効果の分類について †
効果の適用されるタイミング †
『お互いの(自分の/相手の)~ステップ』『このスピリットの~時』等、『 』でタイミングが指定された効果はそのステップ中や行動中、条件を満たしている間に常に効果を発揮したり、効果が誘発して解決されたりする。
中には『 』で指定されたタイミングの他に、効果のテキスト中に、効果を発揮するまでに満たす必要のある条件が記述された効果も存在し、その条件が満たされなければ発揮されない。
カードに書かれている効果は誘発してから効果を解決するまで、または誘発してから解決した後、そのカードがフィールドにいなければ効果の解決ができなかったり効果が効力を失うことになる。
また、『 』で指定されたタイミングがない効果も存在する。
(参考:常在型効果)
アタック時効果等の分類 †
『このスピリットのアタック時』効果でも、
① BP破壊効果やバウンス効果など、アタックした瞬間に発揮する効果
②「無色化」や「ブロックされない」、「『このターンの間』などの表記がないBP加算効果」、「アタック時、相手のスピリットの効果を受けない」、竜骨棍カノープスのようなLvアップ効果などアタック中発揮し続ける効果
③アタック中のフラッシュ効果として、マジックと同じくフラッシュタイミングに使用可能なもの
④バトル終了時に発揮する効果
の4種類がおおまかにある。
- 「ルールマニュアルVer.11.0にあわせたルール改定」より、「常に発揮する効果を先に解決してから、瞬間的に発揮する効果を解決する」ように裁定が変更され、②にあたるターンやステップ、アタックの間常に発揮し続ける効果が先に解決される。
そのため、無色化効果や「ブロックされない」効果等は必ず優先して発揮される。
- 無色化や「ブロックされない」効果は、アタックのフラッシュタイミングで得ても、①と違いそのまま発揮される。
「この~の間」「~終了時」 †
効果のテキストに「このターンの間」「このバトルの間」等の持続期間が定められているものは、アタック宣言、「~したとき」やマジックの使用を介して1度誘発してから解決されると、効果を発揮したカードがフィールドになくてもその持続期間中は効果が発揮され続ける。
「このターンの間」の効果は、エンドステップに発揮する効果がすべて発揮した後、効果を失う。
逆に「『このスピリットのアタック時』このスピリットをBP+5000する。」など持続期間が書かれていない場合は、そのスピリットがフィールドを離れたり《煌臨》元になったりした場合引き継がれない。
- 2018年4月21日より適用の「ルールマニュアルVer.9.0にあわせたルール改定」より、すべての「この~の間」「~終了時」効果は一度発揮したら効果を発揮し続ける
ただし、以下の場合は「このターンの間」「このバトルの間」効果は無効になる。
スピリット/アルティメットの【合体時】効果は、発揮後にブレイヴが分離したりLvが達しなくなると無効になる。
スピリットの【煌臨中】効果は、発揮後に煌臨元カードがなくなったりLvが達しなくなると無効になる。
ネクサスの効果は、発揮後にフィールドを離れたりLvが達しなくなると無効になる。
- 光速三段突のバースト効果によるBPアップは、そのターンの間自分のスピリット全てに適用されるため、光速三段突バースト発動後に召喚された自分のスピリットのBPもアップする。
- 《煌臨》したスピリット/アルティメットは、煌臨元のスピリット/アルティメットが受けていた「このターンの間」「このバトルの間」など受けている効果も引き継ぐ。
- 妖精騎士ピーターLv2のアタック宣言時にそのLv2効果を解決したら、妖精騎士ピーターがLv1になっても、指定されたスピリットはブロックできないままである。
- 超覇王ロード・ドラゴン・セイバーLv2・3効果は、このスピリットがアタックし効果を解決するとそのターンのエンドステップ開始時まで効果が持続する。
- 闇皇ナインテイル・ダークLv1・2・3のBPアップ効果は、このスピリットのブロック中にBPを比べ相手のスピリットだけを破壊したときに誘発し解決され、そのターンのエンドステップ開始時まで効果が持続する。
- ダブルドローのフラッシュ効果を使用したとき。
使用したダブルドローはトラッシュに置かれるが、効果で指定したスピリットはエンドステップ開始時までBPが+2000されたままになる。
「バトル終了時」等に発揮される効果は、効果の条件を満たしていてもその効果を発揮するカードがそのターンのエンドステップ開始時やバトル解決・終了までフィールドになければ発揮されない。
- 時統べる幻龍神アマテラスLv3効果は、このスピリットのアタック中にこのスピリットがBPを比べ相手のスピリットだけを破壊したときに誘発し、そのターンのエンドステップに解決される。
- 「ターン終了時」に適用される効果は、『お互いの(自分の・相手の)エンドステップ』に適用される効果が全て解決され、「このターンの間」に持続する効果が効力を失い、その後発揮される。
- イ・ケダヤンの階段山脈の配置時効果は、配置時に効果を発揮しているため、このネクサスがそのターン中にフィールドを離れても、ターン終了時に効果は発揮する。
イ・ケダヤンの階段山脈の配置時効果は、このネクサスが手札から配置されて、そのターンのエンドステップ開始時までこのネクサスがフィールドになければ発揮されない。
(該当:ネクサスの効果)
- 【呪撃】の効果は、この効果を持つスピリットがバトル解決までフィールドにいなければ効果が発揮されない。
- 【光芒】の効果は、この効果を持つスピリットがバトル終了までフィールドにいなければ効果が発揮されない。
効果の適用順 †
ひとつのテキスト中で複数の効果(「破壊する」「手札に戻す」等の動作を一区切りにしたもの)を適用する場合、テキストの通りに前からひとつずつ適用していかなければならない。
ただし、テキストが「その後」「効果発揮後」等でそれぞれの効果が区切られていない場合、すべての効果は同時に解決されたことになる。
- 爆烈十紋刃(SD06-014)の【バースト】効果を発揮するとき。
