【殻人】†
●目次
デッキの概要†
星座編 第三弾:月の咆哮で強化された系統のひとつである殻人を中心としたビートダウンデッキ。
デッキの性質上、スピリット以外のカードが少なく、緑にしては攻めの速度が遅くどちらかと言えば受動的。
相手の動き次第だが、緑中心のデッキながら比較的デッキを掘り進められる構成になっている。
アルティメットバトル03からはアルティメットへの対抗勢力の主力系統の一つに選ばれており、アルティメットに対抗するようなスピリットも多く登場している。
また、系統:「殻人」としては星座編 第三弾:月の咆哮以来、実に約3年のときを経て強化されたことになる。
烈火伝 第1章からは系統:「忍風」のスピリット群の中の「甲蛾忍」の系統として選ばれているため、最新のカードにもある程度対応出来うるパワーを持てるようになった。
怪虫/殻虫/殻人を持つスピリットの比率を増やすことで大樹茂る天守閣の効果を最大限に活用する。
コアブーストも得意なので、大型スピリットを採用しやすいのも特徴である。
ほぼ緑単色だが、白/赤/紫がタッチされることもある。
アルティメットバトル03での殻人強化以降は、怪虫/殻虫/殻人にばらけていた系統を殻人1つに集中させる構築も無理なく行えるようになった。
創界神ネクサスであるゴーディ・ダーインの登場により、大樹茂る天守閣ではなくこちらを主軸として、殻人以外にも怪虫/殻虫に加え刃虫の計4つの《神託》対象系統を投入する構築も再び可能になり、構築の幅が一気に広がった。
スピリット†
- 殻武人テンドウ
アタック時にコアブーストできる殻人。
殻人全体に完全なコアシュート耐性を与える効果には目を見張るものがある。
- ヒルスビートル
【神速】で召喚できる殻人。
召喚時に手元の【アクセル】スピリットを召喚しつつコアブーストを行うため、コンボに必要な枚数は多いがその分のアドバンテージを大きく稼げる。
- 甲蛾忍ゲンマコガネ
オープンされれば手札に加わり、【アクセル】でアルティメットを含めて2体疲労させる殻人。
召喚時には不確定ながら手札破棄か2コアブーストを行えたりと、アドバンテージ獲得に大いに貢献してくれる。
- 珊瑚蟹シオマネキッド
白のスピリットだが自分の緑のスピリットすべてに【装甲:赤/白】を与える効果はかなり優秀。
入れすぎは事故の元だが、白軽減を持つカードをデッキに入れる場合、軽減用の白シンボルを確保できる面でも活躍する。
- ビヤーキー
青で異合のスピリットだが、殻人が召喚されると同じコストの相手のスピリット/アルティメットを除去する効果を持つ。
破壊手段の少ない緑単色になりやすいこのデッキにおいてはとても頼もしい。
【連鎖】のコアブーストも発揮させやすい。
- 中コスト
- はぐれ忍者マンティスロウ
合体時のアタック時効果で疲労状態のスピリットすべてを手札に戻すことができる殻人。殻人としてはこういった除去効果は非常に珍しい。
破壊時に手札の忍風を踏み倒し召喚しつつ生き残る効果を活かすなら、忍風スピリットを多めに入れる構築にしておきたい。
- 百刀衆キリギリ
「百刀」スピリットが回復するたびにコアブーストを行い、自身もターンの最初のアタックの際に回復できる殻人。
- シルバ・ヤンマ
自身を含む殻人/刃虫が効果で破壊されてもコアブーストしつつ手札に戻せるようになる刃虫。
破壊耐性を付与しにくいこのデッキでは疑似的な破壊耐性付与となる。
手札に戻った後はゴーディ・ダーインの【神技】で奇襲的に召喚するなど相性は抜群。
- 煌角皇ゲルツルード
殻人であればコスト問わず《煌臨》できる殻人。
煌臨時の疲労効果も使いやすく、アタック時効果の煌臨元の殻人を召喚する効果を上手く活用すればコアブーストや除去などを行うことができる優秀な1枚。
- コジュウ・カマキロウ、甲蛾忍トビカゲ
殻人の数だけコアブーストを行う召喚時効果を持つ。
