【白重】†
召喚サポート効果を駆使して重量級の高コストスピリットを数多く召喚し、コントロールとビートダウンを狙う低速デッキ。
白の基本となるデッキタイプであり、多くはここから系統やカード名で派生していく形となる。
白には、コストを踏み倒して召喚する手段が豊富に存在している。(マネキキャット、要塞都市ナウマンシティーなど)
しかし以前は、高コストスピリットが破壊された際の隙が大きくデッキの構築が難しかった。
機獣要塞ナウマンガルド、ドクトル・ファウストと黒天狐ネガ・ナインテイルの登場で、破壊後の隙を埋める事ができ構築が現実的になった。
《煌臨》の登場後は優秀な白の《煌臨》が多かったこともあり、大型スピリットの展開手段は《煌臨》がメジャーとなっていた。
それでもオラクルXVII オーバースター登場後は正規手段での大型スピリットの召喚にアドバンテージが生まれている。
各系統に絞った構築については【機獣】、【機巧】、【武装】、【甲竜】を、
特定のスピリットに絞った構築については【ストライクヴルム・レオ】、【ルナテック・ストライクヴルム】を参照。
スピリット†
基本的に低~中コスト帯よりも高コスト帯を多く採用する。
- 低コスト
コスト1~3帯は超時空重力炉と相性が悪いため、注意が必要。
- 六絶神 鉄壁のクロム・リゼルファー
白で唯一のコスト0スピリット。
ブレイヴ以外のあらゆる除去に強く、アドバンテージ源の機巧城との相性が抜群。
Lv2効果は相手によっては完封も可能だが、隙も多いので過信はできない。
他色カードが場に出ていると召喚が難しくなるため、デッキ内の白の比率をなるべく多くしたい。
- 鉄砲機兵タネガシマ
お互いのデッキ破棄を封じるコスト1スピリット。
ソウルコアを乗せることで強固な耐性を発揮できる。
隙が皆無とまではいかないが、紫のトラッシュ肥やしや青のデッキ破壊を妨害できる。
- リーディング・オリックス
ドローステップを追加することで、ドローが苦手なこのデッキの弱点を補える。
白以外のカードを採用しづらくなるためデッキ全体との相談は必要。
- ウル・ディーネ(リバイバル版)
白には珍しいアタック時コアブーストを持つコスト3。
高コストスピリット主軸のこのデッキではコアブーストは貴重。
リバイバル版はソウルコアを乗せることで破壊耐性を持ち、相手に返り討ちにあっても場に残れる。
また、ソウルコア無しでも積極的にアタックしてわざと破壊され、機巧将軍ダイゴンゲンの【バースト】召喚に繋げるのも有効。
- サンク・シャイン
ライフ減少によって素直に【バースト】召喚できる。
疲労ブロッカーであり、ブロック時にコアブーストできるのも嬉しい。
- ワルキューレ・ミスト
スピリット・マジックの効果も受けず、Lv2・3になれば、相手のアタックを大きくけん制する。
- 要塞皇オーディーン(リバイバル)
ネクサスの数を参照としたアンブロッカブル効果で味方の白スピリットの支援を行う。
ネクサス保護や自身の耐性の強さも相まって非常に場持ちが良いため、ネクサスが多めの構築になるなら入れておいて損は無い。
- 宇宙ロボットキングジョー
『相手のスピリット/アルティメットのアタック後』の【Sバースト】を持つ。
スピリットのBPを大幅に上げて回復させ、相手のアタックを迎え討てる。
バトル時効果も汎用性が高い。
- 機獣要塞ナウマンガルド
破壊時に3ドロー3コアブーストができる白らしくないスピリット。
ステップ追加によって、ドローができるのも強み。
- 機巧将軍ダイゴンゲン
こちらも白のスピリットの破壊を条件にいた【バースト】を持ち、無条件のスピリット/アルティメット3体のバウンスを発揮後に召喚できる。
召喚後はライフを削られなければドローとコアでアドバンテージを稼ぎ、長期戦になればなるほど有利になる。
ライフ保護手段はこのスピリットでブロックした上での鉄壁ウォールが相性抜群。
耐性は無いが、そもそも【バースト】で既に役割を果たしているこのスピリットに対して除去札を切らせることで主力スピリットを守れているとも言える。
- 氷剣使モリガン
高いBPを誇る疲労ブロッカー。
相手依存ではあるが条件の緩いアンブロッカブル効果を持つため、攻守ともに活躍する。
- 白亜元帥レイ・ザウラー
スピリットの効果に対する耐性と、相手のスピリットをアタックさせない効果を持つ。
アタック時効果を使わせないので貴重な存在である。
- 3式機龍〈改〉
3色の【超装甲】とダブルシンボル、アルティメットを含むバウンス効果を持つ。
BPを参照する効果のため、合体するブレイヴはBP+補正が高いものが良い。
- 翼神機グラン・ウォーデン(リバイバル)
相手のマジック使用時に《煌臨》することで効果を無効にできる。