「BP6000以下の相手のスピリット1体」「相手の合体スピリットのブレイヴ1つ」「相手のネクサス1つ」の対象を選択するのはテキストの順番通りだが、破壊されたカードをトラッシュに置くのは同時である。
「さらに、~する」と書かれた効果(【Uトリガー】の【クリティカルヒット】や【WUトリガー】のダブルヒットも含む)の対象の指定は同時扱いとなる。
- 相手のライフ/フィールド/リザーブ/トラッシュのコアの合計個数が自分より3個以上多い状態でストラングルフォッグの効果を解決するとき。
コアが1個の相手のスピリット3体それぞれのコア3個をボイドに置くことができ、適用されなかった「相手のスピリットのコア1個を相手のリザーブに置く」の部分は無視される。
このカードに記述された「さらに」は、効果の適用順を前後に分ける意味を持たない。
(2015年2月20日より先に「相手のスピリットのコア1個を相手のリザーブに置く」の対象を選択し、それ以外のコアから「相手のスピリットのコア3個をボイドに置く」の対象を選択し、同時にコアを取り除くことになった。)
- アルティメット・ガイ・アスラの【Uトリガー】のヒット効果で消滅したスピリットは、クリティカルヒットの解決が終わるまではトラッシュに置かれないため、クリティカルヒットの効果で手札に戻すことが出来ない。
- 自分のバーストをセットしているとき、相手のフィールドにシンボル1つのブレイヴと合体した合体スピリットのみがいる状態でアルティメットフレイムの効果を解決するとき。
「合体スピリットすべて」と「さらに、シンボル1つの相手のスピリット1体」の破壊は同時なので、合体スピリットを破壊して残ったシンボル1つのスピリット状態のブレイヴを破壊することが出来ない。
一つの効果の処理中に別の効果が割り込むのはQ&Aにより確認できる特定の効果のみ。
例:鳳翼の聖剣、【フレンド】
それ以外の場合、効果の処理中に別の効果が誘発したとしても、誘発した効果の処理よりも前に元の効果の処理を行い、解決後に派生効果の処理に入る。
同時に複数の効果が誘発したとき †
複数の効果が同時に誘発した場合、1.ゲーム中やターン/ステップの間ずっと発揮し続ける効果、2.決められたタイミングや条件で発揮する効果、それぞれでターンを進めているプレイヤー(ターンプレイヤー)がすべての効果の解決順を決め、ひとつずつ解決していく(ルールマニュアルVer.11.0 の16p「複数の効果が同時に発揮したとき」より)。
このとき、解決中の効果がさらに別の効果を誘発させた場合、他の効果よりも先にそれを解決する。
ただし、転醒編のルールマニュアルVer.11.0にあわせたルール改定「常に発揮する効果と瞬間的に発揮する効果の解決順の変更」より、常に発揮する効果が必ず優先される。例として、月光龍ストライク・ジークヴルムXLv2は必ずBP加算してから、除去効果を発揮する。
- フレイムテンペストの効果で破壊時効果を持つ、複数のスピリットを破壊したとき。
それらの破壊時効果の解決順は、ターンプレイヤーが好きな順番で決める。
(参考:派生効果と解決軸)
- シャ・ズー(BS01-036)のアタックを爆進獣ブランボアー(BS01-071)Lv2がブロックしたとき。
アタック側プレイヤーが爆進獣ブランボアーのバトル時効果を先に、その後にシャ・ズーの破壊時効果を選択すると爆進獣ブランボアーは自身の効果で回復してからシャ・ズーの効果で疲労する。
順番を逆にすると爆進獣ブランボアーは回復状態でバトルを終えることになる。
- 自分のターン中に天星馬ペガシーダLv2が破壊されたとき。
2つある破壊時効果の解決順をターンプレイヤーが選ぶことになり、両方を解決し終えたら天星馬ペガシーダはトラッシュに置かれる。
- 先にLv1効果を解決し天星馬ペガシーダのコアが減りLvが下がる、または0になってトラッシュに置かれる場合、Lv2効果は発揮されなくなる。
- 相手のフィールドに古代闘技場Lv2があり、自分のフィールドに凍獣マン・モールLv3がいる状態でドラグサウルスを召喚したとき。
凍獣マン・モールLv3効果とドラグサウルスの召喚時効果の適用順をターンプレイヤーが決めることになる。
凍獣マン・モールの効果を先にすると、ドラグサウルスは【装甲:青】を持つ状態でフィールドに出るため、その召喚時効果を発揮できる。
ドラグサウルスの召喚時効果を先にすると、古代闘技場Lv2効果でその召喚時効果を発揮できない。
- 古代闘技場Lv2効果や凍獣マン・モールLv3効果は誘発するタイプの効果ではないが、発揮タイミングが同時ならこれもターンプレイヤーが処理順を決めることになる。
(参考:常在型効果)
- 相手のフィールドに機巧犬キシュードッグが居る場合に庚の水晶龍アメジスト・ドラゴン・ソニックを召喚、召喚時効果で2枚ドローを行い、手札の砲凰竜フェニック・キャノン(リバイバル版)を召喚したとき。
庚の水晶龍アメジスト・ドラゴン・ソニックの2枚ドローに対して機巧犬キシュードッグのLv1・2・3効果が、召喚されたことで砲凰竜フェニック・キャノンの召喚時効果が誘発。
それらの処理の前に庚の水晶龍アメジスト・ドラゴン・ソニックの召喚時効果の処理をすべて終わらせ、その後に砲凰竜フェニック・キャノンと機巧犬キシュードッグの効果の処理順をターンプレイヤーが選択する。
- 同時に誘発する効果は派生効果である場合が多いが、1度に誘発した複数のアタック効果やブロック時効果等はそれぞれ派生効果ではない。
(該当:アタック(ブロック)時効果)
(参考:派生効果と解決軸)
ルール干渉効果に対する例外 †
ルールに干渉する複数の効果が同時に誘発しその効果が矛盾している場合、ターンプレイヤーが効果の解決順を決めるのではなく、最後に発揮した効果で解決する。
お互いの手札から同時発揮するときの処理について †
アルケーガンダムなど、自分と相手が同時に手札の効果を発揮することが増えたため、今まで同時に提示としていたが、提示する順番を2021/03/28「ルールマニュアルVer.12.0にあわせたルール改定に関して」より変更。
自分がターンプレイヤーの場合、まず、相手がそのとき発揮したい効果を持つ手札のカードをすべて提示。