元のコストの違いや軽減の数、BPアップ効果やバースト封じなど、召喚時効果以外は大きく違うスピリットなのでどちらを採用するかは構築者の判断次第。
- 女王アントレーヌ(リバイバル)
殻人であればコストを問わず《煌臨》できる殻人。
召喚/煌臨時に2コアブーストしつつ、Lv2になると殻人全体のBPを5000加算するため、全体の場持ちが良くなる。
- [五穀豊穣]コガネヒメ
疲労状態の相手のスピリットのコア移動を制限しつつ、こちらの疲労効果を重疲労効果に変更する殻人。
維持コアこそかかるものの疑似的な効果耐性も持つため場持ちも良いが、単体ではサポート一辺倒になりがちなのでアタック時に疲労効果を発揮できるスピリットとの連携が重要になる。
- 巨蟹武神キャンサード(リバイバル)
優秀なアンブロッカブル効果を持つ殻人。
異魔神ブレイヴとの合体で単体で相手のライフを削り切ることも可能なので、異魔神が多くなる構築であれば投入しても良い。
- 四甲天アオガミ
アタック時に殻人の数だけ相手のスピリットを疲労させられる殻人。
自身の効果でコストを下げノーコストで召喚し、合体条件の重いブレイヴと合体もできる。
- 巨蟹忍者 喜屋武鎖亜怒
ソウルコアが置かれているスピリットに2体ブロック強制効果を与える。
【装甲】などを気にせず疲労ブロッカーや無限ブロッカー対策になる。
- 甲蛾忍ノコギリ
殻人全体にブロック制限効果を与える貴重なサポーターの殻人。
どんな小型の殻人でもブロックするには2体のスピリットを強要させるため、安定してライフにダメージを通すことができる、このデッキの新たな攻め口となりうるスピリット。
- 百刀衆 用心棒のサビガサ
殻人全体にバースト封じを与えつつ、自身のアタック時には相手の手元のカードを破棄できる殻人。
【アクセル】後に手元で効果を発揮するカードが増えているため、効果の発揮機会も多い。
- 蜂王フォン・ニード
大量に余ったコアはこのカードの効果でフル活用できる殻人。
単体で3コアブーストできる点も優秀。
他のカードと組みわせなくとも単体で強いので、幅広い場面で切り札として活躍する。
- 蒼き蜂皇オオセイボゥ・A
【アクセル】で相手スピリットを疲労させる殻人。
スピリットとしては蜂王フォン・ニードの相互互換といった性能だが、決定的な違いとして、召喚時のバウンス効果によって相手のフィールドを空にできる除去効果がある。
疲労マジックとしてもスピリットとしても一級品のカード。
- 百刀衆 煌刃のミヤマ
コスト4以上の緑のスピリットに《煌臨》できる殻人。
煌臨時に3体疲労を発揮し、神銃ブレイヴに《煌臨》していれば殻人を3体回復させる。
アタック時の除去効果も強力だが、ブレイヴとの組み合わせが必須となるため枚数調整は必要。
- 鋸騎士ミラビリス
コストは7だがどちらかのフィールドに創界神があればコスト4としてフラッシュタイミングでも召喚できるようになる殻人。
性能としてはアタック時のBP上昇、コアブーストと1度の回復とシンプルながら強力。
殻人サポートのゴーディ・ダーインと同時採用すればコスト低下効果を扱いやすくなる。
- 灼熱の蟻王アント・レス
アタック時に重疲労と回復、Lv2になればコアブーストとドローが可能になる赤と緑の殻人。
純粋なドロー性能の足りないこのデッキの弱点を単体で補えるため、赤軽減を無視しても投入する価値がある。
- 始甲帝
バースト召喚が可能な大型の殻人。ダブルシンボル。
アタック時に手札の殻人スピリットをノーコストで召喚したうえで回復できるため、状況次第ではこのスピリットだけで勝負を決めてしまうことができる。
このデッキのフィニッシャー兼サポーター。
- キングタウロス大公(リバイバル)
召喚時のコアブーストを持ち、フラッシュ効果を封じながらダブルシンボルで攻め込んでいける。
殻人ではないが大樹茂る天守閣などのサポートは受けられるため隠し味として入れておくと良い。
