【妖蛇】†
デッキの概要†
かつては王蛇の住処を中心とした妖蛇/無魔スピリットを使ったコントロールデッキであった。
2017年度には妖蛇の神皇シェンマドーを核として環境トップデッキの1つとなる躍進を遂げており、2018年度以降も創界神オシリスを始めとしたサポートが登場し続けている。
紫得意の豊富なドロー効果でパーツを集めつつ大量展開し、相手がフィールドを整える前に速攻で決着を付けるのが主な戦術となる。
基本的にデッキタイプとしては大まかに以下の2種類に大別される。
- 妖蛇の神皇シェンマドーを中心に据えた構築。ソウルコアは《煌臨》のために使用し、中~小型のスピリットを並べてビートダウンを行う。
- 創界神ククルカンおよびその関連カードを中心に据えた構築。ソウルコアはカウントエリアに置き、コスト7の妖蛇を展開してビートダウンを行う。
●目次
妖蛇とそのサポートを行えるカードで固める。
スピリット†
- 低コスト
- クリスタニードル
コスト0の最軽量の妖蛇。
相手による消滅/破壊だけでネクサスを破壊できる優秀なスピリット。
- エグゾスネーク
軽減すればノーコスト召喚できるコスト1の妖蛇。
消滅/破壊時にはコアが1つだけの相手のスピリットを破壊できるため、相手の展開をある程度阻害できる。
- クルセイダードラゴン
妖蛇ではないが、フラッシュの【アクセル】で2コアシュートが行える便利なスピリット。
発揮後はノーコスト召喚して軽減シンボルとして扱えば良い。
- ウロドラ
死竜が召喚されるたびにコアシュートを行う小型の死竜。
妖蛇には死竜と系統を併せ持つものも多く、死竜しか持たないスピリットも補助として採用できるものがあるため、発揮の機会は意外と多い。
- 闇楯の守護者ナーガン
低コストスピリットを効果破壊から守る効果を持つ。
この効果は自身にも適用されるため場持ちが良く、またブロック時にコアを1個にする効果は虚皇帝ネザード・バァラルがいればスピリット除去になるのでブロッカーとしての性能が高い。
- バイ・パイソン(リバイバル前・リバイバル後どちらでも)
アタック時のドロー効果が今なお強力な最古参スピリットの1枚。
騎士王蛇ペンドラゴンの合体先としても有力。
リバイバル前はソウルコアが不要、リバイバル後はソウルコアをトラッシュに送る必要がある代わりにドロー枚数が多いと一概に上位互換とは言い難く、《煌臨》軸ならばリバイバル前の方が安定して運用できる。
- 生還者カイトコブラ
相手によって効果破壊されず、白としても扱う妖蛇。
紫/白のスピリットを《煌臨》するときコアシュートを行える。
一見地味ではあるが破壊耐性の安定性の高さと白の軽減シンボルとなれるという点で利便性が高く、燻し銀の活躍が可能。
- ルーンマスターナーガ
一度トラッシュに落ちればその後毎ターン召喚し続けることができるため、創界神オシリスにコアを貯めやすくなる。二枚以上落ちれば自壊を繰り返しフィールドの1コア=オシリスの1コア×オシリスの数に還元できる。
- 中コスト
- ジャイナガン(リバイバル)
【不死:3/5/7】を持つ妖蛇。破壊時にコアシュートを発揮する。
コスト3には特に召喚時効果を持ったスピリットが多く、発揮の機会も多い。
白軽減を満たせればノーコスト召喚できるのも魅力。
- 鎧闘鬼ラショウ
召喚時にデッキを4枚破棄することで2枚ドローするスピリット。制限1。
妖蛇ではないが、Lv2のネクサス除去効果は非常に強力。
- 双頭の龍王バイ・ジャオウ
妖蛇全体に【呪撃】を付与するスピリット。
自身も効果を得られるため破壊耐性と相まって単体でも【呪撃】アタッカーとして運用できる。
豊富なドロー効果との併用でスピリットの数に差を付けることができる。
- 黒龍神ゼオ・デュラム
妖蛇の数だけドロー、更にドローするたびにコアシュートを発揮する妖蛇。
ドローは効果によるものだけでなくドローステップのドローでも良く、さらに複数体を並べても重複するためコアシュートの効率はかなりのもの。
