*【天霊ロック】 [#s6851734]
**概要 [#m403a098]
系統:[[天霊]]には[[戦神乙女ヴィエルジェ]]を始めとして、相手のスピリットをアタックさせないロックスピリットが多い。
また、破壊時や召喚時にライフが増える効果を持つスピリットも多く存在する。
これらのスピリットを利用して相手のスピリットをロックするデッキ。

[[第二弾:激翔]]から存在する[[天霊]]だが、当時は軒並みコストが重く、[[天霊]]のみでデッキを組むことは不可能に近かった。
しかし、[[星座編 第三弾:月の咆哮]]からコストの軽い[[天霊]]とサポートカードが多く登場し、[[天霊]]を中心としたデッキを組めるようになった。
[[天霊]]は剣刃編でBPマイナスを主軸としたビートダウンや【[[分散]]】によるコントロールに方向性をシフトし、リバイバルされた[[戦神乙女ヴィエルジェ]]が[[天霊]]ではなく[[楽族]]サポートを持つこともあってロック系の天霊関連は長らく途絶えていた。

その後煌臨に入り、《[[煌臨]]》や【[[超進化]]】を持つ[[天霊]]が大幅に強化され、当デッキも防御力を大きく向上させている。

**構築 [#o8162023]
[[天霊]]スピリットを中心にそのサポートカードを加えていく。
[[戦神乙女ヴィエルジェ]]などのロックカードだけではメインステップ中に簡単に焼かれてしまうので、環境に合わせて防御マジックを採用していきたい。

ライフを守るだけでは勝てないため、何らかの手段で相手ライフを0にするか、デッキを破壊するかの勝ち筋は予め決めておきたい。
なお、チャンピオンシップなどの時間制限とエクストラターンの処理が厳密に決まっているレギュレーションならば、ひたすらライフとデッキを守って遅延し、時間切れの際のライフ差で勝利するという手もある。

***スピリット [#zc391fd8]
-低コスト
--[[天使スピエル]]
コスト0の[[天霊]]。[[天の階]]で回収するだけでそのまま軽減シンボルとして運用できる。

--[[天使クレイオ]]
コスト2スピリットが破壊されるとカードを引けるコスト2スピリット。
単体でも壁とドローをこなせて優秀。

--[[グリムの天使グレーテル]]、[[グリムの天使ヘンゼル]]
最大軽減で0コストで召喚できる[[天霊]]スピリット。
両方が場に出ると、相手による破壊に対する強力な耐性を持つようになる。

--[[オリンピアの天使オク]]
ロックカードの1つ。低コストに対応できるが、自分のスピリットにも影響する点には注意。
天霊の軽減シンボルを増やすことができ、使い勝手がよい。

--[[生還者天使クロエル]]
デッキ破壊へのメタ効果と破壊耐性を持つ。
青のデッキ破壊以外では[[秩序龍機νジークフリード]]の[[ブレイヴ]]踏み倒しも止められる。
自身がデッキ破壊をフィニッシュとする場合は消滅させてしまえばいい。
バウンスやコアシュートには弱いため、除去されても後続を即座に用意できる体制を整えるか、[[エンジェウーモン]]で保護すると良い。

--[[グリムの天使ラプンツェル]]
[[紫]]が得意とするコアシュートと、大量のデッキ破壊に対して強力な耐性を持つ。

--[[グリムの天使アイヴィー]]
相手の大型スピリットを召喚時に疲労させる効果を持つ。

--[[オリンピアの天使アラトロン]]
デッキ破棄に対して強力な耐性を持つ。
また、多シンボルのアタックを1点に抑えることができるのも魅力。

--[[戦国姫 凪沙]]
【[[Sバースト]]】と《[[煌臨]]》を持つ[[戦姫]]/[[楽族]]。
ダブルシンボルのアタッカーからライフを守ることができる。

--[[双天使メロディエル]]
[[天霊]]としては珍しいネクサス対策効果を持つ。

--[[パタモン]]、[[プロットモン]]
【[[進化]]】を持つ[[黄]]の[[成長期]]。どちらも天霊ではない。
[[星霊杖スピカ]]と合体してマジックを回収、【[[進化]]】でまとめて戻すコンボが主となるか。

