放浪者ロロ『異界見聞録』

バトスピ界での放浪者ロロの体験を綴った本『異界見聞録』。
その内容は、スピリットのフレーバーテキストとして窺い知ることができる。

フレーバー1枠につき1節(あるいは1節をいくつかに分けた物)が語られている。

テキストフォーマット

―放浪者ロロ『異界見聞録』(色)の章第?節より―

各色の断章のみ以下のテキストになっている。

―放浪者ロロ「異界見聞録」(色)の断章より―

序文


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  • X015 放浪者ロロ [赤・紫・緑・白・黄・青]
    • 永遠に刻もう。わたしの見てきたすべてのことを。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』 序文―

赤の章

「最初の同行者を失ったのはマグマの池。
新たな同行者と出会ったのは、魚の跳ねる湖畔のほとりだった。」
参照刀剣魚エスパーダ


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  • 断章 BS07-068 フェラールスラッシュ [赤]
    • 20000℃を越える灼熱のマグマを原料とする、『天槍フェラール』。
      龍星皇の落下によってできたクレーターから発掘された。
      ―放浪者ロロ「異界見聞録」赤の断章―
  • 第1節 BS09-001 ヨロイリザドン [赤]
    • 生まれた瞬間に遭遇したのは初めてだった。
      人のように母から生まれるのではなく、
      何もない空間に力が結集し、そして生命が誕生するのだ。
      すばらしい奇跡だ。この世界のすべての生命に敬意を表し、
      彼らをスピリットと呼ぶことにしよう。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』赤の章第1節より―
  • 第2節 BS01-005 アイバーン [赤]
    • 上空から襲いくる一つ目の竜。
      脳裏に浮かび上がったのはこの地で学んだばかりの呪文だった。
      わたしの震える唇がフレイムダンスを紡ぎだす。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』赤の章第2節より―
  • 第2節 BS02-004 オルカリア [赤]
    • 初めて見る灼熱の沼。しかし同行者が私を引き止める。
      「覗き込んだらガブリといかれるぜ」
      沼の中に何者がいるというのか?
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』赤の章第2節より―
  • 第2節 BS03-005 エンチュウ [赤]
    • 思わず目を見張った。この殺伐とした世界で、
      綺麗だと思ったのは久しぶりだ。周囲の暑さすら忘れるほどだった。
      我に返ったときには遅かった。同行者が炎に包まれた。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』赤の章第2節より―
  • 第2節 BSC22-005 アイバーン [赤]
    • 上空から襲いくる一つ目の竜。
      脳裏に浮かび上がったのはこの地で学んだばかりの呪文だった。
      わたしの震える唇がフレイムダンスを紡ぎだす。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』赤の章第2節より―
  • 第2節 SD01-002 カタナカサゴ [赤]
    • 全身を包む炎にそれでも彼は耐えていた。
      しかし、別の角度から飛び出してきたスピリットの刃が、
      彼のノドを切り裂いた。
      終わりは想像以上にあっけなく訪れたのだった。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』赤の章第2節より―
  • 第3節 BS05-006 城塞龍メガロン [赤]
    • かつてわたしがこの世界に辿り着くのに通った門。
      門からは時に異界の物質があふれ出てくるらしい。
      その異界の物質と、ここの生き物を融合させた醜い魔物。
      意思を奪われた<地竜>は<機竜>となり、
      竜人の手先として甦ったのだ。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』赤の章第3節より―
  • 第4節 BS01-019 ジュラシックル [赤]
    • 鎌のような両手が振り上げられたとき、わたしは死を覚悟した。
      彼が助けてくれるなど、誰が予想できただろう……。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』赤の章第4節より―
  • 第4節 BS02-009 竜狩りのアーケオルニ [赤]
    • その名を口にするとき、同行者の口元がわずかに歪む。
      「陣営なんて関係ねえ。戦場に現れたら竜という竜を狩りまくるんだよ……
      英雄ってよりも狂戦士さ」
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』赤の章第4節より―
  • 第4節 BS06-008 刀剣魚エスパーダ [赤]
    • 最初の同行者を失ったのはマグマの池。
      新たな同行者と出会ったのは、魚の跳ねる湖畔のほとりだった。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』赤の章第4節より―
  • 第4節 BSC22-019 ジュラシックル [赤]
    • 鎌のような両手が振り上げられたとき、わたしは死を覚悟した。
      彼が助けてくれるなど、誰が予想できただろう……。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』赤の章第4節より―
  • 第5節 BS05-004 妖狐キュービック [赤]
    • 得体のしれない死者の援軍が地竜たちを怯えさせたのか。
      竜人の使役する妖狐の魔術により、
      勝敗は引っ繰り返った。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』赤の章第5節より―
  • 第5節 BS07-007 ドラグロン占術師 [赤]
    • 今さら戦況を占ったところで何になるというのだろう。
      竜人たちの考えてることは、いまいちピンとこない。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』赤の章第5節より―
  • 第5節 BSC42-007 妖狐キュービックLT [赤]
    • 得体のしれない死者の援軍が地竜たちを怯えさせたのか。
      竜人の使役する妖狐の魔術により、
      勝敗は引っ繰り返った。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』赤の章第5節より―
  • 第6節 BS04-005 チェイン・ドラゴン [赤]
    • 恐竜たちが一斉に発した魔力ある咆哮。
      しかしそれを鋼の体がすべて弾き返した。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』赤の章第6節より―
  • 第6節 BS04-008 古竜魔人バ・ゴゥ [赤]
    • 想像以上だった。彼の登場が戦場の流れを変えた。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』赤の章第6節より―
  • 第6節 BS08-003 ダークアンキラーザウルス [赤]
    • 凶暴になって敵味方の見境がなくなる連中がいる。
      しかし、今はその強さが欲しい。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』赤の章第6節より―
  • 第7節 BS03-012 水龍王リヴァイア [赤]
    • しかし、不思議と恐怖は感じなかった。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』赤の章第7節より―
  • 第8節 SD01-006 晴天竜ウィンドレイク [赤]
    • 虚空の竜に最初に挑んだのは空の支配者たちだった。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』赤の章第8節より―
  • 第9節 BS07-004 怒石竜ドラゴロック [赤]
    • 出現と共に天災をもたらすとされる星竜たち。
      住人たちにとってありがたいとは言えない。
      それでも今はその存在が随分と頼もしいことだろう。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』赤の章第9節より―
  • 第9節 BS08-007 火砕竜プロメテオーズ [赤]
    • 祈祷師の唱えた呪文に唱和するように咆哮が響く。
      生み出された火球は、ありえない巨大さで打ち出された。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』赤の章第9節より―
  • 第10節 BS06-002 イグアナイフ [赤]
    • ひたすら逃げた。ニヒルな姿勢を崩さない同行人すらも必死に。
      必死なわたしと余裕のトカゲ。いったいどちらが滑稽なのか。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』赤の章第10節より―
  • 第10節 BS06-007 曲刀竜パラサウル [赤]
    • 仲間を呼ぶ咆哮が聞こえた。
      5分後、その場を虚無が飲み込むのが見えた。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』赤の章第10節より―
  • 第12節 BS11-005 頭竜人パキケファロン [赤]
    • 恐竜と竜人は融合した。それでも彼らの全滅は防げまい。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』赤の章第12節―
  • 第13節 BS10-004 ユースエディア [赤]
    • 同じく大穴を落下していく魚の背に、必死にしがみついた。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』赤の章第13節―
  • 第15節 BS09-005 銀河竜アンドロメテオス [赤]
    • 流星の竜たちと虚の軍勢、どちらが勝っても、
      この世界は変わらずにはいられない。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』赤の章第15節より―
  • 第15節 X002 極龍帝ジーク・ソル・フリード [赤]
    • 新たな龍帝が生まれた。7体の龍帝のさらに上に位置する、
      究極の龍帝。これを極龍帝と名付けよう。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』赤の章第15節より―
  • 第16節 X003A 極帝龍騎ジーク・クリムゾン [赤・紫]
    • 龍帝を御する者。その姿は見る者にとって最も恐れる姿に映る。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』赤の章第16節より―
  • 第16節 X003D 極帝龍騎ジーク・クリムゾン [赤・白]
    • 龍帝を御する者。その姿は見る者にとって最も恐れる姿に映る。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』赤の章第16節より―
  • 第16節 X003E 極帝龍騎ジーク・クリムゾン [赤・緑]
    • 龍帝を御する者。その姿は見る者にとって最も恐れる姿に映る。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』赤の章第16節より―
  • 第16節 X003S 極帝龍騎ジーク・クリムゾン [赤・青]
    • 龍帝を御する者。その姿は見る者にとって最も恐れる姿に映る。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』赤の章第16節より―
  • 第16節 X003T 極帝龍騎ジーク・クリムゾン [赤・黄]
    • 龍帝を御する者。その姿は見る者にとって最も恐れる姿に映る。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』赤の章第16節より―
  • 第17節 X004 龍星神ジーク・メテオヴルム [赤]
    • 夜空を駆ける流星が龍皇とひとつとなり新星した。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』赤の章第17節より―