次に自分がそのとき発揮したい効果を持つ手札のカードをすべて提示。
そして、ターンプレイヤーがフィールドやトラッシュなどで同時発揮する効果も含め、解決順を決めて解決する。
『このスピリット(アルティメット/ブレイヴ)の召喚/煌臨時』『このネクサスの配置時』 †
『このスピリット(アルティメット/ブレイヴ)の召喚時』「スピリット(アルティメット/ブレイヴ)が召喚/煌臨したとき」『このネクサスの配置時』「ネクサスが配置されたとき」とある効果はそれぞれ、カードがフィールドに出たときに発揮される。
『このブレイヴの召喚時』は、召喚するブレイヴがスピリット状態、あるいは合体状態になってから発揮される。
(2012年9月7日よりブレイヴの召喚手順が変更され、ブレイヴの召喚時効果は他の召喚時・配置時効果と同じタイミングでの発揮となった。)
- 天使ヘルヴィムの召喚時効果は、召喚したときにこのスピリットしかフィールドにいない場合でも自身を数えて効果を解決できる。
- デス・ヘイズやズガネークは自身の召喚時効果で自身を破壊することができる。
デス・ヘイズやズガネークは自身の召喚時効果で自身を破壊することはできない。
召喚時効果を解決している途中ではまだそれらはフィールドに存在しないため。
- 爆氷の覇王ロード・ドラゴン・グレイザーの【重装甲:∞】では、フィールドに緑や赤のシンボルがないときに召喚されたヒョウ・カッチューやアンフィスバエナーの召喚時効果を防ぐことができる。
爆氷の覇王ロード・ドラゴン・グレイザーの【重装甲:∞】では、フィールドに緑や赤のシンボルがないときに召喚されたヒョウ・カッチューやアンフィスバエナーの召喚時効果を防ぐことができない。
召喚するブレイヴが召喚時効果を持つ場合、それが解決されるまでフィールドには存在せず、効果でそのブレイヴが持つシンボルやフィールドにあるカードとしての情報等を参照することができない。
- 赤の北斗七星龍ジーク・アポロドラゴンにヒョウ・カッチューを合体させて召喚する場合、ヒョウ・カッチューの召喚時効果は【重装甲:赤/緑】で防がれるが、スピリットの効果ではないので【装甲:赤/緑】では防げない。
- 発揮されるブレイヴの召喚時効果はあくまでもブレイヴカード単体の効果である。
ただし、合体させて召喚するブレイヴには合体スピリットのルール同様に「コスト」「属性(合体したスピリットが持つカードの色)」が追加されることになり、該当する効果に影響を及ぼすことがある。
- 自分のフィールドに剣の誕生地Lv2がある状態でバルカン・アームズを召喚するとき。
バルカン・アームズの召喚時効果と剣の誕生地Lv2の効果のどちらを先に解決するかを選ぶ。
まず最初にバルカン・アームズの召喚時効果を解決してから、剣の誕生地Lv2の効果でドローする。
ブレイヴの召喚時効果を発揮するタイミングではまだブレイヴの召喚が完了していない。
召喚時効果を持つブレイヴは、この効果を解決し終えてから召喚が完了し、そこでやっと「ブレイヴが召喚された」ことになる。
アルティメットにブレイヴを直接合体してブレイヴの召喚時効果を発揮する場合、アルティメットを対象に含まない効果を受けない。
アルティメットを対象に含まない軍港都市オステアや永遠なる水道橋の効果を受けずに発揮できる。
(2018年4月21日より適用のルール改定により、アルティメットと合体しているブレイヴもこれらの効果を受ける)
- アルティメット以外が対象の【強化】が適用されない(【強化】Q&A17)。
- 海底に眠りし古代都市Lv1効果は牙皇ケルベロード等のブレイヴをスピリット状態で召喚しても誘発しない。
- 「スピリットが召喚された」「ブレイヴが召喚された」とあるテキストは厳密にはスピリット(ブレイヴ)カードがスピリット(ブレイヴ)として召喚されたことを意味する。
ブレイヴは召喚の際にスピリット状態としてフィールドに出ることはあるが、スピリットのタイプとしてフィールドに出ることはない。
- 二つの川に挟まれた王国の配置時効果は、配置したときにこのネクサスしかフィールドにない場合でも自身のコストを参照して効果を解決できる。
『このスピリット/ネクサスの破壊時』 †
『このスピリットの破壊時』「スピリットが破壊された(した)とき」『このネクサスの破壊時』と記述される効果は、カードが破壊されて破壊状態になったときに誘発する。
また、ひとつの破壊により誘発した複数の『このスピリットの破壊時』「スピリットが破壊された(した)とき」『このネクサスの破壊時』の効果はそれぞれ派生効果である。
そのため、それらすべてを解決し終えるまで破壊状態のカードはトラッシュに置かれない。
- 自分の機獣要塞ナウマンガルドを自分のデッドリィバランスの効果で破壊しても、機獣要塞ナウマンガルドLv1効果は発揮されない。
- 「相手によってこのスピリットが破壊されたとき」等、破壊に制約がある場合、それを満たしながら破壊されていなければ効果自体誘発しない。
ヤン・オーガLv3が破壊され、その破壊と同時に【不死】を発揮させるとき。
ヤン・オーガLv3破壊時効果を解決し、破壊状態のヤン・オーガLv3をフィールドに残しながら【不死】を解決中ににコアの移動を行いヤン・オーガをLv2にすると、【不死】解決後にヤン・オーガLv2破壊時効果が派生効果として誘発し解決される。
(現在はヤン・オーガがエラッタにより破壊時効果が1つにまとめられ不可能となった。)
- 破壊時効果は破壊状態となったときの効果の解決軸中でLvが上下して必要Lvに達すると、新たにその効果が誘発する。
これは破壊時効果が破壊状態を参照して効果の誘発のチェックを行っているためである。
- 祝福されし大聖堂Lv2が自分のフィールドにある状態でパオ・ペイールLv1がアタックステップ中に破壊されたとき。
先にパオ・ペイールLv1破壊時効果で破壊状態を無効にすると、同時に誘発した祝福されし大聖堂Lv1とLv2の効果は両方とも発揮されなくなる。
- 『このスピリットの破壊時』「スピリットが破壊されたとき」の効果は、解決軸の途中でその効果の解決前に参照先のカードが破壊状態でなくなったとき、またはフィールドからその効果を発揮するカードが離れたとき、発揮されなくなる。
