*契約編:界 [#rd1c028c]

#contents

**舞台 [#h211e75c]
舞台は[[契約編>背景世界/契約編]]に引き続き魂蹟契約世界『レクリス』。
ダンとザ・ジャッジメントの戦い「[[審判の日]]」以来、レクリスは変貌を遂げていた。

**勢力 [#ic0d59e5]
***契約の巫女 [#y11aa488]
-契約の巫女トア
白い髪の少女。
『レクリス』に[[放浪者ダン]]を召喚した張本人。
ダンを救うためウィズと共に旅に出る。
[[言葉を発することができない動物型スピリットの声を聴くことができる。>歩く大聖堂ガラン・カテドラル]]
その正体は[[オラクル二十一柱 VI ザ・ラバーズ]]の[[代行者の片割れ。契約調停機関の介入によって記憶を失っており、>エクレル・カゲロウ]][[カイから『自分とカイが恋人のオラクルスピリット』だと明かされたときには困惑していた。>蝶姫パピリオ]]

-[[零相棒ウィズ]]
所持する[[エンゲージ>結誓]]ブレイヴは[[星零剣フォーアンサー]]。
トアの姉弟同然に育ったスピリット。
[[ブレイヴ収集癖のあるオタク。>蒼穹ノ銀槍ブルーオベリスク]]
--[[フレーバーテキスト>零相棒ウィズ(フレーバーテキスト)]]/[[銀零龍神ウィズ・ジ・アンサー>銀零龍神ウィズ・ジ・アンサー(フレーバーテキスト)]]

-[[鷲相棒ガット]]
所持する[[エンゲージ>結誓]]ブレイヴは[[廻天刃ツヴァイザー]]。
[[サイクロキャニオン]]に向かう途中で出会ったスピリット。
冒険者を集めて自警団(ヴィジランテ)を結成していた。
英語交じりでしゃべる。
--[[フレーバーテキスト>鷲相棒ガット(フレーバーテキスト)]]/[[鷲炎剣神ガット・ツヴァイ>鷲炎剣神ガット・ツヴァイ(フレーバーテキスト)]]

-[[花相棒フラウ]]
所持する[[エンゲージ>結誓]]ブレイヴは[[翠花槍ブルーム・ステム]]。
「メロラウアの里」で出会ったスピリット。
[[樹狼フェンリーフ]]に育てられ、[[幻惑姫ヒトツメ]]と仲が良い。
--[[フレーバーテキスト>花相棒フラウ(フレーバーテキスト)]]/[[樹花女神フラウ・ブルーム>樹花女神フラウ・ブルーム(フレーバーテキスト)]]

-[[冥相棒カミュ]]
所持する[[エンゲージ>結誓]]ブレイヴは[[神魔銃エクセンクティー]]。
[[ドミナネリオ魔法学校]]の生徒である悪魔の少女。
一人称は「ウチ」。
--[[フレーバーテキスト>冥相棒カミュ(フレーバーテキスト)]]/[[冥銃女神カミュ・セクエンス>冥銃女神カミュ・セクエンス(フレーバーテキスト)]]

-[[幻相棒パルム]]
所持する[[エンゲージ>結誓]]ブレイヴは[[召喚杖サモン・ピーク]]。
[[召喚士の隠れ里ジル・ジバリュー]]に住む召喚士の少年。
[[別世界のスピリットを呼び出して力を借りる>カピ薔薇]]ことができる。
一人称は「おいら」。
女性に弱い。
--[[フレーバーテキスト>幻相棒パルム(フレーバーテキスト)]]/[[幻創召神パルム・ピーク>幻創召神パルム・ピーク(フレーバーテキスト)]]

-[[造相棒レーヴ]]
所持する[[エンゲージ>結誓]]ブレイヴは[[星砕槌ダイダロッサ]]。
[[大冒険家ジェルドラッド]]に発掘された土偶型の[[造兵]]スピリット。
機械的なしゃべり方をする。人格は男性。
--[[フレーバーテキスト>造相棒レーヴ(フレーバーテキスト)]]/[[砕星造神レーヴ・ダイダロス>砕星造神レーヴ・ダイダロス(フレーバーテキスト)]]

-[[プチグロウ]]
所持する[[エンゲージ>結誓]]ブレイヴは[[灼熱の契約剣ヒートライザー]]。
[[審判の日]]に重症を負って小さくなって力を失ってしまったが、ヒートライザーを手に入れたことにより力を取り戻す。
--[[フレーバーテキスト>プチグロウ(フレーバーテキスト)]]/[[灼熱剣皇ソード・グロウ>灼熱剣皇ソード・グロウ(フレーバーテキスト)]]