妖蛇の神皇シェンマドーから召喚することでかなりのアドバンテージを稼げるこのデッキのキーカード。
- 煌蛇ツノクサリ
妖蛇であればコストを問わず《煌臨》できる妖蛇。
召喚/煌臨時のドロー及び、アタック時にもコアシュートとドロー効果を持ち、ドロー加速を行える。
- ネガ・テュポーン
白の妖蛇。紫への変色効果も持つため腐りづらい。
このデッキが苦手なネクサスの処理や回復するブロッカーとしての運用ができ、白マジックの軽減要員としても働く。
- 宵闇の蛇王アルベリヒ
こちらも白の妖蛇。このデッキに不足しがちなコアブーストを行える。
紫軽減が少なく通常の召喚は難しいが、妖蛇の神皇シェンマドーで踏み倒せば気になりづらい。
3色の【超装甲】を持っているため場持ちも良く、妖蛇全てを疲労ブロッカー化するため、このデッキの薄い守りを強化できる。
- 妖蛇の神皇シェンマドー
コスト3以上の妖蛇に《煌臨》できる妖蛇。
煌臨時にコスト6以下の妖蛇を手札/トラッシュから大量展開できる、このデッキの展開の要。
さらに妖蛇全体にアンブロッカブル効果も付与し、アタックを安全に通すことができる。
- 冥界蛇神アウザール
召喚時にコアが3個以上置かれているスピリットを全て破壊しつつコアブーストできる妖蛇。
創界神があれば【界放】によりコアブーストしつつ妖蛇すべてをダブルシンボル化できる。
- 紫煙獅子
自分のデッキを破棄しながらコストを下げつつ召喚できるスピリット。制限1。
紫のスピリット以外の効果による召喚を強力に制限するため、相手のデッキ次第では完封してしまえるほどの性能を持つ。
こちらもその効果を受けるため、他色のスピリットを投入する際にはLvを下げるなどの注意が必要。
- 選ばれし探索者アレックス
ほぼ妨害されることのないアタックステップ終了の【バースト】を持ち、このカード1枚をセットしているだけで安全に攻めることができる守り札。
召喚後は全色のシンボルとして扱うため、他色のカードの軽減シンボルなどに利用できる。
- 高コスト
7コスト以上のものは妖蛇の神皇シェンマドーで踏み倒せないため、採用する場合はある程度そのスピリットに寄せた構築を意識する必要がある。
- 戦鬼ムルシエラ
フラッシュの【アクセル】でコア3個以下のスピリット/アルティメットを全滅させる強力なスピリット。防御マジックのように扱うことになる。
召喚する際はデッキを破棄しつつコストを下げることができ、なおかつダブルシンボルなのでアタッカーとしても申し分ない性能を発揮する。
- 蛇皇神帝アスクレピオーズ(リバイバル)
ライフ2以下の消滅/破壊後【バースト】で召喚できるスピリット。
このスピリットがいるときに妖蛇を大量に並べてアタックするだけで早々に決着がつく。
- 蛇凰神バァラル(リバイバル)
コスト6以上のLv3以上のスピリットに《煌臨》できる妖蛇。
妖蛇が破壊されればトラッシュから手札に戻ってくるため、あえて《煌臨》させずに巨大蛇の抜け殻の効果などの手札コストなどに繰り返し使用するのも手。
- 槍煌神機ヴォーダン
コスト5以上のスピリットに《煌臨》できる白のスピリット。
このデッキではもっぱら手札に抱えておき、グリードサンダーの【バースト】効果対策としておきたい。
もちろん防御手段としても優秀なので、白の防御マジックよりも優先できる。
ブレイヴ†
妖蛇の神皇シェンマドーの煌臨時効果を考慮すると、ブレイヴも妖蛇を持つものを採用するのが好ましい。
- シンボル有り
- ズガネーク
自分のスピリットを破壊しつつ相手のスピリットを1体破壊できる妖蛇。
自身を破壊しても効果が発揮できるため、合体先がいないのであれば単体で使える除去カードのように運用してもよい。
- シンボル無し
- 騎士王蛇ペンドラゴン
召喚時にコアシュートを行える妖蛇のブレイヴ。
【装甲】/【超装甲】対策として。
召喚時のコアシュートで消滅させれば1ドローできる即効性が売り。
リバイバルに対してこちらはブロッカーとなる点が採用理由となる。
