【ジークヴルム・ノヴァ(リバイバル)】

●目次

解説

煌臨編 第4章:選バレシ者で登場した超神星龍ジークヴルム・ノヴァリバイバル版)をフィニッシャーに据えたデッキ。
一月幼神ディアヌス・キッズ黒皇龍ダークヴルムでメインステップ中に超神星龍ジークヴルム・ノヴァを《煌臨》、コア回収とライフ回復で大量のコアアドバンテージを獲得し、アタック時効果のハンデスと赤の豊富な除去で相手の盤面を制圧して勝利を狙う。

旧来の【転召】を主力とする【ジークヴルム・ノヴァ】とは根本的に構築もデッキの回し方も異なるデッキである。
創界神ネクサスとそのサポートを主力とする、神煌臨編以降に登場した【星竜】とも構築のスタンスは異なる。

本来場に出してからアタック時効果の発揮まで隙があるはずの超神星龍ジークヴルム・ノヴァ(リバイバル)の欠点を、一月幼神ディアヌス・キッズが埋めてしまっており、【バースト】や手札から発揮されるフラッシュ効果に強く、またノーコスト召喚にも頼らないためメタが通じづらい上に、コンボの速度も非常に速い。
本来アタックステップのみのネイチャーフォースと似たコア回収がメインステップに発揮可能というだけでもカードパワーが段違いとなっている。
2017年度のバトスピチャンピオンシップ煌臨杯・ジュニアクラスの優勝デッキ。

デッキの内容自体は現在はほぼ固定と言って良くプレイングも単純な部類だが、XXレアの超神星龍ジークヴルム・ノヴァ(リバイバル版)を筆頭にプロモーションカードの一月幼神ディアヌス・キッズなど非常に高額なカードが多く必要なため、そういう意味で構築難易度は高い。

2018年の神煌臨編ではこのデッキの手札破棄への対策を意識したカードが【剣獣】などをはじめ多数登場したが、高い水準で早さと安定性を兼ね備えており、頭一つ抜け出たデッキであると判断され、2018年9月1日より、XXレアにしてリバイバルである超神星龍ジークヴルム・ノヴァではなく、重要なパーツであるアイツのカード一月幼神ディアヌス・キッズが制限カード<1>となった。
【青νジークフリード】と同じく、対策カードはいくつか出ながらの結局の制限入りとなった。

同年7月末には、【創界神ワンショット】型も開発された。
制限カード<1>に指定されたアイツのカード龍皇海賊団 見張りのネコジャジャが実質的な代用カードになり、同じく制限カード<1>に指定された一月幼神ディアヌス・キッズはデッキの性質上、デッキに1枚しか入れていなくてもほぼ確実に手札にくるため、従来の【ジークヴルム・ノヴァ(リバイバル)】以上の効率でコンボを成功させられるようになった。
だが、このデッキの登場の結果、ブレイドラ龍皇海賊団 見張りのネコジャジャといったキーパーツが急遽同じく9月より制限・禁止カードに指定され、こちらも構築がほぼ不可能になった。

2018年10月以降は超神星龍ジークヴルム・ノヴァに特化するというより、【星竜】に吸収されコンボの1つとして運用されている。

構築

一月幼神ディアヌス・キッズ黒皇龍ダークヴルム超神星龍ジークヴルム・ノヴァさえ揃えば最低限コンボが成立するため、これらを引き込むためのドローソースを用意する必要がある。
全盛期はアイツのカードによるドロー連打でその時必要なカードを一気に揃える赤紫混色(通称【アイツノヴァ】)が主流だった。

スピリット

ブレイヴ

ネクサス

創界神ネクサス

マジック

デッキの動かし方

序盤はとにかくドローマジックとアイツのカード一月幼神ディアヌス・キッズの召喚時効果で必要なパーツを揃える。
優先すべきは超神星龍ジークヴルム・ノヴァ超・炎魔神黒皇龍ダークヴルムの3枚。
加えて、除去札の戦国将軍ジークフリード・魁や2枚目以降の一月幼神ディアヌス・キッズ選ばれし探索者アレックスなども回収しておきたい。
また白亜元帥レイ・ザウラーなどのこちらの動きを止めるカードは砲凰竜フェニック・キャノンクェーサーレインで早めに潰しておくこと。

手札が揃ったらまずは超・炎魔神で【バースト】を排除し、一月幼神ディアヌス・キッズとコスト6の星竜を揃えて超神星龍ジークヴルム・ノヴァをメインステップ中に煌臨
回収したコアで戦国将軍ジークフリード・魁などを召喚して盤面を制圧したら、超神星龍ジークヴルム・ノヴァでアタックしてお互いの手札を全て破棄し、マジックアクセルによる防御を潰してライフを奪う。

相手の【バースト】が選ばれし探索者アレックスの場合はそのターン中にとどめが刺しきれないことも多いが、選ばれし探索者アレックスとその効果でドローしたカード、次のターンでドローしたカードの合計3枚だけではこちらの盤面を崩せないことも多いため、盤面を十分に破壊し尽くしたらアタックしてハンデスを狙ってしまって良い。

弱点

バースト対策が超・炎魔神(もしくは炎魔神)しかなく、これを引き込めない場合は【バースト】を踏み抜かざるを得ない。
闇輝石六将 砂海賊神ファラオムアルファモンは天敵で、発動されるとコストを問わない除去の上でハンデス前に止められるか、相手のみ手札補充を許してしまう。
特に超・炎魔神が使えないブロックアイコン<4>・<5>限定戦ではこれらへの対策が難しい。

また、これらは超・炎魔神で破棄はできるものの、序盤では同一ターンに《煌臨》に持っていくだけのコアが足りず、コアが貯まるまでターンを稼いでのショットを狙うとしても、それまでは相手の速攻を耐えなければならない。
ミラーマッチにおいては特に顕著で、如何に先に《煌臨》とアタック時ハンデスを決めるかが肝要となり、それが却って【バースト】対処が疎かになるというジレンマを抱えている。

また、白のダメージもしくはアタックを防ぐ効果と耐性を併せ持つスピリットも苦手。
例えば白亜元帥レイ・ザウラーはLv2になってしまうと砲凰竜フェニック・キャノンで破壊できず、超神星龍ジークヴルム・ノヴァのアタックを封じてしまう。
水晶竜シリマナイトも赤では除去が難しく、ダブル・トリプルシンボルスピリットでのゲームエンドに特化したこのデッキではダメージを通せない。

創界神ネクサスの【神技】も防ぐ手段がなく、ハンデスに成功しても盤面が壊滅してしまうと今度はこちらが窮地に陥る。
幼き創界神ロロなどで手札を守られると超神星龍ジークヴルム・ノヴァのハンデスが思うように発揮できなくなる。
に多い手元にマジックを置いて使用するデッキも妨害しづらい。

全体的には下手に対策を練るよりは、そもそも出てくる前に高速でデッキを回してコンボを叩き込む方が手っ取り早い。

このデッキの派生系

【ラグナノヴァ】

【緑重】の派生型デッキのひとつで、終焉の騎神ラグナ・ロック(リバイバル版)を始めとするコアブーストと、超神星龍ジークヴルム・ノヴァのアドバンテージ回収効果を組み合わせたデッキ。
最終的には大量のダブルシンボル大型スピリットでビートダウンするか、デッキ破壊で勝負を決める。
アルケーガンダムインペリアルドラモン パラディンモードのコンボ、いわゆる「アルケーパラディン」も採用されることが多い。

リンク

デッキ集
【星竜】
【ジークヴルム・ノヴァ】



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Last-modified: 2021-06-02 (水) 11:38:19