**&ruby(めいけん){冥犬};ケルル・ベロス/The HellDog Cerru-Berus [#p12769bd]
 スピリット
 スピリット(禁止カード)
 4(2)/黄/想獣
 <1>Lv1 3000 <3>Lv2 5000 <6>Lv3 6000
 Lv1・Lv2『お互いのアタックステップ』
 このスピリットはアタックとブロックができない。
 Lv2・Lv3『自分のスタートステップ』
 相手のコスト6のスピリット1体を、そのままの状態で自分のフィールドに移動させる。
 移動したスピリットは、そのターンの間、自分のスピリットとして使用できる。
 このとき、移動させたスピリット上のコアは持ち主のものとして扱い、新たにコアを置けず、取り除くこともできない。
 ターン終了時、そのスピリットは疲労状態で相手のフィールドに戻る。
 シンボル:黄
 
 イラスト:今石進
 
 フレーバーテキスト:
 甘え上手っていうの? コアクマ系?
 なにかしてあげたくなるのよね。

#refcard
[[第二弾:激翔]]で登場した[[黄]]の[[スピリット]]。

連れてきたスピリットは、コアの移動以外のすべての行動をとらせることができ、当然[[シェアリングペイン]]や[[デッドリィバランス]]等の効果で破壊できる。
バトルスピリッツ史上初にして唯一の、相手のスピリットのコントロールを奪う効果を持つ。
コスト6の合体スピリットはブレイヴごと移動となるが、移動後にブレイヴを外したりはできない(Q10)。
移動後、そのスピリットのコアを動かす事はできず、基本的には、アタックや自壊効果の対象にするくらいしかできない。
この効果は[[メロディアスハープ]]等で無効にする事もできるが、[[コスト6スピリット]]が移動した後に無効にしても既に効果が適用されている為、やはりコア移動を行う事はできない。
//2016/5/11の裁定

効果は強力だがコスト6スピリットという、限られたコスト帯のスピリットしか奪えない。
単純なアドバンテージとしては優秀だが、[[コスト6スピリット]]しか奪えない、自身はLv3でないとアタックもブロックができない等、デメリットもかなり目立つ。
相手も奪われることが分かっているスピリットをそのまま放置する筈はなく、何かしらの手段で対処されるのはほぼ間違いない。

相手にしてみれば奪われると分かっているスピリットをそのまま残すことはしないだろう。
それを狙って相手にスピリットを自壊させたり、レベルを下げさせたりを狙うこともできるが、それでも使いづらい。
この効果は[[メロディアスハープ]]などによって効果を無効にできるが、[[コスト6スピリット]]が移動した後に無効にしても、既に効果が適用されている状態であるため、コア移動などは従来通りに行うことはできない。
//2016/5/11の裁定
-相手スピリットを相手カードごと奪取する効果を持つ。
コアというバトスピ特有のシステム故に、その後「カードの対戦相手フィールドへの移動を伴うコントロール奪取」型のカードは登場しておらず、後に[[ソウルコア]]が登場した事も含めると、再登場はもはや絶望的ともいえる。
--時期の問題でテキストの記述には無いが、ブレイヴとの合体や《[[煌臨]]》など、スピリットの状態を変化させる効果の大半は適用できない。
その性質上、[[ブレイヴ]]・《[[煌臨]]》・《[[転醒]]》など新システム導入の度に裁定が増えている。
--2020年11月1日付で制限を経ずにいきなり[[禁止カード>禁止・制限カードリスト]]に[[指定された>https://twitter.com/bs_official/status/1314491390437412865]]。
環境デッキや優勝デッキに採用されたことはないが、バトスピ特別調査室の言葉を要約すれば「新ルールや効果登場ごとに加わる裁定周知が難しいため」であり、裁定にきりがないという初めての理由。
[[妖魔神]]のような複数のスピリットと合体できるブレイヴの登場、[[赤き神龍皇>赤の世界/赤き神龍皇]]はじめ【[[根幻回帰]]】といった[[「フィールドを離れるとき」効果>カード効果:フィールドを離れるとき]]などの増加や、リモート対戦ツール『[[BANDAI TCG CONNECT>https://twitter.com/bs_official/status/1299309016326139904]]』10月運用開始も一因と思われる。
バトスピ初期の試行錯誤を象徴するカードとなった。
 「冥犬ケルル・ベロス」は、合体、《煌臨》、《転醒》など、新しいギミックやルールが追加されるたびに、カードには記載されていない、このカード専用の特殊な裁定を追加しなければならず、それらすべてを周知させるのが難しいと判断したため、禁止とさせていただきます。 (公式サイトより)