-[[プチランポ]]
所持する[[エンゲージ>結誓]]ブレイヴは[[雷鳴の契約刃サンダーエッジ]]。
最奥の森に飛ばれされていたオオカミのスピリット。
--[[フレーバーテキスト>プチランポ(フレーバーテキスト)]]/[[雷牙王ブリッツ・ランポ>雷牙王ブリッツ・ランポ(フレーバーテキスト)]]

-[[プチシャック]]
所持する[[エンゲージ>結誓]]ブレイヴは[[神海の契約錨アビサルアンカー]]。
[[神海都市モアーナラ]]に飛ばされたサメのスピリット。
--[[フレーバーテキスト>プチシャック(フレーバーテキスト)]]/[[神海賊皇トライ・シャック>神海賊皇トライ・シャック(フレーバーテキスト)]]

-[[プチバット]]
所持する[[エンゲージ>結誓]]ブレイヴは[[聖邪の契約槍エリュシオーネ]]。
キャメロットの古城に流れ着いており、[[黒衣の騎士ザハク]]に槍の稽古をつけてもらっていた。
--[[フレーバーテキスト>プチバット(フレーバーテキスト)]]

-[[プチスターク]]
所持する[[エンゲージ>結誓]]ブレイヴは[[暁光の契約銃セレストゥル]]。
[[ウィングラスPMC・本部]]で修理・改修を受けていた。
--[[フレーバーテキスト>プチスターク(フレーバーテキスト)]]

-[[プチフェニル]]
所持する[[エンゲージ>結誓]]ブレイヴは[[天運の契約杖フェニックスフェザー]]。
[[蟲の王国インセクティア]]の[[蠱惑姫ミズア]]に助けられていた。
--[[フレーバーテキスト>プチフェニル(フレーバーテキスト)]]/[[フェニックスメイデン・フェニル>フェニックスメイデン・フェニル(フレーバーテキスト)]]

***世界崩壊契約 [#l1aff057]
-契約者&ruby(カイ){Χ};
-[[契約者&ruby(カイ){Χ};>契約者カイ]]
世界崩壊契約者。
6体の契約スピリットと共にトアの前に立ち塞がる。
その正体は[[オラクル二十一柱 VI ザ・ラバーズ]]の[[代行者の片割れ>エクレル・カゲロウ]]。
[[そしてその目的は『レクリス』を一度崩壊させ本来あるべき『グラン・ロロ』として再生させることだった。>審判獣ジョーズオン]]
--[[フレーバーテキスト>契約者Χ(フレーバーテキスト)]]

-[[相棒猫フェルマ]]
[[『レクリス』の現状把握と現地調査の任務にあたっている。>審判獣ジャッジフィンクス]]
--[[フレーバーテキスト>相棒猫フェルマ(フレーバーテキスト)]]

-[[相棒武者オボロ]]
「鬼神衆」を率いて[[魂ノ石板の破壊任務にあたっている>虚ろな鎖鎌兵]]。
--[[フレーバーテキスト>相棒武者オボロ(フレーバーテキスト)]]

-[[大審判官ゲフェン・グニス]]
ザ・ジャッジメントから「審判の牢獄」を預かるスピリット。

-[[相棒虫ガタル]]
グリューン∴バウム団長の心臓「グリューンハート」捜索と[[グリューン∴バウムの立て直し>G∴B 偽王キングアルボル]]にあたっている。
--[[フレーバーテキスト>相棒虫ガタル(フレーバーテキスト)]]

-[[相棒翼竜テラード]]
「グラムバルト空挺隊」を率いて[[レジェンドスピリット捜索の任務にあたっている>空挺隊ロケットカゲ]]。
--[[フレーバーテキスト>相棒翼竜テラード(フレーバーテキスト)]]

-[[相棒無頼ヴリック]]
[[遊撃隊を率いている。>ギリー・バンディット]]
--[[フレーバーテキスト>相棒無頼ヴリック(フレーバーテキスト)]]

-[[相棒獅子ラオン]]
「近衛獅団」を率いて[[審判獣の監視と統制の任務にあたっている>近衛獅団バンド・ゴレム]]。
--[[フレーバーテキスト>相棒獅子ラオン(フレーバーテキスト)]]