- 角騎士ギアス・バッシャー
《煌臨》スピリットがいればコスト5として召喚できるダブルシンボルの殻人。
召喚時に4体重疲労させ、ブロックされれば回復されるなど、攻撃的な性能が目立つ。
- カイザーアトラス皇帝(リバイバル)
コスト7以上と重い条件を要求する《煌臨》持ちの殻人。
コアロック効果とライフへの貫通効果は非常に強力。
《煌臨》無しでも貫通効果は発揮できるが、非常に重いので採用枚数は控えめに。
- 終焉の騎神ラグナ・ロック(リバイバル)
【アクセル】で相手のスピリットすべてを疲労させる白と緑の殻人。
召喚時には6コアブースト、ダブルシンボルを持ちながらアタック/ブロック時には無条件で回復したりと、フィニッシャー級の活躍が期待できる。
- 大甲帝デスタウロス(リバイバル)
ライフ減少後の【Sバースト】で疲労/破壊/コアブーストを一挙にやってのける紫と緑の殻人。
アタック時には有無を言わせぬ貫通効果を持ち、ダブルシンボルによる圧力をかけていける。
- 六巨皇ギガス・アントマン
コスト12の大型殻人。
回復効果により中型以下のアルティメットとのバトルにおいては無類の強さを発揮する。
ブレイヴ†
大樹茂る天守閣のLv2効果に対応していないのが痛いが、スピリット単体では性能に限界が出てくるためデッキの地力を上げるためにもある程度投入しよう。
- 牡羊星鎧アリエスブレイヴ
アルティメットを疲労状態で召喚させることで相手の妨害を行いつつ、バーストも封じる強力なブレイヴ。
- テッポウナナフシ
召喚時に手札交換を行うブレイヴ。
オオヅツナナフシとは性能的に互換の関係にあるため、どちらを採用するかは合体条件や合体時効果を見て決めればよい。
- 妖刀ムラサメ
消滅/破壊後の【Sバースト】で、相手スピリット1体から3コアシュートを行う紫の剣刃ブレイヴ。
合体した後もコア操作効果によってバトルを優位に進め、ドローも行える優秀なブレイヴ。
- 忍魔神
龍魔神同様、このデッキに足りないドロー効果と、ネクサス破壊を行える緑の異魔神ブレイヴ。
手札の忍風を踏み倒す右合体時効果も、比較的忍風を併せ持つスピリットの多いこのデッキでなら発揮させられる機会も多い。
- 兜魔神、鳥獣魔神
先行1ターン目からでも召喚が可能な緑の異魔神ブレイヴ。
それぞれこのデッキに足りないドローやBP破壊などの要素を補える優秀なブレイヴ。
- シンボル無し
- オオヅツナナフシ
緑の数少ないドローソース。
ネクサスを引くためにも是非ともテッポウナナフシと合わせて3枚は入れたい。
加算BPは少ないが、攻撃したあと相手のドローステップで確実に回復を見込めるので攻守共に渡って活躍する。
相手の行動によっては思わぬタイミングで回復できたりする。
- シールディバグ
緑の【神速】を持つブレイヴ。
合体条件も緩く加算BPも高いため、合体先次第では1枚で攻めも守りもこなしてくれる。
ネクサス†
大樹茂る天守閣の効果を最大限に引き出すためにあまり枠を取らないようにしたい。
- ネクサス
- 大樹茂る天守閣
このデッキのキーカード。
手札を減らさずに怪虫/殻虫/殻人をコストを踏み倒して並べられる。
Lv1のコアシュート対策効果は、コアシュート効果が苛烈になっている現在の紫相手にはよく刺さる。
- 戦場に息づく命
コアが溜まった中盤以降、余りがちなコアを不足気味な手札に変換してくれる。
ドロー力に不安を感じる場合は採用を検討すると良い。
ただしコアが溜まっていない序盤には機能しにくい。
- 吹き荒ぶ旋風
エンドステップで殻人2体を回復させる。
Lv2の疲労効果はチャンプアタック/ブロックから発揮でき、スピリットやマジックに耐性のあるスピリットにも有効なため活躍できる。
創界神ネクサス†
マジック†
- ストームアタック
回復と疲労を同時に行える緑の定番の制限1カード。
