【緑速攻】

概要

が得意とするコアブーストで早期に大型スピリットを召喚、または小型~中型スピリットを並べる高速タイプのデッキ。
他の色の速攻デッキと違い、高コストスピリットを採用しやすい。

にはメイパロットを始め、召喚時1コアブーストのコスト3スピリットが数多く存在する。
また覇王編 第4弾:剣舞う世界以降、アタック時1コアブーストのコスト4スピリットが多く登場している。
これらのスピリットによるコアブーストを利用して大型スピリットを素早く召喚する。

かつてはコアブーストが控えめで、フィニッシャーにも乏しかったので【怪虫】の様な単色のウィニー型が多かった。
しかし、時代が流れると共にコアブーストがインフレし、現在では他色の重いカードすら使用できるようになっている。
環境に合わせてタッチする色を変更でき、グッドスタッフに近い構成にすることが可能になった。

第十一、十二回改訂にてコスト3スピリットを軸にしたデッキにとって重要な戦力であるカードが多く制限入りし、大幅に弱体化。
その後は異魔神及び湖に咲く薔薇の登場でコスト4スピリットを軸にした構築が主流となっている。

コアブーストとドローを兼ね備えた【赤緑連鎖】【緑青連鎖】には手数で劣り、烈火伝 第2章にてコアブーストの天敵となる陰陽童が登場とかつてのように万能のデッキとは言い難くなっている。
十二神皇編では、アクセル及び優秀な異魔神の登場で各種メタをすり抜けながらのコアブーストが可能となり、序盤からダブルシンボルでの猛攻でライフを奪うことも可能となった。
煌臨》の登場後は、コストを上げてアタック→高コストを条件とするダブルシンボルスピリットの《煌臨》に繋いで打点を一気に上げる戦術も取れる。

【忍風】【爪鳥】などの系統を指定したデッキと比べ、このデッキでしかできない点としては、緑の軽減を多く持つ大型スピリットの召喚が得意な点が挙げられる。
前述の他色デッキでは扱いきれないスピリットを切り札と据えたい場合は、このデッキにお呼びがかかるだろう。

構築

低コストスピリットはコアブースト効果を持つものだけで構成される場合が多い。
一方、中~高コストスピリットは増えたコアにより他色でも構わずにフィニッシャーとして投入できる。
(詳しくは下記のフィニッシャー候補を参照。)
ここではフィニッシャー以外のデッキのパーツを紹介する。

スピリット

アルティメット

ブレイヴ

基本的には合体条件:コスト4以上でシンボルの付いたブレイヴを採用していく。

ネクサス・マジック

フィニッシャー候補

このデッキタイプは、コアを潤沢に使用できるため色を問わず様々な大型スピリットをフィニッシャーとして使用できる。
その中でも、強力なスピリットについて列挙する。

炎星神龍マルス・ドラグーン

召喚時に強力な除去効果を放つスピリット。星座編後半に流行し、【緑マルス】などと呼ばれる型。
チャンピオンシップ2011 マスターの部チャンピオンが使用していたことで有名。

6コストで召喚できるダブルシンボルであり、またシンボル数参照破壊効果を持っている。
このため、早々にゲームエンドに持ち込むことが可能。
ただし【転召:星魂/ボイド】が必要になってくるため、ダンデラビットゴクラクチョー剣の誕生地が必須になってくる。

弱点としては、

などが挙げられる。

焔竜魔皇マ・グー

カグツチドラグーンと共に採用されることが多く、さらにの比率が多いもの【緑赤速攻】や【ステロイド】などとも呼ばれる。

自分のアタックステップ開始時、このスピリット対象のネイチャーフォースを放つことができる。
元々からコアの使用が容易なデッキタイプではあるものの、メインステップでのコアの使用をほとんどデメリット無しで行えることを意味する。
さらに、Lv2以降になるとシンボル追加効果を持ち攻撃性の非常に高いスピリットと言える。

弱点としては、

などが挙げられる。

木星神龍ノブナガード・ゼウシス

召喚時にブレイヴを多数召喚するスピリット。詳しくは、【ブレイヴ高速召喚】を参照。
星座編環境において北斗七星龍ジーク・アポロドラゴンと共に採用され、【木星北斗】の名でトップメタとして君臨していた。
ブレイヴによるダブルシンボルを活用しやすいため、キースピリットの三番手に巨蟹武神キャンサードが採用されることもあった。