- 砲凰竜フェニック・キャノンの召喚時効果によって鼬の暗殺者ウィゼーブLv2とネクサスが破壊されたとき。
鼬の暗殺者ウィゼーブLv2とネクサスは破壊状態でフィールドに残っているため、鼬の暗殺者ウィゼーブLv2効果を発揮する際にその破壊されたネクサスを選ぶことはできない。
- ブレイヴと合体した北斗七星龍ジーク・アポロドラゴンLv3とパオ・ペイールLv1がバトルしたとき。
バトル解決でパオ・ペイールLv1を破壊し、その北斗七星龍ジーク・アポロドラゴンLv3合体時効果破壊状態を無効にした後に北斗七星龍ジーク・アポロドラゴンLv3合体時効果を発揮させて再度パオ・ペイールLv1を破壊することができる。
バトル解決で破壊したパオ・ペイールが『このスピリットの破壊時』効果でフィールドに残ると北斗七星龍ジーク・アポロドラゴンLv3【合体中】効果を解決することができない。
「BPを比べ相手のスピリットだけを破壊したとき」「BPを比べ相手のスピリットに破壊されたとき」と記述される効果は、破壊されているスピリットが破壊状態でなくなっても効果が発揮される。
(2018年4月21日より適用のルール改定により、「BPを比べ破壊したとき」効果も破壊したスピリットが破壊状態でなくなると解決できない)
- 自分が霊樹の守り神ブランボアーLv3でアタックしたとき。
相手がデッドリィバランスの効果を使用し、自分のブロック宣言を行ったスピリットとこちら側の霊樹の守り神ブランボアー以外のスピリットを破壊した。
このとき、霊樹の守り神ブランボアーのLv1とLv3の効果はどちらも誘発しない。
- 「相手のスピリットを破壊したとき」と記述される効果は、その効果をコントロールするプレイヤーの対戦相手が自分の効果によって自分のスピリットを破壊した(自壊させた)ときには誘発しない。
『このスピリットのアタック(ブロック)時』 †
『このスピリットのアタック(ブロック)時』『このスピリットの合体アタック時』「アタック(ブロック)したとき」「疲労したとき」と記述される効果は、アタック(ブロック)宣言を行った際に効果が誘発する。
複数のアタック(ブロック)時効果が誘発したとき、ターンプレイヤーがそれらの解決順を決め、ひとつずつ解決していく。
1度のアタック宣言により複数のアタック(ブロック)時効果が誘発しても、それらは互いに解決軸が異なる別々の効果であって、派生効果ではない。
アタック(ブロック)宣言時に瞬間的に発揮される効果の発動条件は、アタック(ブロック)宣言時にその効果を発揮するために必要なLvを満たしていることで、こちらはアタック(ブロック)宣言時にコアブーストによって必要なLvを満たしていても発揮される。
ほとんどの効果はアタック(ブロック)宣言時に即座に効果を解決するが、アタック(ブロック)している状態のときにアタック(ブロック)宣言を介さなくても発揮される効果もある。
- 天王神獣スレイ・ウラノスLv2効果は、このスピリットのアタック宣言時に即座に解決される。
- 古将ドグウ・ゴレムLv2が持つ【強襲】の効果は、このスピリットのアタック宣言時に即座に解決できる。
(参考:「~できる」記述を持つ効果)
- 幻羅星龍ガイ・アスラLv4効果は、このスピリットのアタック中にこのスピリットがLv4である状態で相手のスピリットを破壊したときに誘発し解決される。
- 乗っているコアが2個の状態で熊魔神の左側に合体した龍の覇王ジーク・ヤマト・フリードがアタックした時、熊魔神の効果でそのスピリットにコアを乗せるとLv2となるため、Lv2効果を発揮することができる。
- 一角竜ヴォルスングLv1のアタック中にネイチャーフォースを使い、このスピリットにコアを置きLv2以上にすると、一角竜ヴォルスングLv2効果が発揮されBP+3000される。
- 滅神星龍ダークヴルム・ノヴァ(BS11-X02)Lv2効果はバトルしている相手のスピリットが合体スピリットでなくなったり、Lvが下がったりすると即座に効力を失いBPが下がる。
- 戦皇ゴッドスレイヤー・ドラゴンLv1のアタック時にそのネクサス破壊効果と血塗られた魔具(BS13-063)Lv1効果が同時に誘発したとき。
先にゴッドスレイヤー・ドラゴンの効果を解決すると血塗られた魔具が破壊状態となりそのLv1効果の解決に移る前にトラッシュに置かれ、効果も消滅する。
- 1度の宣言で誘発した複数のアタック(ブロック)時効果はそれぞれ解決軸(派生効果を含む効果の連鎖)が独立している。
そのため、効果の解決が終わるたびに破壊状態となったカードがあれば、別のアタック(ブロック)時効果の解決に移る前にそれはトラッシュに置かれる。
- 戦皇ゴッドスレイヤー・ドラゴンLv1のアタック時にそのネクサス破壊効果を解決中にその効果で破壊した星空の冠Lv2効果が誘発したとき。
ゴッドスレイヤー・ドラゴンの効果を解決した後、破壊状態の星空の冠のLv2効果の解決に移り、ゴッドスレイヤー・ドラゴンは破壊される。
その後、破壊状態となったカードがトラッシュに置かれる。
- ひとつのアタック(ブロック)時効果の解決により別の効果が誘発した場合、もし他にアタック(ブロック)時効果が誘発していたら、そのアタック(ブロック)時効果の解決を行う前に最初の効果から生まれた新たな効果を解決する。
ひとつの効果により誘発した別の効果は「派生効果」である。
(該当:派生効果と解決軸)
- ひとつの解決軸で消滅した/破壊状態になったカードは、すべての派生効果を解決し終えるまでフィールドに残る。
その解決軸で最後の派生効果が解決されたとき、消滅した/破壊状態のカードがトラッシュに置かれる。
- 自分のフィールドに魔星輝く古戦場Lv1がある状態で相手がレッサー・ドラグサウルスでアタックを宣言をしたとき。
アタック宣言時にレッサー・ドラグサウルスLv2効果と魔星輝く古戦場Lv1効果が誘発し、解決順を選ぶことになる。
このとき、先にレッサー・ドラグサウルスLv2効果を解決すると魔星輝く古戦場がトラッシュに置かれそのLv1効果は発揮されなくなる。
