【ジークフリード】†
●目次
デッキ名の元になった龍皇ジークフリードは赤で最初のXレアスピリットであり、派生やリメイクカードが豊富に存在する。
当初は「ジーク」のサポートを利用するデッキだったが、後発の「ジークヴルム」に強力なカードが多くなり、ジークフリードとその派生スピリットを利用する構築は下火となる。
アルティメットバトルで久々に名称:「ジークフリード」を含むスピリット/アルティメットサポートが登場し、烈火伝で登場したリバイバルブースター【龍皇再誕】で龍皇ジークフリードがリバイバルされ、専用のサポートが登場した。
名称指定ではなく龍皇ジークフリードそのものに特化したロマン構築も可能となったが、それでもあくまでファンデッキの域を出なかった。
2017年開始の煌臨編ではメインカードで1年を通して《煌臨》を持つ強力なコスト9の「ジークフリード」が登場し、名称:「ジークフリード」を含むスピリット/アルティメットや「ジーク」へのサポートカードも多く登場した。
これにより《煌臨》軸での構築が可能となり、ファンデッキの域を脱することに成功する。
本項ではこちらのデッキタイプを中心に解説する。
《煌臨》を持つ6色の名称:「ジークフリード」を含むスピリット/アルティメットとそのサポートカードを交えつつ、【古竜】を軸に更に尖らせた構築を行う。
スピリット†
- 煌星竜コンドライトドラゴン
ソウルコアを置いてある限り高い効果耐性を持ちつつ、スピリット/ブレイヴの召喚時効果とネクサスの配置時効果を強烈に抑制する小型スピリット。
序盤の速度に不安があるこのデッキをサポートできる。
- 煌星第一使徒アスガルディア
【アクセル】でBP12000以下のスピリット/アルティメット全てを破壊しつつその効果を封じることができる赤のダブルシンボルスピリット。
手元からでも《煌臨》できるがこのデッキではおまけ程度となる。
- 戦国ジークフリード
アタック時にBP破壊、ソウルコアを置けばシンボルが追加される古竜。
ソウルコアを積極的に使用する《煌臨》軸とは相性が悪く、コストに対する効果も控えめ。
- 魔龍帝ジークフリード
時代とともにコストに見合わなくなってしまったファンデッキ向けのスピリット。
とはいえ召喚サポートは充実しているため出すこと自体はそう難しくなく、ダブルシンボルによってライフを狙いに行くことが可能。
- 聖皇ジークフリーデン(リバイバル)
手札増加後の【Sバースト】で召喚できる赤と白のダブルシンボル古竜。
召喚時効果でデッキから最大3枚の古竜を補充しつつ、範囲の広いアタック時効果で相手のフィールドを大きくコントロールできる便利な1枚。
- 翼龍皇ジークフリード・ヴェール
コスト6以上のスピリットに《煌臨》できる緑の古竜。
煌臨時に【煌臨中】の自分のスピリットすべてを回復させ、追撃/迎撃にあたらせることができる。
とはいえ複数体を回復させる頃にはゲームが終わっているほど有利な状況であることが多いため出番は少ない。
- オメガモン
こちらも【煌臨中】のスピリットに《煌臨》できるダブルシンボルスピリット。
煌臨/アタック時のBP破壊と回復効果でアタッカーとして十分な働きをする。
さらに、煌臨元になっているコスト9の《煌臨》スピリットを破棄することで相手のライフ2つを奪うことができる。
《煌臨》を持つ「ジークフリード」は9体のうち7体がコスト9なので非常に発揮させやすい。
- 五賢龍帝アウレリウス
コスト12の赤と紫のダブルシンボルの古竜だが、コスト5として召喚できるため非常に軽い。
アタック時の範囲の広い破壊効果で相手の盤面を削りつつ、元の高いコストを活かして煌臨元としても活躍できる。
アルティメット†
ブレイヴ†
- 砲凰竜フェニック・キャノン(リバイバル)
召喚時効果でスピリット/ネクサスを破壊できる優秀な赤の異魔神。
合体条件の緩さに反してシンボルを持つため、低コストスピリットと合体してアタッカーとして利用しつつコストアップで《煌臨》を狙える。
- 煌龍銃剣ガンズ・バルムンク
「ジーク」スピリットの合体可能ブレイヴの数に含まれないため、簡単にダブルブレイヴが可能になる白の神銃。
《煌臨》スピリットに合体していればブロックされなくなるので、《煌臨》が軸となるこのデッキではほとんどの《煌臨》スピリットがフィニッシャーになる。
コストを支払って召喚するにはこのデッキでは軽減を稼ぎにくいため、秩序龍機νジークフリードとのセット採用が前提となる。
- ハンミョール
緑のコスト3ブレイヴ。
アタック時効果でフィールドの状態に関わらずに自分のコアをトラッシュに送ることができる稀有なカード。
煌龍皇シン・ジークフリードの【煌覚醒】とのコンボでダブルシンボルでの無限アタックが可能になる。
ネクサス†
- 煌星ラニアケア
紫/白/黄の召喚時効果を封じつつ、デッキ破棄効果も抑制するメタ効果満載のネクサス。
- 千識の渓谷
ドローステップでのドロー追加と古竜の召喚サポートを兼ねたネクサス。
- 侵されざる聖域
コスト8以上のスピリットに赤以外の【装甲】を付与する白のネクサス。制限1。
このデッキの主力はことごとくコスト8以上なので耐性付与が大いに活躍する。
マジック†
- ニーベルングリング
こちらもアニメ、漫画で定番のコンボ用マジック。
「ジーク」がBP勝負で勝てば同系統のスピリットを全て破壊する。
登場当初と比べ系統で統一されるデッキはかなり増えたため、活躍の場もそれに合わせて増えた。
デッキの動かし方†
序盤はネクサスや小型スピリットでシンボルを稼ぎつつ、ドローマジックで手札を整える。
「龍皇の楯」スピリットのLvを2以上にするかコスト6以上のスピリットを用意し、《煌臨》を持つ「ジークフリード」を早期に《煌臨》させてフィニッシュを狙えば上等。
特にフィニッシャーになるのは戦国将軍ジークフリード・魁、秩序龍機νジークフリード、創龍神グラン・ジークフリードの3体。
戦国将軍ジークフリード・魁で相手のフィールドを壊滅させつつ【装甲】系の耐性を逆手に取り、秩序龍機νジークフリードで相手の盤面に関係なく安定したダメージを与え、創龍神グラン・ジークフリードでマジック/【アクセル】を封じつつ強引にライフにダメージを与えるのが主となる。
《煌臨》で出せるとはいえ単純に高コストスピリットの枚数が多くなるため、事故率は高めなので、構築のバランスに気を付けなければ何もできずに負けてしまうこともある。
また、フィニッシャー候補となる戦国将軍ジークフリード・魁、秩序龍機νジークフリード、創龍神グラン・ジークフリードの3体はいずれもシンボルに物を言わせた馬鹿正直なアタックしかできず、他のカードも小手先を使った器用なサポートができるわけではない。
赤を含む3色の【重装甲】をスピリットにばらまきつつ多シンボルでのアタックを抑制する水晶竜シリマナイトは天敵となり、攻めの手が止まってしまうため、【重装甲】を突破できるアルティメットで対処するか紫/黄/青の除去札を投入しておきたい。
関連リンク†
デッキ集
【古竜】