【仮面ライダービルド】†
収録タイミングは2回に分かれている。
コラボスターター【仮面ライダー ~リ・イマジネーション~】
コラボブースター【仮面ライダー ~伝説の始まり~】
コラボブースター【仮面ライダー ~疾走する運命~】
コラボブースター【仮面ライダー ~欲望と切札と王の誕生~】
では仮面ライダービルド ジーニアスフォームを中心とする構築、いわゆる「チェンジ軸」が主流となっていた。
しかし色がちぐはぐで扱いづらく、ある意味「天才」しかうまく扱えないという良くも悪くも原作再現に注力しすぎた結果となっていた。
その後2022年9月にコラボブースター【仮面ライダー ~最高の相棒~】が発売。
再びピックアップされたものの、チェンジを持つカードが1枚も収録されず、よく言えばこの弾だけで以前よりも使いやすい新たな構築が、悪く言えばチェンジ軸の強化打ち切り(間接的に強化パーツはもらっているが)という状況になった。
その後コラボブースター【仮面ライダー ~神秘なる願い~】にて仮面ライダービルド クローズビルドフォーム [2]という新たなフィニッシャーを確保し、構築の幅がさらに広がった。
コラボブースターSP【仮面ライダー ~僕らの希望~】でもチェンジは持たないものの強力な新規をもらっており、構築や環境によってはこの弾に収録されたカードも採用できる。
●目次
フィニッシャー級のスペックを持つカードが多く、何を主軸に添えるかで構築が大きく異なる。
基本的には上記のジーニアスフォームを中心とする「チェンジ軸」か、クローズビルドフォーム [2]を中心とする型「クローズビルド型」の2種類に分かれるだろう。
上記の2つの構築を合体させることも可能だが推奨はできない。
チェンジ軸は扱いづらさがあるためお勧めしにくい一方、運が良ければ後攻1キルが可能である点が評価できる。
スピリット†
- 仮面ライダークローズ
アタックステップ開始時にトラッシュのコア2個を回収できる。
後に仮面ライダーグレートクローズが出たことにより役割を奪われてしまったが、こちらには後攻1ターン目に召喚できることと、アタック時に1枚ドローという向こう側にはできない芸当があるので、環境や好みで採用したい。
- 仮面ライダーグレートクローズ
アタックステップ開始時にトラッシュのソウルコア以外のコアを回収できる。
アタックスタップを万全の状態で迎えられる上に次の相手ターンの防御用のコアを確保できる。
特にチェンジ軸ではコアがカツカツになりやすい欠点を補ってくれる。
どちらの軸でも3枚必須と言っても過言ではない。
- 仮面ライダークローズチャージ
「ビルド」/「クローズ」のアタック時に開けるバースト効果を持つ。
優秀な効果を持つものの、正直煌臨元としての運用が中心になる。
特にチェンジ軸ではこのカードをうまく組み合わせることで後攻1キルが可能であるため必須カードである。
- 仮面ライダービルド ジーニアスフォーム
チェンジ軸の切り札。
後攻1ターン目で仮面ライダークローズチャージを開いてその上に煌臨できれば、5回攻撃できるだけの「ビルド」が手札とトラッシュに存在することが前提だが後攻1キルが可能。
失敗したとしてもLv2以上が維持できていればフラッシュ効果で相手にカウンターを仕掛けることも可能。
欠点として、チェンジを含めて一撃が軽いため、ブレイヴや勝利の法則は決まった!で打点を追加したり、後述の仮面ライダークローズマグマにつなげたい。
また、このカードを使うなら
という点は頭に入れておきたい。
勝負が長引けば長引くほど、このカードで勝負を決めるのは難しくなるため、序盤に出したいカード。
- 仮面ライダービルド クローズビルドフォーム [2]
豪快な効果を持ったこのデッキのエース。
煌臨/アタック時の、コスト合計15まで相手のスピリット/アルティメットを好きなだけ破壊できる効果はタイミング的なこともあり攻守両用に使える。
更にこのスピリットが【煌臨中】なら、この効果でスピリット/アルティメット/ブレイヴはフィールドに残せないのと、Lv3のアタックステップでは、シンボルを赤シンボル2つと青シンボル2つに固定するというフィニッシャーにふさわしい効果を持っている。
煌臨を使わずとも場に出せるが、結論としては能力をフルに扱うために是非とも煌臨で場に出したいところ。
数少ない欠点として煌臨条件が「ビルド」に限定されていることと、煌臨する際、原作のように「クローズ」が必須になることだろう。
構築段階で多めに「クローズ」を採用しよう。
- 仮面ライダーグリスブリザード
煌臨条件は軽く、汎用的な煌臨時効果をもっている。
しかし原作再現としてエンドステップに自壊してしまう点や、アタック時のアンブロッカブル効果が「煌臨元のグリスを破棄することで」と限定的であるのがキツイ。
可能なら下記のグリスパーフェクトキングダムと組み合わせて使いたい。