弱点としては

などが挙げられる。

白羊樹神セフィロ・アリエス

2つの強力なボードコントロール効果と実質的に無限ブロックとして機能する効果を持つスピリット。
その効果を受けづらい系統:遊精や【神速】を中心にデッキを構成する。
【アリエスコントロール】と呼ばれたり、鳳凰竜フェニック・ソード/暗黒の魔剣ダーク・ブレードとのコンボが成り立つため【アリエスソード】と呼ばれる。

他のフィニッシャーに比べて低速になるものの、他の【緑速攻】では実現できないコントロールが最大の特徴になる。

弱点としては

採用スピリットに関しては、【神速】も参照。

蜂王フォン・ニード

アタッカーとして疲労効果でチャンプブロックを許さず、使いやすい回復効果を持つスピリット。
自身の効果がネイチャーフォース黒蟲の妖刀ウスバカゲロウと非常に高いシナジーを持つ。
また、召喚時に3コアブーストできるため、このスピリット以外のフィニッシャーと同時に採用しても使いやすいのが特徴。

弱点としては

などが挙げられる。

獅機龍神ストライクヴルム・レオ

コアブーストに採用されることが多い、ダンデラビット/ゴクラクチョーは系統:星魂を持っている。
これらの星魂スピリットに対して強力なシナジーを持つのが、獅機龍神ストライクヴルム・レオである。
これらのスピリットを採用することで、ダンデラビットゴクラクチョーをアタッカーとしても活用できるのは魅力。
また、獅機龍神ストライクヴルム・レオはフィールドに2体揃えば無限アタックが可能である。

相性の良いマネキキャットとともに採用することで、より素早い召喚が可能になる。

白のスピリットとの連携を利用したコアブーストを積極的に利用する場合は【緑白速攻】を参照。

弱点としては

などが挙げられる。

森羅龍樹リーフ・シードラ

このスピリットだけで、相手のバーストを制限し、マジックを使用不可にできる制限カード。
緑シンボルはほぼ確実に確保できるため、【連鎖】による貫通ダメージも狙える。
特に黒蟲の妖刀ウスバカゲロウは自身でも貫通効果をもち、合体すると確実に3点のダメージを狙うことができる。
【ウスバシードラ】とも呼ばれる型。

召喚について考えると、バルカン・アームズコノハガニンから青シンボルを確保しやすい。
また、ギアゼルと共に採用することででコストを支払わずに召喚することも可能である。

弱点としては

などが挙げられる。

鳥獣烈神ガルード

颶風高原と共に採用されることが多く、コンボによる5コアブーストが強力。
【颶風ガルード】と呼ばれる型。

鳥獣烈神ガルード単体でもデッキ破壊という別の勝ち筋を作ることが可能。
暴風:5】を持っているので普通に攻撃する分にも強いが、他のフィニッシャーよりは劣る。

弱点としては、

などが挙げられる。
特に陰陽童を出された状態で颶風高原から鳥獣烈神ガルードを出すとライフが5つ奪われ自滅する。

アルティメット・オニクワガー

地球神剣ガイアノホコの登場により緑トップクラスアルティメットとなった。
5コストという軽さ、条件が軽い回復効果、ガイアノホコをブレイヴすることでダブルシンボルとなる。
1または2ターン目に緑のスピリットソウルを召喚すれば、返しのターンにアルティメット・オニクワガー ×地球神剣ガイアノホコのコンボが成立する。

弱点としては、

などが挙げられる。

アルティメット・ムゲンドラゴン

Uトリガー】によるトリプルシンボル化とUエナジーによるシンボル追加でで相手のライフを削っていくデッキタイプ。
アルティメット・セイリュービとともに採用されることが多く、【ムゲンリュービ】とも呼ばれる。

詳しくは【アルティメット・ムゲンドラゴン】を参照。

酉の十二神皇ゲイル・フェニックス

封印》と【飛翔】による無限アタックを狙うデッキ。
コアの数だけアタックできるためこのデッキとの相性は抜群だが、疲労状態のスピリット/アルティメットをブロック可能にしてしまうデメリットは緑全体の疲労効果と相性が悪い。

