【セルメダル】†
コラボブースター【仮面ライダー ~欲望と切札と王の誕生~】で登場した紫/青のマジックセルメダルを軸にしたデッキ。
大きく分けて紫の冥主を中心にした【グリード】型と、名称:「オーズ」を含むカードを中心にした【仮面ライダーオーズ】型が存在するが、この項目では主に前者を中心に解説する。
優秀なスピリット/ブレイヴであるアンク グリード態/アンクが青シンボルを持つため、紫に青をタッチした構築となる。
この手の何枚でも入るカードでは悩ましいのが、カードを何枚投入すればよいかという点。
このデッキのセルメダルは基本的に最初に1枚さえ引ければあとはドローとトラッシュ肥やしで一気に増やせる。
ちなみに40枚デッキの初手5枚に1枚ちょうどが来るのは8~9枚投入した場合に約43%、それ未満やそれより多くなると、ドロー出来ないか引きすぎる確率が上がる。
もっとも、手札に来すぎても最悪ドロー効果でデッキを回せる他、複数のセルメダルを参照ではなく消費する効果と合わせるならば、枚数を増やす必要はあるだろう。
他のカードはコラボブースター【仮面ライダー ~欲望と切札と王の誕生~】に収録された「グリード」及び「ヤミー」が中心になる。
それ以外の紫のサポートや冥主サポート、トラッシュを肥やしたり回収するカードも相性がいい。
「ヤミー」のトラッシュ肥やしを活かせるよう、自発的に自分のスピリットを破壊する効果を投入するのも良い。
スピリット†
- 低コスト
- イカジャガーヤミー
カザリの召喚に反応して召喚できる「ヤミー」で、破壊時効果を持つものでは最軽量。
このカードを1枚トラッシュに送るだけで戦線を構築しやすくなる。
アタック時効果は発揮できる機会が相手依存で、ほぼオマケ。コストを考えると使える相手には狙っても良い。
- リクガメヤミー
最軽量の「ヤミー」だが、破壊時効果は持たない。
対応するガメルがアドバンテージを稼ぎづらいため、積極的には召喚しづらい。
アタック時効果は手札コストにしろセルメダル破棄にしろ軽くはないものの、破壊対象のコストなどを問わないのはこのコストのスピリットとしては破格。
- 魔界霧竜ミストヴルム
手札2枚を破棄して手札/トラッシュから召喚できるスピリット。手札/トラッシュから召喚できるスピリットを破棄すると無駄がない。
基本的には壁にしか使わないが、「ヴルム」であるためクェーサーレインの火力を上げられるのは魅力と言っていい。
- バッタヤミー
コスト3スピリットとしては、軽減が少なくLv2コアシュートしか持たないため扱いが難しい。
「ヤミー」として対応するウヴァ自体は優秀なのだが、コアシュートにしてもドローにしてもウヴァそのもので十分まかなえるのが難点。
- サメヤミー
「ヤミー」として対応するメズールもこのデッキでは何度も召喚したいカードであるため、このカードもついでに召喚する機会は多い。
それ以外でも軽減の多さを生かして最小1コストで召喚できる。
アタック時効果は序盤の相手のスピリットがアタックして疲労しているという機会が昨今は少ないため、発揮できる機会はさほど多くはない。維持コストも軽いとはいい難い。
- アンクスネーク
コスト3の「アンク」。召喚時ドローを持ち、合体してダブルシンボルでアタックできる。
冥主ではなく妖蛇。最序盤の起点がどうしても必要な場合には悪くない。
- 中コスト
- メズール
セルメダルがあればコスト4からコスト3に下がる。最小1コストで召喚できることは魅力だが、セルメダルがなくとも動きやすい。
召喚時効果でトラッシュ肥やしと冥主及びセルメダルを回収を行えるこのデッキのアドバンテージ源。
破壊時効果はセルメダルを消費してしまうが、疲労状態の破壊は相手の状態を問わないため扱いやすい。
- クレインオルフェノク
コスト4の召喚時ドロースピリット。
赤のスピリットがいれば追加でネクサスを破壊でき、Lv2から赤のスピリットとしても扱うため、単体でネクサスを処理できる紫の冥主として立ち回れる。Lv2コストが3必要なため、狙えるのは中盤になる。
- カザリ
セルメダルがあれば最小0コストで召喚が可能。追加召喚されるイカジャガーヤミーも優秀。