***レジェンドスピリット [#g70ebc8f]
-[[龍皇ジークフリードXV]]
[[サイクロキャニオン]]の[[雲塊>見上げる雲塊]]内部にいたレジェンドスピリット。
[[鷲相棒ガット]]に契約煌臨する。

-[[幻獣王リーンXV]]
[[相棒猫フェルマ]]に使役されるレジェンドスピリット。

-[[カイザーアトラス皇帝XV]]
「メルモーズ樹海」に落ちてきたレジェンドスピリット。
[[花相棒フラウ]]に契約煌臨する。

-[[魔界七将デストロードXV]]
[[相棒武者オボロ]]に使役されるレジェンドスピリット。

-[[巨神機トールXV]]
[[ポイント・ゼロ]]にいたレジェンドスピリット。
[[零相棒ウィズ]]に契約煌臨する。

-[[蛮騎士ハーキュリーXV]]
[[ドミナネリオ魔法学校]]の地下宝物室にコレクションされていたレジェンドスピリット。
[[相棒虫ガタル]]に使役される。

-[[魔界七将パンデミウムXV]]
[[ドミナネリオ魔法学校]]の地下宝物室に封印されていたレジェンドスピリット。
[[冥相棒カミュ]]に契約煌臨する。

-[[大天使ミカファールXV]]
[[召喚士の隠れ里ジル・ジバリュー]]に落ちてきたレジェンドスピリット。
[[幻相棒パルム]]に契約煌臨する。

-[[機動要塞キャッスル・ゴレムXV]]
ワン・ホーンが入手していたレジェンドスピリット。
「蒸気祭」で開催される競技会の優勝賞品にされていた。
[[造相棒レーヴ]]に契約煌臨する。

-[[魔龍帝ジークフリードXV]]
[[相棒翼竜テラード]]に使役されるレジェンドスピリット。

-[[暴双龍ディラノスXV]]
森の奥で暴れていたレジェンドスピリット。
[[プチグロウ]]が手に入れる。

-[[キングタウロス大公XV]]
[[最果てへと続く道]]で[[プチランポ]]を追いかけまわしていたレジェンドスピリット。
ランポと戦った後、カイがその隙をついて手に入れた。

-[[要塞皇オーディーンXV]]
[[相棒無頼ヴリック]]に使役されるレジェンドスピリット。

-[[英雄巨人タイタスXV]]
[[プチシャック]]が永い眠りから目覚めさせたレジェンドスピリット。
7体の王たるスピリットと戦いたがっていた。
8体目のシャックとの戦いは引き分けに終わり、8冠の夢は破れるがタイタスは満足し、シャックに力を貸す。

-[[聖皇ジークフリーデンXV]]
[[最強のレジェンドスピリット>メタルバーン15th]]。
詳細は語られていないがトア一行がその力を手にした。

-[[魔界七将デスペラードXV]]
キャメロットの古城近くに落ちてきたレジェンドスピリット。
[[プチバット]]に力を貸しキングタウロスと対決する。

-[[凍獣マン・モールXV]]
ウィングラスPMC・本部から北に位置する永久氷壁の山脈の氷塊に眠っていたレジェンドスピリット。
[[プチスターク]]に力を貸す。

-[[大天使ヴァリエルXV]]
[[蟲の王国インセクティア]]近くの岩塊に眠っていたレジェンドスピリット。
トアの脳内に直接呼びかけ、力を貸す。

-[[超獣王ベヒードスXV]]
[[蟲の王国インセクティア]]近くの岩塊に眠っていたレジェンドスピリット。
[[相棒獅子ラオン]]に力を貸す。

-[[大甲帝デスタウロスXV]]
キングタウロスとデスペラードが融合して誕生したレジェンドスピリット。
トア側についた。

***その他 [#c4d823d2]
-[[放浪者ダン]]
トアによって『レクリス』に召喚された世界救済契約者。
[[オラクル二十一柱 XX ザ・ジャッジメント]]との戦いを経て、6体の契約スピリットと共に姿を消した。
「審判の牢獄」に捕らわれているという。

-[[放浪者ダンのブレイドラ]]/[[ブレイドラ・リターナー]]
「審判の日」から数日後、唯一『レクリス』に帰還した。
トアにダンが「審判の牢獄」に捕らわれていることを伝えた。

