*【漂精】 [#o285dd6c]

●目次
#contents
**概要 [#oc385bdf]
第一弾から存在する系統:「[[漂精]]」を軸にするデッキ。
初期から存在する割に有用なサポートや目玉となるような大型スピリットには長らく恵まれてこなかった。

しかし、[[十二神皇編 第1章]]よりサポート効果を持つカード及び専用[[キーワード能力]]である【[[増食]]】によりデッキとしての意義を得た。
[[「ペンタン」>名称:「ペンタン」を含むスピリット]]も多くが所属するため[[【ペンタン】]]との複合デッキとしても構築が可能。

**構築 [#bf1516fb]
[[漂精]]自体は低コストを中心とし、それをサポートする[[楽族]]などをメインアタッカーとする、デッキの実態は【漂精・楽族】という形となる。
また[[果物王ドリアルバ27世]]のBP-効果は非常にコンボ性が高く、これを意識したBP-サポートを取り込むことも可能。
【[[増食]]】でオープンさえされれば召喚できるうえ、強力な耐性を付与する[[美食の妖精姫フロマージュ]]が登場したことにより、デッキ内のスピリットの比率を極限まで高める構築も可能になった。

-【[[増食]]】について
【[[増食]]】はめくる枚数が2枚と少なく、コストも厳しく制限されているため特に低コストのものは成功しにくい。
実用的な期待値を得るため、低コスト帯のスピリットを多めに採用したい。
一方でトラッシュ肥やしの能力としては優秀な部類に入るため、再利用を意識したカードを多く採用することでプレイングに幅を持たせることができる。

***スピリット [#k1fcaf64]

-【[[増食]]】スピリット
--[[果物人ストロ・ベリィ]]、[[クーリン]]、[[果物人リンゴスター]]、[[果物人ブルブルベリィ]]、[[果物人オレンジオ]]、[[果物人ラ・フラン]]、[[ボンタン]]
[[クーリン]]、[[ボンタン]]、[[果物人ブルブルベリィ]]以外は他の効果を持たない。
[[果物人ストロ・ベリィ]]は成功率が低いため、低コスト帯の割合を高めて採用したい。
[[クーリン]]は回収効果が優秀なため優先度が高く、コスト4以上の【[[増食]]】は成功率も高くなるため積極的に採用していきたい。

-低コスト

--[[コリスタル]]、[[ゴリスタル]]
自壊する低コスト[[漂精]]。
[[No.19 マウンテンペアー]]の回収効果を能動的に発揮するのにも適している。
[[コリスタル]]は現状唯一のコスト0漂精なので非常に貴重。

--[[チャガマル]]
回復状態で残れる強烈な効果破壊メタを持つ低コスト[[漂精]]。
【[[増食]]】で軽減シンボルがないことをカバーできるが、BPは低く、効果発揮のためにコア運用に注意が必要。

--[[友好珍獣ピグモン]]
[[美食の妖精パティシエール]]の破壊効果で味方をパンプでき、[[獣の氷窟]]などを突破できる[[赤]]の[[漂精]]。
こちらも【[[増食]]】で召喚できるため他色であることは気になりにくいが、採用は慎重に。

--[[妖精モスラ]]
【[[神速]]】を持つ[[緑]]の[[漂精]]。
軽減シンボルには使いにくいものの【[[増食]]】にも対応しやすく、また[[美食の妖精スィーツ]]のLv2からの効果と相性が良い。

--[[果物人モモピーチ]]
デッキ破棄に対して非常に強く出ることのできる小型の[[漂精]]。
召喚しておくだけで、このデッキが苦手とする[[紫煙獅子]]の召喚を遅らせることも可能。

--[[ジャックオーランタン]]
召喚する際に相手のスピリットの効果を無効にするため、[[紫煙獅子]]に召喚を阻害されない[[漂精]]。
メインステップでも同様に相手スピリットの効果を消すことができるため、[[五聖童子]]を無力化することも可能。

--[[僧侶ペンタン]]、[[ケープペンタン]]、[[魔法訓練生ケープペンタン]]、[[森の妖精ペンタン]]、[[探偵ペンタン]]、[[レーシングペンタン]]
コスト2の[[漂精]]。[[ハイドランディア]]を採用する場合には数合わせとして働く。
[[魔法訓練生ケープペンタン]]は豊富な手札で場持ちがいい。
[[森の妖精ペンタン]]は最大軽減で0コスト召喚が可能。
[[探偵ペンタン]]は[[ネクロリバース]]とすこぶる相性がいい。
[[レーシングペンタン]]は手札に来た場合に【[[アクセル]]】で防御手段として働く。