アタック時にコアブーストするスピリットが多数いるので相性が良い。
防御にも使えるがなるべく攻撃時に積極的に使いたい。
- 双光気弾、天火烈刀斬
ドローとネクサス対策を兼ねたマジック。
低コストながらフラッシュの効果も緑には無いネクサス及び合体スピリット対策効果なので重宝する。
- ニードルライド、ブリーズライド
エンドステップに手札に戻ってくるBPアップマジック。
前者はアルティメットとのバトル時には合計で10000加算されるため、アルティメットとのバトルを意識するなら入れておいて損は無い。
- ワイルドライド
エンドステップに手札に戻ってくるBPアップマジック。
対象になったスピリットがバトルで勝利すれば回復できるため、攻守ともに使用しやすい便利な1枚。
デッキの動かし方†
序盤は殻武人テンドウや百刀衆 風来のベニカミなどの小型スピリットでコアを増やしつつ、大樹茂る天守閣で相手スピリットのアタックをこちらのフィールドアドバンテージに変換していく。
中盤以降は真正面からBP勝負を挑むよりも、蜂王フォン・ニードなどの疲労効果持ちのスピリットや、巨蟹忍者 喜屋武鎖亜怒や甲蛾忍ノコギリなどのブロック抑制効果持ちのスピリットで相手のブロッカーをすり抜け安全にアタックし、ライフを削っていく。
余裕があれば始甲帝を召喚し、自前の高BPとダブルシンボルにものを言わせながらひたすらライフを狙うのも強力。
防御の手段を大樹茂る天守閣に頼りがちなので、引けないor対処された時が辛い。
ドローカードやネクサス保護を増やすと大樹茂る天守閣の効果が発揮されにくくなる。
かと言って大樹茂る天守閣に頼らない構成にするとこのデッキを使う意味が薄れる。
ある程度のリスクは割り切るべきだろう。
天火烈刀斬や砲凰竜フェニック・キャノン(リバイバル)などの優秀なネクサス破壊カードの採用率の高さから、どのデッキ相手でもネクサスが割られやすくなっていることも念頭に入れておかなければならない。
最初から割り切って大樹茂る天守閣で大型を並べることを目指した構成で戦うか、
割られても大丈夫なように小型~中型スピリットを並べて戦えるようにする構成にするかは個人の判断に委ねられる。
全体的に黄や白のアンブロッカブル効果が苦手である。
アンブロッカブル効果にはこのデッキの長所が生かせない。
さらに、Lv2までしか成長しないorLv3維持コアが多いスピリットが多いので、シユウや霊銀魔神には特に弱い。
アルティメットに対しては大樹茂る天守閣のLv2効果が無力なので、過信しすぎないよう注意する必要がある。
召喚時効果を多用するスピリットが多いため、召喚時効果発揮後の【バースト】や召喚時効果そのものを封じるネクサスを用いる青のデッキ相手には動きづらくなるため、環境にそういったデッキが多いならネクサス破壊手段を投入する必要がある。
このデッキの派生型†
デッキに採用するスピリットの大半を「四甲天」にすることでそびえる甲天城の効果の成功率を高めたデッキ。
特に何枚でも採用可能な四甲天カメジュウジの採用枚数がデッキ構築の要となる。
翡翠の老木によって殻人全てを四甲天にできるようになったため構築の幅も広がった。
アルティメットデッキ【深緑の大地】以降系統:殻人を持つアルティメットへのサポートカードが多数登場した。
既存の大樹茂る天守閣などのサポートは受けられないため、アルティメットに寄った構築を行う場合はそれまでの【殻人】とは違ったデッキとなる。
闇輝石六将 百刀武神ゴクマザン以外の「百刀」スピリットは自前で回復効果を持つため、それらのスピリットで回復による連続アタックを行うビートダウンデッキ。
百刀衆筆頭クワガンリュウの踏み倒し効果を主軸として展開/バウンス効果による除去を行う。
リンク†
デッキ集
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