詳しくは系統を十冠神皇爪鳥にまとめた【爪鳥】を参照。

バイオ怪獣ビオランテ

コスト10ダブルシンボル、アルティメットや神皇に匹敵するBPを誇る超大型スピリット。
Lv1から耐性を持たないスピリットとアルティメットのコアを糊付けすることで、お互いのマジックや【アクセル】を制限できる。
アタック/ブロック時の疲労及び回復効果も攻防ともに強力。
ブレイヴはバーストを封じる黒蟲の妖刀ウスバカゲロウが相性抜群。
召喚に成功さえすれば単騎で盤面を完全制圧することも難しくないが、その分召喚や維持に必要なコアの数も膨大。
効果の都合上なるべく相手の展開途中に召喚したいため、序盤から湖に咲く薔薇を筆頭にコアブーストを念入りに行う必要がある。

デッキの動かし方

序盤はコアブーストスピリットでコアを増やしつつ小型速攻。
そして、息切れする前にフィニッシャーに繋いでゲームエンドに持ち込む。
フィニッシャーが召喚する前に殴り勝てることも多い。
小型速攻とフィニッシャーのどちらに重点を置くかで動きが多少、変わる。

ストームアタックを絡めれば後攻2ターン目で勝つことも可能。
オウゴンオニクワガーを使えばストームアタックが要らないルートも存在する。
後攻1ターン目の1点+後攻2ターン目の2点×2でフィニッシュ、が大筋の流れ。

フィニッシャーに信頼を置く場合は序盤の攻めを緩める代わりにドローを重視する。
砲竜バル・ガンナーガイミムスバルカン・アームズを使えばある程度の両立が可能。
それでもドロー力が足りないと思う場合は戦場に息づく命やドローマジックを使用することになる。

弱点

コアブーストを前提にデッキを構築しているので、メタられると展開が失速してしまう。
具体的にはドン・ディエゴッド怪盗バット・バニーガール龍面鬼ビランバ等が挙げられる。
特にのデッキならば高確率で投入されている陰陽童はコアブーストメタ効果と共に完全効果耐性があるため、メインステップのコアブーストを主力とする場合出されてしまうと何もできなくなる場合がある。
解除手段が一切存在しない、【次代】におけるデッドエンドフィールドも天敵。

また、高BPの疲労ブロッカーや回復ブロッカーを出されると攻めきれなくなることが多い。
特に緑を含む4色の【重装甲】を持つ獅機鎧神ヴァルハランス・レオが厄介。

ロックカードの戦神乙女ヴィエルジェも処理しづらい。
3、7、6+5、7+4コスト辺りが引っかかりやすく、戦神乙女ヴィエルジェを除去する手段も乏しい。
仮に除去できたとしても、次のターンには帰ってくる上にライフを回復されてしまう。
デッキのコスト配分を考えて構築するように心掛けたい。

ストームアタックや回復効果を持つスピリットも採用されるので、星空の冠等の回復メタカードも少し辛い。

このデッキの派生系

【緑デジモン】

名称:「進化」を含む効果による序盤からの高コストスピリットの展開と、豊富なコアブーストで相手を制圧するデッキタイプ。

よく使われた禁止(伝説)カード

禁止カードとなる以前は相性がよく、よく使われたカードをここに列挙しておく。

インビジブルクローク

ライフを削りきれず、場が硬直した時に活躍した。
このデッキでは3ダメ以上を狙う手段が多いので他のデッキよりも相性が良い。

烈の覇王セイリュービ

コア運用の概念を壊したカード。
他のデッキタイプ以上にコアブーストできるためかなりの恩恵を受けることができた。
特に蜂王フォン・ニードとの組み合わせは【蜂リュービ】とも呼ばれ、最速先攻2ターンでゲームエンドに持ち込めた。

5コストのドローマジックフォースドロー/ブレイヴドローは、このカードとの相性がよかった。
特にフォースドローは、烈の覇王セイリュービ伝説入り後このデッキタイプから見られなくなった。

ウィッグバインド

幅広いスピリットをアンブロッカブルにするマジック。
コアブーストによって得られたコアで無理やり打つことができた。
ただのコアブースト要員である、コスト3スピリットがアンブロッカブルになるため非常に厄介であった。

関連リンク

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Last-modified: 2023-04-27 (木) 04:22:52