緑の章


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  • 断章 BS07-075 フォーディアスラッシュ [緑]
    • 樹齢千年を越える神木の内に忽然と出現したとされる、『天刃フォーディア』。
      長老たちに保管され、全会一致でのみ使用が許可される。
      ―放浪者ロロ「異界見聞録」緑の断章―
  • 第1節 BS01-051 フライングミラージュ [緑]
    • じめじめした森を歩いていると頭上を黒い影が掠める。
      枝が密集しているところをよくも器用に飛び回る。
      ……本当にこの森に世界樹があるのだろうか。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』緑の章第1節より―
  • 第1節 BS02-025 シープル [緑]
    • のんびりと草を食む羊のような動物たち。
      森の中と外では、ずいぶん賑やかさが違うようだ。
      しかし、沈黙は突然破られた。一斉に反応する羊たち。
      遠くから近づいてくる地響きがわたしにも感じられた。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』緑の章第1節より―
  • 第1節 BS11-018 ヤクヤナギ [緑]
    • 落下に落下を続け、途中にあった岩棚にしがみつく。
      目の前には奇妙な光の門。不審と不安、しかし帰る道はない。
      意を決し、まぶしさに耐えながらくぐり抜ける。
      その先には……草をゆらす風の声、むせかえる緑の匂い、
      一羽の変わった鳥、何もかも一変した世界が広がっていた。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』緑の章第1節―
  • 第1節 BSC22-051 フライングミラージュ [緑]
    • じめじめした森を歩いていると頭上を黒い影が掠める。
      枝が密集しているところをよくも器用に飛び回る。
      ……本当にこの森に世界樹があるのだろうか。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』緑の章第1節より―
  • 第1節 BSC42-025 シープルLT [緑]
    • のんびりと草を食む羊のような動物たち。
      森の中と外では、ずいぶん賑やかさが違うようだ。
      しかし、沈黙は突然破られた。一斉に反応する羊たち。
      遠くから近づいてくる地響きがわたしにも感じられた。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』緑の章第1節より―
  • 第2節 BS01-054 ショックイーター [緑]
    • 不思議な感覚だった。
      わたしに今語りかけているのは、どう見ても木だ。
      わたしは案内役の同行者を振り返る。
      彼はいたずらな表情を浮かべ、ペロリと舌を出した。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』緑の章第2節より―
  • 第2節 BS03-029 マッハフライ [緑]
    • 「オイラ食いもんじゃないよ!」同行者が逃げ出した。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』緑の章第2節より―
  • 第2節 BSC22-054 ショックイーター [緑]
    • 不思議な感覚だった。
      わたしに今語りかけているのは、どう見ても木だ。
      わたしは案内役の同行者を振り返る。
      彼はいたずらな表情を浮かべ、ペロリと舌を出した。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』緑の章第2節より―
  • 第4節 BS03-036 神鳥ピーゴッド [緑]
    • ワシは世界樹の使いだということは聞いていた。
      しかし、使いはワシだけじゃなかったらしい。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』緑の章第4節より―
  • 第4節 BS04-026 ブラックマッハジー [緑]
    • 「黒い奴らは体がでかいんだよ!」
      案内人の言葉にはっとする。
      渡り歩いた別の世界でまったく同じ言葉を聞いた。
      これは偶然なのだろうか? 私にはそうは思えない。
      黒=でかい。みたこともない竜。共通因子は以外に多い。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』緑の章第4節より―
  • 第4節 BS05-024 用心棒アントマン [緑]
    • あっという間の出来事だった。
      目の前で獣の牙にかかった蟻型の侵略者。
      倒れたと思った瞬間、どこからか現れた別の蟻に、
      獣は斬り倒されていた。
      ……今度は我々が逃げなくては……
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』緑の章第4節より―
  • 第5節 BS04-032 槍蟲ルカニドス [緑]
    • それは突然にあらわれた。
      正確に突き出された一撃は、長老をかばった森の住人を、
      刺し貫き、弾き飛ばした。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』緑の章第5節より―
  • 第9節 BS02-034 老賢樹トレントン [緑]
    • そして老賢者は、ゆっくり背後を指し示した。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』緑の章第9節より―
  • 第9節 BS05-026 碧緑の竜使いグリューン [緑]
    • 異形の竜を駆る異形の騎士。かつての世界でも見た光景。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』緑の章第9節より―
  • 第9節 BS06-025 メェ~ポン [緑]
    • この森は、日々の争いを忘れさせてくれる光景にあふれている。
      目の前で戯れるスピリットと同行者にどれだけ癒されることか。
      前の世界で、わたしは何もすることができなかった。
      今こそ決断するときなのだろう。
      わたしは、世界樹を自ら探す決心を固めた。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』緑の章第9節より―
  • 第9節 BS06-035 ツクシンモア [緑]
    • 何かのきっかけで暴走する鳥たちは、
      一時的にせよ、龍の侵攻を食い止めた。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』緑の章第9節より―
  • 第9節 BS09-019 オオクチバ [緑]
    • 小さいが瑞々しい青さをたたえた果実。
      奇妙な鳥に見守られながら、その実を口にした。
      ひどく苦かったが、空腹がそれを我慢させた。
      どれほどの意味がある行為だったのかなど、
      その時には想像もできなかった。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』緑の章第9節より―
  • 第9節 BS10-028 マタンゴル [緑]
    • 走りに走って、ついにへたりこんでしまった。
      喉がひりついて、うまく呼吸ができない。
      目の前に大きなキノコがいるが、かぶりつくわけにもいかない。
      視線を下ろすと小さな小さな木が生えている。
      そこには一粒の実がなっていた。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』緑の章第9節より―
  • 第9節 BS11-024 武神鳥バーディ・ケンシン [緑]
    • 森を囲んでいたかすかな霧がすべて晴れた。
      わたしが実を口にしたのと同時に。
      それが決戦の合図となったようだ。本当に最後の。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』緑の章第9節―
  • 第9節 SD01-015 ハッチドリ [緑]
    • 最初に虚空の兵を倒したのは、
      意外にも、小さな小さな鳥だった。
      竜には通じない戦法だったが、
      彼らは一斉に騎士の口に飛び込んだのだ。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』緑の章第9節より―
  • 第10節 BS06-031 ミツジャラシ [緑]
    • 傷ついたスピリットたちが、これまでの敵味方に関係なく、
      身をよせあって力を分かち合っている。
      わかっている。このままでは前の世界の二の舞だ。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』緑の章第10節より―
  • 第10節 BS07-019 スペアミンク [緑]
    • 森の混乱は拡大するばかりで、収まる気配がない。
      長老たちの決断も苦渋の選択だったのだろう。
      森の住人たちに指令が下された。
      最優先事項は世界樹の実の確保。
      森をあげての壮大な宝探しが始まったのだ。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』緑の章第10節より―
  • 第10節 BS07-022 ブラックカラカロッサム [緑]
    • 戦っていた獣が、倒される寸前に黒く変色。
      速度と攻撃力を増した迎撃で、侵略者を破壊した。
      ダーク化という言葉を聞いてはいたが、
      目の前で見るとは……不謹慎だが、けっこうカッコイイ。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』緑の章第10節より―
  • 第10節 BS08-020 ディオ・マンティス [緑]
    • 誰が味方で、誰が敵なのかわからない。
      お互いに共闘という命令が下されたはずが、
      一緒に戦おうとするものもいれば、
      誰彼かまわず鎌を振り上げるものもいる。混乱の極みだ。
      共通点はただひとつ。あの龍たちは敵だということ。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』緑の章第10節より―
  • 第10節 BS09-022 ミノバ子爵 [緑]
    • とんでもない勢いの風と風がぶつかりあった。
      わたしと案内人はなんとかしがみつきあう。
      この刀だけは、手放すわけにはいかない。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』緑の章第10節より―
  • 第10節 BS12-018 ジャコネズ [緑]
    • 戦いの結末がどうなるにしろ、森だけは救わなくてはならない。
      刀を渡し終わったわたしたちに最後に授けられた長老からの密命は、
      「この森最古の大樹に、世界樹の実を食べさせる」というものだった。
      「木が実を食べる?」首をかしげたわたしの横を、
      大きな木が通り過ぎて行った。なるほどね、そういうことか。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』緑の章第10節―
  • 第10節 BSC05-006 武神獣タイガード・シンゲン [緑]
    • 視界の隅に、奮闘する虎の将が見えた。強い。
      彼から遠ざかるように逃走する。
      安心からか、疲労で足がもつれかける。同行者も限界が近そうだ。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』緑の章第10節より―
  • 第11節 BS08-026 超重甲蟲ゴライアース [緑]
    • 獅子奮迅と言うべきだろうか。
      1体で敵をなぎ払い続ける彼の横をそっとすり抜ける。
      梢の間を斜めにすり抜ける1羽のワシを追いかけて。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』緑の章第11節より―
  • 第12節 BS05-X20 大甲帝デスタウロス [紫・緑]
    • 2度目だ。スピリットが目の前で融合したのは。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』緑の章第12節より―
  • 第12節 BS08-024 陸帝竜騎ベスピニアー [緑]
    • 龍の背に2人の騎士。1人が操り、1人が戦う。
      これが本来の姿なのだろう。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』緑の章第12節より―
  • 第13節 BS09-027 密林の勇者皇ヴォルザ [緑・白]
    • 勇者と聞くと、前の世界の恐ろしい記憶が呼び起こされる。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』緑の章第13節より―
  • 第15節 BS10-023 ラッキーウィ [緑]
    • 鳥に導かれ、やってきた丘の上に門があった。
      眼下に広がる荒野に胸が痛む。あんなに青々とした森だったのに、
      もはや命の息吹は微塵も感じられない。
      案内人となったあの兄妹は大丈夫なのだろうか。
      後ろ髪ひかれる思いを胸に、わたしは世界を後にした。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』緑の章第15節より―
  • 第15節 BS11-022 ウルビー [緑]
    • 緑がなければ生きていけない。彼らは森と運命を共にした。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』緑の章第15節―