-[[創界神テスカトリポカ]]
[[『レクリス』の維持により身動きが取れないある創界神の代行者。>キャメロット・ライダー]]
「審判の日」以来[[雲隠れしてしまった>水神蛇チャルチウトリクエ]]らしい。
--[[フレーバーテキスト>創界神テスカトリポカ(フレーバーテキスト)]]

-[[創界神ククルカン]]
[[『レクリス』の維持により身動きが取れないある創界神の代行者。>キャメロット・ライダー]]
[[カイに一杯食わされたことで頭を抱えている。>水神蛇チャルチウトリクエ]]
--[[フレーバーテキスト>創界神ククルカン(フレーバーテキスト)]]

-[[ドミナネリオ魔法学校校長ヴァーズロイ]]、[[冥王女パイモニア]]、[[血盟十三候ザントワネット]]
[[ドミナネリオ魔法学校]]の先生たち。

-ワン・ホーン
[[蒸気都市スチームハイヴ]]の実質的支配者。「蒸貴賊」と敵対している。
[[グラン・ロロ>背景世界/グラン・ロロ]]の「一角の主」との関係は不明。

-[[キャメロット・ビショップ]]、[[闇騎士ユーウェイン]]、[[血盟十三候ストレッロ]]、[[黒衣の騎士ザハク]]
キャメロットの古城とその周辺の住人。プチバットを助けた。

-[[ガラスの翼のヴァルトルート]]
ウィングラスPMCの一員。プチスタークを助けた。

**戦いの軌跡 [#re5b6ba7]
***[[契約編:界 第1章:閃刃]] [#y05d3ddd]
「[[審判の日]]」から数日。『レクリス』は[[審判]]獣が闊歩する世界に変貌を遂げていた。
そんな『レクリス』の地上に落ちてきたのは[[ブレイドラ>ブレイドラ・リターナー]]。
ブレイドラを助けた少女・''契約の巫女トア''にブレイドラは「[[放浪者ダン]]は6体の契約スピリットと共に審判の牢獄に捕らわれている」と語る。
それを聞いたトアは''[[零相棒ウィズ]]''と共にダン救出のため旅に出る。

賢者・[[先導龍ドラゴエルダ]]を訪ねるため[[サイクロキャニオン]]を目指すトアたちは、道中巨大な審判獣に襲われる。
彼女らを助けたのは自警団の''[[鷲相棒ガット]]''。
ガットの案内でドラゴエルダから「審判の牢獄は世界の狭間にあること」「審判の日にレクリスに落ちてきたレジェンドスピリットの力で審判の牢獄に行けるかもしれないこと」を聞いたトアたち。
ガットもトアに同行を申し出る。
レジェンドスピリットの作った巨大な[[雲塊>見上げる雲塊]]に辿り着くと、審判獣を率いる[[天数魔導フェルマ・シーラム]]が立ちはだかる。
戦いの中、雲塊内部で''[[龍皇ジークフリードXV]]''に出会ったガットは契約煌臨を果たし、審判獣たちを一蹴する。
呼び出した''[[幻獣王リーンXV]]''に乗り引き上げるフェルマ・シーラム。
ひとまず窮地を脱した。

次なる目的地はレジェンドスピリットが落ちたという「メルモーズ樹海」。
その途中、「メロラウアの里」でトアたちは不思議な少女・''[[花相棒フラウ]]''と出会う。
フラウと語らう中、樹海の方から大きな爆発音が響き渡った。
樹海では''[[カイザーアトラス皇帝XV]]''が[[相棒武者オボロ]]ら鬼神衆から攻撃を受けていた。
そこには契約者カイも姿を見せていた。
トアたちを敵と認めオボロに攻撃を指示するカイ。オボロは[[裏契約煌臨]]で''[[血鬼神将ゴク・オボロ]]''となり襲い掛かる。
ガットの契約煌臨したジークフリードもゴク・オボロの前には防戦一方になり、刀から発する炎により樹海が燃やされそうになっていた。
森の危機に思わず叫んだフラウから伸びた光がカイザーアトラスに届くと、フラウはカイザーアトラスに契約煌臨していた。
ゴク・オボロを圧倒し退けるカイザーアトラス。
カイはオボロを退けたトアたちに賞賛を贈り、[[ポイント・ゼロ]]でのレジェンドスピリットを賭けたゲームを持ちかけた。
フラウは里の外に出て、トアたちと旅に出ることを決意した。

