** &ruby(れつ){烈};の&ruby(はおう){覇王};セイリュービ/The RetsuHero Seiryubi [#x4e74dc6]
 スピリット(禁止カード)
 7(2)/緑/覇皇・華兵
 <1>Lv1 5000 <3>Lv2 10000 <6>Lv3 14000
 【バースト:自分のライフ減少後】
 自分のライフが3以下のとき、このスピリットカードを召喚する。
 フラッシュ【烈神速】『お互いのアタックステップ』
 自分のトラッシュのコアが5個以上のとき、自分のトラッシュのコアすべてを自分のフィールド/リザーブに好きなように置くことで、手札にあるこのスピリットカードを、コストを支払わずに召喚する。
 シンボル:緑
 
 コンセプト:寺島慎也
 イラスト:藤井英俊
 
 フレーバーテキスト:
 決断から実行まで、その迅速さは圧倒的だった。
 
#refcard

[[覇王編 第3弾:爆烈の覇道]]で登場した[[緑]]の[[スピリット]]。

バトスピ界屈指の壊れ性能である[[キーワード能力]]【[[烈神速]]】を持つ。
同じくアタックステップ中にフラッシュタイミングでトラッシュのコアを全回収できる[[ネイチャーフォース]]や[[グレートリンク]](現在は共に[[禁止>禁止・制限カードリスト]])とは異なり、コアの振り分けが自分のフィールド/リザーブに自由に行え、さらにコスト7のセミバニラスピリットまで付いてくる。
自分のトラッシュにコアが5個以上あれば、デッキを問わずに、自分の場が更地でも使用できてしまうという、その圧倒的なハイスペックぶりは最早''理解不能レベル''である。
自分のトラッシュにコアが5個以上あれば、デッキを問わずに、自分の場が更地でも使用できてしまうという圧倒的なハイスペックぶり。

強いて難点を挙げるなら、ノーコスト召喚メタの影響を受けることや、フィールドで発揮する効果を一切持たないことぐらいだろう。
しかし、後者に関しては自身のBPが(当時基準では)コスト相応で、コア回収のついでにやってくるスピリットとしては十分すぎるスペックだったため、何ら問題では無かった。
同時期に高い採用率を誇っていた[[龍の覇王ジーク・ヤマト・フリード]]とのBP比べは、覇王編環境を象徴する光景だったと言える。

一見無意味な【[[バースト]]】に関しても、【[[バースト]]】持ち支援の対象になれるというメリットがあり、特に、[[爆烈十紋刃]](リバイバル前)は、トラッシュに落ちたこのカードを回収しつつ、無軽減で使えば【[[烈神速]]】の準備も即座に整うことから、その相性は抜群だった。

当時の環境では、[[蜂王フォン・ニード]]のLv2アタック時効果でトラッシュに置いたコアを【[[烈神速]]】で回収し、[[蜂王フォン・ニード]]の効果を再度発揮して連続アタックを決める【蜂リュービ】デッキが、環境トップの一角として君臨していた。
しかし、[[蜂王フォン・ニード]]が大会の商品としてのみ入手可能な所謂"裏Xレア"だったことから、かつての[[獅龍王レオン・ハウル]]や[[凶龍爆神ガンディノス]]と同じく、ユーザー同士の格差を広げる要因にもなった。
また、[[究極1(現制限<1>)>禁止・制限カードリスト]]指定後の剣刃編環境においても、[[黒蟲の妖刀ウスバカゲロウ]]と[[森羅龍樹リーフ・シードラ]]を中心とした【蜂シードラ】と呼ばれるデッキのコア回収要員として、相も変わらず猛威を振るい続けていた。

【[[烈神速]]】によってあらゆるデッキで大量のコアを簡単に使い回すことが可能になってしまった結果、上記の[[爆烈十紋刃]]を筆頭に、とにかく"コア5個を自分のトラッシュに置く"ことが最重要視されるようになり、「[[赤]]デッキ以外でも[[フォースドロー]]や[[騎士王蛇ペンドラゴン]]が優先的に採用される」といった事態にまで発展。
バトルスピリッツの概念たるコア運用を完全に無視した、一種の"ルール破壊"とも言えるこのカードは、もはや「入れない理由が無い」とまで言われる程に当時の環境を斡旋していた。
バトルスピリッツの概念たるコア運用を完全に無視した、一種のルール破壊とも言えるこのカードは、もはや「入れない理由が無い」とまで言われる程に当時の環境を斡旋していた。
この惨状は流石に擁護されず、2012年9月1日に[[究極1(現制限<1>)カード>禁止・制限カードリスト]]に指定されるも、依然必須カードとしてデッキの多様性を狭め続けたことから、続く2013年3月23日に[[伝説(現禁止)カード>禁止・制限カードリスト]]指定されることになった。