- アタック時にブレイヴを直接合体した場合のブレイヴ側のアタック時効果について。
破壊やドローなどの瞬間的に発揮される効果については発揮されず、バトル中のBPパンプやフラッシュタイミング以降(バトル解決時を含む)に発揮される効果については発揮される(「ブレイヴに関して」Q30)。
常在型効果 †
【装甲】等、常に発揮されている効果のこと。
効果の誘発をチェックせず、『 』でタイミングが指定されていない。
- 機人ラグーナや主無き古城等、条件を満たしていれば常に発揮されている効果も常在型である。
- 鉄砲機兵タネガシマLv1効果が働いているとシユウや牙皇ケルベロードの効果は発揮することができなくなる。
- このゲームでは基本的に効果の解決中に別の効果を解決することはできないが、常在型効果は状況に関係なく発揮され続けたままである。
【合体中】効果(旧:【合体時】効果) †
ブレイヴ、またはスピリット/アルティメットが持つ【合体中】効果は合体スピリット/合体アルティメットである限り効果が発揮され続ける。
【合体中】効果を発揮している合体スピリット/合体アルティメットが、何らかの理由で合体スピリット/合体アルティメットではなくなったとき、発揮されている【合体中】効果は即座に効力を失う。
ただし、既に解決した「このターンの間」などの持続する効果は無効にならない。
なお、合体スピリットのブレイヴは破壊されると破壊状態を経ず、他の効果の解決を待たず、即座にトラッシュに送られる。
破壊された、合体スピリット/合体アルティメットのブレイヴは同時に発揮した効果と派生効果を解決した後、トラッシュに置かれる。
(2016年4月1日より消滅/破壊されたカードがトラッシュに置かれるタイミングが統一された。)
- シユウと合体しているスピリットが効果を発揮したとき。
その後のフラッシュタイミングでシユウが破壊され、合体スピリットではなくなると、アンブロッカブル効果は効力を失う。
- シユウと合体しているスピリットが効果を発揮したとき。
その後のフラッシュタイミングでシユウと合体しているスピリットにメロディアスハープの効果が使用されると、アンブロッカブル効果は効力を失う。
- 突機竜アーケランサーが合体しているスピリットが【合体中】効果を発揮し、解決しているとき。
その後突機竜アーケランサーが破壊され、合体スピリットではなくなると、BP+効果は効力を失う。
突機竜アーケランサーが破壊されてもBP+効果は無効にならない。
合体スピリットでなくなると既に解決されている「このターンの間」等と持続期間が指定されている効果でも効力が失われる。
(2018年4月21日より適用のルール改定により、【合体中】効果であっても「このターンの間」など持続するタイミングが書かれている効果は無効にならない)
指定されたステップで発揮される効果 †
『~ステップ』とある効果は、誘発条件(「~したとき」等)、タイミング(「~ステップ開始時」等)、持続期間(「この~の間」等)が指定されているものがある。
- そのステップ中、さらにテキストに書かれた誘発条件(「~したとき」等)を満たすと効果が発揮される。
- そのステップの規定の効果の前後に効果を発揮することを指定している。
- ステップ中に発揮した効果が指定された期間(「このターンの間」「このバトルの間」等)まで持続する。
特に表記がない場合、そのステップ終了時まで持続する。
- 英雄皇の御盾Lv1効果は、発揮されてからそのターンのエンドステップ開始時まで効果が持続する。
- 燃えさかる戦場Lv1効果は、自分のアタックステップに自分のスピリットがアタックしている限り発揮され続ける。
- フラッシュタイミングの優先権を行使して発揮する。
同ステップの同じタイミングで複数の効果が誘発したとき、アタック(ブロック)時効果と同様にターンプレイヤーが順番を決めてひとつずつ解決していく。
同じステップに誘発する複数の効果でも、それらは派生効果ではない。
そのため、それぞれの効果の発揮中に破壊状態となったカードがあれば、それらは解決がひとつ終わるたびにトラッシュに置かれる。
ステップの開始時と終了時 †
「~ステップ開始時」に発揮される効果は、そのステップの規定の効果前に効果が発揮される。
「~ステップ終了時」に発揮される効果は、そのステップの規定の効果後、次のステップに移る前に効果が発揮される。
「~ステップ終了後」に発揮される効果は、そのステップを終えてから発揮される効果だが、効果発揮のチェックが入るのはそのステップの終了前である。
同じステップに発揮される効果であっても「~ステップ開始時」「~ステップ終了時」の記述がある効果と、それらの記述がない効果とでは解決順の優先順位が異なる。
「~ステップ開始時」はまず先に、「~ステップ終了時」は必ず後に解決される。
「さらに」「その後」「効果発揮後」に適用される効果 †
テキストに「さらに」/「その後」/「効果発揮後」と記述されている効果は、派生効果や効果の適用順のタイミングが異なる。
簡潔にいえば、「さらに」は前述の効果と同じタイミングで解決する効果。
「その後」は前述の効果を解決してから他の効果を挟まず・割り込まずに発揮する効果。
「この効果発揮後」は前述の効果を解決してそれによって派生する他の効果を先に解決してから、発揮する効果。
「さらに」と「その後」は効果の適用順、「効果発揮後」は派生効果と効果の適用順に密接な関わりがある。
これらはいずれも効果の適用順や派生効果との関わりが深いため、そちらの記述も参照されたい。
「さらに」 †
テキストに「さらに」とある効果は、「さらに」の前と後に書かれている効果を同時に処理する。
このため、「さらに」の前にある効果と後にある効果で対象を取る場合は、どちらも同時に対象に取らなければならない。
また、効果の発揮は「さらに」の後に書かれていても、効果発揮に条件があるならば「さらに」の前から満たさなければならない。
- 戦国忍者ソウルドラゴン・朧のLv2アタック時効果は、自身の回復とソウルコアをトラッシュに置くことによる疲労のいずれもBPを比べ相手のスピリットだけを破壊したときに発揮する。
