【青ガルデア】†
●目次
ストロングドローなどで手札交換する際に、魔神竜騎ガルデアや癸の爆獣グリズクラッシュをトラッシュに送りつつ、それぞれの効果で召喚して青魔神と合体、トリプルシンボルスピリットで攻める、【ネクサスコントロール】に分類されるデッキ。
通常のビートダウンデッキと青によくあるメタデッキの中間あたりに存在するデッキとして見て良い。
2016年度後期に環境トップデッキとして台頭した【死竜】や【増食】などが多用する召喚時効果を潰すためのメタデッキとして流行した。
しかし上記の2種の使用率が落ちるとともにこのデッキの使用率も低下し、召喚時メタに引っかからない方法でネクサスを破壊する魂皆伝ブゲイシャー・ドラゴンや破壊の魔獣バトラ、古代怪獣ゴモラの採用率が上がってきたことで立場が危うくなっている。
2023年5月には青魔神が禁止カードとなってしまった。
基本的にスピリットは青魔神と合体できるかどうかを基準にするため、コスト帯は6以上となる。
それ未満のコストのスピリットはサポートに徹することができるタイプのものを選択する。
スピリット†
- 五聖童子
召喚時効果を持つスピリットの効果をすべて発揮させなくする。制限1。
- 槍使いのホーネッツ
【神速】で召喚できる緑のスピリット。青の軽減が2つあるため非常に召喚しやすい。
【神速】に付随する手札交換効果で手札を整理しつつ、ブロッカーとしての運用も可能な1枚。
- フォート・ゴレム
ネクサスがフィールドにあるときコスト4として召喚できるコスト6のスピリット。
Lv1から【強襲:1】を持ち、青魔神と合体させてフィニッシャーとして運用する。
- 癸の爆獣グリズクラッシュ
手札から破棄される際に召喚できるコスト7の大型スピリット。
青魔神の主な合体先の1体であり、最序盤から召喚可能なキースピリット。
- 魔神竜騎ガルデア
異魔神が召喚されるだけでトラッシュから召喚される大型の紫のスピリット。
青魔神を召喚しつつスムーズに合体まで持っていけるキースピリット。
- 紅炎の戦姫ブリュンヒルデ
ライフ減少後の【Sバースト】で合体していないスピリット/アルティメットすべてをバウンスしつつ召喚できる白のスピリット。
このデッキの防御札であり、アタック/ブロック時にターンに1度無条件で回復するため、青魔神と合体させるだけでトリプルシンボルのアタックを2度叩き込める。
- 暁の煌爵アカエリオウ
コスト5以上のスピリットに《煌臨》できる緑のスピリット。
煌臨時に自身を回復させつつ相手のスピリットを1体疲労させるため、青魔神と合体したトリプルシンボルのアタックを通しやすくなる。
アタック時のコアブーストも地味ながらこのデッキには貴重。
- 煌龍皇シン・ジークフリード
コスト6以上のスピリットに《煌臨》できる赤のスピリット。
フラッシュタイミングでのタイムラグこそあるものの、【煌覚醒】により、ソウルコアを回収しつつBP破壊と回復を行える。
- 海賊龍皇ジークフリード・アビス
コスト6以上のスピリットに《煌臨》できる青のスピリット。
煌臨時の【大煌海】で展開したネクサスを煌臨元を追加しつつ除去効果を発揮し、さらに煌臨元の分だけ自身にシンボルを追加するフィニッシャー候補。
ネクサスの展開に成功していれば青魔神が無くとも活躍できる。
- 秩序龍機νジークフリード
コスト6以上のスピリットから《煌臨》できる白のスピリット。
専用効果の【煌転装】でデッキから狙ったブレイヴをある程度絞って召喚できるうえ、Lvを上げれば完全効果耐性に回復効果と、フィニッシャーに必要なものを全て持っている。
このデッキであれば青魔神を狙って合体させることができれば、2度のアタックで相手のライフを削り切れるうえ、途中のデッキ破壊によりトラッシュに魔神竜騎ガルデアを送り込むことで、その召喚に反応して更なる展開が可能。
ブレイヴ†
- 青魔神
このデッキの中核を成す青のダブルシンボルの異魔神。
合体させるだけでトリプルシンボルのアタッカーが出来上がり、アタック時効果の手札交換も癸の爆獣グリズクラッシュなどを破棄することで無駄が無くなる。
- 二頭魔神
コアシュートに付随するトラッシュからのネクサス配置効果と【強襲:1】を付与する青の異魔神。