--[[子の十二神皇マウチュー]]
《[[封印]]》を持つ[[漂精]]。
[[ドラフティングコール]]などの《[[封印時>カード効果:《封印時》]]》効果を主力とするデッキのキースピリットとなる。
ダメージを[[封印]]した[[ソウルコア]]で受け、再召喚し《[[封印]]》でライフを回復することで粘り強く戦える。
展開補助のために【[[増食]]】を採用するのは有効だが、【[[増食]]】そのものを軸とする速攻型デッキでは使用できるコアの総量が減ってしまうため相性が良いとは言い難い。
[[【コスト2ビート】]]も参照。

--[[丙の道化トラペイズマウス]]
バウンス以外の除去をトリガーに[[漂精]]を踏み倒せる。
召喚時効果は失うが、[[漂精]]であればコストを問わないため扱いやすい。

--[[光楯の守護者イーディス]]
低コスト中心のこのデッキにおける守り役。
【[[強化]]】は[[果物王ドリアルバ27世]]の補助になる。

--[[メラット]]
他色ながら特殊な破壊効果で牽制できる[[漂精]]。
[[紫煙獅子]]などのメタ効果持ちの破壊が狙える。
軽減こそできないながら、【[[増食]]】での召喚が多いため気になりにくい。

--[[ラビクリスタ]]
色指定のアンブロッカブル効果を持つ[[白]]の[[漂精]]。
このデッキの弱点である赤デッキを対策できるが、自身も除去されやすい。
リバイバルならば紫のリアニメイトによるブロッカーの展開も対策可能。

--[[ターザニア・グレート]]、[[スピリットサンタ]]
[[漂精]]ではないが、前者はバースト召喚が可能。
スピリットをデッキから展開できる効果は、スピリットの比率が大きいこのデッキにぴったり。
召喚時効果発揮も妨げないため、【[[増食]]】の発揮が可能。

-中コスト

--[[アドペンタン&チャール]]、[[光の天使ダリエル]]
[[果物王ドリアルバ27世]]とのコンボが狙えるBP0を発揮条件とするスピリット。
前者は[[「ペンタン」>名称:「ペンタン」を含むスピリット]]として、後者は【[[強化]]】によるサポートが行える。
【[[増食]]】に対応せず、[[歌姫ラクェル]]で召喚できるわけでもないので採用枚数に注意。

--[[ポークン]]
元祖[[漂精]]支援。【[[増食]]】による召喚で少ない軽減シンボルを補える。
マジック限定とはいえ、焼きに弱い[[漂精]]を各種除去から守れる。
[[果物人スイカドン]]を[[天火烈刀斬]]から守れるのも魅力。
維持コストは重いため、採用枚数は慎重に吟味したい。

--[[妖精傭兵ドルリー]]
コアシュートメタを持つ[[楽族]]は[[戦国姫 珠希]]も存在するが、こちらはこのデッキでは手薄になりやすいアルティメットメタ効果を持つ。

--[[果物人スイカドン]]
場合によってはワンショットも可能な[[漂精]]のメインアタッカー。
このデッキの展開力からシンボル2個なら安定して維持できるが、それ以上となると難易度は高い。

--[[ショーグンペンタン]]
回収効果は無視する形になるが、自然とスピリットが多くなる構築のため、破壊時効果の成功率が高い。
黄以外のスピリットが少ない構築では採用が検討できる。

--[[美食の妖精姫フロマージュ]]
【[[増食]]】でオープンされるだけで召喚されるため、3枚投入しても事故を起こしにくい[[楽族]]スピリット。
[[漂精]]と[[楽族]]に効果破壊耐性を与え、場持ちを良くすることもできるうえ、【[[増食]]】を利用した手札補充も可能な、非常に便利な1枚。

--[[美食の妖精シュゼット]]
ライフ減少後の【[[バースト]]】で、シンボルの無いブレイヴを手札に加えつつ召喚できる[[楽族]]。
シンボルの無いブレイヴが召喚されるたびに自分のスピリットの【[[増食]]】を発揮させるが、【[[増食]]】に非対応のブレイヴと組み合わせる時点であまり効率的ではない。
[[プリン魔神]]などを投入する場合は一考の余地があるカード。

--[[歌姫ラクェル]]
[[果物王ドリアルバ27世]]と相性のいいBP-とそれに付随する蘇生効果を持つ。
召喚時効果を妨げないので【[[増食]]】の再発揮による展開が可能。
系統支援が一切受けられないのが難点だが、[[戦国トロフィー]]でネクサス除去要員として働けるのは利点といえる。