「その後」 †
テキストに「その後」とある効果は、「その後」の前にある効果を先に解決し、「その後」の後ろにある効果を後に解決しなければならない。
「効果発揮後」 †
テキストに「効果発揮後」とある効果は、そのテキストの前後で効果の適用されるタイミングが異なる。
「効果発揮後」の前に書かれた効果の解決軸の終了後に「効果発揮後」の後に書かれた効果の解決軸が発生する。
- 「効果発揮後」と書かれている効果は、その前の部分に書かれた効果で破壊時効果などが新たに発揮した場合、「効果発揮後」の後の部分の解決の前に、破壊時効果などを先に解決する。
- マジックカードを使用するとき、そのコストの支払いで消滅したスピリットは、そのマジックの効果に「この効果発揮後」という効果がある場合でも、そのマジックの「この効果発揮後」以降の効果とそれから派生した効果もすべて解決してからトラッシュに置かれる。
- 秘剣燕返のフラッシュ効果は、ブレイヴを破壊できなくても空撃ち扱いになり「この効果発揮後」にスピリット破壊が可能だが、ゴルディアスウェーブは「~することで…する」効果なのでブレイヴを破壊できなければ効果を発揮した扱いにならず、「この効果発揮後」以降の効果は発揮されない。
このとき、「効果発揮後」の前の効果の解決軸中で【バースト】の発動が宣言されていた場合、その発動は「効果発揮後」の後の効果の解決軸が終了してからになる。
「その後」と記述された効果と表記が似ているので注意したい。
- 大天使イスフィールLv1効果でサジッタフレイムの効果を2回使用するとき。
1回目の効果を発揮した際に相手が風の覇王ドルクス・ウシワカの発動を宣言しても、その発動はサジッタフレイム2回目の効果を解決してからになる。
- 龍の覇王ジーク・ヤマト・フリードの【バースト】効果を発動させてシャ・ズー(BS01-036)を破壊したとき。
【バースト】効果でシャ・ズーが破壊されるが、その破壊時効果を発揮するときにはまだフィールドに龍の覇王ジーク・ヤマト・フリードは召喚されていない。
破壊時効果を解決してシャ・ズーをトラッシュに置いた後に龍の覇王ジーク・ヤマト・フリードを召喚する。
- このとき、シャ・ズーの破壊に対して相手が風の覇王ドルクス・ウシワカの発動を宣言していると、龍の覇王ジーク・ヤマト・フリードの召喚後に風の覇王ドルクス・ウシワカの【バースト】効果を発動させることになる。
派生効果と解決軸 †
ひとつの効果の解決中に、別の新たな効果を誘発させて効果が連鎖していくことがある。
この新たに生まれた効果のことを派生効果と呼ぶ。
派生効果を誘発させた効果から、誘発した派生効果すべてを解決し終えるまでがひとつの連なりである。
バトルスピリッツではこのような派生効果の連なりが頻繁に発生するため、便宜上これを効果の解決軸と呼び、メカニズムの説明を行う。
解決軸から別の解決軸に移るとき、または解決軸が終了したとき、その解決軸の途中で消滅した/破壊状態になったカードはトラッシュに置かれる。
解決軸の途中でLv0となったスピリットやネクサスは解決軸の終了を待たずに即座にトラッシュに置かれる。
(2016年4月1日より消滅/破壊されたカードがトラッシュに置かれるタイミングが統一された。)
- フレイムテンペストの効果でシャ・ズー、ヤン・オーガ、ドラグノ爆弾兵、マルティウサギが破壊されたとき。
これらのすべての破壊時効果が派生効果である。
同時に誘発したそれらの効果の解決順はターンプレイヤーが選ぶ。
- このとき、ドラグノ爆弾兵の破壊時効果によりさらに別の効果(スピリットの破壊時効果等)を誘発させた場合、他の解決待ちの効果より先にそれを解決する。
ドラグノ爆弾兵の破壊時効果から誘発した効果も、派生効果である。
- フレイムテンペストの破壊効果から、その効果から派生した破壊時効果(とドラグノ爆弾兵の破壊時効果から誘発した別の効果)すべてが解決されるまでがひとつの「解決軸」である。
- 解決軸の途中でハイドランディアの【合体中】効果や定規山脈Lv1効果で消滅が破壊扱いとなる場合、通常の破壊と同じように処理される。
- 鉄の覇王サイゴード・ゴレムの【大粉砕】Lv2の解決中にその効果により怪盗ヴァンビットが破壊されたとき。
【大粉砕】Lv2の解決中に怪盗ヴァンビットの効果を誘発させているため、同じ効果中で破壊されていても破壊状態の怪盗ヴァンビットの効果は派生効果として解決される。
【バースト】の発動 †
【バースト】はそれぞれの発動条件のもとに宣言を行い、実際の発動は条件を満たし、それに伴うすべての解決軸の処理の後になる。
原則として、【バースト】発動の宣言が行えるのは、【バースト】の発動条件となる状況が起こってから、その状況からの派生効果や同時に発揮される効果を全て解決し、別のタイミング(相手が既に宣言した【バースト】の発動や、アタックステップやフラッシュタイミングなどの移行)に移る前までである。
詳細はバースト参照。
『自分のバースト発動後』 †
発揮タイミングが『自分のバースト発動後』と指定された効果は、自分の【バースト】効果が解決され、さらにそれによって誘発された派生効果をすべて解決した後に発揮される効果である。
【バースト】と誘発された効果の解決から『自分のバースト発動後』の解決に移るとき、その【バースト】の解決中に破壊/消滅状態となったカードは『自分のバースト発動後』の解決に入る前にトラッシュに置かれる。
この効果は自分の【バースト】の発動に対する派生効果として扱われ、自分の【バースト】の後に相手プレイヤーが【バースト】を発動する場合でも、まず先にこちらが解決される。
- 一部の【起導】スピリットは「そのバースト発動後」というタイミングの指定で追加効果を持つが、これも基本的に上記と同様に、【起導】によって発動したバーストと、それによって誘発した効果すべてを解決してから発揮される。
ただし、燃える梵能寺テンプルのLv1効果は追加効果も含めて【起導】の発揮と扱われるため、追加効果を解決した後に解決される。
反応型効果 †
ある特定の効果の発揮前に割り込んで発揮される効果のこと。