後に登場した[[ソウルコア]]も【[[烈神速]]】で簡単に使い回せることや、自身のサイズ・色ゆえに《[[煌臨]]》や[[インペリアルドラモン パラディンモード]]の【[[チェンジ]]】などとも相性が良いことから、今後の規制解除も絶望的といえよう。

[[イビルオーラ]]やかつての[[大天使ミカファール]]にも並ぶ、バトスピ界屈指の問題児である。

-2012年6月に公式サイトで行われた[[好きなイラストカード投票>https://web.archive.org/web/20120628073138/http://battlespirits.com:80/feature/sp_vote4/]]では、14位となった。
-【[[烈神速]]】について、[[マイケル・エリオット>カリスマ#michael]]氏は、このカードの[[究極1(現制限<1>)>禁止・制限カードリスト]]指定時に「カードをデザインする際に、しばしば危険カードとの境目を見極めてデザインをするが、このカードはその境目を越えてしまった例」「[[イビルオーラ]]を[[彷彿とさせる>https://www.battlespirits.com/archives/michael/201207243492]]」などと発言しており、[[伝説(現禁止)>禁止・制限カードリスト]]指定された際には、ついに「[[大天使ミカファール]]の[[次に強い>https://www.battlespirits.com/archives/michael/201303084142]]」とまで言わしめていた。
--なお、このカードより強かったらしい[[大天使ミカファール]]は、10年以上の月日を経て禁止解除となったものの、このカードに関しては禁止解除は無いと思って良い。
-[[アルティメットバトル05]]にて、事実上の調整版とも言える[[アルティメット・セイリュービ]]としてリメイクされた。
-[[ディーバブースター【女神達の調べ】]]から登場した[[「セイナ・リューミン」>名称:「セイナ・リューミン」を含むスピリット]]は、このカードをモチーフとしている。
-モチーフは、[[朱雀>鳥武帝スザクロス・ソウソー]]・[[白虎>剣王獣ビャク・ガロウ]]・玄武と共に四聖獣の一角を担い、東方を守護する雷竜「青龍」と、古代中国の三国志時代に"&ruby(しょく){蜀};"を建国した、『三国志演義』の主人公としても知られる英雄「&ruby(りゅう){劉};&ruby(び){備};(&ruby(りゅう){劉};&ruby(げん){玄};&ruby(とく){徳};)」だろう。
--このカードの色は[[緑]]だが、青龍は本来[[青]]色を司る存在である。
しかし、かつては[[緑]]色を指して[[青]]としていたこともあり、今でも信号機の青信号の色などにその名残が見られている。
同じ青龍モチーフのスピリットとしては、後に[[デジモンコラボ>出典:デジモン]]で[[チンロンモン]]が登場しているが、そちらも[[青]]属性では無い。
--カード名の「烈の覇王」及び【[[烈神速]]】の名称は、劉備の異名のひとつである「[[&ruby(しょう){昭};&ruby(れつ){烈};&ruby(てい){帝};>翔烈降臨]]」が由来だと思われる。

*** 収録 [#k4e21331]
[[覇王編 第3弾:爆烈の覇道]] <X>

*** アニメにおいて [#oc1164ed]
『覇王』にて登場。
泉・ローラースルーじゅん子のキースピリットとして初登場し、また[[紫]]主体のデッキを使用するノラ・ニャオのキースピリットとしても登場。
両者とも主に【[[烈神速]]】で召喚しているが、ノラ・ニャオvsベツバラ・デザート戦では、【[[烈神速]]】に必要なコアを確保できずに【[[バースト]]】召喚されていた。

#clear
-テキスト関連
[[禁止・制限カードリスト]]

***[[サイクル一覧]] [#r9705a6b]
#include(サイクル:BS15-X03同型,notitle)


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