カイが持ちかけたゲームは「待ち受けるカイの仲間を日没までにすべて倒せば''[[巨神機トールXV]]''を手に入れ、敗れればトールはカイのもの、トアはダン救出を断念する」というものだった。
第1の刺客はリーンを引き連れた''[[星数賢者フェルマ・シーラム・Q.E.D.]]''。
対峙するのはフラウ。カイザーアトラスに契約煌臨した上で''[[翠花槍ブルーム・ステム]]''を使いこなし、フェルマを下した。
第2の刺客は''[[魔界七将デストロードXV]]''を引き連れた[[血鬼神将ゴク・オボロ]]。
対峙するのはガット。以前とは異なり、エンゲージブレイヴであることが明らかになった''[[廻天刃ツヴァイザー]]''を用いたジークフリードの攻撃でオボロに勝利した。
第3の刺客は審判の牢獄からやってきた''[[大審判官ゲフェン・グニス]]''。
トア側に残されたのはウィズ。エンゲージブレイヴ・''[[星零剣フォーアンサー]]''でゲフェン・グニスの鍵のような武器と激しく打ち合うが、ゲフェン・グニスの[[束縛の力>ドローロック]]の前にピンチに陥る。
ウィズが叫んだその時、トールが目覚め、ウィズに契約煌臨した。ミョルニールの強烈な一撃がゲフェン・グニスに炸裂し、勝負は決した。
トールをトアたちに預け引き上げていくカイたち。
レジェンドスピリットを巡る旅は続く。

***[[契約編:界 第2章:極争]] [#m4252dbf]
レジェンドスピリットを求めて西の森にやって来たトアたちは、[[ドミナネリオ魔法学校]]に迷い込み、''[[冥相棒カミュ]]''と出会う。
カミュの案内でレジェンドスピリットがコレクションされているかもしれないという地下宝物室へ向かうトアたち。
一方その頃、[[相棒虫ガタル]]もグリューン∴バウム団長の心臓「グリューンハート」を求めて地下宝物室へ忍び込んでいた。
トアたちがやって来たことに気づいたガタルは、幸運にも手に入れたレジェンドスピリット''[[蛮騎士ハーキュリーXV]]''を差し向ける。
ハーキュリーに追い詰められるトアたちであったが、カミュが部屋の隅に置かれた墓石に吸い寄せられる。
墓石に封印されていたレジェンドスピリット''[[魔界七将パンデミウムXV]]''はカミュに契約煌臨し、そのパワーと空間操作魔法でハーキュリーを追い出すことに成功した。
宝物室での騒動はひとまず一件落着となったが、魔法学校の先生・[[冥王女パイモニア]]に「グリューンハートを取り戻さなければ卒業できない」と言い渡されたカミュはトアたちに同行することになった。

ドミナネリオ魔法学校で校長のヴァーズロイから[[召喚士の隠れ里ジル・ジバリュー]]の出現がレジェンドスピリットに関係している可能性が高いと聞かされたトアたちは次なる目的地をジル・ジバリューに定める。
隠れ里では次元のほころびが生じ、''[[幻相棒パルム]]''以外の住人がすべて消えてしまっていた。
「空から天使様が堕ちてきた日にみんなが消えた」というパルムの話からその天使がレジェンドスピリットであると推測した一行は捜索を始める。
その中でまたしても姿を現したカイとガタル。
カイは「迷路と化した隠れ里を先に踏破した者が''[[大天使ミカファールXV]]''を手にする」というゲームを持ちかける。
そして、最初にミカファールのもとに辿り着いたのはパルムだった。
なかなか辿り着かないフラウのゴールを待つ間、[[裏契約煌臨]]した''[[G∴B 真王シニスター・ガタル]]''がミカファールを強奪しようとする。
[[幻魂]]を召喚してガタルに立ち向かうパルム。召喚した天使たちがミカファールに共鳴し目覚めさせ、パルムは契約煌臨の光に包まれる。
不利を悟ったガタルはカイと共に撤退。ミカファールからの魔力の放出が収まると隠れ里の次元のほころびもなくなっていた。
しかし村人たちは戻ってくる様子がない。カミュの推測によれば「村人たちは幻で、ミカファールが放出する魔力によって幻を維持する魔力が影響を受けてしまった」のではないかという。
パルムによれば「師匠から召喚魔法を教わった頃にはすでに村人たちがいた」という。
里を去った師匠と再会するためにパルムもトアの仲間に加わった。

