デッキの大半をマジックで固めることで大天使ミカファールの効果の効率を上げ、ドロー効果を持つマジックを連打しつつそれらで引き込んだマジックを使い勝負を決めるコンボデッキ。
一度コンボが始動しさえすればそのターン中に勝負を決められる凶悪なデッキであった。
しかし、2009/5/1より大天使ミカファール、イビルオーラの二枚がバトルスピリッツ初の制限カードとなり今まで通りの構築は不可能となった。
さらに、2010/1/1に大天使ミカファールが禁止カードに指定され、このデッキは完全に構築不可能となっていた。
だが、それから12年以上の時を経て、カードパワーのインフレやそれに伴う対策手段の増加により、2022年5月1日に大天使ミカファールが制限カード<1>に緩和されたため、再び構築可能となった。
【ミカファール1ショットキル】などの名称でも呼ばれるが、他TCGにおける大量ドローを行うデッキの呼称に従い、当ページでは【ミカファールターボ】と記載している。
大天使ミカファールに合わせ、基本的には黄を中心とした構築となる。
コリスタル、ピヨン等で盤面を維持しつつ軽減シンボルを確保し、その間に大天使ミカファールを手札に呼び寄せる。
キーカードが揃ったら大天使ミカファールをLv2で出し、ネクサスとマジック等で相手のスピリットを一掃しつつ相手の行動を封じてライフを削りきるのがこのデッキの主な戦法である。
大天使ヴァリエルが現れてからは、その効果による無限ループでデッキ破壊を行う【ミカヴァリタイタス】【ミカヴァリハンマー】と呼ばれる構築が主流となっていった。
相手の行動を封じるには、
などがある。
このコンボが成立した時点でこちらの場はほぼ壊滅状態に陥るため、対策としては
・相手のコアが溜まる前に速攻で勝負をつけに行く
・魔帝の墓標で攻撃を抑制する
・白のカード中心のデッキで螺旋の塔、鏡の回廊によるサイレントウォール封殺を突破する(ただしこの方法は手札破棄を選択したタイプにはほぼ無力である)。
・力奪う凱旋門を使う。
・作戦参謀フォクシンでマジックを抑制する
等が挙げられる。
とはいえ基本的に大天使ミカファールが出てからの動きが異様に速く、またその大天使ミカファールが出るタイミング自体がかなり早いので、カードプールの少なかった当時はウィニーデッキを使用して開始数ターンで相手のライフを削り切るくらいしか対策がなかった。
しかしそれすらサイレントウォールで止められてしまうと相手に大量のコアを与えてしまい、むしろコンボ起動を速める結果に繋がってしまう。
魔帝の墓標で止まることもあるがチャウーとイビルオーラのコア加速で意味を為さないことも非常に多い。