黄の章


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  • 断章 BS07-081 ルナースラッシュ [黄]
    • 大天使たちの羽を材料に神の泉で鍛えた、『天剣ルナー』。
      かつて堕天使の所持物だったため、忌避され、神の泉に沈められていた。
      ―放浪者ロロ「異界見聞録」黄の断章―
  • 第1節 BS02-072 トリックスター [黄]
    • 「あたしが案内してあげるわよ」
      少女は笑顔で立ち上がった。
      「その代わり鍵探しを手伝ってよね」
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』黄の章第1節より―
  • 第1節 BS12-034 天文学者ペンタン [黄]
    • すべての天使が舞い降りる時、世界に終りが訪れる。
      星の運行がそう告げているという。あまりに不吉な予言。
      ……そういう彼の顔を見たら笑ってしまったが。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』黄の章第1節―
  • 第1節 BSC42-060 トリックスターLT [黄]
    • 「あたしが案内してあげるわよ」
      少女は笑顔で立ち上がった。
      「その代わり鍵探しを手伝ってよね」
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』黄の章第1節より―
  • 第2部 BS05-041 アルカナファイター・カトル [黄]
    • 兵士たちが右へ左へと忙しそうに立ち回っている。
      てっきり鍵探しの準備なのだと思っていたのだが……
      どうやら女王陛下の44回目のお誕生日なのだそうだ。
      トランプの国では4がメデタイ数字なんだとか。
      まぁその、なんというか……おめでとうございます。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』黄の章第2部より―
  • 第2節 P008 ミミズック [黄]
    • 森で道に迷ったらフクロウに道を聞け。
      そんな、わたしの前に姿を現したのは、
      奇妙なミミズクだった。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』黄の章第2節より―
  • 第3節 BS03-057 ジェルフィ [黄]
    • 虹の国の鍵は、虹の根元に埋まっている。
      わたしたちは虹を探しに、クラゲの背に飛び乗った。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』黄の章第3節より―
  • 第3節 BS04-050 ハートレス・ティン [黄]
    • 鍵の情報を求めて、4人組で旅をしているという一行。
      ……本人は真剣なのだろうが、効率がいいとは思えない。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』黄の章第3節より―
  • 第4節 BS02-069 黒虎クロン [黄]
    • 「白い虎と黒い虎がいてね」
      話す同行者の背後を黒い虎が歩いていく。
      「見つかったら教えてよね」
      聞いた時には姿はすでにない……内緒にしておこう。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』黄の章第4節より―
  • 第5節 BS03-063 ポニサス [黄]
    • 魔法の国の人々が相当な出不精であることは、
      わたしにもなんとなく理解できた。
      彼らは総じて書物や瞑想が好きなのだ。
      移動にはもっぱら、翼の生えた馬を用いる。
      天馬にまたがる彼らの姿は、中々にシュールな光景だ。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』黄の章第5節より―
  • 第5節 BS03-066 天使アルケー [黄]
    • この天使が再び現れる前に、鍵を探し出さねばならない。
      あの傍若無人な同行者が、隣でツバを飲み込んだ。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』黄の章第5節より―
  • 第5節 BS04-054 アルカナソルジャー・サンク [黄]
    • 兵士はうやうやしく我々を王宮へと案内してくれた。
      いよいよ鍵の実物とご対面だ。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』黄の章第5節より―
  • 第6節 BS08-038 猫娘アニー [黄]
    • 驚いた。最初、星型のお菓子なのかと思った。
      猫耳の娘の叫びを聞いて、
      やっとそれが鍵なのだと理解した。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』黄の章第6節より―
  • 第10節 BS07-038 桜の妖精オウカ [黄]
    • 滅ぼされた妖精の国の住人は難民となりながらも、
      避難先で皆の役に立っているらしい。
      こんな時こそ天使の出番だと思うのだが、
      鍵探しにこだわるのはなぜなのだろう?
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』黄の章第10節より―
  • 第10節 BS08-044 アルカナクィーン・パラス [黄]
    • 女王の宣誓により、王国最強の軍勢が出撃する。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』黄の章第10節より―
  • 第10節 BS09-037 プーカ [黄]
    • 国を失った妖精たちの働きは、それゆえに目覚ましかった。
      離れ離れの活動なのに、女王の統制のもと他国の援軍に回り、
      敵と戦い、避難を助け、鍵を探した。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』黄の章第10節より―
  • 第10節 SD02-002 ミザール [黄]
    • 絶望的な戦いだった。
      足止めしようにも、ヤツらとは力の差がありすぎる。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』黄の章第10節より―
  • 第10節 SD02-003 天使デュナミス [黄]
    • わたしの言葉が通じるのは天使だけ、1人のつらさが実感される。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』黄の章第10節より―
  • 第11節 BS06-049 ピョリット [黄]
    • これで2回目だ。
      1度経験するだけで充分だ、こんなこと。
      ……振りぬかれた虚竜の尾。右から左へ。
      わたしを突き飛ばした案内人が目の前から消えた。
      ずっと大切にしていた帽子だけを残して……。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』黄の章第11節より―
  • 第11節 BS07-037 ヒッポカンプー [黄]
    • 探しまわった。すがる思いで。
      獣たちの協力ももらい、それこそ水の中まで。
      消えただけで死んだわけではない。そう思いたかった。
      彼女のかわりに鍵が見つかった。6つ目の。
      彼女の導きと思いたかった。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』黄の章第11節より―
  • 第11節 BS07-041 天剣の勇者リュート [黄]
    • わたしに力はない。だから復讐を託した。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』黄の章第11節より―
  • 第12節 BS08-040 天使オリフィア [黄]
    • 天使の姿に彼女が重なる。
      そうだ、下を向いていてはいけないのだ。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』黄の章第12節より―
  • 第13節 BS07-X27 大天使イスフィール [黄]
    • 7つの鍵で扉が開く。その意味がやっと分かった。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』黄の章第13節より―
  • 第13節 BS09-041 アスピドケルン [黄]
    • 判断を誤ったのだろうか?
      助けようとした獣もろとも敵の刃が私を貫いた。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』黄の章第13節より―
  • 第13節 BS09-044 妖精の姫巫女ハマ・ドリュアス [黄]
    • ダメだ。意識が……せっかく救ってもらった命なのに……。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』黄の章第13節より―
  • 第13節 BS10-042 カラドリアス [黄]
    • 何かが私の体に降ってきて、その衝撃で目が覚めた。
      理解するのに数瞬。
      土だ。わたしは穴に構たえられ、土を被せかけられている。
      そうだ、私は死んだのだ。誰かが埋葬してくれているのだろう。
      いや、待て。では、私は誰だ? わたしは再び混乱した。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』黄の章第13節より―
  • 第13節 BS11-039 天使ティアエル [黄]
    • 天使が告げた。おまえは不死の実を食べたのだと。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』黄の章第13節―
  • 第13節 BS11-040 神獣ヒキュー [黄]
    • 獣の背の上で焦る。早く、早く。鍵はすべて手の中にあるのだ。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』黄の章第13節―
  • 第13節 BSC05-012 雷の獣ライジュール [黄]
    • 記憶の走馬灯なのだろうか? 獣の背に彼女が見えた気がした。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』黄の章第13節より―
  • 第14節 BS10-048 天使パワー [黄]
    • 開かれた門。最初に飛び出してきた天使は、想像以上に乱暴だった。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』黄の章第14節―
  • 第14節 BS11-035 物作りの妖精レプラ [黄]
    • そもそもこの世界の者たちは、争いごとに向いていないのだ。
      天使たちが門の向こうからやってきた。
      彼らは強く、虚無の軍勢とも張り合ってくれる。
      だから皆、戦うことをやめてしまった。
      これでは、前の世界の二の舞になってしまうというのに。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』黄の章第14節―
  • 第14節 BS13-034 ミノガメン [黄]
    • 彼女の笑顔に見送られ、わたしは空飛ぶ亀の背に乗った。
      目指すは天の城門。次の世界へ旅立つために。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』黄の章第14節―
  • 第14節 BS13-038 魔女タランダ [黄]
    • 魔法の国の最後の魔術は、天使も虚無も、自分たちすらも滅ぼした。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』黄の章第14節―