- 仮面ライダーグリスパーフェクトキングダム
コストが重い上に、煌臨を持たないため素出しが前提だが、1度場に出せば「ビルド」/「クローズ」/「グリス」/「ローグ」に強固な耐性を付与できる。
その他決して馬鹿にできないBP-効果や、それに付随したボトムバウンスと回復効果は、Lv3の黄シンボル3つに固定する効果と相性が良い。
ネクサスを破壊できるのも高評価である。
シンボル固定は「このバトルの間」なので、Lv3のこのカードに仮面ライダーグリスブリザードを煌臨させることで、エンドステップに破壊されないかつ、トリプルシンボルでアンブロッカブル効果持ちのグリスブリザードになるのは覚えておきたい。
…ただし、このカードが付与できる耐性を無視してまでやる価値があるかと聞かれると正直微妙で、博打要素が強いコンボである。
ブレイヴ†
基本素引き前提になるので無理して採用する必要はない。
- カイゾクハッシャー
仮にブレイヴを採用するのであれば一番優先度の高いブレイヴ。
特にジーニアスフォームとの相性はよく、シンボルを追加しつつチェンジ効果で無力化できないスピリットを破壊できる。
- 4コマ忍法刀
破壊時に手札の仮面を破棄することで疲労状態で残すことができる。
スピリットの場持ちをよくできるので各煌臨持ちスピリットを安全に重ねることができる。
消滅に対応してない点は注意。
- カブトクナイガン
合体条件が仮面のみのブレイヴ。
コストが上がるので各煌臨持ちスピリットを重ねやすくなる。
ネクサス†
- パンドラボックス
サーチできるカードはなく、通常のネクサスなので創界神と比較すると破壊されやすい。
正直に述べてしまうと、変身!! 仮面ライダージオウの下位互換となってしまっている。
ただしこのカードはノーコストで配置できる強みと強力な破壊時効果があるので、完全なる下位互換ではない。
仮面ライダービルドの世界観に合わせたいのであればできるだけ採用したい。
マジック†
- ビルドドライバー
このデッキ(効果を見るに仮面デッキ専用と言っても過言ではない)のドローソース。
デッキトップを2枚オープンし、カード名の異なる仮面のとき手札に加える。
「仮面を持つカード」なので変身!! 仮面ライダービルドを含めた各仮面の創界神ネクサスも手札に加えられる。
残ったカードはデッキの「上」に戻せるので、引きたいカードをデッキトップに持ってくることができる。
その後、自分のミラージュをセットしていないとき、このカードをセットできる。
ミラージュ効果はお互いのアタックステップのフラッシュで、ターンに1回、自分の手札の「ビルド」/「クローズ」/「グリス」/「ローグ」1枚を召喚できる。
コストを支払う必要があるため、仮面ライダーグレートクローズなどでコアを回収しておきたい。
使用後のミラージュセットもコストを支払う必要があるが、(使用時のコスト支払い含め)フル軽減で2コストと考えるとかなりお手軽なカード。
唯一文句をつけるとしたら相手に情報を公開してしまうことくらいだろう。
ジーニアスフォームとの相性も良い。
コラボイラストのない汎用カード†
- 選ばれし探索者アレックス(リバイバル前)
チェンジ軸の場合、防御に回すコアが少なめになってしまうこのデッキでは安定した防御札として活躍する。
リバイバル前はコスト6なので、ジーニアスフォームをはじめとした煌臨持ちと相性が良い。
- 煌星銃ヴルムシューター
装填により、各種煌臨持ちスピリットをお手軽にサポートできる。
バースト効果により、盤面を更地の状態から使えるのもよい。
デッキの動かし方†
- クローズビルド軸(その他を軸に据える場合)
クローズビルドはシンボルが4つに固定されるので、序盤に1点削った後に、残りのライフを一気に削るのが望ましい。
クローズビルド [2]のアタック時効果で相手のブロッカーを除去できるが、もしもコスト15以上のスピリットや各種装甲関連の耐性に阻まれるようであれば別のカードで除去したい。
クローズビルドフォーム [2]以外を主軸に添える場合も、どういった風に相手のライフを持っていくか構築段階ではっきり決めておきたい。
チェンジ軸に関して言うのであれば特に安定性に欠けている。
コアがカツカツになりやすいうえにジーニアスフォーム自身が耐性を持たず、あっさり除去されてしまうことも。
場をひっくり返すことができる強力なチェンジが少ないのもかなり痛い。
「ビルド」の新規チェンジは望み薄であるものの、強力なチェンジ持ちスピリット自体は今後も出ると思われるので、最悪そのカードにジーニアスフォームを煌臨させるなどして対策したい。
クローズビルドフォーム [2]に関して言うのであればやはり煌臨する際に「クローズ」が必須なのが欠点だろうか。
とはいえ、これは構築段階でどうにかすることが可能。
関連リンク†
デッキ集