この効果は該当する効果が対象を選択したとき、または発揮される際に誘発する。
これは派生効果の一種である。
- 冥府魔神オブシディオンLv1効果は、相手のバウンス効果の発揮前に発揮される。
【バースト】のメイン/フラッシュ効果の対象選択後にも、効果の発揮前に割り込んで発揮される。
- 魔法監視塔Lv2効果は、相手のマジックの使用に対してその効果の発揮前、対象の選択後に割り込んで使用できる。
- 【氷壁】は相手のマジックの使用に対してその効果の発揮前、対象の選択後に割り込んで使用できる。
- 愛の女神ロヴンLv1効果は、相手のデッキ破棄効果の発揮前に割り込んで使用できる。
- 獣司祭ガーネスやダークアンキラーザウルスのLv1効果は、自分が【転召】の処理を行う際にこのスピリットを選んだとき、そのコアの移動を行う前に割り込んで発揮される。
指定アタック(スピリット/アルティメットを指定したアタック) †
原則的にスピリット/アルティメットは対戦相手にアタックするだけで相手のスピリット/アルティメットに対してアタックすることはできない。
対戦相手はアタックに対して自身のライフを守るために自身のコントロールするスピリット/アルティメットでブロックを行うのみである。
ただし、例外的に、相手のスピリット/アルティメットに対してアタックを行いバトルを強制させる効果を持つスピリットが存在する。
- 龍星皇メテオヴルムの指定アタックはスピリットへのアタックである。
条件がない限り疲労状態のスピリットでも指定でき、その際に相手はブロック宣言を疲労状態で行うことになる。
- 指定アタックは【装甲】/【重装甲】/【超装甲】で防がれ、指定できない。
スピリット(アルティメット)の効果を受けないスピリット/アルティメットも同様に指定することはできない。
- 光龍騎神サジット・アポロドラゴン(BS13-X01)の効果で赤ではないスピリットに指定アタック効果を与えた場合、そのスピリットの指定アタックは【装甲:赤】で防ぐことができない。
指定アタック効果の発生源は指定アタックを行うスピリットである。
- 最古龍の顎Lv2効果でクイーン・ワルキューレのようなスピリットの効果を受けないスピリットに指定アタックすることはできない。
これらは自分のスピリットに指定アタック効果を与えるものかそうでないかに関わらず、指定アタック効果の発生源は指定アタックを行うスピリットとして扱われるため。
- 指定アタックと同時に他のアタック時効果が誘発し、他の効果の前に指定アタック効果でアタックするスピリット/アルティメットを指定してもすぐにはブロック状態にはならない。
実際にブロックが確定するのはアタックしたときに発生するすべての効果や発動した【バースト】の解決後である。
- 指定されたスピリット/アルティメットがブロック宣言前にフィールドからいなくなった場合、または指定アタックの条件を満たさなくなった場合、指定アタックが無効となり、通常のアタックとなる。
このとき、アタック宣言後のフラッシュタイミングもなくならない。
- 相手のスピリット/アルティメットが実際にブロック宣言をする前に指定アタックを行ったスピリット/アルティメットが指定アタックの効果を失った場合、これも通常のアタックとなる。
- 相手のスピリット/アルティメットの「対象を指定する」テキストと「その対象へアタックする」テキストが句点で独立している場合は指定のみでアタックしないことが可能。(一部少数のみ存在)
- スピリット/アルティメットを矛盾なく指定できるかぎり、指定アタックを含む効果を複数発揮する事ができる。
ただし、記述によって「指定してアタックしなければならない」(巨腕の機巧武者ラカンなど)>「指定してアタックする」(ダーク・ティラノザウラー・オーバーレックスなど)>「指定してアタックできる」の優先順位に従う。
スピリットのアタックによるライフの減少 †
「このスピリットのアタックによって相手のライフを減らしたとき」等と記述される効果は、アタックステップのバトル解決において、ブロックされずにそのスピリットの持つシンボルの数だけ直接相手のライフへダメージを与えたときに誘発し解決される。
「相手のライフを減らしたとき」と記述される効果は、スピリットのアタックによるライフへのダメージの他に、効果によりライフを減らしたときにも誘発する。
- ウィングブーツの効果でブロックされなかったものとして相手のライフにダメージを与えるのは、スピリットのアタックによるライフの減少であり、効果によるものではない。
効果による召喚や配置 †
「召喚する(できる)」「配置する(できる)」と記述される効果でカードをフィールドに出す場合、召喚する、または配置するカードを提示した時点でその効果の解決は終了する。
ただし、提示したカードが召喚時効果や配置時効果を持つときや、召喚された(する)ときに誘発する他のカードの効果があるとき、それらがさらに派生効果として解決される。
- マネキキャットをスピリット状態で召喚しその効果で【転召】を持つ翼神機グラン・ウォーデンを召喚するとき。
マネキキャットの効果は翼神機グラン・ウォーデンの提示時点で終了し、派生効果として翼神機グラン・ウォーデンの【転召】をマネキキャットに対して行うことができる。
- 天星馬ペガシーダ(BS11-038)Lv1破壊時効果でデッキから【転召】を持つスピリットが破棄されたとき。
破棄された時点で効果の解決が終了するが、召喚するスピリットが【転召】を持つので破壊状態の天星馬ペガシーダはトラッシュに置かれず【転召】の処理が終わるのを待つことになる。
このとき、破壊状態の天星馬ペガシーダを【転召】させることもできる。
使用回数に制限がある効果 †
グラウンド・オブ・ロロの効果はゲーム中に自分か相手のどちらか1回しか使えない。それ以外の制限は原則的にプレイヤーごとにかかる。
「〔ターンに1回:同名〕」「ターンに1回~する」効果 †
「この効果はターンに~回しか使えない」「この効果はゲーム中に1回しか使えない」等と記述される効果は、“効果”毎に回数の制限がある(ルールQ&Aカードの効果 汎用: その他Q107)。