-中コスト
--[[オリンピアの天使ファレグ]]
[[天霊]]の数だけ相手スピリットのブロックを封じることができる。
終盤に場が整ってから出すことで、フィニッシュまで持ち込めるポテンシャルを秘める。

--[[星天使ミカリーン]]
ブレイヴ条件無視とデッキからのマジック釣り上げは強力。
コスト4なので天の階で回収が出来る。

--[[オリンピアの天使ハギト]]
相手スピリットのアタックをロックする。
1度設置したバーストを回収できるが、余程のことがなければバーストを戻す手間は必要にならないだろう。

--[[六煌士 不思議天使メリエル]]
召喚時に手札交換を行う。
【[[煌臨]]】先は[[オファニモン フォールダウンモード]]などが理想的。

--[[土の熾天使ラムディエル]]
コスト4の10000焼きマジックとしても使える優秀な[[天霊]]。
ブロッカーとしても優秀で、ゆるい条件で手札に戻れるため相手に除去をためらわせやすい。

--[[テイルモン]]
[[天霊]]ではなく[[漂精]]だが、【[[超進化]]】で[[エンジェウーモン]]になれる。
アタック時効果で手札補充しつつ[[エンジェウーモン]]の早期召喚を狙いたい。
ライフ回復は[[ホーリーエンジェモン]]と[[エンジェウーモン]]のフル投入でも狙っての発揮は厳しいため、おまけ程度の認識で良い。

--[[煌星竜レッドスプライト]]
手元に置くことで[[異魔神]]ブレイヴの召喚を封じる赤スピリット。[[天空の泉]]以上に除去が難しいのが利点。

--[[グリムの天使シンデレラ]]
[[バースト]]を破棄することでアンブロッカブル効果を得る。フィニッシャー候補。
[[バースト]]召喚しやすいがもともとのコストも軽い。

--[[黄昏の竜使いフラウム]]
【[[転召]]】サポートと自身を回復させる能力を持つ。
[[天使長トロン]]と合わせて使いたい。

--[[天使長トロン]]
召喚時にインビジブルクローク効果を得る。フィニッシャー候補。
軽減が多く【[[転召]]】持ちだが転召元の範囲が広いため、比較的簡単に召喚できる。

--[[戦神乙女ヴィエルジェ]]
召喚時にライフを回復させる効果と、11までの素数コストのスピリットをロックする[[天霊]]。
[[天霊]]が相手によって破壊されると手札に戻す常時効果が強力。
[[オク>オリンピアの天使オク]]・[[ヴィエルジェ>戦神乙女ヴィエルジェ]]・そしてLv2の[[ハギト>オリンピアの天使ハギト]]がすべてフィールドに並ぶと、相手のコスト0/1/2/3/4/5/6/7/8/11のスピリットのアタックを封じることができる。
リバイバル版はアタックを封じる対象にアルティメットを含み、また遭遇しやすいコスト13も止められるようになっているが、[[天霊]]サポートを失っているため、どちらを採用するかはデッキコンセプトによって変化するだろう。

--[[エンジェウーモン]]
召喚時に相手スピリットの除去とライフ回復を行う。
相手がスピリットを広く展開していると効率が上がるため、[[定規山脈]](リバイバル版)などなるべく相手が横に広げるように誘導するカードを採用したい。
更に[[天霊]]全体に待望されていたバウンスを含むあらゆる除去への耐性効果を発揮できる。
ライフコストが必要となるため、このデッキ得意のライフ回復で十分にライフを蓄えておきたい。
自分のライフ減少を条件とする【[[バースト]]】との相性も抜群。

--[[煌天使レジエル]]
《[[煌臨]]》を持つ[[天霊]]。
相手アタックステップに《[[煌臨]]》し、スピリットのアタックを封じるのが基本。
Lv3からは手札1枚をBP7000マイナス及び破壊効果に変換できる。
繰り返し使いたい効果だが、コストが高く回収しづらいのが難点。

-高コスト
--[[大天使ヴァリエル]]
召喚時にマジックカードを回収する効果を持つ。
1枚制限だが、トラッシュから複数枚のマジックを回収できるのは優秀。

--[[大天使イスフィール]]
マジックを踏み倒した上で効果を2倍にする。
[[ダブルハート]]や[[光速三段突]]を使いたいところ。

--[[オリンピアの天使長オフィエル]]
召喚時にライフのリセットが狙える[[天霊]]。
[[シユウ]]や[[アーヴァンクル]]とブレイヴすることで完全なアンブロッカブルにできる。