レジェンドスピリットの情報を得たトアたちは「蒸気の国スチーマ」の[[蒸気都市スチームハイヴ]]を訪れる。
街を見物していると、土偶型のスピリット''[[造相棒レーヴ]]''がトアにしゃべりかけ、追いかけてきた。
騒ぎを聞きつけやって来た[[蒸貴賊サリンジャック]]によってレーヴは落ち着いたが、トアはサリンジャックにさらわれてしまう。
蒸貴賊のアジトで「レーヴは街の支配者ワン・ホーンが手に入れたレジェンドスピリットを奪取する計画のために用意した契約スピリット」だということを聞かされるトア。
図らずもレーヴのマスター=契約者となってしまったトアは快く計画への協力を承諾した。
作戦は、「蒸気祭」に乗じてレーヴにレジェンドスピリット''[[機動要塞キャッスル・ゴレムXV]]''を契約煌臨させてレーヴを遠くに逃がすというものだった。
作戦当日、トアたちはキャッスル・ゴレムが安置されている倉庫街へ向かうが、そこで待ち受けていたのはワン・ホーン配下の警備員ではなく[[相棒翼竜テラード]]率いるグラムバルト空挺隊だった。
ガットを敵と見定めたテラードは''[[空帝翼刃テラード・フリューゲル]]''に裏契約煌臨し、龍皇ジークフリードXVと戦う。
テラード・フリューゲルの[[モールドフリューゲル]]に撃墜されたジークフリード=ガットだったが、その隙にレーヴとキャッスル・ゴレムの契約煌臨は完了していた。
作戦勝ちしたトアたちの前にテラードは撤退していった。
こうしてレジェンドスピリット強奪作戦は成功した。サリンジャックによれば、「実はトアとレーヴの出会いからすべて蒸貴賊の計画通りだった」という。
こうして、トアの旅はレーヴを新たな仲間に加えて続いていく。

***[[契約編:界 第3章:紡約]] [#ep3]
[[審判の日]]、ザ・ジャッジメントとの戦いで世界各地に飛ばされたダンの相棒たち。
グロウはレクリスの果て、人里離れた見知らぬ山奥で目を覚ます。しかし、重症を負っていたグロウは契約スピリットとしての力の大半を失い''[[プチグロウ]]''となってしまっていた。
数日がたち、活動を再開した矢先、プチグロウは、ダンの相棒の捜索を任務としている[[相棒無頼ヴリック]]に見つかってしまう。さらにその数日後、プチグロウは何かに導かれるように原始植物が生い茂る大きな森に迷い込んでいた。不思議な力にいざなわれ、森の奥へ入っていくプチグロウ。
そのとき、森の静寂を引き裂くように双頭のドラゴン・''[[暴双龍ディラノスXV]]''がプチグロウに迫るしかし、そこに現れたカイの術により、ディラノスはその支配下に置かれる。
プチグロウは懸命にディラノスに向かっていくが、ディラノスには歯が立たない。次第にボロボロになっていくプチグロウ。
そのとき、トアが現れ、ディラノスの足元に一振りの剣があることを教える。''[[灼熱の契約剣ヒートライザー]]''を手にしたプチグロウは''[[灼熱剣皇ソード・グロウ]]''に[[契約煌臨]]。ディラノスを沈黙させた。
戦いを終えたグロウはトアの仲間に加わった。

レジェンドスピリットを探して、トアたちは最果ての森を訪れていた。
その森の中をあてどなく跳ね続ける''[[プチランポ]]''は、レジェンドスピリットの1体である''[[キングタウロス大公XV]]''に追われていた。出会い頭に衝突するトアとプチランポ。
互いにこれまでの事を説明し合い、エンゲージブレイヴ''[[雷鳴の契約刃サンダーエッジ]]''を見つけたのもつかの間、トアたちの前に再びキングタウロスが現れる。執拗にランポを狙うキングタウロス。なぜかキングタウロスはプチランポに固執しているようであった。[[ウッドマンドリル]]によれば空から降ってきたサンダーエッジがキングタウロスの頭に刺さってしまい、怒っているのだという。
我を忘れて怒るキングタウロスに対して、プチランポはサンダーエッジをエンゲージして''[[雷牙王ブリッツ・ランポ]]''に契約煌臨。超スピードの連続攻撃でキングタウロスを正気に戻すことが出来た。
しかし、戦いの後に一瞬にしてカイに奪われたキングタウロスを追って、トアたちはランポを仲間に加え旅を続けていく。