そのままダブルシンボルでフィニッシャーとなれるのも強力。
- レジェンドガンダム
相手ターンにコスト5として召喚し、小型スピリットを一掃できる。
アタック/ブロック時にネクサスの除去が可能な点も白には貴重。
用が済んだら《煌臨》するか【チェンジ】で回収するのがベスト。
- デスティニーガンダム
コスト9の大型スピリット。軽減は多く、また召喚時効果に頼らないため踏み倒すのも有効。
白ながらアタック時効果で相手スピリットを破壊、更に即座にライフダメージを与えられるため相手の妨害を突破して勝ちに行ける。
ザフトネクサスで回復もできるが、このデッキでは無理にザフトを採用する必要はない。
- ドクトル・ファウスト
【バースト】召喚時、デッキから他のスピリットを召喚させることができる。
このスピリットもダブルシンボルであるため、非常に奇襲性が高い。
- 巨人猟兵オライオン
青の定番デッキ破棄スピリット。
盤面が硬直した際にデッキ枚数に差をつけての勝ちを狙える。
ただし手札交換が苦手なこのデッキでは序盤に引いてしまうとほぼ無駄になる。
アルティメット†
純粋にスピリット軸のデッキにした場合、特にミラーマッチにおいて黒天狐ネガ・ナインテイル及びアルティメットの効果によるスピリットのブロックを封じる手段を食い止める手段がなくなってしまうケースが多く、多少なりとも採用しておくことを推奨する。
しかし本来の主力と相性の悪いアルティメット用ブレイヴを用意していては本末転倒なため、単体で打点の高いアルティメットを選別していく形となる。
- 電神皇トレイン
場の戦線維持につながるだけでなく、コアブーストや白シンボル稼ぎにも貢献できる。
- 究極元帥アルティメット・レイ・ザウラー
攻防に優れたアルティメット。
自身の効果でダブルシンボルとなるためアルティメット用ブレイヴがなくともクロックを刻みやすく、スピリット軸のデッキに投入しても他のアルティメットのように打点不足が気になる事態を避けやすい。
ブレイヴ†
- シンボルあり
- ガイミムス
白の苦手とするネクサス破壊とドローを同時に行える赤のブレイヴ
採用する場合は赤の軽減を満たせる構築にしておく必要がある。
- 獣爆マナティ・マローダ
召喚時のバウンス効果を持つブレイヴ。
コストのバランスが良く、【超装甲】など、ブレイヴ以外の効果を受けない除去に対して有効。
また合体スピリットをバウンスした場合ブレイヴをフィールドに残さないため、ブロッカー排除もしやすい。
- 炎魔神
白軽減を持つ赤の異魔神。
アタック時のバースト破棄や破壊など、強力な効果が多い。
- 超・炎魔神
召喚時にバーストを破棄する貴重な効果を持つ異魔神。
白軽減を持ち、アタック時のBP+効果も伸び幅が大きい。
神皇であれば【ダブルドライブ】も発揮できるが、召喚時効果やBP加算のみを目的としても優秀。
- 頭突魔神
全てのコストのスピリット/アルティメットを除去可能な異魔神。
- 幻魔神
3色ずつの【超装甲】を持つ異魔神。
【右合体時】は緑/白/黄のバウンスが得意な色、【左合体時】は赤/紫/青の破壊/消滅が得意な色への耐性と分けられているため、盤面や相手のデッキの傾向でどちらに合体するか決められるのが利点。
- 天空の光剣クラウン・ソーラー(リバイバル)
【アクセル】によるアンブロッカブル付与と、【合体中】のコアブースト及び回復はどちらも強力。
この手のブレイヴ及びマジック(や【アクセル】)の欠点である手札で同じカードがだぶつく問題も、シンボル付与とアンブロッカブルの相性の良さから問題にならない。
- マネキキャット
召喚時に白のスピリットを踏み倒して召喚させる効果を持つブレイヴ。
合体条件が系統を参照するため、なるべく系統を統一したデッキで採用したい。
- 鎧袖ファイター
多くの耐性をすり抜けて相手スピリットをデッキ下に送れる。
ビヤーキーなどの展開の起点となるスピリットを狙いたい。
ネクサス・マジック†
- ネクサス
- 侵されざる聖域
高コスト帯のスピリットが多いため、必然的に【装甲】を付与する効果を受けやすい。
強力だが制限1カードなため、耐性をこのカード1枚に頼るような構築は危険。
- 超時空重力炉
高コストスピリットの召喚時、シンボルを稼ぐネクサス。
踏み倒し手段が手札にこなかった場合に有効な手立てになり、紫煙獅子に召喚を妨害されずに済む。
紫などが相手では小型の展開を遅らせやすいのも利点。
要塞都市ナウマンシティーと比べると軽減が多いスピリットと相性が良い。
生還者スノーラビーなど自分の小型にも影響が及ぶ点には注意が必要。
- 凍れる火山、クサナギ
相手の手札増加効果全般へのメタカード。
どちらも配置コストが軽く、前者は相手を選ばない発揮が、後者はコスト3以下に限られる代わりに【弾幕】による耐性の厚さが優秀。