[[ブレイヴ]]の登場でたやすく条件を回避できるようになってしまった。
[[ブレイヴ]]が合体してコスト6になるときはブレイヴごと引っ張っていくことができるが、結局は使い辛いことに変わりない。
-モチーフはギリシャ神話の主神[[ゼウス>創界神ゼウス]]の兄である冥神[[ハデス>冥皇ハーデウス]]に仕える三つ首の地獄の番犬「[[ケルベロス(ギリシャ語: Kerberos、ラテン語: Cerberus)>ネガ・ケルベロス]]」。
このカードの英名はイニシャルがCのため、ケルル・ベルスと発音するのが妥当である。
なお、英語読みは似ても似つかない「サーベラス」。
黄属性のためか、原典とは違い、黄属性のスピリットらしく、[[チワワ>チワール]]の様な可愛らしい姿となっている。

またLv2まではバトルができないのも使い辛い点か。
-余談だが、コントロールを奪ったスピリットが[[ソウルコア]]効果を持ち、なおかつ[[ソウルコア]]が置かれていた場合と限られた条件下ではあるものの、自分の場で2種類の[[ソウルコア参照効果>カード効果:ソウルコア#td86f40d]]を発揮できる可能性を秘めている唯一のカード。
ただし、コアを取り除けない都合上やはり[[バーニングスピリッツ]]の[[ソウルコア]]効果は発揮できない。

-名前の由来は、ギリシャ神話に登場した三つ首の巨大な犬「[[ケルベロス>ネガ・ケルベロス]]」だと思われる。
しかし原典とは違い、デザインは黄属性のスピリットらしく可愛らしい[[チワワ>チワール]]に近いものとなっている。
-バトスピ史上唯一の、相手のカードのコントロールを奪う効果を持つ。
コアというシステムゆえにその後、類するカードは登場していない。
後に[[ソウルコア]]が登場したことも含めると、再登場は考えづらい。
-余談だが、このスピリットの効果でコントロールを奪ったスピリットに[[ソウルコア]]が置かれていた場合、[[ソウルコア]]を参照する効果を2つ発揮できる。自分のフィールドで2つの[[ソウルコア参照効果>カード効果:ソウルコア#td86f40d]]を発揮できる可能性を持つ唯一のカード。

***収録 [#h0f810cc]
[[第二弾:激翔]] <R>
[[バトルスピリッツウエハースチョコクロスダブル]] <R>

***アニメにおいて [#gf8b4abe]
『少年突破バシン』にて登場。

「少年突破バシン」登場。
No.4スマイルが愛用する。
バシンやJの初期のキースピリットがコスト6の[[龍皇ジークフリード]]と[[要塞皇オーディーン]]であるためそれらのコントロールを奪う。
その状態を「飼い犬に手を噛まれる」と楽しむが[[要塞皇オーディーン]]を自壊して[[巨神機トール]]を召喚するというJの思い切った奇策に破られる。
No.4スマイルが愛用しており、彼の性格の悪さを象徴する様なカードともいえる。
[[馬神 トッパ]]や[[J]]の初期のキースピリットであるコスト6の[[龍皇ジークフリード]]や[[要塞皇オーディーン]]のコントロールを奪い、その状態を「飼い犬に手を噛まれる」と称して楽しんでいた。

メガネコ(キイロコ名義)vsスマイル(24話)では、8・10ターン目にメガネコの[[風船魔人バーバル]]を奪いアタックさせた。
しかし11ターン目には、メガネコの[[封印された魔導書]]と[[ヘビィゲート]]のコンボで[[妖精ターニャ]]と[[ピヨン]]のブロックを封じられたため、[[風船魔人バーバル]]のアタックをブロックして破壊された。

[[J]]vsスマイル(24話)では、[[要塞皇オーディーン]]を犠牲にして[[巨神機トール]]を召喚するという[[J]]の思い切った戦術によって打ち破られた。

-『バシン』の絵コンテ・演出を務めた渡辺正樹は、禁止入りの際ファンアートを描いた。
--[[Twitter 渡辺正樹2020年10月10日ツイート>https://twitter.com/_watanabemasaki/status/1314857470200705024]]

#clear
-テキスト関連
[[コスト6スピリット]]

-ルール関連
[[禁止・制限カードリスト]]



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