紫の章


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  • 断章 BS07-072 トゥーロンスラッシュ [紫]
    • 夜の星を砕いて作り、千夜に及ぶ儀式で仕上げた、『天鎌トゥーロン』。
      恐るべき退魔の力ゆえに、貴族たちに封印されていた。
      ―放浪者ロロ「異界見聞録」紫の断章―
  • 第1節 BS02-014 ファンタズマ [紫]
    • 目の前に現れた獣が、幻のように消えていった。
      現実なのか? それとも夢でも見ているのだろうか。
      あらためて実感する。
      わたしは新たな世界にやってきたのだと。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』紫の章第1節より―
  • 第3節 BS01-043 ドラキュリウス [紫]
    • 謁見が許されたのは、わたしが別の世界の者だからかもしれない。
      この地を支配する貴族の1人は、
      冷たい視線でこちらを見下ろしゆっくりと口を開いた。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』紫の章第3節より―
  • 第3節 BS02-022 魔界侯爵コキュートス [紫]
    • 魔界の貴族が、その本性をむき出した。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』紫の章第3節より―
  • 第3節 BS03-018 ダークレイス [紫]
    • わたしは貴族の元へ本当に案内されているのだろうか?
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』紫の章第3節より―
  • 第3節 BS04-019 首無し馬車 [紫]
    • 案内人の腕なのだろうか。
      王たちへの面会はあっさり許可された。
      人々を弾圧する恐怖の貴族たち。
      果たして無事にすべてを終えることができるのだろうか?
      不安を抱えながら、私は迎えの馬車に乗り込んだ。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』紫の章第3節より―
  • 第3節 BS11-010 闇騎士ガヘリス [紫]
    • わたしは死なない。しかし、魔族に対してはどうだろう?
      彼らは生きている死者を作りだし、隷属させる。
      世界樹の力に興味はあったが、試せるわけもない。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』紫の章第3節―
  • 第3節 BSC22-043 ドラキュリウス [紫]
    • 謁見が許されたのは、わたしが別の世界の者だからかもしれない。
      この地を支配する貴族の1人は、
      冷たい視線でこちらを見下ろしゆっくりと口を開いた。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』紫の章第3節より―
  • 第4節 BS03-016 透明人間エクリア [紫]
    • 肩を叩かれた気がして、わたしは振り返った。
      誰もいない。再び叩かれた。誰もいない。
      「からかわれているのよ」同行者がクスリと笑った。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』紫の章第4節より―
  • 第4節 BS05-011 レッドキャップ [紫]
    • 背後から迫り来る追手の気配。
      蛇たちの場所を悟られないために撒かなくてはならない。
      追手が実体を持っているとは限らないのがやっかいだ。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』紫の章第4節より―
  • 第4節 BS05-013 ガストラス [紫]
    • 追手が実体を持っているとは限らないのがやっかいだ。
      しかし1匹の獣が、心配を取り払ってくれた。
      その身にまとった霧でわたしたちを包み込むことで。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』紫の章第4節より―
  • 第4節 BSC42-015 レッドキャップLT [紫]
    • 背後から迫り来る追手の気配。
      蛇たちの場所を悟られないために撒かなくてはならない。
      追手が実体を持っているとは限らないのがやっかいだ。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』紫の章第4節より―
  • 第5節 BS04-015 サイクロ・ワインダー [紫]
    • 蛇は知恵を持つ。そう教えられてきた。
      本当だろうか? どう見ても襲い掛かる気まんまんだ。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』紫の章第5節より―
  • 第8節 BS06-018 人狼ルー・ガウル [紫]
    • 不死身の肉体を持つはずの、かつての貴族たち。
      まさか自分たちを滅ぼす存在があろうとは、
      想像していなかったのだろう。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』紫の章第8節より―
  • 第8節 SD01-009 ボーン・ドッグ [紫]
    • 無残な光景だった。
      虚空の騎士の波動を受けて、あらゆるものが崩れていく。
      命枯れても死ぬことのない者たちに、
      虚空の割れ目は滅びを運んできた。
      不死がはびこるこの世界にも例外はなかったのだ。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』紫の章第8節より―
  • 第9節 BS08-017 骸蛇スカルピオーネ [紫]
    • 蛇たちの知識はこの世界の枠を飛び越えていた。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』紫の章第9節より―
  • 第9節 BS09-014 闇騎士ボールス [紫]
    • 不死の者が虚無に呑まれたらどうなるのか?
      倒れた仲間の命を吸って、それはゆっくりと立ち上がった。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』紫の章第9節より―
  • 第9節 BS10-013 魔法剣士ドラゴナーガ [紫]
    • 蛇たちは言った。わたしと魔族は等しい存在だと……意味がわからない。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』紫の章第9節―
  • 第10節 BS06-013 ピジョンヘディレス [紫]
    • 魔界七将率いる一団が瞬時に消滅した。
      虚無の龍たちの力は、ここでも圧倒的だった。
      敗北を知らせるために、魔族の手下となった鳩たちが、
      一斉に四方に散っていく。
      早く逃げねばなるまい。ここにも神が降りてくる前に……。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』紫の章第10節より―
  • 第10節 BS06-022 斬首刀のシャドウスライサー [紫]
    • 蛇族は彼らを虚無と呼んだ。世界すべての敵対者であると。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』紫の章第10節より―
  • 第10節 BS07-010 アシュタル [紫]
    • 協力の証として、蛇たちの知恵の実は、
      かつての貴族たちが遣わした使者へと託された。
      魔族、旧支配者、蛇たち……手を結んだのは事実だが、
      はたして本当に共に戦うことができるのだろうか?
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』紫の章第10節より―
  • 第11節 BS07-014 天鎌の勇者ザンバ [紫]
    • 蛇の助言により、それは発見された。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』紫の章第11節より―
  • 第12節 BS08-013 アンドレアルファス [紫]
    • 虚無の軍勢に立ち向かうべく、各地の実力者が集結する。
      それだけの力がある者は、旧支配者たちに多かった。
      協力という言葉を知らぬ彼らだけに、
      結集して戦う姿勢に欠けたことが悔やまれる。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』紫の章第12節より―
  • 第12節 BS08-014 冥将アマイモン [紫]
    • 昏き鎌の刃が虚無の将を切り裂いた、その瞬間だった。
      崩れゆく将の体から眩い光があふれだし、
      それは紫色の帯となって天空へ駆け上った。
      渦巻く暗雲の彼方から何かが落ちてくる。光に導かれて。
      ……そして、恐怖が始まった。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』紫の章第12節より―
  • 第14節 BS10-014 闇騎士マリス [紫]
    • 魔界七将すべてが敗北したことで、組織的な反撃はやんでしまった。
      個々に無力な侵攻を繰り返す様は、旧支配者たちを思わせる。
      この世界の者たちは、似通ったメンタリティを持っているのだろうか。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』紫の章第14節―
  • 第14節 BS11-014 切り裂き姫アゼイリア [紫]
    • 決定的敗北……旧貴族たちの選んだ道は、玉砕だった。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』紫の章第14節―
  • 第14節 BS11-016 邪眼皇ゼナス [紫]
    • 神の一撃にすら耐えた暗闇の館だったが、
      ついに敵は館内へと侵入を果たした。館の主の号令が轟く。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』紫の章第14節―
  • 第14節 BS12-014 骸騎士ヴェリアム [紫]
    • 相討ちすらも許されない。
      すべての魔族が滅んだ時、命なき者たちにも終わりが訪れた。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』紫の章第14節―
  • 第14節 BS13-015 冥総裁ハーゲン [紫]
    • 9割が闇に取り込まれた世界で、ここが残っていたことが奇跡だった。
      卑怯な魔族が自分だけ逃げるために作った脱出の門をわたしはくぐった。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』紫の章第14節―