- 白き楯の長城
バトルを直ちに終了させる効果を持つ。
破壊させたくないスピリットを守るときには便利である。
- 要塞都市ナウマンシティー
配置時に白のスピリットを踏み倒して召喚させる効果を持つネクサス。キーカードの1つ。
相手のマジックのコストを重くする効果も、地味ながら強力。
- 迷子水晶
破壊時に白のスピリットを踏み倒して召喚させる効果を持つネクサス。
自分でネクサスを破壊する手段をあわせて採用しておきたい。
- 水銀海に浮かぶ工場島
強力な手札増加メタと、白スピリット全体に【重装甲:紫/白】を付与できる効果を持つ。
紫の除去を苦手とするスピリットが主力の場合に有効。
- 機巧城
ライフを減らされなかった場合に2枚ものドローを行える。
普段は発揮しづらいブロック時効果や疲労ブロッカーと相性が良い。
機巧犬キシュードッグを召喚されると壊滅的な被害を負うため、状況や環境を見極めること。
マジック†
- オラクルXVII オーバースター
大型スピリット/アルティメットを正規コストを支払って展開・アタックさせない限りライフを守れる【ミラージュ】マジック。
このカードを採用する場合は踏み倒しではなくコアブーストやシンボル確保からの正規召喚を狙う形になる。
セット時のコアブーストも地味だがフィニッシャー召喚のコストとなるためありがたい。
デッキの動かし方†
序盤は、【バースト】やマジックカードを利用して時間を稼ぐ。
手札とコアが揃い次第、踏み倒し手段を利用して高コストスピリットを召喚する。
高コストスピリットを利用してフィールドをコントロールしながら、ビートダウンを狙う。
速攻タイプのデッキとは相性が悪い。
幸い白には時間を稼ぐ手段は多いため、それらのカードとの比率には注意したい。
また、高コストスピリットを無防備な状態で破壊されてしまうとその後のテンポが乱れてしまう。
防御がしやすいタイミングで召喚したい。
展開手段を踏み倒しに絞り過ぎると紫煙獅子で停止してしまうため、何らかの対策手段は用意しておきたい。
持久戦が得意な分お互いのデッキ枚数には注意が必要。
リーディング・オリックスなどでドロー加速した結果先にデッキが尽きてしまったり、相手のデッキ破棄効果で差をつけられるなどで勝負が決する可能性もある。
逆に盤面が膠着したときのフィニッシャーとして青のスピリットをタッチし、こちらからデッキ破壊でとどめを刺すのも一つの手。
デッキの派生系†
獅機龍神ストライクヴルム・レオ2体による無限アタックを狙うデッキ。
召喚時効果発揮後のマネキキャットが合体できるため、無駄になることが少ない。
緑や白の星魂スピリットを増やし、コアの数を稼ぐことができる。【緑白速攻】も参照。
【白重武装】†
黄金騎神フィン・マックランの回復効果による連続アタックを狙うデッキ。
バウンス効果を持つカードを多く投入することで、黄金騎神フィン・マックランの回復効果サポートしたい。
重装騎士ゴル・マックと武装スピリットを多く採用することで黄金騎神フィン・マックランとのシナジーが期待できる。
また、機巧も多くは武装に属するため、機巧の要素も入れることができる。
【白重機獣】†
このタイプのデッキの肝である機獣要塞ナウマンガルドと黒天狐ネガ・ナインテイルが系統:機獣を持つ。
それらのスピリットに対し、エンペラドールなどを初めとした機獣サポートを活かすデッキ。
迷子水晶Lv2効果が腐りにくくなるのが特徴。
小型スピリットやアタックシフトを積極的に利用することもできる。【機獣】を参照。
【白重機巧】†
展開力・制圧力に優れた機巧を主力としたデッキタイプ。
機巧武者シラヌイで守りを固め、機巧城や機巧将ギョウテンでアドバンテージを稼ぎ、巨腕の機巧武者ラカンや大機巧武者コンゴウで場を制圧する。
【己械王ブライオン】†
【超装甲:可変】と手元のブレイヴのコピー効果を持つ己械王ブライオンをキースピリットに据えたデッキタイプ。
ブレイヴは異魔神が中心となる。
己械王ブライオンとブレイヴのサーチが可能な勝利の戦姫シグルドリーヴァ、回収しての連発が可能なブライバスターの他は全体的にブレイヴが多めの構築となる。
全魔神を手元に置けば全色の【超装甲】を得られるが、シンボルを持たず事故の原因となりやすいため幻魔神で代用してしまう方が安定はする。
【白煌臨】†
幅広い耐性やバースト破棄、回復などコストの割に優秀なカードが多い白の中コストスピリットを中心とし、ブレイヴと合体させて《煌臨》でのフィニッシュを狙うデッキタイプ。
白は《転醒》サーチャーが多いのも他色に対しての強み。
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