【赤白】†
攻撃の赤と守りの白はライバル色として位置づけられ、アニメ等でも主人公の赤、ライバルの白という構図ができていた。
一方で最初の混色スピリットである聖皇ジークフリーデンの登場、攻撃と防御の互いの欠点を補い合うという側面からかなり早い段階で混色デッキが模索されていた。
混色が本格化した星座編ではイグア・バギーを筆頭に赤になる白スピリット、白になる赤スピリットが追加され赤白デッキという概念が誕生した。
その後、多種多様な2色スピリットの登場と大型フィニッシャーの追加により現在では定番の混色デッキの一つとなっている。
神煌臨編ではシリーズ始めの40枚構築デッキ2種がこの構成になり、赤白【連鎖】が追加された。
【共通】†
赤と白の2色を繋ぎ、デッキを構築する上で欠かせない重要なポジションのカード。
スピリット†
- 中コスト
- 機巧武者ジャコ
バウンスと同時にドローを行えるスピリット。
赤にもなれ、軽減も多いことからこのデッキでは他の召喚時バウンススピリットよりも優先できる。
ブレイヴ†
- 炎魔神
腐りにくく強力な二つの効果を持つ異魔神。軽減が赤と白2つずつなためこのデッキならば単色のデッキよりも軽くなる。
合体先が確保できるなら入れない理由が見当たらないと言っても過言ではない。
- 熊魔神
先行1ターン目から召喚できるシンボル源としての仕事が特に重要。
合体時効果も除去やコアブーストと汎用性が高く、炎魔神よりも小回りが効く。
【赤白速攻】†
星座編終盤から覇王編の初期にかけて成立したデッキ。
1コストの2色スピリットが他の色の組み合わせよりも多く、ザニーガンなど他のメリット効果を併せ持つものがいることも強み。
赤と白の両方のマジックの軽減を満たせるため赤のドローマジックと白のバウンス、回復マジックによる攻撃面に重点を置いた速攻デッキとなっている。
小型のトカゲ型スピリットが多いことから【トカゲウィニー】という呼称も用いられた。
スピリット†
- ハイビスカスの妖精アオイ
白のスピリットが存在する場合と赤のスピリットが存在する場合でそれぞれ別の効果を得る黄のスピリット。
赤白の2色のスピリットであれば1体で両方の効果を得られる。
- 高コスト
- 神星皇ストライク・アポロドラゴン
混色構築で真価を発揮するスピリット。
ブレイヴを用意しないとバニラだが、両パターンのブレイヴを採用できるのはこのデッキの魅力。
ブレイヴ†
- シンボルなし
- 砲凰竜フェニック・キャノン(リバイバル前)
赤白2色の軽減を持ち、低コストから合体できるブレイヴ。
召喚時効果も強力でネクサス対策に最適。
リバイバル版と比較すると複数スピリットを破壊できる点と【激突】を持つ点が特色。
- ロード・ブレイバン
追加ダメージを与えられる赤白ブレイヴ。
軽減が少なく手札からの召喚は負担になりやすいが【バースト】で簡単に召喚できる。
- シンボルあり
- 砲凰竜フェニック・キャノン(リバイバル版)
リバイバル前の特徴をほぼ引き継ぎ、コスト3と合体可能ながらシンボルを持つ。
単体への破壊範囲もこちらのほうが広い。
ネクサス・マジック†
デッキの動かし方†
速攻デッキとして、1コストのスピリットをとにかく数を並べる。
足りなくなったらドローマジックによって補充、バウンスやBP破壊効果でブロッカーを排除、序盤のうちに決着をつける。
速攻デッキの常で、砲天使カノンのような全体除去効果を持つ【バースト】には弱い。
1コストのスピリットを軽減で0コスト召喚しているため超時空重力炉などでも動きが止まってしまう。
【赤白星竜】†
系統:星竜は主に赤のスピリットの系統だが、白との混色ができるスピリットが存在する。
低コストのアスケラ・ドラゴンによって疲労ブロッカー化するため守りも強くなる。
【星竜】も参照。
スピリット†
- アスケラ・ドラゴン
耐性を持ち場持ちの良い疲労ブロッカー。
白になる効果を持つが自身には白軽減がないためやや重い。
- 中コスト
- オルガ
【バースト】で召喚できる赤白スピリット。
何度でも手札に戻りライフを回復させてくれるが、シンボルは赤のみ。
- 高コスト
- サイボーグ怪獣ガイガン
赤、白それぞれのスピリットにメリット効果をもたらす赤白スピリット。赤白の2色スピリットならば両方の効果を一度に使える。
得られる効果に対し召喚、維持コストが高いのが難点だが軽減も多くエピガーウルスや異魔神ブレイヴなどでうまく確保すればさほど負担にならない。
マジック†
- ビッグバンエナジー
高コスト星竜をサポートする定番マジック。
赤白2色の星竜は軽減シンボルが多いため、場によってはライフ4くらいから使用しても十分な効果が期待できる。
デッキの動かし方†
赤と白、2色を持ったスピリットを並べて軽減を確保し高コストスピリット召喚の軽減とする。
サイボーグ怪獣ガイガンの効果でバウンスとドローを同時に行いアドバンテージを確保。
更なる大型フィニッシャーで相手の場を除去し複数のシンボルによって一気にライフを削る。
コアを追加するサポートがない組み合わせであるため、大型スピリットの召喚には多少の手間がかかる。
高コストスピリットはあまり採用しすぎると手札事故のもとにもなるためバランスにも配慮しなければならない。
また赤と白を同時に持つということはどちらの【装甲】にもかかってしまうことを意味しており、効果が効かない相手がより多くなってしまう。
【赤白神皇・十冠】†