--[[氷の覇王ミブロック・バラガン]]
[[バースト]]で召喚しやすく、召喚時効果持ちの天霊を回収することで有利にバトルを進められる。

--[[巨人猟兵オライオン]]
定番の召喚時デッキ破壊スピリット。
ロックで遅延して相手のデッキ残り枚数が12を切ったら投入するフィニッシャー担当。

--[[機動要塞キャッスル・ゴレム]]
こちらはネクサスが3つあれば15枚のデッキ破棄が可能。
[[巨人猟兵オライオン]]よりもコストが1重いが、フィニッシュに持ち込めるターンが若干速くなる。

--[[砲天使カノン]]
広範囲にパワーマイナスと破壊を叩き込む【[[バースト]]】を持つ。
環境の主流によっては除去しきれないことも多いため、BP10000を超えるスピリットへの対策も同時に用意しておきたい。

--[[ホーリーエンジェモン]]
高い除去力を誇る[[完全体]]。
破壊のたびにライフを回復でき、上限などの制限も無い。

--[[オファニモン フォールダウンモード]]
《[[煌臨]]》条件はコスト5以上の[[黄]]か[[紫]]。ブレイヴも合わせれば達成は容易。
召喚時効果や【[[アクセル]]】を持つスピリットに[[煌臨]]して手札に回収する手段となれる。
アタック時の除去とライフ回復も非常に扱いやすい。

***ブレイヴ [#qb5f724c]
-シンボルあり
--[[シユウ]]
黄ブレイヴの中で最も使用頻度が高いブレイヴ。
広範囲のアンブロッカブルとライフ回復はこのデッキでも強力。

-シンボルなし
--[[イビル・フィッシャー]]
[[天の階]]で回収できないスピリットカードをトラッシュから回収できる。
黄軽減を持つので召喚もしやすい。

--[[エンジェロイド]]
低コストの天霊をリアニメイトする召喚時効果を持つ。
広い合体条件を持ち、合体時効果で相手スピリットを1体ブロック不可にするので使いやすい。


***ネクサス・マジック [#t5892158]
-ネクサス
--[[華黄の城門]]
黄の定番手札補充ネクサス。
手札からの展開手段や【[[アクセル]]】を採用する場合は該当スピリットをオープンするのは避けるようにしたい。

--[[黄金の鐘楼]]
黄のネクサスを守るネクサス。
自分のターン中はネクサス保護効果が機能しないが、準備が整うまで攻撃しないので問題は少ない。

--[[星空の冠]]、[[運命のルーレット]]
ライフ減少時に実質1ドローできる。ライフが増えやすいこのデッキと相性がいい。
また、前者のLv2回復対策効果も使いやすい。
前者はリバイバル版も存在するが、自身の効果でライフを減らす場合はリバイバル前でなくてはいけない。

--[[星宿の障壁]]
低コスト速攻へのメタ及び、スピリットのアタックまたは効果でダメージを受けた際のライフ回復でしぶとく立ち回れる。
複数点ダメージを防ぐ[[跪いて エブリワン]]や[[定規山脈]]との相性が良い。

--[[定規山脈]]
リバイバル前後ともにLv1・2効果はこのデッキとは相性が良くない。
Lv2効果が極めて強力で、[[秩序龍機νジークフリード]]のような効果を受けないスピリットからライフを守れる。
基本的にはリバイバル版を採用する。

--[[封印されし魔導書図書館]]
Lv1から効果による回復とデッキ破棄を完全に封じる。
コスト4かつ軽減3のため配置しやすいのも優秀。
ネクサス対策を入れづらい[[青]]や[[紫]]はデッキ破壊やトラッシュ肥やし、[[秩序龍機νジークフリード]]によるブレイヴサーチが機能しなくなる。
ただしこちらにも影響が及ぶ上に任意解除ができないため、回復カードやデッキ破棄による勝利が狙えなくなる点に注意。