青の章


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  • 断章 BS07-083 ウィリアンスラッシュ [青]
    • 一角の主の肩の骨からできていると伝えられる、『天斧ウィリアン』。
      一角の主の元にあったが、危機を感じた主が貸与した。
      ―放浪者ロロ「異界見聞録」青の断章―
  • 第1節 BS03-072 槍兵のジェフリー [青]
    • 門番らしき巨人に、わたしは通行の許可を求めた。
      開催が決定された競技会のために、
      多くの人々が会場となるこの街に流入している。
      治安を守るための門番なのだろうが・・・・・・無視される。
      わたしも無視して城門をくぐった。いいのかこれで。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』青の章第1節より―
  • 第1節 BS03-078 暴れトロル [青]
    • 競技会場の建設は、着々と進んでいるようだ。
      各地から専門家を集め、急ピッチで仕上げている。
      『一角の主』と呼ばれる、この世界の象徴たる存在。
      彼が競技会を開くようになって、戦争がなくなった。
      そう信じられている……建前上は……。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』青の章第1節より―
  • 第1節 BS03-092 島持ちのフランシス [青]
    • 彼はあくびをしながら、中の国への道を教えてくれた。
      競技会には興味がないのだろうか?
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』青の章第1節より―
  • 第1節 P012 三叉槍のヒューゴー [青]
    • 見上げんばかりの巨人の世界。
      なにもかもが雄大だ。
      しかし、どうにも首が疲れる。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』青の章第1節より―
  • 第2節 BS09-046 門番アルパーカー [青]
    • すでに4つの世界で同じような襲撃を経験している。
      念のため警告したくて城を訪れたが、文字通りの門前払い。
      4回あったとしても、今回もとは限らない。
      見ればこの世界の文明レベルは高い。
      ホラ吹きと取られる恐れもある……警告はあきらめよう。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』青の章第2節―
  • 第3節 BS04-061 戦闘獣ジャッカー [青]
    • バトルボールという名前から、球技を想像していた。
      しかしそれは、倒れた相手を集団でゴールに蹴り込む、
      すさまじい競技であった。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』青の章第3節より―
  • 第3節 BS04-070 戦闘獣ディアトリマー [青]
    • 競技会場に向かう戦士たちの列は実に様々だ。
      戦闘獣の背に乗って、パレードのように華麗に振舞う者。
      正反対に観客を避けるようにひっそりと会場入りする者。
      見物の野次馬たちに混じって、
      わたしもその様子を存分に楽しんだ。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』青の章第3節より―
  • 第3節 BS05-051 巨人騎士アルダス [青]
    • 腕の一振りで、絡んでいた犬たちが吹き飛んだ。
      バトルボールでも個人が集団を凌駕してしまうのか。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』青の章第3節より―
  • 第3節 BS11-045 MCギンガー [青]
    • ステージに立つと、同行人の雰囲気はガラリと変わった。
      晴れた屋外なのに、彼だけが輝いているかのように見えるのだ。
      興奮する観客を見まわし、彼は理解不能な雄たけびをあげた。
      「セクシー!!??」
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』青の章第3節―
  • 第4節 BS03-081 人馬巨兵ダンストン [青]
    • 想像以上の迫力だった。
      恐竜と竜人の殺し合いを見てきた。
      それとは違った激闘がここにある。
      高所にしつらえた舞台。落ちたらタダではすまない。
      巨体と巨体の激突に、わたしの魂は興奮に震えた。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』青の章第4節より―
  • 第4節 SD02-007 犬兵バーナルド [青]
    • 集団戦とはいえ、投擲競技は体が大きい方が有利なはず。
      目の前の選手を見る限りそこまで巨体ではない。
      やはりバトルボールのようなすごいルールなのだろうか?
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』青の章第4節より―
  • 第7節 BS04-064 ウガルルム [青]
    • 競技会に後ろ髪をひかれながら到着した北の国。
      これまでの中で、政治も社会も整備されたこの世界。
      それが、よくみた光景に変わり果てていた。
      目の前にあったのは、怪物たちが跋扈する、無惨な戦場。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』青の章第7節より―
  • 第7節 BS05-048 合成恐竜ディノゾール [青]
    • 競技を終えたゴーレムや巨人たち。
      彼らの力はすさまじく、北の王宮を破壊した者たちは
      わずか数時間で掃討された。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』青の章第7節より―
  • 第8節 BS06-061 ドルフィーノ [青]
    • わかっているのだろうか?
      西の国が虚無の軍勢に滅ぼされたというのに、
      反乱している者たちは嬉々として北へのテロを繰り返している。
      このままでは、国どころか世界がなくなってしまうというのに。
      わたしの見てきたすべてを一角の主に伝えなければ。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』青の章第8節より―
  • 第8節 BS06-069 ツァトゥグァ [青]
    • 競技を終えたものたちが、共に手をたずさえ戦場に向かう……。
      そうした光景を期待していたのだが、現実は違った。
      みな己の国に帰るのみで、国境を越えた協力をしようとしない。
      他の世界ではこのようなことはなかった。
      どうなってしまうのか……胸をよぎるのは不安ばかりだった。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』青の章第8節より―
  • 第8節 BS11-042 海賊ラッコルセア [青]
    • 裏切った西の国は、逆に裏切り返されることになった。
      空っぽの南の国を素通りした神は、西の軍勢に牙を剥いたのだ。
      単にぐるっと回った進路上にいただけかとも思うのだが、
      西の連中には笑えない事態となった。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』青の章第8節―
  • 第8節 BS11-043 タワー・ゴレム [青]
    • 南の軍は中央へと移動したため、神の攻撃は空振りとなった。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』青の章第8節より―
  • 第9節 BS06-068 軍師ショウジョウジ [青]
    • バトルボールの戦術は、実戦にも役に立つものらしい。
      獣の集団が、虚竜を翻弄している。
      考えてみれば、すべての競技が戦争に直結しているのに気づく。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』青の章第9節より―
  • 第9節 BS07-052 隼の剣士ファルコニア [青]
    • これまでの世界に比べ、抵抗が組織だっている分、
      ここでは虚無に充分抵抗できるように見えた。
      だからこそ、裏切りという計算違いは致命傷に近かった。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』青の章第9節より―
  • 第9節 BS08-051 古将ドグウ・ゴレム [青]
    • 悪夢だ。敵の将が引き連れているのは、
      造兵競技優勝者「キャッスル・ゴレム」。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』青の章第9節より―
  • 第9節 BS10-059 フォート・ゴレム [青]
    • 残念ながら、競技会は初の中断、無期延期となったようだ。
      開閉会式の会場となるはずの建物が目の前で戦っているのだ。
      世界のためにも、競技会のためにも、会場が壊れないことを祈ろう。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』青の章第9節―
  • 第10節 SD02-008 犀銃士グライノス [青]
    • 一角の主がかけつける。
      伝令の言葉が、敗戦濃厚だった防衛戦線に力を与えた。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』青の章第10節より―
  • 第10節 SD03-008 棟梁マッコイ [青]
    • 難民となった北国の職人たちは、中の国に迎えられた。
      これが、神を倒す突破口になってくれるかもしれない。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』青の章第10節より―
  • 第11節 BS09-051 竜鎧の巨人オージアス [青]
    • 勇者は当然、この世界は他の者たちも強い。
      以前試みた警告はうまくいかなかったが、
      後悔は薄くて済みそうだ。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』青の章第11節より―
  • 第12節 BS07-053 アイランド・ゴレム [青]
    • 神に対抗するため造られたそれは、想像をはるかに超える巨大さだった。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』青の章第12節より―
  • 第12節 BS08-049 獣司祭ガーネス [青]
    • 敵はすでに切り札をきってきた。
      次はこちらの番ということなのだろうか。
      一角の主にお出ましを願う儀式が始まった。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』青の章第12節より―
  • 第12節 BS08-052 海帝竜騎ヴァン・ソロミュー [青]
    • 海岸線から遠ざかって行く虚無の龍。
      安堵の息をついたのも束の間、奴らは津波を作り出した。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』青の章第12節より―
  • 第12節 BS09-052 フォレスト・ゴレム [青]
    • なぜなのだ。この世界の者たちなら虚無に勝てる。
      なのに自らつぶしあい、結局破滅の危機に陥っている。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』青の章第12節より―
  • 第13節 BS10-053 守護神バートラム [青]
    • 目の前の戦場は完全に優勢。だから油断していた。
      最悪のニュースは日没とともにやってきた。
      東の国が壊滅した。異界の神によって。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』青の章第13節―
  • 第13節 BS11-046 轟腕のトドン [青]
    • 疲れを知らないかのような波状攻撃。優勢は明らかだった。
      しかし、戦場とは関係ない場所から、形勢を崩されてしまった。
      とてつもない凶報……「一角の主、毒殺される」
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』青の章第13節―
  • 第13節 BS12-044 シュモンゴ [青]
    • 気がいいだけなのか、戦略上の理由からか。
      襲われている西の軍に、中央南連合軍が助太刀に入った。
      この決断が招いた結末だったのかもしれない。
      空になった中央に迫る北からの虚無の別働隊。
      それでも平気なはずだったのだ。一角の主さえ健在であれば。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』青の章第13節―
  • 第14節 BS13-043 鳥人イカロッシュ [青]
    • 共に傷ついた翼ある者たちとともに、わたしは骸の形をした島へ辿り着いた。
      次の世界への門がそこにあったのは、偶然なのか。それとも必然だったのか。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』青の章第14節―
  • 第14節 BS13-044 吟遊詩人のオルフェ [青]
    • 『一角の主は世界の要』かつて闘技場で聞いた詩人の歌の通りだった。
      主を失った巨人たちは、次々に消滅していった。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』青の章第14節―
  • 第14節 BS13-046 シャンターグ [青]
    • 国ももはや関係ない。巨人抜きの虚無との死闘。大地が音を立てて崩れていく。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』青の章第14節―