召喚時効果で自分・相手のスピリットをそれぞれ破壊でき、除去と「ヤミー」の破壊時効果発揮を両立できる。
アタック時効果の冥主の回収はトラッシュ肥やしと相性がいい上に対象が幅広く、手札からのみ使える強力なカードが多いのも魅力。
- プテラノドンヤミー(♂・♀)
対応する恐竜グリードはこのデッキの中核で積極的に召喚したいため、このスピリットの召喚の機会は多い。
コストの高さから手札に来てしまうと持て余しがちなのが難点。
アタック時効果は発揮のための維持コストが低く、コアシュート各種と相性が良い。
- ウヴァ
セルメダルがあればコスト4になり、最小1コストで召喚できる。
召喚時効果の2ドローは強力だが、セルメダルが無い場合には手札事故を誘発しがちなことには注意。
アタック時効果は複数のスピリットも対象に取れ、セルメダルを上手くフィールドに並べられれば相手スピリットを一掃も可能。
コスト6スピリットが低コストで召喚できるという点が他の「グリード」には無い点で、なるべく煌臨元として封じ込めず何度も使いまわしたい恐竜グリードやアンク グリード態と比較しても煌臨元として気軽に使いやすい。
- ブラッドスターク
相手による自分のスピリット破壊後に発動できる【バースト】を持つ冥主。バースト効果のコアシュートは相手の状況次第ではあるが、除去力そのものは高い。
自分スピリットにソウルコアを与えることで、ダブルシンボル化させた上で自発的に破壊できる。
簡単に蘇生できるイカジャガーヤミーなどに打点を与えて相手のブロックを強制させるのが良い。
- バース・デイ
冥主は持たない青の仮面。セルメダルがフィールドに置かれれば手札に帰ってくるため、トラッシュ肥やしとの相性が抜群。
相手による自分のスピリット消滅/破壊後のバーストは小型スピリットをフィールドに出すことの多いこのデッキと相性が非常に良く、バースト効果でアルティメットを除去できる点も貴重。
セルメダルを大量消費すれば高コストスピリットを一掃できるが、必要個数が多いため奥の手としたいところ。
スピリットとしては特に効果がないため、煌臨などに使うか一度トラッシュに送って回収すると良い。
- 高コスト
- アンク(ロスト)
相手の『このスピリット/ブレイヴの召喚時』発揮後に発動できる【バースト】スピリット。
バースト効果はブレイヴ破壊+1ドローと便利。
「アンク」であるためアンクと合体できる貴重な1枚。シンボルはアンク及びアンク グリード態と違い紫。
召喚時効果はセルメダルを消費するものの、手札交換は魅力的。ただし、アタック時効果と噛み合いが悪いため、回収効果と組み合わせたい。
アタック時効果は広範囲のスピリットの一掃も狙える。こちらを優先してセルメダルを破棄しないのも重要。
- 恐竜グリード
このデッキの主力にしてフィニッシャーである冥主。
フィールドセルメダルがあればコスト8スピリットながら最小0コストで召喚が可能。軽減をなるべく並べておきたい。
召喚時効果のコアシュートはセルメダルの数に応じて個数が上がるのだが、枚数×2個増加と倍率が非常に高く、二桁コアシュートで相手のスピリットを壊滅させることも難しくない。
欲望の館やホースオルフェノク 疾走態で相手ターンに召喚することも可能。
アタック時効果のトリプルシンボル化も非常に強力だが、セルメダルの破棄が必要なため、回収手段は用意しておきたい。
なお、シンボルは固定で3つなので、シンボルブレイヴとの相性は悪い。
- アンク グリード態
もう1体の主力。軽減すべてを満たせば0コストで召喚できるが、紫軽減3、青軽減3というバランスなため、基本的には2コストかかると見た方が良い。アンクなどがあれば更に下がることは下がる。
召喚時効果でアルティメットを含めて広範囲の相手を破壊できるのが魅力。
追加効果のドローも枚数が多く、あって困るものではない。
アタック時効果は紫/青ではコアの消費が重く、よほどダメージを受けていなければ発揮する必要はあまりない。
追加効果のコアシュートはこちらもアルティメットを対象に含んでおり、やはり優秀。