- 騎士王蛇ペンドラゴン(リバイバル)
召喚時にコアシュートを行える妖蛇の異魔神。
こちらは召喚時のコアシュートにアルティメットが対象に含まれているが、ドロー効果はアタック時の方になったため即効性の代わりに安定性を得た。
ネクサス†
- 双蛇の剣刃探知機
ドローステップでドローするかわりにトラッシュから紫のカードを回収するネクサス。
繰り返し使いたい召喚時効果持ちのスピリットの回収はもちろんだが、ドローし過ぎによるデッキアウトを防ぐことも可能。
創界神ネクサス†
- 創界神オシリス
コスト3以上の妖蛇/化神/界渡で《神託》できる紫の創界神。
基本的にコスト3以上のスピリットが中心となるこのデッキでは《神託》でのコアブースト量こそ多いが、所持している【神技】2つともコアシュート効果なので相手によっては完全に腐ってしまう恐れもある。
どちらかと言えばトラッシュを肥やす役割と冥界蛇神アウザールによるコアブースト元としての役割が主となる。
マジック†
- スケープゴート
トラッシュから紫のスピリットを蘇生させるマジック。
ただし、召喚時効果が発揮しない点に注意が必要。
- アカシックブレイク
スピリット/アルティメット問わず2コアシュートを行うマジック。
メインステップ中であれば相手の手元のカードを除去できる効果との切り替えも可能。
- デスブレス
ライフ減少後の【バースト】で妖蛇の数だけドローできるマジック。破棄効果を受けても発揮できる。
フラッシュ効果は小型スピリット/アルティメットを対象としたコアシュートだが、範囲が狭いためおまけ程度に。
- ブレイヴサクリファイス
無色化しつつ相手のブレイヴを破壊できるマジック。
【装甲】類を貫通するだけでなく、スピリット状態のブレイヴも破壊できるのも魅力。
- 絶甲氷盾、白晶防壁、リミテッドバリア
白の定番の防御マジック。
ソウルコアを使用するかどうかや、仮想敵によって採用するものを吟味する必要がある。
デッキを速攻気味にするならば、展開などの邪魔になるだけなのでいっそのこと採用しないのも手の1つ。
デッキの動かし方†
序盤は豊富なドローソースを用いて手札をため込み、厄介なスピリットはコアシュート効果で除去して自分のペースに持っていくのがセオリー。
中盤に差し掛かるころには妖蛇の神皇シェンマドーから大量の妖蛇を展開し、速攻を仕掛けて決着を付けるのが理想的。
このデッキの弱点†
召喚時のドローなどがデッキを動かすための軸となるため、召喚時効果発揮後や手札増加後の【バースト】に引っかかりやすい。
特にグリードサンダーや闇輝石六将 機械獣神フェンリグには要注意。乙の整備士インフィニスネークなどの手札保護がかなり重要になる。
また、【バースト】に対する明確な対策カードを採用しにくいため、あらゆる場面で常に【バースト】を踏んでしまう。
合体してシンボルを増やして一撃で勝負を決める、といった手段も取りにくいため、ライフ減少後の【バースト】の紅炎の戦姫ブリュンヒルデや庚戌将ドーベルドッグなどを踏んでしまった場合、大量に展開したフィールドが一瞬で壊滅してしまう。
妖蛇の神皇シェンマドーを使用したノーコスト召喚が戦法の主軸となるため、神煌臨編から登場した【ゼロカウンター】や踏み倒し召喚メタ効果などに対して非常に弱い。
【ゼロカウンター】だけはどうしようもないものの、踏み倒し召喚メタを持つスピリットやネクサスに対しては除去カードを多めに採用して対応できるようにしておきたい。
デッキの派生系†
白蛇帝アルデウス・ヴァイパーを中心に一連のサポートカードを組み込んだデッキ。
名称:「アルデウス」を含むカードに関連した効果を持つスピリットは全て妖蛇を持つため系統サポートも組み込むことができる。
【紫緑妖蛇】†
十二神皇編で、ティアスネークなど紫と緑をつなぐスピリットや、
巳の十二神皇ティアマドーなどの、紫と緑の軽減を持つ強力なカードが
増えたため、それらを組み込んでいく。
参考レシピ†
関連リンク†
デッキ集