十二神皇編 第3章では赤軽減を持った白スピリット、白軽減を持った赤スピリットが大量に追加された。
これらの中には系統:十冠を持つものが多く、神皇編のメイン系統として互いのサポートを行える効果が多い。
同弾で登場した新キーワード能力【アクセル】を持つものも多く、スピリットの比率を高めたままフラッシュタイミングに対応することも可能なデッキとなっている。
スピリット†
- イグア・バギー(リバイバル)
赤になれる白のスピリット。
《封印時》には十冠を得るため、【砲撃】でのライフダメージを狙えるようになる。
- キノグナトゥース
白のスピリットではあるが【アクセル】召喚コストともに赤と白の軽減を持ち非常に軽い。
BPアップの補正値も高くフラッシュタイミングでの奇襲以外にも、メインステップで使用してから炎魔神のBP破壊効果を補助するなどの使い方もできる。
- 壬馬トラケナー
神皇/十冠にバウンス耐性を与える十冠。
展開をスムーズに行えるようになり、自身もドロー効果を持つため序盤の手札増強にも一役買ってくれる。
- 壬獣アクセルエッジ
【アクセル】、召喚コストともに赤と白の軽減を持ち、軽減が確保できれば赤のBP破壊マジックよりも効率が良い十冠。
ネクサス破壊もマジックをあまり採用しないこのデッキでは希少な効果となる。
- ヤシウム(リバイバル)
【アクセル】で赤のスピリットを、召喚時にはスピリット/ブレイヴをトラッシュから回収できる赤の十冠。
除去効果に対する保険として。
- 己械獣士ブロッケイド・タイガー
白と赤の軽減を持つ白の十冠。
4色の【超装甲】での場持ちの良さや、相手がアタックしてくるたびに回復するため、序盤の守りを堅牢なものにできる。
赤としても扱えるため軽減要員にもなり、自身も最大軽減でノーコスト召喚できるなど、総じて優秀なスピリット。
- 恐竜辛機ターボレックス
スピリット、アルティメットどちらもデッキに戻せてしまう強力な【アクセル】を持つ十冠。
このスピリットを主軸にする場合は白のシンボルがより多く必要となるため比率を考える必要がある。
アタック時のデッキトップバウンスは非常に強力で、十冠の多くなるこのデッキでは数ターン先までドローロックを行えるほど。
- 高コスト
- 寅の十二神皇リボル・ティーガ
赤と白の軽減を持つ神皇。
専用効果の【砲撃】は、【アクセル】ばかりでフィールド上の効果があまりないスピリットに偏るためドロー手段が限られてしまうこのデッキにおいて、貴重な手札補充効果となる。
このデッキは自然と神皇/十冠の比率が高くなりライフダメージも狙いやすい。
- 砲撃の神皇リボル・ティーガ・零式
コスト5以上の皇獣に《煌臨》できる神皇。
煌臨時とアタック時に専用効果の【砲撃零式】を発揮し、ライフダメージを狙うことができる。
こちらの効果は対象が皇獣に限られているため、このカードを複数枚投入するならば、【砲撃】と【砲撃零式】双方の対象になれるスピリットを多く投入したい。
- 深紅の龍王ウロヴォリアス・スカーレット
赤と紫の軽減を持つ神皇。
紫をタッチしない限りは赤のみで軽減を取る形となる。
神皇や十冠のアタックや効果で減らすライフをボイドに送り、相手の使用コアを減らすことができる。
とどめを刺しきれなければ相手の使用コアが増え、結果としてアドバンテージを与えてしまう【砲撃】の欠点を補える。
- 庚の加速龍タービュランス
赤のドローマジック互換となる【アクセル】を持つ十冠。
召喚コストが高く、召喚時効果で同時に召喚するスピリットの維持コストの確保も難しいことからあまり召喚には期待できない。
ブレイヴ†
- 機巧魔神
炎魔神だけでは足りない場合、または貴重なドロー手段として採用できる。
【アクセル】を中心とした場合は中コスト帯が多くなりがちなため合体先には困らないだろう。
- 砲凰竜フェニック・キャノン(リバイバル)
召喚時にBP7000以下のスピリットとネクサスを破壊するか、赤の異魔神を踏み倒せる赤の異魔神。
【超装甲】の隙を付いて破壊効果を発揮できるほか、コスト3のスピリットにも合体できるシンボル付きブレイヴとしても活躍でき、腐る場面が無い。
デッキの動かし方†
アタック時にデッキからドローする効果により手札に【アクセル】を引き込む。
返しのターンはその【アクセル】で凌ぎ、次の自分のターンで手元から召喚、アタッカーを増やす。
これを繰り返しながら相手の物量との競り合いに持ち込み、数の差をつけることでライフを奪う。
【アクセル】はスピリットの効果であるため効きにくいデッキも多い。
特に壬獣アクセルエッジのドローや庚獣ゴールデン・アクセル・タイガーの回復効果は相手をBP破壊できなければ発揮しないため、対象がいない場合には手札で腐ってしまう場合がある。
そのため、全体に耐性を付与するジェロニモンドや調査員エウローなどは天敵といえる。
派生デッキ†
赤と白の混色スピリットであるサイボーグ怪獣メカキングギドラを切り札に据え、名称:「キングギドラ」を含むスピリットを主軸にしたデッキタイプ。
元は【紫白連鎖】に赤をタッチしたデッキであるため、【赤白】のパーツも共有可能。
アルティメット・ジークフリーデンを採用する、または赤のアルティメットに月光神剣ウィングオブルナを合体させ、破壊とバウンスを同時に行うタイプでは白シンボル確保のために混色構築となる。
竜人と甲竜を中心に混色サポートが充実しており、そちらは【甲竜】参照。
参考レシピ†
関連リンク†
デッキ集