白の章


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  • 断章 BS07-078 マクラーンスラッシュ [白]
    • 満月の夜に降り注ぐ光雨を束ねて作った、『天弓マクラーン』。
      魔女の体内に封じられていたが、その死により解放された。
      ―放浪者ロロ「異界見聞録」白の断章―
  • 第1節 BS03-038 アンジェラフィッシュ [白]
    • 波のうねりを失ったゼリーのような海。
      水中にいられなくなったのか、
      光沢を放つ魚たちが宙を泳いでいる。
      不自然な、作り物めいた世界。狂った芸術。
      美しさを感じてしまうのは不謹慎だろうか。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』白の章第1節より―
  • 第1節 BS04-042 獣使いドヴェルグ [白]
    • 見た目通り無口な男で、見た目通り頼りになった。
      見た目と違って優しいことに気づいたのは、
      どれほど一緒に旅した後だっただろう。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』白の章第1節より―
  • 第1節 BS05-033 巨人機ユミール [白]
    • 何度目だろう。私が門をくぐったのは。
      見慣れぬ風景に、恐怖と好奇心を掻き立てられるのも
      いつものことだ。
      しかし唯一違ったのは、背後の門が閉じるのではなく、
      再び大きく開き、巨大な機械が姿をあらわしたことだ。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』白の章第1節より―
  • 第1節 BSC42-038 アンジェラフィッシュLT [白]
    • 波のうねりを失ったゼリーのような海。
      水中にいられなくなったのか、
      光沢を放つ魚たちが宙を泳いでいる。
      不自然な、作り物めいた世界。狂った芸術。
      美しさを感じてしまうのは不謹慎だろうか。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』白の章第1節より―
  • 第2節 SD01-019 モモンガル [白]
    • この世界の風は、決して強くはないはずなのに、
      物理的な圧力を感じることがある。
      透明な塊に押されているかのようだ。
      6番目にやってきたこの場所は、
      これまでで一番美しく、一番異質な世界だった。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』白の章第2節より―
  • 第3節 BS01-082 ウル・ディーネ [白]
    • 「世界が死んでいってるのよ」
      あきらめ顔の彼女の声が、同行者の無言の背中ごしに聞こえてきた。
      「失われたのは活力、人も大地も」
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』白の章第3節より―
  • 第3節 BS02-038 盾精ラングリーズ [白]
    • 大きなハサミが打ち下ろされる。
      しかしそれは、装甲とも呼べる表皮に虚しくはじかれる。
      生命対機械の戦い。あまりに分が悪い。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』白の章第3節より―
  • 第3節 BS05-030 パントマイスター [白]
    • 道化たちは中立。戦いには干渉しないと聞いていた。
      例外は、黄色い娘ともう1人だけ。
      ガラスの姫たちのために走り回る彼の姿は微笑ましい。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』白の章第3節より―
  • 第3節 BSC22-082 ウル・ディーネ [白]
    • 「世界が死んでいってるのよ」
      あきらめ顔の彼女の声が、同行者の無言の背中ごしに聞こえてきた。
      「失われたのは活力、人も大地も」
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』白の章第3節より―
  • 第4節 BS01-077 ベビー・ロキ [白]
    • 渾身の一撃のつもりだったが、それはあっさり跳ね返された。
      硬い、外皮がひたすら硬い。
      金属の光沢を放つ怪物の牙から逃れるため、
      わたしは1歩後ずさった……。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』白の章第4節より―
  • 第4節 BSC22-077 ベビー・ロキ [白]
    • 渾身の一撃のつもりだったが、それはあっさり跳ね返された。
      硬い、外皮がひたすら硬い。
      金属の光沢を放つ怪物の牙から逃れるため、
      わたしは1歩後ずさった……。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』白の章第4節より―
  • 第5節 BS01-086 クイーン・ワルキューレ [白]
    • 包み込む炎は、しかし相手を焼くことはなかった。
      かつて別の世界で学んだ呪文。
      フレイムダンスは虚しく霧散した。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』白の章第5節より―
  • 第5節 BSC22-086 クイーン・ワルキューレ [白]
    • 包み込む炎は、しかし相手を焼くことはなかった。
      かつて別の世界で学んだ呪文。
      フレイムダンスは虚しく霧散した。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』白の章第5節より―
  • 第7節 BS03-041 機人アスク [白]
    • 半ば石と化した象が、機械の巨人と激突した。
      1頭、2頭、3頭……単独では無理でも数で押す。
      トールと呼ばれるその巨人が不利に見えた。
      足元に飛来した1体の機械人形が剣へと姿を変じ、
      トールの右手に握られた、その瞬間までは……
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』白の章第7節より―
  • 第7節 BS06-037 双子妖精フギン&ムニン [白]
    • 幾多の特徴を兼備した、不思議な道化。
      彼らは侵略者の1人を灼熱の世界に転送すると告げ、消えた。
      そういうことだったのか。あの世界の、あの場面。
      記憶が一本につながった。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』白の章第7節より―
  • 第7節 BSC42-041 機人アスクLT [白]
    • 半ば石と化した象が、機械の巨人と激突した。
      1頭、2頭、3頭……単独では無理でも数で押す。
      トールと呼ばれるその巨人が不利に見えた。
      足元に飛来した1体の機械人形が剣へと姿を変じ、
      トールの右手に握られた、その瞬間までは……
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』白の章第7節より―
  • 第7節 SD01-022 グラスカルゴ [白]
    • ここも同じだ。さらなる悲劇の幕が開く。
      竜に張り付き、情報を送ろうと試みた者は、
      もっと危険な存在を予告し、
      ついに帰ることはなかった。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』白の章第7節より―
  • 第8節 BS04-035 バーサーカー・マグナム [白]
    • 谷を埋め尽くす、機械の群れ。
      塔は完全に包囲されようとしていた。