なお、リザーブにコアがなくともライフが4以上であればコアシュートのみが発揮可能。
- ホースオルフェノク 疾走態
相手スピリット/アルティメットのアタック後に発動できる【バースト】で召喚可能な冥主。スネークオルフェノクも採用するならば手札からの低コストでの召喚も難しくない。
どちらにしても召喚時効果で相手のBP10000以下のスピリットを破壊し、コスト6以下の赤/紫スピリットを1コストで召喚することができる。
セルメダルがフィールドにあれば恐竜グリードやアンク グリード態も踏み倒せるのがポイント。
アタック時効果のコアシュートもスピリット/アルティメットどちらも対象に取る上に、送り先がトラッシュなため相手の行動を相当縛れる。
- 魔界七将アスモディオス(リバイバル版)
《煌臨》を持つ冥主。煌臨条件は紫のコスト5以上と緩めで、カザリで回収して即座にカザリに煌臨できる。
煌臨時には全体にコアシュート、アタック時にはアルティメットも含めてボイドシュート、さらにダブルシンボルと、全体的に攻撃力が高い。
- 忍煌龍ジークフリード・児雷也
低いコストで出せるウヴァなどを煌臨元にすると煌臨しやすい。
召喚した「ヤミー」を煌臨元カードに追加、相手の効果を受ける際に召喚して身代わりにするのが効率的。破壊時効果が発揮できるならばなお良い。デッキバウンスに対しては、重要なスピリットを身代わりにしてしまわないように注意。
- ベルゼブモン ブラストモード
相手リザーブのコアを使って【チェンジ】できる冥主。入れ替え対象は紫単色のコスト7以上であるため、アンク グリード態や「エボル」、他色のブレイヴと合体したスピリットとは相性が悪い。
リザーブのコアを奪って更にスピリット/アルティメット1体を確定消滅させ、回復&シンボル追加と凄まじい破壊力を誇る。
相手ターンに相手アタッカーを処理するために使っても強力。
ブレイヴ†
ネクサス†
- 欲望の館
このデッキの回転の要。ドローで引き込む前に「ヤミー」の破壊時効果やメズールでトラッシュに送ってしまわないように注意。場合によってはトラッシュから回収する手段も用意したい。
フラッシュタイミングで「ウヴァ」、「カザリ」、「メズール」、「ガメル」、「アンク」、「恐竜グリード」を召喚できる。コストを支払う必要があるため、セルメダルは配置しておくこと。
主に恐竜グリードとカザリ、アンク グリード態を召喚して除去を狙っていく。
盤面維持と除去はほぼこのネクサスにかかっており、ネクサス破壊を得意とするデッキやトラッシュを封じられると弱い要因でもある。
ターンに一度の制限から複数枚配置しても効果は1回しか使えない。破壊されても使えるようにするか、必要なターンに配置するかは場合による。
また、トラッシュ肥やしでこのカードがすべてトラッシュに落ちてしまっても厳しい。
創界神ネクサス†
マジック†
- セルメダル
このデッキの中心になるコスト1マジック。紫か青のシンボルが1つあれば0コストで使えるが、効果はメイン/フラッシュどちらも控えめ。
効果はさておいて追加効果でフィールドに配置して、各種カードの効果で利用する形になる。
- デッドリィバランス(リバイバル版)
お互いのスピリットを破壊するマジック。ソウルコアを使えばアルティメットも破壊できる。選択権は相手にあるため確実性はない。なるべく序盤に使用したい。
自分のスピリットを破壊する効果としても、低コストで使える。
- クェーサーレイン
赤の破壊マジック。
相手の効果でのスピリットの破壊に対してコストを支払わずに使える。装甲をすり抜け、破壊したスピリットの効果を発揮させない点も、紫/青には嬉しい。
- ホーリーアンク
「アンク」であるためアンクで回収できる。
使用コストが低い代わりに、効果対象は相手のデッキに依存する。環境や仮想敵を考えて採用したい。
このデッキの弱点†
相手のカードを除去してテンポを取るデッキのため、耐性を持つスピリットが相手だとやれることが少なくなりがち。
ネクサス破壊で欲望の館を除去される、トラッシュを封じられてカードの回収ができなくなるのも苦手。
トラッシュを肥やすデッキ共通だが、デッキ破壊も苦手。
関連リンク†