特に【強襲:1】の付与はフィニッシャーとしての役割を与えることができるため大きい。
魔神竜騎ガルデアを召喚できていれば紫軽減を満たすことができる。
- 幻魔神
左右で全色の【超装甲】を付与できる白の異魔神。
青軽減があるため召喚しやすく、除去への耐性を与えることでアタックをより安全に通すことが可能となる。
ネクサス†
- 軍港都市オステア、巨海の剣刃探知機
スピリット/ブレイヴの召喚時効果と、ネクサスの配置時効果を潰す青のネクサス。
このデッキではこの2種類を3枚ずつ合計6枚積むことも珍しくない。
- 青の聖遺物
こちらはスピリット/ブレイヴ/アルティメットの召喚時効果を潰す青のネクサス。
旅団の摩天楼のような【死竜】をはじめとする紫のデッキにほぼ投入されるドローネクサスを潰せない分、上記の2枚よりも優先度は落ちてしまう。
環境にアルティメットが多い場合は採用の余地がある。
- 海帝国の秘宝、未完成の古代戦艦:羅針盤
青のダブルシンボルネクサス。前者は序盤に配置できれば後の展開が有利になる。
頻繁に手札交換を行うため、手札保護効果が活きる場面は多い。
また、Lv2効果で青魔神の手札破棄枚数を減らすこともできる。
- No.36 バーチャスアイランド
手札が破棄されるとターンに1度コアブーストできる青のネクサス。
手札交換による手札破棄を頻繁に行うこのデッキでは毎ターンの発揮も容易。
Lv2効果の最高Lv化も馬鹿にできない。
- 俊星流れるコロッセオ
相手の色によるが、上手くいけば白の防御マジックなどを封殺できる青のネクサス。
相手のフィールドが更地になれば、相手のマジックそのものを封じてしまえる。
【アクセル】に対しては無力だが、防御手段はマジックに頼るデッキが依然として多いため信頼性は高い。
マジック†
- 風雷破
範囲の広いコスト破壊を発揮する青のマジック。
コストが重いため採用枚数は要検討。
デッキの動かし方†
序盤はストロングドローやマントラドローで手札交換を行いつつ、トラッシュに魔神竜騎ガルデアを送り込んだり、癸の爆獣グリズクラッシュを破棄することで召喚する。
もしくは軍港都市オステアなどの妨害ネクサスを配置して相手の動きを封じるなど、とにかく準備に徹することが重要となる。
中盤以降は手札交換で引き込んだ青魔神を召喚しトラッシュから魔神竜騎ガルデアを召喚する、癸の爆獣グリズクラッシュやフォート・ゴレムに合体させるなど、アタックの体制を整える。
相手のブロッカーの数にもよるができることなら1ターン内ですべてのライフを削り切れるのが理想。
そのため序盤はむやみにアタックすることは相手にコアを与えるだけになってしまうため、こちらのブロッカーを減らしてしまうことも含めてよほどのことが無ければ控えた方が良い。
ライフの削り方は青魔神を軸として基本的に3シンボル×2度のアタックによる6ダメージを狙う。
パターンとしては、
・青魔神の左右に魔神竜騎ガルデア/癸の爆獣グリズクラッシュを合体させて2体でアタック
・青魔神に合体させたフォート・ゴレムの【強襲:1】による2度のアタック
・青魔神と合体させた紅炎の戦姫ブリュンヒルデによる無条件の2度のアタック
・上記のスピリットらに翼龍皇ジークフリード・ヴェールを《煌臨》させ、回復して追撃
等
上記のパターンは青魔神無しでは成しえないため、幻魔神などの1シンボル付きのブレイヴを用いる場合は1シンボル+2シンボル×2の合計5ダメージを狙うパターンも考えておく必要がある。
召喚時効果をそもそも使わないデッキや、破壊の魔獣バトラやホムラチーター、古代怪獣ゴモラなどの採用率の高いアタック時にネクサスを破壊するスピリットが相手になると展開が辛くなる。
また、青には珍しくトラッシュ利用を行うため、巨顔石の森のようなトラッシュ封じネクサスを張られてしまうと魔神竜騎ガルデアの召喚が困難となる。
自分から召喚時効果を封じる関係上、本来であれば青魔神の召喚時効果で破壊できる機巧犬キシュードッグに対して対抗策が無くなってしまっており、1体立たされるだけで一切の手札交換どころか青魔神と合体してのアタックすら不可能になってしまう。
良くも悪くもやることはワンパターンなデッキなので、相手に動きを読まれることを前提で動かす必要があるというのも欠点。
関連リンク†
デッキ集
【ネクサスコントロール】