      ここ以外の場所はどうなってしまったのか?
      抵抗は無意味だったのか?
      最後にして最大の反撃の時が始まろうとしていた……。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』白の章第8節より―
  • 第8節 BS06-039 浮遊魚モラモラー [白]
    • あと一歩のところまで迫っていた。
      歌姫たちの敗北は決定的とも言えた。
      状況を一変させたのは虚空からの一撃だった。
      それは、塔の門とそれを包囲していた侵略者たちを、
      一度に消滅させてしまったのだ。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』白の章第8節より―
  • 第8節 BS07-032 ヘイル・ガルフ [白]
    • 侵略者の攻撃が突如停止してから丸1日。
      塔の眼前でナノウイルス発生装置が破壊された。
      歌姫は歌うのをやめ、護衛のペットと共に塔を降りた。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』白の章第8節より―
  • 第9節 BS06-048 銀狼皇ガグンラーズ [白]
    • 虚無の騎士と侵略者の刃が絡み合う。
      激しい攻防は、無限かと思われる時間続いた。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』白の章第9節より―
  • 第10節 BS07-029 キグナ・スワン [白]
    • 歌姫と共に、侵略者たちの空飛ぶ船に乗り込んで数日。
      窓外の圧倒的な景色にも慣れ、
      戦いから遠ざかった気がしていた。
      しかし、束の間の安息は先導役の白鳥への襲撃により
      あっさりと破られてしまったのだった。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』白の章第10節より―
  • 第10節 BS08-028 ランプスキッド [白]
    • 付き人に守られた歌姫が、得体の知れない機械の船の中にいる。
      窓外の空中にダイヤを埋め込んだ輝くイカが無数に漂っている。
      アンバランスな対比。奇妙に感じるかもしれないが、
      それは不思議と似合っていた。
      これから決戦の地に赴くのだということを忘れさせてしまうほどに。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』白の章第10節より―
  • 第10節 BS08-035 獣機合神セイ・ドリガン [白]
    • 侵略者と歌姫たちが手を組んだ。その象徴というべきか。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』白の章第10節より―
  • 第10節 BSC05-009 竜機合神ソードランダー [白]
    • 次々と生み出される新兵器。もう出し惜しみをすることもない。
      負ければ、それで終わりなのだから。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』白の章第10節より―
  • 第11節 BS11-026 サウザンニードル [白]
    • 過去から再び戻ってきたわたしを、同行者は待っていてくれた。
      無数のキモ……かわいい護衛とともに。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』白の章第11節―
  • 第12節 BS08-034 空帝竜騎プラチナム [白]
    • 勇者の矢を受け、墜落していく虚無の龍。
      その背から、白銀の影が舞い降りた。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』白の章第12節より―
  • 第12節 BS09-030 白銀の守護者リン [白]
    • 絶望の響きを聴いてしまった。
      ガラスが砕け散るような音が歌姫の喉から聞こえた。
      彼女は守護者の腕の中へ崩れ落ちた。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』白の章第12節より―
  • 第12節 BS09-034 風花の戦乙女グナ [白]
    • 歌が消えた。だが、誰もあきらめない。歌姫自身すら。
      だから、だから私は決意した。決意したのだ。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』白の章第12節より―
  • 第12節 BS10-035 樹氷の女神エイル [白]
    • それは声だったのだろうか? 歌だったのだろうか?
      歌姫は体中から音を絞り出し、目の前で砕け散った。
      自らを犠牲にした歌声は、仲間の姫たちが共鳴させ、世界中に響いた。
      祈りにも似たその音は、すべてを滅ぼす虚無の神の動きを止めたのだ。
      ……勇者には、その一瞬で十分だった。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』白の章第12節―
  • 第12節 BS10-039 ビアンコ・ティーガー [白]
    • それは、わたしが目にした唯一の奇跡だった。
      ガラスの女神は最後の一声とともに砕け散り、
      多くの者たちも虚空の渦に巻き込まれた。
      しかし……虚無の神は勇者とともに滅んだ。
      大きな代償。しかし、この世界だけは救われたのだ。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』白の章第12節―
  • 第14節 BS09-028 機人ガラール [白]
    • 発見したのは偶然だった。
      これは決定的な証拠と言えるのではないか。
      竜人、乱暴者、天使、魔族、巨人、そして侵略者。
      彼らとはなんだったのか。
      今一度蛇たちに、会いたい。会って確かめたい。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』白の章第14節―
  • 第14節 BS11-027 海戦機ニヨルド [白]
    • もうこの世界は大丈夫だろう。わたしはここを後にする。
      結末を見ずに過ぎてしまったあの世界に戻らなければ。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』白の章第14節―
  • 第14節 BS11-031 ワルキューレ・ミスト [白]
    • 侵略者たちもこの地を去った。本当に平和が戻ったのだ。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』白の章第14節―
  • 第14節 BS12-026 ウリボーグ [白]
    • 平和、なんという素晴らしい響きだろう。
      わたしは嬉しかった。皆も喜んだ。しかし、それも束の間……。
      最初の侵略により世界はこおり、歌姫も勇者も失った。
      皆の目を見ればわかる。なくしたのはより大きなもの。
      勝利の末に残ったのは、すべての希望を失った世界でしかなかったのだ。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』白の章第14節―
  • 第14節 BS13-028 誓約の女神ヴァール [白]
    • 出口となる門は、かつて氷の魔女が閉じ込められた井戸の底にあった。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』白の章第14節―
  • 第14節 BS13-031 虹竜アウローリア [白]
    • 共に新たな世界に来るかと誘ったが、誰も来るものはいなかった。
      座して滅びを待つのも、この世界の住人らしい選択かもしれない。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』白の章第14節―