シャックからの手紙を受け取ったトアたちは、神海帝国ムウ7大都市のひとつ「[[神海都市モアーナラ]]」を訪れていた。モアーナラは、巨大な海溝につくられた工業都市で神海帝国の心臓とも呼ばれている。トア一行は地上から迎えの潜水艦に乗り、海中の入り口へ向かっていた。
港で、[[メローリナ>神海姫メローリナ]]と''[[プチシャック]]''に迎えられたトア一行はそのまま、モアーナラの市庁舎に移る。そこでシャックから、トアたちを招集した手紙の内容の説明を受ける。プチシャックの願いを聞き入れたトアと契約スピリットたちは、タイタスが眠るという大海溝へ向かう。そこには、巨大な水中ドームが出来上がっていた。
プチシャックの言葉に反応するように空気が震え、タイタスを覆っていた岩石が剥がれ落ちる。そして、地の底から響くような雄たけびをあげ、''[[英雄巨人タイタスXV]]''が目覚めた。
永い眠りから復活したタイタスの前に、次々とレジェンドスピリットが姿を現わす。時には力を比べ、時には速さを比べ、そして、時には拳を交え、古の競技大会が再現されていく。激闘の末、7体すべてを制したタイタスは右の拳を高々と上げ、スタジアムの歓声をかき消すほどの雄たけびをあげる。その時、カイと共にスタジアムに乱入した[[相棒無頼ヴリック]]は''[[銃神無頼マーヴリック・メナス]]''に裏契約煌臨し、''[[神海賊皇トライ・シャック]]''と戦うが、タイタスの乱入に後退を始める。バトルはトライ・シャックとタイタスの一対一となり、結果はダブルノックアウト。8冠の夢は破れるがタイタスは満足し、シャックに力を貸すことを誓った。
一夜明け、メローリナに見送られ、モアーナラを後にするトア一行。プチシャックを仲間に加え、旅は続いていく。
まずは、奪われたままのキングタウロスを取り戻すため、トアたちは、神海帝国ムウの情報網を使い、カイの所在を突き止める。目指すは「第7の古の神殿」。そこで、トアたちは最強のレジェンドスピリット「''[[聖皇ジークフリーデンXV]]''」の力を目の当たりにすることになるのだった。

***[[契約編:界 第4章:界導]] [#ep4]
''[[プチバット]]''はかつてキャメロットだった場所へと流れ着いていた。キャメロットで傷をいやすバット。
[[闇騎士ユーウェイン]]の紹介で[[血盟十三候ストレッロ]]と再会したバットは[[水晶の湖]]にあるという「誰にも抜けない槍」を目指す。あっさりと槍…''[[聖邪の契約槍エリュシオーネ]]''を引き抜いたバットは力を取り戻した。槍の守護者・[[黒衣の騎士ザハク]]に稽古をつけてもらうことにしたバット。
それからしばらくして、カイが古城の裏に落ちてきた''[[魔界七将デスペラードXV]]''を狙ってやってくる。キングタウロスを操って蹂躙するカイ。''[[騎槍皇キャリバーレ・バット]]''に契約煌臨したバットが一進一退の攻防を繰り広げるが、キングタウロスの一撃でバットはプチバットの姿に戻ってしまう。
カイとバットそれぞれの呼びかけに目覚めたデスペラードはキングタウロスを攻撃する。
遅れて到着したトア一行の乱入により、カイは撤退した。
こうしてトア一行にバットとデスペラードが加わった。

''[[プチスターク]]''は[[ウィングラスPMC・本部]]に拾われて修理・改修を受けていた。
[[審判獣を統べる者ジウ=ストラ]]率いる審判獣の大侵攻に黙っていられないスタークは、一芝居うってウィングラスPMCが確保していた''[[暁光の契約銃セレストゥル]]''を持ち出し審判獣との戦いに向かう。
数時間後、スタークの情報を得たトア一行がウィングラスPMC・本部に到着した。[[ガラスの翼のヴァルトルート]]に「エクストリーム・モジュール」とレジェンドスピリットの情報を託されたトアたちは、スタークの元へ向かう。
ウィングラスPMC・本部から北に位置する永久氷壁の山脈で空の審判獣と戦うスターク。
すんでのところで助けに入ったトアたちの助けで''[[天空機動エクストリーム・スターク]]''に契約煌臨したスタークは、氷塊に眠っていた''[[凍獣マン・モールXV]]''を目覚めさせる。
勢いづいたスタークは[[審判獣デッドバーズ]]を倒し、統率を失った審判獣軍団はマン・モールに蹴散らされた。
戦いの後、ヴァルトルートに叱られるスターク。
しかし、スタークを仲間に加えたトアたちの旅は大詰めを迎える。