--[[お菓子の豪邸]]
[[天霊]]疲労時に発動するドローエンジン。
[[天霊]]破壊時に手札の「グリムの天使」をノーコスト召喚できる効果も持つ。

--[[天の階]]
優秀な低コストの[[天霊]]スピリットを回収するネクサス。
また、Lv2効果で強力なロックをかけることができる。

--[[天空の泉]]
[[異魔神]]へのメタ効果は自身にも影響するが、[[白魔神]]のネクサスバウンスを封じられる点はこのデッキと相性が良い。
[[異魔神]]へのメタ効果は自身にも影響するが、ネクサスバウンスを封じられる点はこのデッキと相性が良い。
Lv2効果でドローと引き換えにトラッシュの[[天霊]]を回収でき、召喚時効果などの再発揮が狙えるが、強制効果なので通常のドローを行いたい時はLvを下げておかねばならないことや、トラッシュに天霊が無い場合はドローもできなくなるのが欠点。

-マジック
--[[リバイヴドロー]]、[[双翼乱舞]]、[[ストロングドロー]]
他色の定番のドローマジック。
[[黄]]はネクサスや中コストスピリットの召喚時効果など、中盤以降の間接的なドロー効果が多いため、序盤から一気に手札交換をする場合はこれらの採用も考えられる。
特に[[リバイヴドロー]]は[[巨人猟兵オライオン]]の回収手段としても優秀。

--[[ペガサスフラップ]]
攻防ともに使いやすい[[黄]]の回復マジック。

--[[ウィングブーツ]]
防御には使えないが、Lvを上げれば確実にライフを狙える。
2枚目以降の[[インビジブルクローク]]として機能する。

--[[リバーシブルスパーク]]
元々低いBPを逆手に取る、奇襲マジック。
相手の大型スピリットや疲労ブロッカーを始末するために使いたい。

--[[マギアゲフリュスター]]
バースト効果で全体回復、フラッシュ効果でLvバトルにルールを変更する。
系統が統一されている上、ライフゲームでアドバンテージを取りやすいため、バースト効果を使用しやすい。
フラッシュ効果が【[[装甲]]/[[重装甲]]】を無視できることも強み。

--[[セブンスヘヴン]]
使用条件が厳しく使いづらいが、ライフの超回復は魅力的。
低コスト中心なら迷わず採用。

--[[ライフドリーム]]
調整版[[インビジブルクローク]]。
効果発揮にライフがひとつ必要となるが、【[[聖命]]】持ちであれば何の問題もない。

--[[白晶防壁]]
最高クラスの防御マジック。発揮にはソウルコアが必要。
残りライフ1の時点で撃っても意味が無いのが弱点だが、ライフに余裕をもたせやすいこのデッキではカバーできる。

--[[跪いて エブリワン]]、[[リミテッドバリア]]、[[己械人シェパードール]]
コスト4以上のスピリットからライフを守る[[マジック]]/[[アクセル]]。
[[跪いて エブリワン]]は黄のため回収しやすい代わりにアルティメットに非対応、[[己械人シェパードール]]は防がれづらいがコストが他よりも高い、[[リミテッドバリア]]は[[己械人シェパードール]]よりはコストが低いが他色の[[マジック]]のため防がれやすい、などと性能がそれぞれ異なる。
デッキによって相性のいいカードを選びたい。
また低コストスピリットのアタックは止められないので、[[戦神乙女ヴィエルジェ]]などでカバーしたいところ。

**デッキの動かし方 [#p81cc696]
各種メタ効果を持つネクサスと低コストの[[天霊]]で相手のアタックやデッキ破壊などの行動を抑制。
[[戦神乙女ヴィエルジェ]]や[[エンジェウーモン]]を召喚してライフを回復しながら盤面を固める。
ロックが整い次第、こちらからアタックしてライフを削っていくか、デッキ破壊で勝利する。

**このデッキの弱点 [#r09a9d04]
状況に応じたメタカードが分散しているため、相手によって必要なメタカードがうまく揃わなければロックが成立しない事が多い。
特に環境の速度が加速している昨今ではロックをかける前に勝負が決まってしまいがち。
逆にロックを強固にしすぎてこちらの勝ち筋も通せなくなってしまうと意味が無いため、予め勝ち筋を通せるような構築を考えておくこと。

長期戦を前提とするロックデッキ故に当然だが、界放祭バトルなどの短期戦と多勝が望まれる試合形式にはデッキそのものが向いていない。

ライフ回復=ボイドからコアを増やす行為なので[[龍面鬼ビランバ]]は天敵。

**リンク [#h27d28d0]
[[デッキ集]]




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