星の断章


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  • 断章 EX004 煌星龍ジークヴルム・アルター [赤]
    • 空に輝く星より、飛翔する力を得た雷の王。
      その翼はわたしを、星の海へと導いた。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』星の断章より―
  • 断章 EX005 蝕星龍ジークヴルム・ヴェガ [紫]
    • 星の川辺で聴けるという美しいメロディ。
      それは、ある星竜が奏でる悲しみの音色だった。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』星の断章より―
  • 断章 EX006 輝星龍ジークヴルム・デネブ [青]
    • 美しき翼は星の標。行き交う者を見守り輝き続ける。
      夜空を見上げれば、今もそこにあるだろう。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』星の断章より―

終章


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  • 第1節 BS10-007 デュアルド [赤]
    • 壁画に描かれた物語を見て、蛇たちの教えが理解できた気がする。
      竜人、魔族、乱暴者、侵略者、天使、巨人……。
      彼らはそもそも同じ存在。それぞれの世界を支配するのが目的。
      支配が完了した青の世界、まだ扉も開いていなかった黄の世界。
      古竜とは、かつて支配権をかけて敗れた竜人なのだ。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』終章第1節―
  • 第1節 BS10-050 雷神獣ヌエ [黄]
    • 神獣となった雷の獣の伝説は、
      とある少女との出会いによって始まる。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』終章第1節―
  • 第1節 BS11-002 コメットワイアーム [赤]
    • 6つの世界を回り、4つの世界の崩壊を見た。
      そして今ここも終わりつつある。
      竜たちが星となって無数に降ってくる。
      世界は傷つくが、虚無に対するにはそれしかない。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』終章第1節―
  • 第1節 BS11-008 爆竜ドラゴニックベアード [赤]
    • 神は滅びた。古竜たちと相討って。だが間に合わなかった。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』終章第1節―
  • 第1節 BS12-002 ズンガリープ [赤]
    • ここは想いが形になる世界。
      だから生物は母から生まれることなくしてこの世界に出現する。
      わたしが名付けた通り、彼らはスピリットなのだ。
      この世界を征服しようと到来する人間たちは、肉体を捨て、
      魂だけが降臨し、そしてこの世界でスピリットとなる。たとえば竜人。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』終章第1節―
  • 第1節 BS13-005 強暴竜ディラノ・レックス [赤]
    • 恐竜たちの嘆きの咆哮。そして、赤の世界は消滅した。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』終章第1節―
  • 第1節 P020 大龍皇ジークムンド [赤]
    • 火と氷が同時に存在する、狭間の世界。
      まさか、こんなところで誰かと出会うとは。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』終章第1節より―
  • 第1節 P047 甲角龍ビート・ドラゴン [赤]
    • じきにこの大地も沈むだろう……残された道は1つしかない。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』終章第1節より―
  • 第2節 BS09-010 キツネービ [紫]
    • 案内人に会うことはできなかったが、
      彼らに会えれば大丈夫、後ろをついていくだけだ。
      もう一度、蛇たちに会わねばならない。
      終末を迎える前に、私に何ができるのか。
      世界の全貌を知った今、すべての答えを得るために。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』終章第2節より―
  • 第2節 BS13-002 鎧竜人アンキロング [赤]
    • 小さき恐竜たちも世界とともに次々と消滅していく。
      それでもわたしは消えることはない。我が肉体は不死なのだから。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』終章第2節―
  • 第2節 BS13-011 暗殺者ドラゴナーガ [紫]
    • 再び訪れた紫の世界。
      魔族も虚心の軍勢もなく、ただ蛇たちの宮殿だけが残されたすべてのようだった。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』終章第2節―
  • 第2節 BS13-016 呪王ドラゴナーガ [紫]
    • 唯一肉体をもってこの世界を訪れた人であるわたしを、蛇の啓示が後押しする。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』終章第2節―
  • 第2節 BS13-029 剣馬グラニム [白]
    • わたしの知る白の世界はすでに侵略を受けていた。それでも今よりましだろう。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』終章第2節―
  • 第3節 BS13-007 豹竜パンドランサー [赤]
    • わたしは想った。8人の友人たちと回った旅のすべてを。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』終章第3節―
  • 第3節 BS13-018 モッズ [緑]
    • 全てを失ったかに見えた荒野。それでも残っている生命はあるのだろうか?
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』終章第3節―
  • 第3節 BS13-020 ブッシュベイベ [緑]
    • わたしが思い出す緑の世界と言えば、激しい生存競争がありつつも、
      のんびりした動物たちや、陽気な妖精たちが歌いはしゃぐ、
      活気に満ちた生命の世界だ。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』終章第3節―
  • 第3節 BS13-021 サイゾロング [緑]
    • わたしを守るために散っていった者たちもいた。
      つらかった記憶も思い出さなくてはならない。すべてを再構築するために。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』終章第3節―
  • 第4節 SD03-005 ビッグ・ホーン [赤]
    • 戦場に響き渡る雄叫びが、獣の王たちを突き動かす。
      無謀とわかってはいても、立ち向かわねばならない。
      かかっているのは、世界そのものの存亡なのだから。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』終章第4節より―
  • 第5節 BS09-006 蛇竜キング・ゴルゴー [赤]
    • 『星創る者の三従者、時空を超え現れ出で、導きし降臨』
      目の前にいる3体の異形は、あの時見たものと同じだった。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』終章第5節より―
  • 第5節 BS09-015 獄獣ガシャベルス [紫]
    • 目の前にいる3体の異形は、あの時見たものと同じだった。
      ―放浪者ロロ『異界見聞録』終章第5節より―
  • BS13-083 ギャラクシーエターナルレクイエム [青]
    • わたしの体を大地に変えよう。わたしの髪を草木に変えよう。
      わたしの涙を海に変えよう。わたしの思い出を星に変えよう。
      わたしの絶対に滅びない肉体すべてを使って、6つの世界を作り直す。
      わたしの心は大銀河の12の星座の守護者に分け、永劫に世界を見守るとしよう。
      わたしは死ぬのではない。この世界、グラウンド・オブ・ロロとして生き続けるのだ。
      この世界で生きとし生けるすべての者よ。この世界を訪れるすべての者たちよ。
      ようこそ、わたしのもとへ。         ―放浪者ロロ『異界見聞録』完―

■の章


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  • 第1節 SD66-001 ゴラドン15th [赤]
    • 虚無の軍勢との戦いの中、一匹のしゃべるネズミがもたらした『頂天の力』。
      それは、とても素晴らしいものだ。彼との契約が必要ではあるが、
      今までにない新たな力を、わたしたちに与えてくれる。これならこの戦況も
      覆すことができるだろう。―放浪者ロロ『異界見聞録』■の章第1節より―
  • 第2節 SD66-006 要塞龍ギガ15th [赤]
    • 『頂天の力』、どうやらあれは、命の果実よりも、虚空よりも危険な代物
      だったらしい。 ―放浪者ロロ『異界見聞録』■の章第2節より―
  • 第3節 SD66-RV001 ダークゴラドン [赤]
    • わたしは見誤っていた。『頂天の力』は純粋な力だ。他になにか特別な
      ことは起きなかったか? ―放浪者ロロ『異界見聞録』■の章第3節より―
  • 第4節 SD66-RV002 ディノハウンド [赤]
    • あのネズミとの出逢い――それが分岐点だった。わたしたちは本来辿るべき
      道を違えてしまった。 ―放浪者ロロ『異界見聞録』■の章第4節より―
  • 第5節 SD66-RV003 ダークディノハウンド [赤]
    • 虚無の神との激闘のなか、わたしたちは世界の壁を突破してしまったらしい。
      ここはいったい? ―放浪者ロロ『異界見聞録』■の章第5節より―

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Last-modified: 2023-09-07 (木) 23:19:03