14.0にあわせたルール改定とそれに伴うエラッタ>https://twitter.com/bs_official/status/1656935995160543232]]''より、「相手の手札を破棄する」効果など「効果の対象が対戦相手から非公開情報」である場合、先に対象は指定せずに、対象になったときの効果も解決し、実際にその効果が発揮する段階で対象を指定して発揮するように変更された。
---以前は、
①このスピリットの効果で相手の手札破棄を指定・ライフ破壊効果を発揮。
②破棄対象を指定し、指定したカードが相手の[[白晶防壁]](リバイバル)であった。
③相手の対象を確認後、相手は改めて[[白晶防壁]](リバイバル)の破棄によるライフ保護効果を提示することにした。
④対象のカードが無くなってしまったのでこちらは手札破棄の対象を選びなおす必要があった。
---ルール改定に伴い、
①このスピリットの効果で相手の手札破棄を指定・ライフ破壊効果を発揮。
②効果の対象が対戦相手から非公開情報(手札)の場合、自分は先に手札のどのカードを破棄させるか対象をまだ指定せず、[[白晶防壁]](リバイバル)の破棄によるライフ保護効果は「ライフが減るとき」に効果発揮前に割り込むので相手は[[白晶防壁]](リバイバル)を提示するかこの段階で決める。
③[[白晶防壁]](リバイバル)が提示された後、ほかに割り込む効果がなければ、実際に効果が発揮する段階で手札破棄する対象を指定して発揮する。

-2021年7月31日より[[制限カード<1>>禁止・制限カードリスト]]に指定。
バトスピ特別調査室によれば、デッキを問わず幅広く使用できるカードとなっており、想定よりも勝敗を左右する状況が多く、今後も対戦環境に影響が出ると判断して1枚制限に至ったとのこと。
上記のようにパワーカードとしてゲーム環境を左右していた。
[[インペリアルドラモン パラディンモード]]と並んで初のコラボブースターからの制限カードとなった。
//ちなみに、最凶トリオのうち、単体ではオーバーパワーを持たない[[仮面ライダーオーズ タジャドル コンボ(最終回ver.)]]はスルーされている。
--シリーズ初の再録ブースターに再録された現役制限カード。
実用性の高さと需要の高さを憂慮されたためと思われる。

***収録 [#e757998a]
[[コラボブースター【ガンダム ~宇宙を駆ける戦士~】]] <X> (パラレルあり)
[[コラボブースター【ガンダム ~魔女の覚醒~】]] <X>

***原作において [#l8951ba7]
アニメ『[[機動戦士ガンダム00 2nd Season>出典:機動戦士ガンダム00]]』にて登場。

[[アリー・アル・サーシェス]]が強奪していた[[ガンダムスローネツヴァイ]]を元に、彼を傭兵として雇ったイノベイターが彼の専用機として開発した[[MS]]。
おおよそ[[ガンダム>名称:「ガンダム」を含むカード]]とは言い難い異質な風貌をしているが、同作の登場人物は本機を即座に[[ガンダム>名称:「ガンダム」を含むカード]]だと判断しており、[[ティエリア・アーデ]]に至っては[[スローネ>名称:「スローネ」を含むカード]]の発展型である事まで見抜いていた。
胴体と両脚に初期型の擬似太陽炉(GNドライヴ[T])を計3基搭載しており、[[サーシェス>アリー・アル・サーシェス]]の卓越した操縦技術も相まって、[[ガンダムマイスター]]複数人を相手に互角以上に渡り合う程の実力を見せる。
武装は、GNバスターソード、GNファング、脚部に搭載された奇襲用の[[GNビームサーベル]]等。
尚、企画段階では[[ネーナ・トリニティ]]の搭乗機となる予定だった模様。
-プレイヤーを問わずライフ減少時・スピリット破壊時に反応する自身の召喚効果は、サーシェスの「戦争屋」としての生き様を、コストを支払うことで発揮する効果はオールレンジ攻撃が可能なGNファングをそれぞれ表現したものか。
傭兵である[[アリー・アル・サーシェス]]のイメージをピックアップして、報酬(=コスト)の支払いで担わせられる仕事の範囲が増減するとも考えられる。
また、バトル時のフラッシュ効果は最大で3種類の効果を発揮できるが、これは3基搭載された擬似太陽炉をイメージしたものと思われる。

#clear
//-テキスト関連
-ルール関連
[[禁止・制限カードリスト]]


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