--[[美食の妖精パティシエール]]
消滅/破壊後の【Sバースト】で召喚できるドローソース。
バウンスにより厄介な[[紫煙獅子]]などをバーストにかからず一時的に除去できるほか、アルティメットにも触れられる。

--[[果物王ドリアルバ27世]]
コスト6の[[漂精]]。
維持できた場合の拘束力が非常に高い反面、除去などへの耐性は持ち合わせないため対策が必要。
【[[装甲]]】よりは除去されてもトラッシュから再展開できるような構築にするほうが安定する。
各種耐性効果を警戒する場合、無理に採用する必要はない。

-高コスト

--[[砲天使カノン]]
黄デッキのおなじみ汎用バースト。
[[果物王ドリアルバ27世]]の効果で自動除去が可能となるためLv2以上での維持を心がけたい。
【[[起導]]】を採用しない場合はリバイバル版である必要もない。

--[[美食の妖精スィーツ]]
いざという時のアンブロッカブルアタッカー。
[[妖精モスラ]]との相性が良く、再利用によるアタッカー/ブロッカー増量が狙える。

--[[果物人キョ・ホーン]]
コスト8のダブルシンボルと大型の[[漂精]]だが、【[[増食]]】でオープンされればコスト4として扱われるので召喚時体は非常に容易。
【[[増食]]】発揮をトリガーとしたバウンス効果や、相手のLvを参照したアンブロカッブル効果を[[楽族]]と[[漂精]]に与え、相手にプレッシャーをかけられるサブエース的スピリット。
手札に来ると途端に邪魔になるため、採用枚数は慎重に。

--[[智剣の歌姫アジルス]]
召喚時に小型のスピリット/アルティメットを手札に戻してコアブーストを行える。
【[[増食]]】でトラッシュに落とし、[[歌姫ラクェル]]で展開するのが基本。
Lv3のバースト保護も優秀。
[[詩姫]]を4体以上並べるのはこのデッキでは難しいので忘れても構わない。

***ブレイヴ [#q73930ce]
基本的に低コストで並べる関係上、ブレイヴは多く入れすぎると合体先がおらず事故要因となる。

-シンボルなし
--[[折神モンキー]]
【[[起導]]】を付与するブレイヴ。
メインギミックは[[ソウルコア]]を消費しない、また自然と【[[Sバースト]]】スピリットを多く採用する構築となるため相性は良い。

--[[ハイドランディア]]
コスト2スピリットの再召喚が行える。召喚時効果も無効にしないため【[[増食]]】等も妨げない。
特に[[クーリン]]との相性が良く、消滅を破壊に変更することで破壊時効果の発揮も助ける。

--[[ギョクジーグ]]
小型スピリット専用のバースト対策要員。

--[[プリン魔神]]
コスト4以下のスピリットに合体できる[[異魔神]]ブレイヴ。
コスト3以下のスピリットを手札やトラッシュから続けざまに召喚することで手数を増やすことができる。

-シンボルあり
--[[光翼の神剣エンジェリックフェザー]]
【[[強化]]】を持ち[[歌姫ラクェル]]や[[果物王ドリアルバ27世]]の効果を強化できる。
軽減が少なく、合体条件も重めなことに注意。

--[[戦国トロフィー]]
[[歌姫ラクェル]]との合体でBPを上昇させつつネクサスを除去できる。

***ネクサス・マジック [#jcf92f8c]
-ネクサス
--[[No.19 マウンテンペアー]]
【[[増食]]】を補助するネクサス。
【[[増食]]】で落ちてしまった[[楽族]]も回収可能。
[[美食の妖精パティシエール]]や[[コリスタル]]らの自壊にも対応。
Lv2効果は連鎖できる可能性を高められ、強力な反面、多用はセルフデッキアウトの元。

--[[祝福されし大聖堂]]
[[黄]]のスピリットが破壊されるたびにコアブーストとドローを行えるネクサス。
[[漂精]]スピリットは1体1体が非常に脆いうえ、【[[増食]]】によるコア不足を解消する意味でも相性は非常に良い。

--[[キッチンヘンジの遺跡]]
[[楽族]]のバトル補助のほか、[[バースト]]によるライフの維持ができる。

--[[No.25 グロウセレブレーション]]
アタックステップ中に【[[増食]]】できるギミックを搭載していれば、手軽にコアブーストできる。
自分のアタックステップ中で【増食】を連鎖的に召喚できれば、その数だけコアブースト可能。