''[[大天使ヴァリエルXV]]''の交信を受け取ったトアは[[蟲の王国インセクティア]]に向かっていた。
インセクティアへの道の途中で[[相棒獅子ラオン]]を連れたカイに遭遇し一対一のゲームを持ちかけられる。
そこへ駆けつけたのは''[[プチフェニル]]''=''[[フェニックスメイデン・フェニル]]''。カイの手の内を読んでいたフェニルは勝負の内容をレジェンドスピリットを目覚めさせることに変更する。
トアとラオンがそれぞれ岩塊に向かう。トアはヴァリエルを、ラオンは''[[超獣王ベヒードスXV]]''を目覚めさせる。
ラオンは''[[覇皇帝カイゼル・ラオン]]''に裏契約煌臨。デスペラードの奪取に動き出す。フェニル・フェルマ・ガタルも参戦し、キングタウロス対デスペラードの戦いが始まる。
戦いの中で2体が融合して遂に誕生した''[[大甲帝デスタウロスXV]]''。デスタウロスは世界救済契約の側に付くことを宣言した。キングタウロスは最後に自我を取り戻し、それを感じたデスペラードは自ら融合の道を選んだのだ。
カイは3日後、ミッドバレーに再びザ・ジャッジメントが現れ、最後の審判が行われること、そこにすべてのレジェンドスピリットを集めれば世界の根底が覆ることを告げる。
そして3日後、最後の審判の日が訪れる……。

しかし、最後の審判、ザ・ジャッジメントとの戦いの詳細は断片的にしか語られておらず詳細は不明。
判明していることは『レクリス』が[[創界神クロノス]]の侵略を受けた結果、[[ザ・ジャッジメントにバグが生じた影響によって構築されたグラン・ロロの仮初の姿であること>審判獣デッドエンダー]]と、カイの目的と、それに伴い[[ダン、カイ、トアが共闘して>審判獣デッド・フォックシー]][[変貌を遂げたザ・ジャッジメント>フェイタル・ジャッジメント]]との戦いを乗り越え、[[グラン・ロロ=レクリスを再創造することに成功した>いたずら虫のコルリック]]こと。

***[[『始まりの黙示録』]]/[[『終わりの黙示録』]] [#o86700c8]
舞台はアルティメットたちの世界『ロロン=ラグ』。
[[新世代の邪神軍>メガデッキ【ニュージェネレーション】]]との戦いの開戦から数万年、[[逆転大陸]]のアルティメットたちは[[最後の楽園ラ・ジータ]]に逃げ延び[[真聖]]を名乗っていた。
[[三極公>サイクル:BS65-054同型]]率いる彼らは''[[極相棒ゼッター]]''を中心とした「ゼッター計画」により反攻作戦に打って出る。
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ネタバレ注意
ゼッターの投入により勢いづいた真聖軍は[[天狼公ガリュコス]]を喪いながらも四魔卿を倒し、暴走する[[四魔卿を統べる者ゴッド・ジャバド]]との最終決戦となる。
ネオ・ゼッターの攻撃により理性を取り戻したゴッド・ジャバドだが、もはや双方退くことはできなかった。
そこに現れたのは機械の器に宿った[[創界神アンターク]]=[[究極なる神アンターク]]。
[[邪神]]のルーツを明かしたアンタークは戦いをやめさせ、[[邪神]]と[[真聖]]は長い時間をかけてアンタークに見守られながら融和の道を選ぶことになった。
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その詳細は「バトラーズガイド2024」で語られている。

**関連項目 [#u6e42ad6]
[[背景世界]]

**外部リンク [#r0978dc7]
-[[公式サイト 契約編:界の世界観>https://www.battlespirits.com/world/keiyaku-kai/]]
-[[YouTube 【バトスピ】契約編:界 第1章 閃刃【BS64】CMロングver>https://youtu.be/FsU7zRVtF88]]
-[[YouTube 【#バトスピ】契約編:界 第3章 紡約【BS66】CMロングver>https://youtu.be/Zn9zcNq7iW4]]
-[[YouTube 【#バトスピ】契約編:界 第4章 界導【BS67】CMロングver>https://youtu.be/uqTI1lLb9tM]]


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