「ルールマニュアルVer.13.0にあわせたルール改定」より、「この効果はターンに~回しか使えない」は「〔ターンに~回:同名〕」へと表記が変更された。
- 英雄皇の神剣Lv1効果は、このネクサスが複数枚フィールドにあっても、それらの合計でターンに1度しか効果は発揮されない。
- 龍星の射手リュキオースの【超祈願】は、すでに自分が効果を使っていれば1回目とは別のカードであっても発揮できない。違うカード名のスピリットの効果として発揮することもできない。
「ターンに1回、~する」「ステップに1回、~する」「ゲーム中に1回、~する」等と記述される効果は、カード毎に回数の制限がある。
「ターンに1回」と書かれた効果を使用した際に、他の効果に割り込まれてその効果が解決できない・無効にされた場合は、そのターンの間その効果は使えなくなる。
効果に回数制限のある効果は、テキスト内容かカード名が違う場合、違う効果として判定される。
「〔重複不可〕」「この効果は重複しない」効果 †
「この効果は重複しない」効果は、同名カードの場合は同時に発揮できず、1度に1回しか使えない。
ただし、テキスト内容かカード名が違う場合、違う効果として判定される。
「ルールマニュアルVer.13.0にあわせたルール改定」より、「この効果は重複しない」は「〔重複不可〕」へと表記が変更された。
「ドローするかわりに~する」効果 †
「ドローするかわりに~する」効果は、その効果を持つカード1枚しか発揮できず、同名カードでも重複しない。
百識の谷などを同時に配置している場合は、ドローか「ドローするかわりに~する」効果かどちらかを選択する。
グレイスキャタピラー2枚がある状態で『自分のドローステップ』を迎えた場合、グレイスキャタピラー1枚のみの効果が発揮できる。
アイツのカードLv2とグレイスキャタピラーがある状態で『自分のドローステップ』を迎えた場合、どちらかの効果を選択してその一つのみを発揮できる。
同じようなステップにおける効果でも、止まない風の森と戦場に息づく命などの「コアを置かないことで~」効果とは扱いが違うため注意。
ターンシークエンスによる規定の処理 †
ターンの各ステップには必ず行う規定の処理が存在する。
規定の処理とは、ターンを進めるプレイヤーがターンの進行中に必ず行う、ターン進行のルールによる処理である。
なお、メインステップは規定の処理はなく、アタックステップの規定の処理は任意で行う。
- スタートステップ : デッキ枚数による敗北条件のチェック
- コアステップ : コアを1つリザーブに置くこと
- ドローステップ : デッキから1枚ドローすること
- リフレッシュステップ : フィールドにあるカードの回復とコアの移動
- メインステップ : なし
- アタックステップ : バトル(アタック宣言~バトル終了)
- エンドステップ : 効果の消滅
ネクサスの効果 †
スピリット/アルティメット/ブレイヴ/マジックの効果は特定の持続期間(「このターンの間」「このバトルの間」等)が記述されていれば、効果を発揮したカードがフィールドに存在しなくとも効果そのものは発揮され続ける。
ネクサスの効果の場合、いかなる記述の効果が発揮されていようとも、効果の発生源であるネクサスがフィールドからなくなったとき、即座にその効果は効力を失う。
ネクサスの効果も、特定の持続期間(「このターンの間」「このバトルの間」等)が記述されていれば、効果を発揮したカードがフィールドに存在しなくとも効果そのものは発揮され続ける。
(2018年4月21日より適用のルール改定による)
フィールドにないカードの効果 †
第四期覇王編時のルール改定により、「スピリットカード/(アルティメットカード)/ブレイヴカード/ネクサスカード/マジックカード」の効果は「スピリット/(アルティメット)/ブレイヴ/ネクサス/マジック」の効果として扱う裁定が下された。
なお、ルール改訂前に登場したミーアバットの効果テキストは例外的に以下の但し書きを伴う。
・手札にあるこのスピリットカードを破棄することで、このターンの間、スピリット1体をBP+2000する。この効果はスピリットの効果として扱う。
またバースト状態のスピリットカード/(アルティメットカード)/ブレイヴカード効果を装甲・(超装甲)・重装甲が防げるというテキストの矛盾点も解消された。
・このスピリット/(アルティメット)/ブレイヴは相手の(指定された色)のスピリット/(アルティメット)/ブレイヴ/ネクサス/マジックの効果を受けない。
※改定前は「相手のスピリット効果を受けない『装甲:赤』」でバースト状態のスピリットカード効果:龍の覇王ジーク・ヤマト・フリードを防げていた。
この裁定変更により「手札の神速を持つスピリットカード」/「トラッシュの不死を持つスピリットカード」等の効果もスピリット効果として扱われる。
スピリットカード以外に関しても同様の裁定が適用される。
※フィールド以外にあるコアの乗っていないスピリットカードはLvに関係なくカードに記述された効果(聖命/激突等)を持っているものと扱われる。(スピリット状態ではないためLvは参照しない)
裁定変更により以下の変化点が発生している。
「相手は召喚できない」効果 †
双魚賊神ピスケガレオン(リバイバル)の「相手は、アルティメットカードを召喚できない」効果や皇獣王Zの「相手はスピリットカードを召喚できない」効果などの「召喚できない」効果が発揮しているとき、スピリット/アルティメットを召喚することはできない。
ただし、【バースト】は【バースト】を対象にした効果しか受けない裁定のため、【バースト】スピリットを召喚することは可能(参考)。
しかし、魔界七将ベルゼビート(リバイバル)のような【バースト】効果でトラッシュや手札からスピリットを召喚する効果で召喚することはできない。(召喚対象が「バースト状態」ではないため)
手札保護効果が発揮している場合は、召喚は可能。
獄炎の四魔卿ブラム・ザンドの【ソウルドライブ】については特殊裁定が出ており、【バースト】スピリットや手札保護効果があった場合だとしても、一切の効果で召喚することはできない。
関連リンク †