--[[明星きらめく花園]]
【[[増食]]】でトラッシュを肥やすことでこのネクサス1枚から大型スピリットの軽減をすべて満たすことも可能。

--[[No.12 サウザンドリーフ]]
自分のデッキの上を確認、入れ替えを行う[[緑]]ネクサス。
【[[増食]]】発揮前の手助けとなる。軽減は[[妖精モスラ]]で満たすのが理想。

-マジック
--[[とうせんぼウォール]]、[[シンフォニックバースト]]、[[跪いて エブリワン]]、[[アブソリュートゼロ]]
定番の黄の防御マジック。

--[[アルティメットウォール]]、[[ディメンションシールド]]、[[マギアゲフリュスター]]
バーストで防御できるマジック。
コアが不足しがちなため、下手な防御マジックよりも優先される。

--[[エグゾーストエンド]]、[[千枚手裏剣]]
手軽にコアブースト可能なバーストマジック。
コアが不足しがちなため有用。

--[[舞華ドロー]]
[[ソウルコア]]の利用はあまり行わないデッキのため、コストにソウルコアを支払っておくことで【[[増食]]】によってトラッシュに落ちても回収可能。
なお、[[果物王ドリアルバ27世]]などで既にBPが0になってしまっているスピリットには意味がないのには注意。

--[[イエローリカバー]]
ビートデッキの定番マジック。

--[[螺旋ニードル]]
[[Sバースト]]でデッキからスピリットを展開できる。
スピリットの割合が大きいデッキタイプゆえに相性が良く、召喚時効果を妨げないため【[[増食]]】の発揮も可能。
[[折神モンキー]]の【[[起導]]】にも対応。

--[[リターンスモーク]]、[[ネクロリバース]]
召喚時効果を妨げない蘇生マジック。
コストの捻出が難しいため、採用枚数は慎重に吟味したい。

--[[フライングカーペット]]、[[ライフドリーム]]
[[果物人スイカドン]]と相性のいいアンブロッカブル効果。
前者は奇襲性、後者は範囲が魅力。

--[[ボンビーム]]
消滅/破壊後の【[[バースト]]】で、[[楽族]]/[[歌鳥]]/[[漂精]]を2枚までトラッシュから回収できる。
フラッシュ効果はBP-による破壊効果と月並みだが、6000のマイナスはLv2の[[紫煙獅子]]を破壊できる数値なので馬鹿にできない。

**デッキの動かし方 [#lee97657]
低コストを中心としたウィニーデッキとしてスピリットの数を並べていく。
中盤以降は[[果物王ドリアルバ27世]]や[[美食の妖精パティシエール]]などでフィールドをコントロールしてライフを奪う。

また、【[[増食]]】により、手札1枚からでも立て直せる可能性があるため、リカバリー能力が非常に高い。

**弱点 [#i9caba27]
[[美食の妖精姫フロマージュ]]による凄まじいデッキ回転力を誇るが、そのぶん自分のデッキもあっという間になくなってしまうため、デッキ破棄は[[果物人モモピーチ]]で防げるものの、各種遅延手段によるセルフデッキアウトには注意。
また、カード補充にこそ困らないがコアが不足しがちなため場に並べられるスピリットの数は意外と限られるのも悩み。

アルティメットやブレイヴは採用しづらいデッキであり、スピリット・マジックへの耐性を持つ[[天魔王ゴッド・ゼクス]]や[[調査員エウロー]]や【[[超装甲]]:黄】で[[果物王ドリアルバ27世]]の動きを封じられてしまうと痛い。
[[オリンスピア競技場]]、[[紫煙獅子]]などの効果召喚メタ、[[五聖童子]]などの召喚時効果メタといった流行のメタ効果にもかかりやすいため、スピリットに対しては[[ジャックオーランタン]]などで対処したいところ。

**デッキの派生系 [#ke5f5720]
-[[【ペンタン】]]
皇族と一部以外は[[漂精]]を併せ持ち、名称支援や[[歌鳥]]支援も受けられる「ペンタン」を中心としたデッキ。
詳しくは当該項目参照。

**参考レシピ [#v6b829d5]
-[[本気バトル動画『弱果強食』デッキ>【弱果強食】]]
-[[本気バトル動画『フルーツ☆バイキング』デッキ>【フルーツ☆バイキング】]]
-[[【増食デッキ】]]
-[[本気バトル動画『ピエネズ』デッキ>【ピエネズ】]]

***関連リンク [#ua96f5b8]
[[デッキ集]]




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